2015年3月29日日曜日

西白河郡西郷村移動

今年も本格移動運用シーズンがやってきた。昨年、白河ラーメンを食べに行った時に目をつけておいた、7エリア、西白河郡、西郷村のポイントへ。その日は、東京UHFコンテストの日でこの場所で運用されている方が居たので、これは絶対にパスがあるなと思い、、いざ。

天気はベリーファインである。標高はGPS情報では1000mくらいであるが、気温は15度はあるといった感じ。風はそよ風。どうも、路側帯という路側帯に車が停めてあるので、??と思ったら、営業が終わったゲレンデに、徒歩で上って春スキーをされる方たちの車であったようである。

ありゃ、これは肝心の「あの広い場所も駄目かな」と思ったら目当ての場所は、ゲレンデから遠いらしく、誰もいかなった。ラッキー。結構広い場所なので、回転半径を気にせず、アンテナを上げられる。

そして、、、

欲張って3バンド

12:00ごろから6m
自作4エレ八木


15:30ごろから430MHz
自作改造品、21エレ×2

17:00過ぎから7MHz
1/4λバーチカル。

結果は面白い事に6mは、どうも宇都宮を経由して結城あたりから、つくば、都心、横浜へ抜けるパスらしく。ガッツリ59で振ってくる。しかし、埼玉のローカル局は、41でカスカス。なんとかビームを調整して、53くらいまで上がったが、東京方面が楽勝で飛んでいるのに、何故と思ったらそこがVHFのグラウンドウェーブの妙で、見通しで見えていれば飛ぶが、途中に山が、あったりするととたんに聞こえなくなる。

対して、430MHzは騒然となってしまった。土曜はそもそも「コールサインを言わないお仕事車が多く」本当は静まった夜間帯に出たいのであるが、今回はどうしても、日中に撤収したかったので、やむにやまれず、土曜で厳しいと知りながら、430しかもFMで出てしまった。

正直、プリアンプを入れると、横浜あたりの、GPで5W級のラグチューが聞こえていたので。耳が悪いという事はない。ただ、モービル局は移動して、こちらの到達圏内に入ってくるのでどうにも防ぎようがない。150kmを超えるような範囲をチェックするのは容易ではないが、なんとか、空いていると思われる周波数を見つけた。
で、CQを出し始めた途端。呼ぶ局がQRMを起こすので、コールサインを言わないモービル局が怒り出すという始末。こちらには、聞こえてこないのだが、150km先のローカルエリアでは、色々あったようで、「こんなに強く、7が出てるのが聞こえないのか!」「今、小学生が応答している、少しはデリカシーというものがないのか」、、、等等、、、。だから土曜日中は厳しいのであるが、、、。
次々に呼んでもらえると、なんとかQSOできるレベルに。しかし夜間帯のように快適QSOという訳にはいかない。
しかし430は面白い。6mは山にあたると減衰するが430はあちこにに反射して四方八方に飛ぶようで、やはり茨城>東京方面のラインが強いが、バックの郡山あたりも強力に入感。なぜか、アンテナに対し90度真横の位置。水戸とかひたちなかにも筑波反射だろうか?飛んでいたようである。

IC-7100にとっては、本格運用の初戦であったが、期待以上の感度をもって受信できた。モビホに1Wですという100km以上離れた局がガッツリ59で入る。出力はベアフット最大の35W。実は50W用出力のリニアも持ってきたのであるが、同軸のNコネを搬送中に引っ張って、ズッコけて抜けてしまい、使用できず。結局FM35W出力の耐久試験に。

しかし、直下プリを入れると「空Sを激しく振る」という前評判どうり、直下を入れると、S9まで振ってしまう。しかし35W出力に対しては、プリがないと迷惑をかけるので、ほとんど、耳S、51、55、59くらいのステップで後はカツカツの41か、聞こえないというレポートしかない。

35Wでの連続送信能力であるが、IC-7100はマルチモニターモードにすると、ファイナルの温度が表示できるのであるが、送信していると温度が上がってくるが、ファンが回りだすと冷却が始まるようで、なんとか送信中は、出力制限がかかるゾーンに行かずに、持ちこたえ、相手のターンで冷却という繰り返しで1時間半運用して全く問題無しであった。

結論的にはずっとYAESU機を使っていたが、空Sを振る問題を除けば、問題なく使えるのでないのかと思われる。指標となるIC-910や新鋭対抗馬のFT-991とは、聞き比べていないので分からないであるが。まぁ、、、

