2015年5月27日水曜日

青ヶ島リベンジ

 それは、最近、TwitterやLINEといったSNS系のやりとりが多く。メールのチェックが毎日で無くなってしまっていたりするのだが。これは皆さん諸氏、似た様な感じで、マメにチェックしなきゃいけないな等と思っていた矢先の出来事であった。

 仕事も終わり、シャックに入って、PCを立ち上げ、何気にメールをチェックすると。jarl.comに聞き覚えのあるコールサインからメールが入っている。JF1QQA局だ。昨年、赤城に移動した時に八丈島から繋いでもらい、青ヶ島に移動するも、私は交信ならずだった。

事の経緯はこちら。

こちら


で、、、ナニナニ、要約すれば

青ヶ島にいらっしゃるようで、交信したいので、周波数を指定して欲しいとの事。

つまり1エリアのクリア周波数が知りたいとの事だ。送信時間を見るとまだ20分前。こういう事もあるもんだ。

 QRPでのV/UのFMのDXで困るのはクリア周波数。昨年もそこの部分が難しかったようで、赤城に移動していた私を見つけて呼んでいただいたのだが。メインでQSPして欲しいとの事だったが、昨年はよく手順が分からなかった。

 こういう場合は、混雑している1エリアでそこそこのアンテナの局が、クリア周波数を探して、呼びにかからないと、難しい。それは昨年の教訓。クラスタ見ると昨日、佐野のビッグガン局がFMで交信に成功しているようだ。

 まずは、誰か青ヶ島を呼んでないか、VFOを回してみて、呼んでないようなので、これは脈があるかなと思い。とりあえず、50Wフルパワー、プリ感度最大で、丹沢方向でチェックし、関東平野でクリアな、空き周波数を見つけて返信してみた。

 ほどなく、リターンがあり、当該周波数で待機するとの、返事をいただいた。何局かに送っているかもしれないと思っていたのだが、私宛へのリターンであった。

 伊豆諸島はだいたい、ダイレクトビームで入感するので、埼玉からであると、ほぼ180度、真南に向けて待機。

 そして、QRZ青ケ島を発報してみる。

 10分弱くらい様子をみただろうか、、、。

「JF1QQA/1 とれますか、、こちらJ*1、、、」

 ン!?誰か感があったな。
 
 どうも茨城の局のようである。更にビームを探ると170度付近に茨城局でない、キャリアを感じる。

 更に、プリを最大感度にしてみるとQSBを伴っているがメリット5でハッキリ復調してきた。
「JF1QQA/1 青ヶ島村」
とコールとQTHが取れた。ヨシヨシ。これでOKである。

更に、交信をタヌキしてみる。

何?乾電池にモービルホイップだ?

そして、驚く事に茨城の局もGPであると言う。

 昨日のクラスタは最初はSSBで上がっていたので、SSBが可能という事はFT-817か。乾電池出力は。2.5Wだ。以前、藤枝の乾電池のハンディ局と交信した事があるので、海を渡るパスなら、聞こえていれば届くはずだ。Hamlogによれば、方位180度で距離は約、360kmであるようだ。

 余談であるが、昔、ある企画で、青ヶ島に行こうとしていたのだが、断念した経緯がある。青ヶ島村は八丈島から還住丸という船で行くか、ヘリコプターで行くかしかなく、特に船の就航率の問題と手荷物の問題もあって、発動発電機、バッテリー、大型アンテナの持込が難しい。よって手荷物的に、QRPにならざるを得ない理由もあるのである。

さて、

自分のハンディキャップは東京湾に出るまでの50km強の区間を内陸から送らねばならぬ事。海に落とせば何とかなる。

コールサインの「JF1QQA/1」もハッキリ取った。

パイルアップになりませんように。

次のターンで、呼んでみると、

「JH1、、、続けてどうぞ、、、」

結果。

OKであった。プリコミ3段、、。51-51

 タヌキしてみると。各局、ボツボツ呼んでいるようである。沿岸ではGPで取れるくらい強いものの、内陸に入ると厳しい様子である。更に、QSBが有り、RS51からダウンを繰り返す危ないコンディション。そして、呼ぶ局がほとんど聞こえないという、カスカスのHFハイバンドを聞いているような、これが430MHzかと思う、妙な現象が起こった。どうも、キレのいい、大型ビームの局の電波は海に向かって山岳に反射する事なく海に吸い込まれて、消えていってしまい、430MHz独特の反射波を捉えられないようである。一転、茨城、千葉、神奈川の沿岸では、GPでも受けられたようで。GPの局が応答すると、南に向いているビームに入感するという現象。

