2015年6月28日日曜日

5エリア6月の部

6月の27、28と四国遍路に行ってきた。前回、愛媛県、南宇和郡、愛南町、南レク御荘公園の前で区切っているので、前日松山に飛行機で飛んで宇和島に前乗りして朝一番のバスで愛南町に入った。色々調べたが、閑散期の飛行機、宿のパックが安いので、宇和島駅前の宿に連泊した。

LCCは遍路杖が室内に持ち込めないので、手荷物料金取られると割高。次回または次々回からは、また、夜行高速バスが使えるだろうから。ここは、四国の反対側。一番遠く、行くだけで大変である。

宇和島連泊を選んだのは、愛南町までの区間は、バス路線の幹線が走っていて、本数が、毎時1本はあるので、万一のギブアップ時は、バスでエスケープして、宇和島に戻ることにしていた。正直宇和島までの距離が45kmもあり、正直、無茶な距離。しかし、ここでこれを稼いでおかないと、41番にたどり着いた所で予土線の駅なので、色々不都合なので、予讃線沿線まで、足を進めたい関係で、全区間で無理がある場合、初日に無理をしておいた方が良い。

愛南町でJCG#38012/FでCQを出すも
壮絶空振り。そりゃないだろう。
ここんところ7MHzのコンディションが悪い。
ワッチしていても、1エリアの局がQSBをともなって入っているのと
HL(韓国)の局が入感するのみ。クラスター見てもいけてない。
QRPとはいえ。壮絶空振り伝説更新。
埼玉でこのセットの試験したときは、
地元でそこそこ呼ばれているのでシステムの問題ではない。


愛南町で空ぶった代償はでかい。
小雨もふりだし最悪。
山道はあきらめ、国道をゆくが、長いトンネルが心配だったが
松尾トンネル以外は人道トンネルが新たに掘られていて
感動する。お遍路さんのためかそれとも
チャリラーのためか。原付は通れない、これは感動

内部を見ると2000年代の開通らしく、車道より新しい。
人道トンネルって結構あるのだが、これは断面が大きい。

休みながら歩くが、天候が雨となり、厳しい状況となる。

それでも時々みせる、入り江、漁港がすばらしい。
真珠の養殖をしているようである。養殖の生け簀が沢山ある。


高知では宇和島まで100km台の表示が出ていたが
松山まで100km台の表示となった。
もうここまで30km近く歩いてるんだけど。
二段目表記が西予市になっているが宇和島市に入っている
明日はその34km先の西予市まで行く。
駅の横が市役所だから、ほぼ、明日の行程の距離に近い。
朝の愛南町の1時間が痛い。もう日が暮れ始めた。


結局20時半まで、無理して残業して歩いて、宇和島のホテルまで歩ききった。
昨日無理したおかげで今日の行程は20kmほどとカナリ短縮できた。
途中に峠があり、歩行速度が落ちるが、心配ないだろう。

素泊まりで、何時でもチェックイン/アウトできる
ビジネスホテルは区切り打ちには便利である。

2日目は一転、晴天。5エリアらしい田園をゆく。

今回は龍光寺と仏木寺を打つ。
西予市の中心部の卯之町まで行って明石寺も
打ちたかったのであるが、行程上、厳しそうなのと、
次回の打てず遍路を防ぐため、あえて残す事にした。
仏木寺の大師堂でこの旅のお別れの、挨拶の読経をしておく。

仏木寺からは、一転。山道を行く。石畳があったり。
比較的整備された感じの山道の遍路道である。

歯長ずい道。
マイナスイオンに包まれたクラシックなずい道。
ここの区間は、やはり足場が悪いので遍路道でなく。
クラシックなずい道を行く。

前述の理由でなんとか予讃線には辿りつきたかったので、
明石寺は残し、西予市の卯之町駅についた。

14時50分。飛行機は19時なので、
旧予讃線経由の普通列車で予讃灘線をゆく。
ロングシートのキハ54だが、皆さん知っているようで、
海が見える山側に座る人が多い。
晴れたのは久しぶりらしいが、窓に伊予灘が広がる。

初日の結果。46kmを歩いて6万歩であった。




夕闇の松山空港から飛び立つ
さようなら5エリア次回はいつか。
次は予讃線卯之町駅出発。
無理をしなければ大洲。無理して内子まで足は進めたいが。









2015年6月21日日曜日

東牟婁郡太地町

田植えがはじまり忙しかったのだが、やっと終了したと思ったら、今度は色々な役回りで多忙。
んな、訳であるが。

伝播実験でお世話になったJR2UBWさんから、連絡があった。なんでも、和歌山の漁港から430MHzFMモードで出るとの事で、6月21日の262スケジュールとの事。