で、40m?聞かないで下さい。4局。どうもHFのフォーンは苦手なようです。移動すると必ず空振り、、、。もう、伝説級。なんで先日は吉見町で2.5WのCWでちゃんと呼ばれたのに、50Wかけて駄目なの、、、と。アンテナが垂直で、打ち上げ角がダイポールと違うのも問題なのかもしれないが。


まぁ、、、とりあえず、3バンドと欲張ってしまったが、今シーズンの幕開けの手慣らしとIC-7100Mの試験運用としては良かったのではと思った。




2015年3月23日月曜日

CHA250BX2復活

彼岸の声を聞いて、メチャコマーシャルが忙しかったが、先週末は6mのビッグオープンに湧いていたようで。昨日の日曜日も21MHzがDXのコンテストとオープンが重なりかなりの盛況。

いよいよこれはシーズン到来か。

せっかく上級を持っているのに、10、14MHzを使わないと、勿体無いのであるが、14MHzは八木のバンドに入っているので、時折DXを取ったり、コンテストの時にはハイバンドが開いていない時は結構人が居るので使ったりしているのであるが。

10MHzが穴であった。

結構国内QSOが聞こえており、7MHzより安定していて、また雰囲気もいいようで。しかし出られるアンテナがない。WARCバンドDPを自作しようとしてももはや時間がなく、ロータリーDPを買う予定であったが817用CWフィルタなど、違う出費をしてしまい。

で、、、結局


コメットのCHA-250BX2が復活した。
WIRESのGPを移設したので固定マストが空いていたので、というか元の場所なのであるが。まぁ、飛ばないのはしょうがないでしょう。10MHzはCWだし。50%食われたとしてもいいや、、といったノリで。いかんせん調整も何もないので、マストに取り付けて、元あった同軸を戻して終了。昼休みに上がってしまった。まだ、支線を取っていないので、支線のロープが、ブラブラしているが、、、。

これをFT-2000のCH2に入力するのがミソで。万一リモートする場合。1-2-RXの内臓3端子はリモートからも操作できるので、1番は同軸切替器に繋がっているアンテナに限られるが、2番はブロードバンドアンテナなので、聞こえない、飛ばないであるが、3.5M~50Mまで、いちおうのQRVはできる。
外部からリモートしたい時にバンド切り替えが容易なような設定の・・つもり。
まぁ、このアンテナ、一番調子いいのは21MHzと18MHzなのだが。果たして10MHz使えるか、DPを作る羽目になるか。


2015年3月17日火曜日

E7(W7)系をプチ撮り

昨年から撮ろう撮ろうと思っていたのであるが、無くなってしまう列車優先だったので、なかなか撮れなかったE7(W7)系。天気が良かったし、熊谷に用事があったので、駅でプチ撮りをしてきた。う~ん。撮影地のように背景は映えないし、標識やホーム端が邪魔であるが、架線柱の内側から抜けるのはイイ。しかし、次から次へ来るE7(W7)系。上越新幹線と北陸新幹線の本数あたりの位置づけが変わったのは分かってはいても、こう連続してくると、一気に時代が変わった感じがする。

はくたか556号。F5編成。
駅撮りじゃぁ、こんな感じかな。

F3編成あさま612号を追い抜く F17編成 ん?アレレ。この列車とき390号スジだな。ダイヤにないよ。手元の表にはF15までしか記述がない。編成番号からして新車の試験だろうか。

去就が注目されるE4系。MaXたにがわ406号P52編成。




熊谷を発車する、あさま607号F10編成。あさまにおいてもE7系が多い。だいぶE7系化された印象である。

編成数ではJR東日本持ちのF編成=E7系が多いが、これは西日本持ちのW5編成=W7系。はくたか557号。撮影後に拡大してみて、編成番号がWなので、W7系のJR西日本車だという事が分かるが、パッと見では区別がつかない。



今日からの分のQSLカードはこの柄です。



2015年3月14日土曜日

北斗星、ラストラン!

青函トンネル開業から走り続けた北斗星がラストランを迎えました。
上野駅には凄い数のファンが集まりお祭り騒ぎというか、パニックでした。機動隊も出動していましたが、逮捕者まで出る状況だったようで。
さて、私はというと、3時間前のカシオペア発車時刻に行って見た所まだ、規制ロープ付近はガラガラだったので、一番先頭より緩急車の所に陣取りました。途中、入場規制が入ったようで、私がいた付近は、さほどパニックになる事なく、車掌さんも警備の警官も笑って手を振るなど、素晴らしいラストランシーンが展開されました。