 いやいや。ここの所の、寒暖差の激しいコンディションから来るダクトもどきもあったのだろうか。氏のWebによると、昨年は6月と私がお世話になった8月のお盆に八丈島と、青ヶ島に渡っており、6月の回では、地デジTVが電波障害で見られなくなる現象が起こる程のダクトが開き、8や6との交信も成立していたようである。しかしながら、私が縁があった、8月のお盆の回では、八丈島で赤城山に居た私を含め、数局。青ヶ島においては、SSBで神奈川のビッグガンがカツカツでやっとだっただったようである。

しかし、今年は、弱いながら、ダクトっぽい伝播が発生し、沿岸各局はFMモードのGPでも交信できたようで、各局交信を楽しんだようだ。




2015年5月26日火曜日

フィルムが上がってきた

GWに撮った写真のフィルムが上がってきた。このタイムラグ。フィルムを撮りきってしかも現像から帰ってくるまで、ポジだと1週間。まずはα7に入っていた分。


さて、米山ツアーの時は頚城エリアの棚田をα7で。
全て、α7+MINOLTA 50mmF1.7 + PROVIA 100

早朝に通過した柏崎市落合地区の棚田。うっすらと雲のように靄がかかって幻想的。



山岳でまだ寒いのに苗代が用意してあった。数週間すれば田植え。


続いて、カシオペアを撮った日。移動運用の後に撮った芝山沼。


元気よく鯉のぼりが泳いでいた


当日10MHzで交信いただいた方用のQSLカードはこの柄
埼玉LA11柴山沼




2015年5月23日土曜日

430MHzのSWRが高い

25エレ×2を上げてからどうも、不思議でならなかったのがアンテナSWR。通常は1.1以下に収まっているのだが、日によって突如1.4とか示すようになる。疑わしいケーブルは全部補修して。後は一番やりたくない、プリアンプ直下の一番長いケーブルの終端。ここを作り直すには、タワーに上って、ムチルを剥がして、頑丈に固定してあるラインを外して、ケーブルを地面レベルまで下ろしてと。とてもとてもやりたくない。極端に上がる訳でもないし、大概はすぐに1.1以下に収まるので、1年以上放置してあるのであった。

そして昨日とうとう原因が分かった。どうも雨が降ったりすると、SWRが悪化する傾向にあるようで。しかも雨中という訳ではなく、雨が降った翌日とかが特に悪い。ここの所断続的に降っている。朝の時点で、1.1と抜群であったのであるが、夜、CQを出そうと思ったら1.4。出られない事はないが、精神衛生上あまりよろしくない。

Nコネのリグ側をいじってみたり、アンテナをローテートしてみたり(これで直る事もある)、やってみたが、ふとした事で突如1.2くらいまで落ちた。

ン?と思ったらプリアンプがON状態でリグからの信号を受けるのコントロールケーブルが外れ、キャリコン動作になっていた。いやいや、リグの後ろをいじっている時にスタンバイジャックが抜けてしまったようだが、保護回路が入っている直下プリだから無事だったが、強制スタンバイのプリだったら一発、昇天であった。

さて、ところで、どうもプリが、キャリコン動作するとSWRが落ちるようである。コントロールケーブルを繋いで強制スタンバイ動作にすると、送信時のSWRが上がる。

う~~ん。

ケーブルは全部直した。昨年アンテナを上げる前のアンテナ単体テスト時についてなかったのは直下プリ。直下プリは室内で、動作チェックを行った。

これは、高周波リレーが調子悪いかな。リレーの挿入でSWRが1.5くらいになる場合があるって聞いた事あるので、その言葉がよぎった。なぜ、キャリコン動作でSWRが落ちるのか??であるが、多分、キャリコン回路に高周波が回る事によってみかけの同軸長が変わって、定在波の腹の位置がシフトしたのではないか。