夜の寝オチが早かったり、日曜はCWのロールコールがあったりなのだが、せっかくインフォメーションをいただいたので、ワッチしてみる事にした。

なんでも、アンテナは私が使っているのと、同じ、ダイヤモンド改の21エレでベアフット出力(おそらく35W)で出るとの事であった。


まずは20時からの7エリアのスケジュールに出てコンディションを把握してみる。7エリアは2局。石巻と、登米市。いつもはガツン59振って来るのであるが、どうもこちらの受けが悪い。59で帰ってくるのだが、55振れるのがせいいっぱい。どうもウチのアンテナは送りと受けが一致しない事が多い。今日は送りは良いが受けが悪い。もちろん先方のアンテナの方がFBなのであるが、それでも59振ってくる事はあるので。なんとなく幸先が悪い。

さて21時、西方面のスケジュールになった。この時点で東牟婁郡太地町に移動しているとの情報を入手。西方面の開局は太地町だけのようで、これはワンポイント狙いとなった。

まずは、センター局が呼ぶが、
アリャ?
とりあえず、足立区がガッツリのようで、常時入感しているようだが、ほか5局ほどの埼玉の参加局には、厳しい状態。
MC局の後に、一発目のデカい浮き、これは強い。応答するが、すぐに落ちてしまう。

2回目。小さい浮き。これは、小さいながら、持続性があり、コール交換まではいくものの、RS交換まで行くと落ちてしまう。交信ならず。

他局もコールは交換できるがRSが交換できないというイライラする状況が続く。

どうも、県南各局と、浮きの周期が違うらしく、また、ビームパターンも微妙に数度違うようである。

1時間が経過22時台。全く入感しない。

もうダメかと思った。もはやCQも出てないのかと思った15分すぎ、突如小さいながら長い浮き。なんとかネジこんで、RS交換が成立した。ここでコンディションが上がったらしく、立て続けに埼玉局の交信が成立する。

ちなみにこの後、SSBに移ったようだが、SSBで聞いてみると安定の59。こんなにも違うものかと思ったが。コンディションも上がっているし、やっぱりSが弱くなっても、蚊の鳴くような音で聞こえるのはSSBならではか、、。

いやはや、UBWさん、長時間におよび、CQを出していただきましてありがとうございました。


ちなみに事前にアンテナデータをいただいていたので(というか、当局の移動用アンテナとほぼ同じ)なので、詳細シミュレートができそうなので、Radiomobileで解析してみた。

結果。驚く事に本当の結果となった。MY53-HIS51での交信であったが、私の方は、ピーク値ではなくアベレージ値で、しかも言い換えると混乱するので、終始51を送った手前、ピーク値は55以上あったと思われる。

和歌山東牟婁郡からの信号分布。51ゾーンながら、20エレ級で、1エリア広範囲で受信できたようだ。

私からの送り波。たかが15Wされど15W。やっぱりこちらからの送りが強いレポで正しいようだ。




伝播経路。なんか地球が丸い(笑)
空に点線があるのは直線距離にない山で回折しているという事である。主成分の他にマルチパス合成成分があると、表示されるのだが、入感した電波はこの高山の回折波である事が分かる。この高さから。富士山であろう。高い独立峰はよく回折するというが、典型例であろう。




2015年6月20日土曜日

赤城山で超絶空振り

今日は、赤城の鍋割山にローカル局2局が登山しているというので、私もロケハンがてら、赤城まで上る事にした。そういえば、FT-817のHF乾電池QRPセットのテストもしたいので、ローカル局が山から下りてくるまでの間。テストをしていようと、、。

結果。大失敗。オールアジアンコンテストのCW部門が行われており。メジャーバンドは大QRM。比較的空いてると思った7MHzも、聞こえない所にDX信号ある。WARCバンドしかないと思って、10MHzを覗くも、壊れているんでないかと思うほど静か。CWができるような人はDX相手にコンテストに夢中なのか。

追い討ちをかけるように赤城山のこの位置は前橋市になっていて、QTHのJCC#1601 は雑魚QTHの中の、雑魚QTH。(前橋局が自ら言っていたのでいいだろう)。30分叩いて、電池がヤバくなってしまった。おかしぃなぁ。吉見で出た時は、ポロポロながら呼ばれたのだが。交信があれば相手のターンで、電波が止まるので電池の消耗も緩やかだが、空振り続けると延々と電池を消耗する。だいたい2.5Wで乾電池で1時間がいい所らしいから、30分で微妙になりはじめたのも、あながち嘘ではなさそうだ。CWはSSBと違って、FMと同じで、5Wといったら5W。2.5Wといったら2.5W。フルに出るので消耗が激しい。
タイミングとQTHがダメだ。。18MHzはどうかとワッチしていたら、ローカル局が、鍋割山から降りてきたのでQRT。後で前橋局に聞いたのだが、裏技で2つほどある、YUナンバー(ゆけむりアワード)を入れると応答率が100倍になると言う。つまりYUナンバーを入れれば応答があるかもしれないが、素手1601を送出しても厳しいという事である。ましてやDXのCWコンテストの日。

