2015年12月31日木曜日

年の瀬も押し迫り


当ブログファンのみなさま。2015年もご視聴ありがとうございました。昨年あたりから、主な活動の場がTwitter@rokusuke185 およびYoutube になってしまった関係で、ほぼ週1回ペースくらいの記事になってしまいましたが。Web>ブログ>SNSと時代が移るにしたがって、次第に書き捨て型メディアになっていってしまっているのは、良いのだか悪いのだか。自分も遅ればせながらその波に飲まれてしまっています。

しかしながら、ライブラリとしての、保存製はブログ、そしてWebの方が良く、Youtubeも動画媒体としては保存性に優れている方だと思いますが、クラウドサーバーに頼るという部分で遠い将来への不安を感じる部分もあります。可能な限り自己管理サーバーでの提供をと思いつつ、便利ですぐに情報発信ができるSNS側へと移って行ってしまっているというのも現状であります。

来年へ向けての抱負とボヤきは動画として載せておきます。



それでは皆様。よいお年を



は、、、画像ですか?どうも東埼玉線(上越幹線)、の北本市区間で動きがあります。嵩上げ高で施工された区間もあるようですが、撤去されているようです。

K1FOは2本目に差し掛かり。給電点セクション加工とエレメント切り出しが終わっています。

2015年12月25日金曜日

FT-1907Hトライアル


モービル機の役割を、FTM-400DHに譲ってしばらく保留機扱いとなっていて、GP用として使われていたが、それも、WIRESノードがデジタル専用となったためFT-8800と交換になり。JQ1ZNAにも登録があったため、クラブ員への貸し出しリグとして、しばらく使われていたが、ここへ来て来年へ向けてあらたな野望が湧いてきた。

実は430FMの伝搬実験で、もらったカードに驚愕の記載があった、FT-1907H、50Wの文字。決して近い局でなかったと思うが。果たして、この、50W送信はできるものの数分もできないようなこのリグにどういう仕掛けがあったのか。

実は昨年。高峰高原に移動した時に、オールモード機のマイクを忘れるというポカをやらかし。仕方なく、FT-1907Hで出た事があったのだが、25Wに出力を絞って交信していたのであるが、なんと、2エリア蒲郡の局とかなりの好コンディションで繋がった事があった。それ以来、このマシン、音こそ悪いが意外と使えない事はないのではないのかという疑念は私自身も常に抱いていた。

自分のシステム的には、IC-7100にパー専リニアという組み合わせが妥当であるが、やはり、FMの伝搬実験として、夢を追うには2万円台で買える、八重洲製とはいえ中国製の安価なこのリグで、どれだけのDXができるかというのも、挑戦のしがいがある目標なのではと思い出した。

数台ある八重洲のモービル機のパーツを使って、下部にあるヒートシンクと床面の隙間を保持する機能。そして上面への大型ヒートシンクを取り付けられるようにと、2基のブラケットを取り付けてみた。

問題はスタンバイ回路であるが、マイクから取り出せないものか思案中である。アンテナが完成したら1907Hの改造に取り組みたいと思う。

来年の課題として、自作アンテナ。そして安価型モービル機でどこまでのDXができるものなのだろうか。そこに迫ってみたいと思う。




2015年12月20日日曜日

とりあえず、プロトタイプの1本目が完成

先週調整と先端部の制作を投げていたK1FOの続きを制作した。中央部、ならびに先端エレメントは、給電の仕掛けがないので、思いのほかサクサクとできた。

室内で仮置きした状態。
全長5m。中で組むと大きい。


問題はやはり、調整だった、Tマッチだから、案外適当でも、調整がついてしまうかと思ったらさにあらず。アナライザーで見て、共振点が432.00MHz近辺にあるのは分かるのだが、どうあがいても、落ちてゆかない。1.0とかに落ちるのは420MHz台とか435MHzとかのお化け共振点。こういう場所は帯域が狭いので違う。

エレメント穴のバリは取ったし、やりがちなTマッチロッドの間隔は狭くしたし、同軸とバランの出力部は2cm以内に接続するようにしてあるし。困ったものだ。

OMに聞いてみたり、ネットの情報を頼りに、一旦、給電部を分解して再度組みなおして、みたが。結局土曜日はタイムオーバー。そして、今日。日曜の朝。何気なく、3番エレメント、第一放射器(D1)に、一回り、大きな銅パイの切れっぱしをさして、SWRを見ていたらなんと実用帯域で1.0を広範囲に指しているではないか。