何となく読めてきた。川越の説明に、

「防水は完全ではありませんが、水抜きのためです、コーキングはしないで下さい」

と書いてあった。アンテンのプリと違って、川越のプリは一見防水がチープなように見えるが、考えとして、下向きに水が抜ける構造のようである。

多分。雨が降った翌日で内部、特に高周波リレーの接点周りが、微妙に結露しているのではないだろうか。極端に悪化しないのは本当に微妙な湿りなのだろう。もしそうだとしたら、風が吹いているから、一晩置いて、乾いて接点が良好になって、SWRが落ちていれば・・・・


果たして、ビンゴであった。今朝、測定したら、昨日と同じ周波数で1.1以下。微妙に動くSWR値もアンテナのカタログの山と同調している。(これが定在波が立っていると、同軸長でシフトするようになる)。

う~~~ん。プリの故障じゃないよな。川越的には、多分そんな仕様なので問題ないとか、言われそうだし。とりあえず様子を見てみるか。


川越の430レギュラータイプのLNA。この位置まで修理に行って、「何でもない」となると、かなり体のダメージがでかい。もう散々やっているので、しばらく様子を見る。バタつくようなら修理だな。

川越のプリは30dbとなっているが実測値で、公称値であるアンテン等の20dbタイプのプリ2段に相当する。リニアアンプも川越(認可50W機)を使用しているので、リニアにもオマケ的に卓上15dbタイプが入っているので、上2段下1段で、アンテナが4本上がらない部分をカバーしている。

実力は、DX波が浮くのはもちろんであるが、通常交信においても、横浜や千葉といった、海岸に居るハンディ機を富士山反射で捉える事ができる。ノンプリでは、S0。つまり「全く」聞こえない。そういった弱いQRP信号が耳Sで55くらいまでは浮き上がる。

難点は「電子耳」なのでカブりに非常に弱い。コンテストの時などは、山岳から50W波が多数出るので、回り込んでしまって全く使えない。こればかりは少ないエレメント、スタック数でゲインを稼いでいるので、どうしようもない。アンテナの素子数、スタック数を増やして、基本性能を上げるしかない。






2015年5月17日日曜日

21MHzがオープンした。

今日は21MHzが良く開いていた。
ハイバンド特有のCQを出そうと思っても、知らぬ所でカブっている状況。先週は50MHzを逃したので今日は、自宅から八木で200W、、、。完全に開けば1Wでもガンガン飛んでくるのが21MHzであるが、午前中はローパワー局は少々厳しい状況。それでもQSBのヤマではガン!と振ってくる感じであった。
今日はお通夜が入っているため、なかなか、ゆっくりと腰をすえてやる時間もないのであるが、それでも、午前中CQを出して10局ほどできたので良かったかな。午前中はほとんどが6エリア、状況が良いと4も聞こえたようである。韓国1局。6Kって韓国の記念局か、、。


2015年5月16日土曜日

485系、181系のフレンドリーヘッド/テールライトデコーダーの調整


 久々に鉄道模型を出してみると、色々不具合がある。どうもKATOから出た、485系と181系の先頭車のフレンドリータイプのDCCヘッド/テールライトデコーダーの調子が悪いようなので、調整。
 
 当初コマンドステーションのプログラミングトラックに載せてDT402でCV値書き込んだが、どうも車体が軽いからか、導通不安定で、上手くいってないらしく、DCCはヘッドライト付き車両は車体向きが決まっているので、なかかなか面倒。

 そこで名案。ワニ口で車輪をつかんで、PR3とJMRIについているDecorderPROで書き込み。すると、すんなり書き込みができた。走行レールでのテストも、動力車でないので、レールから電力をワニ口で引っ張って、前後の方向性を合わせる。

 181系はボンネット型先頭車でCV61を使うが、485系300番台初期型混結編成は、ボンネットと電気釜の先頭車を組み替えて組成するのでCV62に動力車と先頭車4両を登録。向きを合わせる。
 
 レール上だと、先頭車がガンで上手くいかず、前回発火事故も起こしたが、ワニ口で車輪を押さえて導通を完璧にしてやったら、なんなく、テスト終了。ボヤで済んだが、危うく全焼って所だったので、もういじらない。