さて、これにコラボレートして、JQ1ZNAでは430MHz、7MHz、3.5MHzで「さようなら北斗星」運用を行いました。のべ100局以上の方にお声がけいただきました。OPは私JH1PRTとJH1XTL局です。OPの違いでカードも違います。今回は鉄道写真ファンとのコラボレートも実現しました。JH1PRTがオペレートした分につきましては、夏男殿(夏男殿のWebはこちらへ)の撮影した2000年ごろの、8エリアを疾走する北斗星がデザインされます。JH1XTL局分はラストラン間近に撮影されたEF510の姿です。


 


(3.5MHzで交信いただだいた方へ:こちらの受信環境が非常に劣悪で、飛んでいるのに聞こえないという状況、しばらく3.5MHzに出ていないうちに、急変したようです。ノイズ源を究明します非常に迷惑をおかけいたしました。)

(7MHzで交信いただいた方へ:非常に多くの方に呼んでいただきましたが、全ての方が取りきれないうちにコンディションが低下してしまいました。)

以上、反省から、次回以降ノイズの酷いバンドは移動運用とするなど、対策を行います。今回はメンバーが多忙につき、条件の悪いホームシャックからの運用となってしまった事、お詫び申し上げます。


2015年3月9日月曜日

延線工事が始まった

春の声を聞いて、コマーシャルが忙しく。鉄塔工事は日に日に進捗していくので、毎日観察はしていたのであるが、アップロードしていなかったので、先週の動きをまとめて報告。

延線がはじまったのであるが、現場筋によると工期は今月中のようで、急ピッチで工事が進んでいる。雨風強い日でも行われており、風で作業服がバタつく中や、冷たい雨が打ちつける中での延線工事は本当にご苦労様である。


新47番から引かれる電線。現場筋によるとこの工法は「ツリキン方式」と言っていたが、頂上線はなんとか張って、下段は滑車を吊ってそこに通していく方法である。紐から、細いワイヤーになりそして、太い送電線になる。完成した送電線に人が宙乗りになって通していくようだ。職人技だ。


新74番から老番側。75番も建替が終わった。


碍子が出現した新74番。下段側の回線を延線中である。


新74番下の巻き取り部。上と連絡を取りながら、慎重に巻き上げ機を操作する。


前の写真より少し前の写真か。夕日に映える46番鉄塔。ここは建替えていない部分であるが、若番の72番から新74番まで、送電線の張替えが行われている。



2015年3月5日木曜日

結局

IC-7100の取扱説明書を見ていたら、アクセサリーに電源連動の13.8Vと8Vが出ている事に気づいた。なもんで、リグから電源供給。

セオリーどうりやるなら、8Vを3端子レギュレーターを使って、GPSユニットの動作電圧の4~6Vにレギュレートすればいいのであるが。パーツがなく、LEDを使ったり、でテストしたが、電圧が落ちすぎたりでなかなか5Vあたりにヒットしない。結局ガラス管ダイオードを2本つなげた奴でジャスト5Vくらいで安定しているようなので、この仕様で行く事にした。

IC-7100は丁寧な事に、コードが出ている、アクセサリーソケットがついているので、色々試せてよかった。ついでに、プリアンプ/リニアの制御ケーブルも、基盤から出すようにして、頑丈にしたので、これで、箱に入れて、GPSボックスとして。持ち歩けそうだ。

これで、電源を入れる事によってGPSが連動するようになり、V/UHF用の補機類のコントロール端子も出せた、、、。


2015年3月3日火曜日

IC-7100 に秋月のGPSユニットを接続する

移動用リグとしての役割をIC-706から引き継いで当局にやってきたIC-7100Mである。IC-706はVUをなかなかアクティブにやられているけれど、なかなかHFのQRVが難しそうにしている、地元の大学生YMさんの所へ行きました。

さて、IC-7100M(正真正銘のMですww)であるが。使って見たところ予想以上の性能で満足。半年以上FT-991と悩んだ甲斐があった。決定打は、フロントパネルセパレートであった。そもそも、セパレートできないと、IC-706のようにモービル運用ができないのでIC-706の後継とはならない。

そして、セパレートユニット側で全て制御ができ、しかもセパレートケーブルはフル結線のLANケーブルで代用できる。これで、セパレートケーブルと電源を捨て線として各所に配置する事により、モービル、移動運用、ホーム運用と、ユニット2つを持ち歩くだけで最適なレイアウトが可能というのが大きかった。事実、週末は車に乗るが、それ以外はシャック内に入っていたりもする。