、、、色々試行錯誤してみたところ、D1エレメントに調整用のスリーブかかぶせると、共振点のズレを修正できるようである。ここがドンピシャになると、Tマッチロッドが有効となって、全体的にSWRが落ちるようだ。
一度エレメントもその数値に作りなおしてみたのだが、どうも具合が悪く、結局銅スリーブを被っている方が良いようで。まぁ、今後の調整幅をもたせる意味で、スリーブをさしておく事にした。

給電部。スライダー位置がフォールテッド?みたいな位置であるが
フォールテッドにしてしまうとなぜか駄目、、
D1エレメントは可変式として、動かないように仮固定して。保護テープを巻いた。


後は、Tマッチロッドの位置がおかしい、フォールテッドなんじゃないのか?と思う外側で、マッチングが取れている。外へ出せば出すほど具合がいいので、いっその事フォールテッドにしたら良いのかと思ってやってみたらさにあらず、全然ダ駄目な数値であった。結局、よく分からないが、この位置で、MMANAどうりのマッチングの動きをしているのでヨシとする。

SWRベースであるが、今回初めてMMANAどうりのアンテナができた。当初より共振点の432.00MHzを境に下はなだらかなカーブ上は急峻と出ていたのであるがそのとおりで、430.0~MHzから432.0MHzの間はSWR1.1から1.0。SSBからFMの下はSWR1.0という好成績。しかし432.00MHzから上はあまり具合が良くなく434.0MHzで1.2となってその上はイマイチである。

まぁ、コンテストで使うCW帯、SSB帯、FM帯が実用域に合っているのでこれでヨシとした。
このあたり、シミュレートに出ていたのであるが、予測道理の結果となった。





2015年12月13日日曜日

とりあえず試作セクションが

4本あるうちの最初の一手ってなかなか進まないのであるが、今日は、給電セクションまで一気に仕上げた。コネクタをつければ、測定、調整に移れるのだが、泥沼にはまりそうなので、今日は形だけ作って、パスする事にした。

基本の給電セクションは12エレ。基本構成が13エレである定番のK1FOと似ているが、2mもののブームで継ごうとするとこうなるようである。こちら側は重いので、思い切って20cm短くしたので、定番のK1FOより短くなったようだ。


給電部のキモはこんな感じで壊れたN-Rや200円の安物N-RをLアングルに取り付ける。下のボルトには、マッチング部のセミリジットケーブルを噛ます圧着端子がついているが、良い物がないので5mm物の内側をリーマーで広げて加工した。


壊れたN-Rや安物としたのは、ガワだけを使う。内部の物体はドリルで揉んで、抜いてしまい空洞に。この際、上部に穴を開けておく。そこに、8Dケーブルをブッツ刺して出て来た先端部をTロッドの給電地点に接合する。上部に開けた穴に網線をハンダ付けしてアースとする。レセクタプルのパネル固定用の穴は、セミリジットケーブルの支持に使うなど、治具として便利なので、N-Rのガワを利用する。

とりあえず、こんな感じでTマッチ給電としてみたので、果たしてどうか。Tマッチ部のショートバーは、OM氏のものを参考にさせてもらって、銅板を折り曲げて作ったもの。ヤワそうで、適度なトルクがあって、調整後は、ハンダ付けしてしまう。

ケーブルにNPをつければ測定できるのだが、今日は疲れたので、憂鬱になる(笑)、調整やめておく、、、。



参考にさせてもらったOM氏のアンテナの給電セクション。似た感じには仕上がったが、はて。調整がどうだか、それがコワイ。

さて、最近ホームセンターのパイプ売り場とか、ネジ売り場でバッタリとローカル局に会う事が多い。もう寒くなって、山は雪が積もりだすので、移動運用は下火なようで、年末年始の工作ネタで、アンテナを作っている人が居るようだw。しかも、今年は、室内で加工できる430MHzが多い。小生のK1FOも仕上がりは巨大だが、作業そのものは室内でできる事が多い。夜の長い季節の楽しみ、、、。






2015年12月12日土曜日

K1FOの組立開始



エレメント数の多さに、昨年から「やるやる詐欺」状態となっている430MHz、K1FOであるが。1月のオール埼玉コンテストまでは最低限、スタックを間に合わせたいと思っていたのであるが、コンテスト予定を見たら1月11日。思ったより早く、かなりヤバい気がしてきた。

お正月を使えばスタックくらいできそうだが、、、。



さて、現況であるが、エレメントを切り始めたら思いのほか速い。エレメントは6φの無垢アルミ棒なので、パイプカッターでは切れないと思っていたら、表面を数回転して、上手い事ねじると、それほど、「ヘソ」が出る事なく切れる事が分かった。25本分はあっという間であった。