2015年5月15日金曜日

新潟レイアウト再始動


ゴールデンウィークも終わって、趣味の時間は、昨年は無線の土木工事が目白押しであったのであるが、その間に新潟レイアウトの方はレールの準備が着実に続き。ほぼ、在来線本線部がYポイント1基を残すのみと。揃った。ターンテーブル部のみ、TOMIXにするはずだったがKATOから発売になったので、KATO製を数ヶ月分の予算を投下して入手。

前の記事でも書いた通り、壮大すぎて、色々問題を生じたので、今回大幅見直しとなった。この倉庫の窓から出せるサイズでL字には固定しないという手法で。足をキャスター化して、スライド、メンテナンスを可能にする、、、などなど、、、計画は色々。設計図完成はもうちょい時間を貰いたい。


いつの間にかKATOから販売になっていたターンテーブル。以前のような欧州からの輸入品ではなく、KATO製、ユニトラックである。接続試験しかしていないが、なかなか、動作も良い。


1年近く動かしていないと、色々トラブルが起こる。CTCセンターも接続の確認とを行う。電車でGO運転台が、ワンハンドルタイプも動作するようになった。Locotoolsの設定で、Windowsでなくて、Playstationを選べば良かったようである。アダプターも問題のあったエレコムではなく、怪しいサードパティ製のやつに変えたら何の問題もなく動作。何だったんだろう。

以下、今回の、試運転の模様の動画を掲載する。

















2015年5月11日月曜日

さようなら485系新潟T18編成

T18編成返却回送 4灯側より 2015.05.11
高崎線 鴻巣-北鴻巣
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200(200mm)F2.8


新潟の485系T18編成といえば、国鉄色をまとい、「いなほ」「北越」といったレギュラー特急運用を担いながら、「ムーンライトえちご」で上京したりと。人気があった編成である。片側に4つ目の1500番台を連結しているのが特徴で、このクハ481-1508はシリーズで唯一、北は北海道、旭川から、南は鹿児島、西鹿児島(現鹿児島中央)まで、電化区間の最北と最南端への入線経験がある車両である。

今回、「いなほ」のE653系化と、北陸新幹線の開業による「北越」の廃止、連絡特急として設定された「しらゆき」にはE653系の4両付属編成が充当された事により、5月いっぱいで、用途廃止となる事が決まったようである。実際の「さよなら運転」は新潟で月末に予定されているようであるが、名残を惜しむように、「足利大藤まつり号」として、水戸-足利間の交直セクションのある区間での運用車両として、首都圏に貸し出された。

8日間に渡る「大藤まつり号」としての運用は5月6日に終了して、しばらく尾久に留置されて訓練などに利用されており、新潟へ帰る日が注目されていたが、いよいよ今日、新潟へ帰る事になったようだ。しかも日中の運行で、昼休み時間帯だったので、変則的に仕事をシフトして、撮影に向かった。

先日、両毛線でも撮っているが、やっぱり最後は4灯側を正面から大きく撮ってみた。

まだ早いけど、「さようなら485系1500番台。国鉄色」




北越6号 3灯側より 2014.12.23
信越本線 越後岩塚-塚山
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200(200mm)F2.8



2015年5月10日日曜日

大型連休最終日は

実際には大型連休は6日で終わっていたのだが、今年は母の日の10日まで繋がっているかのような感覚であった。6エリアから来ている夏男殿は、本日帰るようなので、最後にヒガハスでカシオペアを一発撮ってから帰るとの話で、蓮田で待ち合わせする事にした。


 時間に余裕があったので、芝山沼で(白岡市JCC#1346 LA-埼玉11)、モービルホイップでお手軽移動運用。どうも午前中に21MHzの移動局と繋がっていたので今日は夕刻からオープンの予感がしていたのであるが、14時台ではその兆しもなく。21MHZのフォーンでCQ出すも空振り。
 仕方がないので、ローバンドに振って、10MHz。10MHzは2アマ以上しか出られない筈なのであるが、こういう、JCCサービス系の移動局にもよく声がかかるので面白い。


