2015年5月27日水曜日

青ヶ島リベンジ

 それは、最近、TwitterやLINEといったSNS系のやりとりが多く。メールのチェックが毎日で無くなってしまっていたりするのだが。これは皆さん諸氏、似た様な感じで、マメにチェックしなきゃいけないな等と思っていた矢先の出来事であった。

 仕事も終わり、シャックに入って、PCを立ち上げ、何気にメールをチェックすると。jarl.comに聞き覚えのあるコールサインからメールが入っている。JF1QQA局だ。昨年、赤城に移動した時に八丈島から繋いでもらい、青ヶ島に移動するも、私は交信ならずだった。

事の経緯はこちら。

こちら


で、、、ナニナニ、要約すれば

青ヶ島にいらっしゃるようで、交信したいので、周波数を指定して欲しいとの事。

つまり1エリアのクリア周波数が知りたいとの事だ。送信時間を見るとまだ20分前。こういう事もあるもんだ。

 QRPでのV/UのFMのDXで困るのはクリア周波数。昨年もそこの部分が難しかったようで、赤城に移動していた私を見つけて呼んでいただいたのだが。メインでQSPして欲しいとの事だったが、昨年はよく手順が分からなかった。

 こういう場合は、混雑している1エリアでそこそこのアンテナの局が、クリア周波数を探して、呼びにかからないと、難しい。それは昨年の教訓。クラスタ見ると昨日、佐野のビッグガン局がFMで交信に成功しているようだ。

 まずは、誰か青ヶ島を呼んでないか、VFOを回してみて、呼んでないようなので、これは脈があるかなと思い。とりあえず、50Wフルパワー、プリ感度最大で、丹沢方向でチェックし、関東平野でクリアな、空き周波数を見つけて返信してみた。

 ほどなく、リターンがあり、当該周波数で待機するとの、返事をいただいた。何局かに送っているかもしれないと思っていたのだが、私宛へのリターンであった。

 伊豆諸島はだいたい、ダイレクトビームで入感するので、埼玉からであると、ほぼ180度、真南に向けて待機。

 そして、QRZ青ケ島を発報してみる。

 10分弱くらい様子をみただろうか、、、。

「JF1QQA/1 とれますか、、こちらJ*1、、、」

 ン!?誰か感があったな。
 
 どうも茨城の局のようである。更にビームを探ると170度付近に茨城局でない、キャリアを感じる。

 更に、プリを最大感度にしてみるとQSBを伴っているがメリット5でハッキリ復調してきた。
「JF1QQA/1 青ヶ島村」
とコールとQTHが取れた。ヨシヨシ。これでOKである。

更に、交信をタヌキしてみる。

何?乾電池にモービルホイップだ?

そして、驚く事に茨城の局もGPであると言う。

 昨日のクラスタは最初はSSBで上がっていたので、SSBが可能という事はFT-817か。乾電池出力は。2.5Wだ。以前、藤枝の乾電池のハンディ局と交信した事があるので、海を渡るパスなら、聞こえていれば届くはずだ。Hamlogによれば、方位180度で距離は約、360kmであるようだ。

 余談であるが、昔、ある企画で、青ヶ島に行こうとしていたのだが、断念した経緯がある。青ヶ島村は八丈島から還住丸という船で行くか、ヘリコプターで行くかしかなく、特に船の就航率の問題と手荷物の問題もあって、発動発電機、バッテリー、大型アンテナの持込が難しい。よって手荷物的に、QRPにならざるを得ない理由もあるのである。

さて、

自分のハンディキャップは東京湾に出るまでの50km強の区間を内陸から送らねばならぬ事。海に落とせば何とかなる。

コールサインの「JF1QQA/1」もハッキリ取った。

パイルアップになりませんように。

次のターンで、呼んでみると、

「JH1、、、続けてどうぞ、、、」

結果。

OKであった。プリコミ3段、、。51-51

 タヌキしてみると。各局、ボツボツ呼んでいるようである。沿岸ではGPで取れるくらい強いものの、内陸に入ると厳しい様子である。更に、QSBが有り、RS51からダウンを繰り返す危ないコンディション。そして、呼ぶ局がほとんど聞こえないという、カスカスのHFハイバンドを聞いているような、これが430MHzかと思う、妙な現象が起こった。どうも、キレのいい、大型ビームの局の電波は海に向かって山岳に反射する事なく海に吸い込まれて、消えていってしまい、430MHz独特の反射波を捉えられないようである。一転、茨城、千葉、神奈川の沿岸では、GPでも受けられたようで。GPの局が応答すると、南に向いているビームに入感するという現象。

 いやいや。ここの所の、寒暖差の激しいコンディションから来るダクトもどきもあったのだろうか。氏のWebによると、昨年は6月と私がお世話になった8月のお盆に八丈島と、青ヶ島に渡っており、6月の回では、地デジTVが電波障害で見られなくなる現象が起こる程のダクトが開き、8や6との交信も成立していたようである。しかしながら、私が縁があった、8月のお盆の回では、八丈島で赤城山に居た私を含め、数局。青ヶ島においては、SSBで神奈川のビッグガンがカツカツでやっとだっただったようである。

しかし、今年は、弱いながら、ダクトっぽい伝播が発生し、沿岸各局はFMモードのGPでも交信できたようで、各局交信を楽しんだようだ。




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