さて唯一の不満というか「エエーーーッ」と思ったのはGPSユニットが標準で内臓されない事。D-STARやDVモード運用ではGPSデータを載せる事で相手局との距離がおおむね分かったり、モービル運用では。最寄レピーターを探すのには便利である。どうやらIC-9100もGPSは標準ではないようで。IC-7100もカテゴリ的には移動やモービルでの運用ができるが、固定機のカテゴリになるようである。

さて、オプションとしては、シリアル用接続ケーブルしか設定がないらしく、肝心のGPSユニットは市販のシリアルタイプのGPSユニットに、オプションの接続ケーブルを繋ぐように指示されているが、どうも、シリアルタイプのGPSユニットというものは、製造が終わりつつあるようで、ほとんどがUSBタイプで、ちゃんとコネクタが出ているシリアルタイプものは手に入らないようである。



で、、、まずは失敗例。と、、、ある、サイトでUSBのGPSユニットはUSB端子の中央の2線から、GPSシリアル信号が出ているとの話を見つけたのでアマゾンで5000円弱のユニットを入手して改造する事にした。BU353-S4というユニットが入っているようである。そして接続方法は

ID-31の取り扱い説明書

http://www.icom.co.jp/support/download/manual/pdf/ID-31_JPN_PRT_2.pdf

に直結式の接続方法が出ていたので、それを参考にUSBの真ん中2線のD+とD-をGPSのTXDとRXDにおきかえて、アースは共用。電源はUSBのバスパワーから取った。そして、GPSが動作状態で+3Vが出ている所がTXDだと思って配線。リグの設定を外部GPSとして、通信速度を4800bpsに。、、、、しかし。

結果見事NG。

測位しているようで、LEDは点灯~測位すると点滅と動作するも、どうも、これはUSB信号であり、PC内部で擬似的にシリアルにおきかえて、仮想シリアルポートで認識するようである。



5000円も払ってあきらめ切れなかったのか、どこかでシリアル信号をUSB信号に置き換えているのではないだろうかと、モジュールが出るまで、バラしてみたが、結局、モジュールそのものからUSB信号が出ているようで、シリアル信号をゲットする事ができなかった。

そして、早く見つければよかったこのサイト

http://www2.odn.ne.jp/jr1uti/d-star/data/GPS_IC-9100-v10.pdf

に秋月電子のGPSユニットを取り付ける方法が出ていたので、諦めて秋月のGPSユニットを入手する事にした。価格は2500円程。BU-353S4の半額である。ただし。ユニットのみである。

GMS6-CR6というユニットらしいデータシートはこちらにある。

http://akizukidenshi.com/download/ds/canmore/GMS6-CR6_v1.1.pdf

もう、あきらかにシリアルレベル出力 TX RX とあるので間違いないだろう。



そして、各サイトを参考にできあがったユニット。ユニットのご本尊はBU353-S4とほとんど変わらない姿なのであるが、バージョン違いだったのかな。ウチのモービルのVM4はUSBのバスパワーから取る機器用のUSBの形をした電源ソケットが前後席に複数ついているので、電源はUSBケーブルとソケットを使い、USBタイプのソケットからDC6Vを得る方法とした。そして、一旦、シリアルの口をつけるといいのだろうが、簡略化して、直結で2.5φのミニミニプラグを接続した(運悪く手に入らず、変換がついているが)。



さて、、、まずは動作試験。TXDから信号が出ているであろうか??TXDとアースにテスターを当てて計ってみると、1秒おきくらいに、勢いよくマイナス側へ振っている。マイナス動作はシリアルのRTS独特の動作である。USBの中央線はず~~っとプラスで振っていたのであきらかな間違いであった。



そして、IC-7100に接続。あっけなく、瞬時に衛星マークがついた。



GPSのステータスを見てみると素晴らしい事に室内にも関わらず、衛星を6~7個捕まえているようで、結構、高速で測位も終わった。これは使える。

最終的に箱に入れてこんな感じ。雑多であるが、モービルに積載されている状態である。
結局、アクセサリー端子の9Vからダイオードを連結して、減圧して6Vにレギュレートして給電とし、電源はリグ連動に。このBOXはGPSユニット、兼、送受信信号の接続も可能な構造に。上部のミニジャックに差し込むと、プリアンプがコントロールできたり、逆に外部機器からの送信信号でIC-7100Mを送信状態とする事ができる。







で、、、残ったUSBタイプのGPSは剥き出しのスパルタンな姿になってしまったが、PC接続用として使うようにした。PCにつないでみたら、こちらもあっけなく、簡単にGPS情報を受信しているようである。UI-VIEWとかをノートに入れて持ち歩くならPCにGPS情報が取り込めて便利なのだが、、、う~~ん。何か使い道はあるだろう。