QRSでコールサインを取るのがやっとの、ヘタクソなCWを叩いて、16局ほど。



ログはどうもイマイチ、紙ログでないと上手くいかない。あとでHamlogに入れてみると、2回目だったり、他のバンドで会っていた利する方が呼んでくれたりするのが、紙ログだと分からず、、、。


 さて、本命のヒガハス。余裕を持って着いたので、良い場所は取れたが、次々に人が集まってきて、ざっと60人ほどに膨れ上がった。しかし、寒いこと、寒いこと。カシオペアが人身事故の影響を拾って上野発が1時間ほど遅れた事も相まって、強風と砂埃が舞う中でかなり待たされた。
日もだいぶ低くなってきた頃やってきた。ちょっと空が不気味な空色である。


α77 + KONICAMINOLTA 17-35 F2.8-4


しかし、このカシオペアを待っていた2時間ほどの間で6mがGW名物の大オープンして、しっちゃかめっちゃかになっていたとは、タイミングが合わず。いや、セオリーどうり、テツをやってる時は無線を忘れれる。無線をやってる時はテツを忘れる。を守らねばロクな事ないので、、。
ちょい、今回やらかしてしまった。周囲の人、すみませんでした。


2015年5月5日火曜日

新潟米山エリア撮影ツアー(1)


 今年のGWは色々と予定が多い。6エリアから夏男殿が上京してきたのであるが、ちょっと撮影旅行へ行こうという話しに。最初は群馬か栃木界隈で軽くという話であったのだが、わざわざ遠方から来てくれたのだから、なかなか行けない所へ、更に、更に遠くへと。計画が変更になり、結局、ある程度ロケハンが済んでいるという部分と。意外とネタになる列車が多いという事で、信越本線の米山付近の海沿いの区間と、長鳥駅周辺の山越えの区間へ行って見ようという事になった。旅行者向けの観光目的の列車だから当然なのであるが、どうも早朝、7時ごろ、午前中に列車が色々動くようである。



 早朝2時半に埼玉を出発して、湯沢で関越道を降りて、お得意の山岳区間へ入ってくる。昨年、VM4の慣らしドライブで通った、国道353号の「酷道」区間。十日町から柏崎市域に入ったあたり、落合地区の棚田区間である。
 新潟の平地では田植が始まったようであるが、この付近の棚田は苗代は用意してあるが、水が張られている田んぼは、どうも固いようで、水を張って冬越しした田んぼのようである。


 ここで運転を夏男殿と交代する。BP4のターボモデルで撮影地を回ってるだけ、あって、かなりのハイペースで、峠を抜けてゆく。自分はそこまで、追い込まないのだが、ハイペースで走ると、色々なインプレが聞ける。どうも車体剛性はBP4とくらべるとずいぶん良いよう。気になる点は、電動ステアの違和感、ケツがバンプするなど。スバルの場合、フルモデルチェンジ後の、初期ロットのA型はサスが硬めのセッティングの車が多いようであるが、この車もご他聞にもれないようである。助手席に乗っていると、

「結構、硬いなぁ」

 という印象。特に後輪。ハイペースで、ギャップを超えたり、コーナーでグレーチングを踏んだりすると、荷物が

「ガッチャン」
 
と跳ねる音がする。



 さて、やって来た。まず。1箇所目は鯨波~青海川のポイント。ドラマ。高校教師の最終回のエンディングで旧新潟色の115系がコーナーを曲がっていくシーンの場所だ。夏男君自作のダイヤグラムが役に立った。赤が特急とネタ列車。黒が普通列車。ちゃんと距離軸と時間軸が正確で分かりやすい。

 さてと、撮影。前日が雨だった事もあって、生憎の曇り模様であったが、少しずつ晴れてきた。最初の数本は曇りの中の撮影になったが、485系R編成を使った臨時列車がやって来る頃には。青い空が覗いてきた。


 信越本線 青海川-鯨波
α77+SONY DT35mmF1.8




 数本撮って米山俯瞰に移動。かすかにではあるが、立山連峰が見える。黒井駅付近のコンビナートもはっきり見える。普段、なかなか見えないようで、雨の後の晴天でチリが少なかったのだろうか。
 先ほどの485もそうだが、空の青を出そうとしたり、山を浮かび上がらせようとすると、どうもアンダー気味になってしまった。スマホの画像を見ると山が飛んでいる通り、カメラが測光した出た目のままだだと、イマイチで、アンダー気味にしてゆかないと山が浮いてこない。