まぁ、予想どうりの結果であった。

結局、坊主であったが、前橋ローカル局の6mの4エレHB9CVを発見し。アイボールとなり、結局夕方まで、山の上に居た。いやいや、実は前橋局とは、伝播の都合で埼玉県央地区と相性が良く。頻繁にQSOはさせていただいていたのだが、実際に会うのは初めてであった。

思えば、昨年の青ヶ島事件以来の付き合いでないだろうか。あの時の天の声の局と、青ヶ島を呼んでいた局。諸々、数局でアイボール会となり、雲行きが怪しくなってきたので夕方で解散した。

う~~ん。さて、旅程が近づいてしまった。とりあえず6月24(水),25(木)と、戸隠講で戸隠へ行くので。また試験。しかし、戸隠村がなくなったからJCCは長野市の#0901ナンダヨナ。電車、バスだからどうにもならん。アワードナンバーでどうにかするかな、、。

とりあえず、24,25日はゼロエリア戸隠(JCC#0901長野市)に居ます。出るとしたら24日の朝カナ。


2015年6月7日日曜日

第24回430MHzFM伝播実験


 水田に水が入り。いよいよ田植えシーズン到来だが、今年はこの時期に430MHzのFM伝播実験がやってきた。どうもこれに出ないと、長竿を持っているのが勿体無くて。なんとか都合をつけて6月6日(土)夜~7日(日)昼まで参加。危機はあったが、なんとかフル参戦できた。

今回も北関東チーム1Dでエントリー。センター局の渡良瀬グループ3局と、大田原、御亭山。上尾。毛呂山町であった。

 成果は、雨後の晴天でコンディション好転を期待するも、日中の気温の上がりが低かったからか異常伝播っぽい伝播は初日の19時ごろに若干みられただけで、通常伝播でも比較的楽に届くと思われる2エリア、豊橋近郊、岐阜近郊、三重も厳しかった。

 コンディションが悪い中、他チームから苦戦が伝わってきた、7エリア青森岩木山の記念局。3エリアはなんとか入感、交信に至るも。他のチームがそれほど難しくなかった、5エリア徳島が厳しかった。このあたりはスケジュールの運もある。

 8エリア、函館北斗、夕張。4エリア、鳥取、山口。6エリア宮崎は入感せずであった。

 3回目であるが、FMモード、常置場所での、AJDへの道は長そうだ。現在、4、6、8エリアがコンファームに至っていない。


今回の設備と概要

JH1PRT
埼玉県鴻巣市常置場所

送受信機 
メイン TS-790 
予備 IC-7100M 
リニアアンプ 川越50Wタイプ

出力
50W 430MHz FMモード

プリアンプ
川越直下型+リニア内臓卓上型

空中線
DXアンテナ25エレスタック地上高さ14m


1Dチームエントリー

小山市、渡良瀬遊水地移動局 3局 主副、MC局
(主)JN1JFQ/1 (副)JK8OTL/1 JN1AQG/1
上尾局JR1DDL
入間郡毛呂山町局JH1WXC
大田原市、御亭山山移動局JE1CRG/1
そして私JH1PRTの7局。




録画していた交信で今回のハイライトシーンを動画にしてみました。

8J730ZYM/7 青森県弘前市岩木山八合目
ローカル並の59+からS0まで、細かいQSBを繰り返す、呼び出しタイミング。必要事項だけをショートに送らないと、落ちてしまう。2回目のトライの模様。

JR9HCV/9 石川県輪島市
一転、どういう伝播か、ローカル並みの強さ。プリなしで59振っている。プリを入れると振り切れる。同じエリア、チーム内でも差異があったようで。西が弱く、北が並といった当局ロケーションの中で9や0とは比較的相性が良いようだ。

JR2UBW/2桑名市
JQ2ACC/2伊勢市
西方面は富士山ビームで海に落下。もうちょっと北西に振ると山陰と、方角が悪く。思いのほか苦戦するエリア。静岡市~牧の原あたりが強く、ハンディ機でも取れるのだがその先は海に向かってしまうようで、渥美付近から悪く、桑名、四日市あたりまでは不感地帯となっている。三重の伊勢志摩あたりは富士山回折波が、渥美の伊良湖岬の先で海に落ちた波が再上陸するあたり。
UBWさん。いつもブログみていただいてありがとうございます。

交信各局、MCさん。ありがとうございました。こんな感じでQRVしております。
他バンドは、HFハイバンド~6mSSB。7MHz、10MHzヘタクソなCW。2mと3.5MHは都市ノイズを受けており厳しい状況で対策でQRT中です。