2013年11月29日金曜日

RadioMobileで伝播解析

ここ数日、夜間、RadioMobileと格闘していた。使い方はかなり説明が面倒なのでRadioMobileでググってもらいたい。今までの移動運用の成功と失敗を、各種アンテナデータと運用地データを入力して解析してみたところ、かなり現実に近いデータを出してきた。

山岳への当て方や、ビームの幅などでも、飛びが全く違う。驚くのはFBなアンテナを使ってもダメな運用地もあれば、こんな場所が!という所も発見できたりする。

これは埼玉県秩父郡長瀞町のデータ、長瀞というのも結構QRVがない場所なのである。地図上で、完全な盆地地形で、高い山などがなく、せいぜい間瀬峠あたりか?とも思っていた。しかし、モービル移動のフレンド局と皆野から熊谷まで140号沿いを55程度であるが、完全QSOできたのである。これはと思って、、宝登山ロープウェイの駐車場をプロットしてみたらどうであろうか。




まずは何故か、モービルホイップでも結構な範囲に飛ぶ。そして21エレを使ってみると、

おおよそ、水色の部分がGPで取れる範囲である。青い部分は八木でないと厳しくなってくるが電波は輻射されている。赤、黄色、緑と出るのであるが、そこまで行くと59+まで振るゾーンである。流石に59ゾーンは少ないようであるが、広域にわたって55ちょいで届く範囲がある。それは23区を突き抜けて、房総半島に達している。秩父高原牧場からQRVする人が多いが、ちょうど、高原牧場を回折して飛んでいくようである。これは鴻巣までのルート

長瀞から発した電波を鴻巣で受けた場合の断面図であるが、直近に高い山があるものの恐らく、副ローブも含んだ輻射だと思うが、山を急角度で駆け上がり、回折している。逆方向もOKなようで双方S6というシミュレート結果である。これを八木に変えるとS9くらいまで振ってくる。GPで取れるのであれば、八木を併設している局はGPで第一声を聞いて、八木を回して来る可能性があり、より取りやすくなる。



これはこの前の東吾妻のデータ。赤城山で反射しているかと思ったら、主ビームは回折している成分がかなり強かった事になる。どうりで呼べど暮らせどなかなか応答がなかった訳である。サイドローブが埼玉方向に向いており、GPでS3八木でS7だったというのもうなづける。市原や入間との交信もしているのであるが、これはあくまで、相手がGPの場合のマッピングであるので、相手が27エレ級のスーパー八木と仮定すると水色のゾーンが一気に広がり、市原や入間とも交信できるようである。








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