立山連峰をバックに立夏の海岸をゆく

信越本線 米山
α77 + MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200 F2.8



 ここは米山の展望広場という場所であるが、ちょっと振り向くと面白いものが、スマホのカメラなので、見えるかどうか、微妙であるが、信越本線の旧線の廃線トンネルが見えるが崖くずれでガレて埋もれている。青海川駅が崩れて復旧に時間がかかったのが記憶に新しいが、海岸の断崖下を行く区間は崩れやすいようで、トンネルで新線に付け替えられているようである。

やはり今日は、遠方が見える。このカメラでは厳しいが、左奥に柏崎刈羽原発が見える。







新潟米山エリア撮影ツアー(2)

 米山から引き返し、最終目的地の来迎寺付近へ向けて信越本線を下って(実際には山を登って)行く事にする。
 まずは、米山-笠島で、越乃Shu*Kuraを撮る。Shu*Kuraは昨年登場のジョイフルトレインで、年間を通したデストネーショントレインとして運転される。越乃Shu*Kura、ゆざわShu*Kura、柳都Shu*Kuraとあるようであるが、北陸新幹線、上越妙高を起点に、えちごトキめき鉄道に乗り入れ、直江津~長岡~十日町の越乃Shu*Kuraによる運転が定番のようである。

 Shu*Kuraは、キハ40がベースながら大きな窓が特徴で、びゅう商品として販売される1号車は、食事が提供されるほか、地酒が出る(未成年には提供されない)ようである。ちなみに青海川では往路8分。復路19分の長時間停車が設定されているようで、今日みたいに天候のいい日は抜群の散歩日和。


大型連休、海へ

信越本線 米山-笠島
α77 + SONY DT35mmF1.8


α77 + KONICAMINOLTA 17-35 F2.8-4



 さらに戻って笠島。夏場は海の家が建ち、海水浴客で賑わう。
 前述のように海沿いの危険箇所は、過去に新線に付け替えられたようであるが、集落がある場所では、旧駅に接続している。ここもそういった感じの谷間の小さな駅。青海川駅で降りた事のある人なら分かると思うが、国道は遥か上の付け替え区間を大きな橋梁と、トンネルで抜いていく。信越本線は海側の低い位置をトンネルで抜いている。駅付近で接している道路は旧街道のようで、なんとなく赴きがあるが、やはり狭い。集落を出ると、これまた峠道みたいになるのであるが、これが凶悪に狭い。国道とは、集落毎に、連絡路で繋がっているようである。


旧街道をゆく

信越本線笠島
α77 + SONY DT35mmF1.8


 続いて、山の方へ移動して、長鳥の所の峠越え区間。どうにもいわゆる長鳥俯瞰は、見逃してしまったようで、塚山-長鳥のアウトカーブから狙える直線でド正面からブチ抜く事にした。


峠をゆくE653系「しらゆき」

信越本線 塚山-長鳥
α77 + MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8


 続いて、12月に雪の中で狙った、塚山駅の長岡寄りのポイントに行って見たのであるが、あの日は雪で太陽が出てなく、雪の照り返しで車体にまんべんなく光が当たったので上下列車が撮れたのであるが、今日は晴天で、完全逆光。更に進んで、越後岩塚-来迎寺。すでに光線的にエロい時間となったがイマイチ、エロさ加減が出ない。


峠に差し掛かる115系

信越本線 来迎寺-越後岩塚
α77 + MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8

 もう、日暮れリミットが迫って来た。越乃Shu*Kuraの復路。ロケ的には雪を抱いた八海山が見えて非常に良かったのであるが、アァ、微妙に側面に光が回りこまない。正面のみに日が当たる、半逆光。バックも住宅街でイマイチかな。


八海山をバックに

信越本線 前川-来迎寺
α77 +  MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8


 気を取り直して、信濃川を渡った箇所で、ラストの撮影、水鏡が波立って微妙。架線柱も位置が。後追いだし。エロい光なんだけど、顔面に白のピークが出てしまった。今日はアンダー気味だったのに、珍しくオーバー。
 でも、偶然、2両編成だから、ピッタリ水面に映って、良かったのかな。


夕暮れの水田地帯をゆく

信越本線 前川-来迎寺
α77 SONY DT35mmF1.8



もう日暮れになったので撤収。

「山の上のTV中継所みたいですね。」

 と夏男君に言われたが、今までの経験から、無線と撮影を両方やろうとすると両方ポシャるので、VUアンテナとHF/6mのアンテナ各種を積載してきて、移動用の24Vバッテリーも積載していたが結局使用せず。出ていた電波と言えばAPRSによる位置情報発信のみである。万一、ビッグオープンしたら1局、2局やろうかと思ったが、リグの電源を入れる時間もなかった。

 さようなら、、、0エリア、また今度は夏あたり、会いましょう。


越後川口SAにて、帰りは信濃川の向こうの夕焼けと、赤く染まる、雪を抱いた山々が綺麗でした。




おわり。(つづく??)





2015年5月2日土曜日

標準画角、単焦点

実はα7フィルム機を手に入れてしまったのは、偶然であって。本当はコレが欲しかった。

SONYの単焦点 DT 38mm F1.8 SAM

 今までは広角は、デジタル対応の17-35mmF2.8-4(コニカミノルタ)か、学生時代から使っている35mmフィルム機時代の製品の28-105mmF3.5-4.5(ミノルタ)の、ズーム系レンズで撮っていたのであるが、80-200 HIGH SPEED APO F2.8 と比べてしまうと、どうも解像度が甘いのが気になる。フィルムの時はさほど気にならなかったのであるが、どうもデジタル、特にα77になってから、どんなにピントを合わせても、シャッキリしない感じがする。

 SONYのラインナップからすると、望遠系のGレンズに対して、プレミアムタイプの広角ズームはカールツァイスになるのであるが、お値段は10万円から。これはズームも単焦点も、プレミアムタイプ同じような値段で

「うぅ~~~ん」

と考えていたのであるが、夏男君より、

「腐っても単焦点。」


「一番安い「釣りレンズ」でも楽しめますよ。使ってみたらどうですか?ちょっとした高級ズームに迫る描画だと思います。」

との事だったので、APS-Cサイズで、ほぼ、標準画角の38mmタイプを手に入れた。
価格は16Kほど。10万円以上するツァイスからすれば、とりあえず、どんなものかと、気軽に使える。各社この手のレンズは単焦点入門用として安く提供しているようで1万円ちょっという所なのだがSAM駆動だからか。SONYは、ちょい高めである。

実戦で使い込んでいないので、性能の程は定かでないが、インプレは使い「込んで」みて。ちょっと嵌めて、覗いてみた所、開放していった時に簡単にボケるのがいい。

ただ、このレンズの難点はDTシリーズといってAPS-C専用設計で、35mmフルサイズCCD機や、フィルム機には対応していない。その分。割り切った設計で値段を安くしているのであろうと思うのだが。ちなみにピントは前述のとおり、SAMといって、レンズ内臓のステッピングモーターで駆動する。ツァイスタイプのように、超音波駆動のSSMではない。


あ、あ~~35mmフィルム機に嵌らないのかと、ガッカリしていたら中古で見つけてしまった。ww

AF 50mmF1.7(ミノルタ)、

ミノルタ時代の製品で、デザイン的に手持ちの28-105ズームと同時期の設計っぽい。28-105を持っているので、懐かしさを感じながらも、なんとなくシックリした印象。α7以前のモデルなので、AF駆動はカメラ本体からのシャフト駆動である。

フィルム機用なので当然α7にも使えるし、α77やα7デジタルでも使える。結局APS-C機で使えるレンズとしては、38mmと50mmの2本の単焦点がラインナップに加わった。

SR-T101は50mmのMCロッコールがついているが、単焦点標準画角ってのは面白い。もちろん2本のズームでデジタル機、フィルム機共に、広角~望遠に繋がる80mm域まではカバーしていたのであるが。デジタル機や、AF機用の単焦点がなかったので、これでGWは少し楽しめるかな。