次にブームに穴を空け、エレメントを差してゆくのであるが、この手順、あまり納期を追い込みすぎると失敗しそうだ。そそっかしいので、とにかく慎重に寸法を確認しながら、ブームへの穴あけを行うのと、K1FO定番のジュラコンブッシュと、CS止め輪での固定も失敗するとセンターを出しそこねるので、慎重に押してゆく。思ったよりCS止め輪は固く、また、一度進めてしまうと逆方向には絶対戻らないので、肉薄の8φパイプでユックリと押しながら、所定の位置に固定してゆく。かつて、販売していたK1FOもキット物だったようだからこの辺は皆さんやっていた部分であろう、、。


エレメンを全部差してしまう前に、途中で、給電部の製作に移ってみる。マッチングセクションはUバランとTマッチというK1FOの定番であるが、バラン部は、OM氏からセミリジットケーブルを譲ってもらっていたのでこれを切り出した。セミリジットケーブルとは、リジットつまり同軸管のようなものであるが、外皮は銅パイプでできているが、中間の絶縁体が空気でなく、樹脂である。

これを剥かなければならないのだが、外皮の銅パイプ部分を樹脂部を傷つけないように寸止めしながら、切るのが難しいそして、焦らず、ゆっくりと抜き出す。芯線を出すのは簡単である。失敗したら、予備はないので、余りの部分で練習しながら、やってみたが、パイプカッターの刃が新品でないと、外皮と樹脂を一緒に切ってしまうようだ。先にエレメントを切って、刃が痛んでいたので、新刃に交換してやってみたところ、何とか4セット、寸法も狂う事なく、剥き出す事に成功、、、。

GHz帯ではないので、バラン部をセミリジット化する効果ってのはそう有る訳でないのであるが、K1FOでここをセミリジットにするのは、給電セクションを作りやすくするため。平衡、不平衡の変換なら、普通の同軸ケーブルでも問題ないのであるが、このテのアンテナが目的とする長距離通信用途では最低限で8Dの場合が多く、接続フィーダーが太いため、給電点の工作を容易にする為という目的もあるようである。




給電セクションはこんな感じになる。N-Rがついているが、これは、芯線が壊れたN-Rの中身をドリルで揉んで空洞にした物体で、この中に8Dケーブルの中身を通して給電点の支持体とする。N-Rを壊さずにコネクタとしても良いのであるが、N-R特にバッタ物は安いので、コネクタ数を減らして、予算と損失を削減。よって、給電セクションはパワースプリッターまでの、ケーブル付きとなる。2列2段用設計なので、これが4mちょっとと長い、、、。

さてと、だいたいこの辺まで、明日、給電までいけるかどうかは??である。






2015年11月28日土曜日

K1FO、県央型エレメント配置考


なかなか進まないK1FOの制作だが、やっとエレメント材料が手に入ったので、切り出しの前に、もう一度検討し直してMMANAを叩き出したら、夜更かししてしまった。

なんせ、一般的に言われているK1FOのデータを入れてもMMANA上では良くシミュレートされない。逆にMMANA上でだいたいになっていれば、実際作ってみると、そう大きく外してはいないというこれまでの経験上で、切り出し前の最終仕上げをしてみた。何しろ、エレメント数が多いので、失敗した時のダメージがでかいのであるが。

設計しなおしで、重視してみたのは、エレメントのミリ単位での加工を極力排した事。どうも、各局のK1FOをみていると、エレメント長さや曲がりなど、適当でもそこそこ動作しているようで。かといって、個体差があるのは、ゲイン部分では影響があるのかな等とも思いつつ。メーカー製のアンテナも見てみたが、ナガラなんかを見ると、エレメント長も間隔も同じ長さで進んでいたりする。加工コストの問題等もあるのかもしれないが。
正規のK1FOの作り方のミリ単位で違うエレメントを差し違える事なく刺せるか、また、削りだし誤差もあるだろうし。どうにか、ナガラのアンテナのように、あるていど同じ長さのエレメントの連続で作れないかと、試行錯誤して、値を叩き出した。

概ねK1FOのデータに県央型の放射部設計を取り込んで、シミュレート上であるが、22dbi、50Ω、SWR限りなく1.0に近い値をみつけた。どうしてもFB比が悪いのだが、オリジナルのK1FOはもっと良いのだが。もう、、、この辺は、、、Fゲインと帯域が取れれば。


だいたいエレメント配置はこんな感じなのだが。アレ?と思うかもしれない


No. 形式 位置(m) 間隔(m) 縦幅(m)
1 垂直DP 0 基準位置 0.345
2 垂直DP 0.12 0.12 0.338
3 垂直DP 0.17 0.05 0.31
4 垂直DP 0.27 0.1 0.32
5 垂直DP 0.36 0.09 0.31
6 垂直DP 0.46 0.1 0.29
7 垂直DP 0.61 0.15 0.29
8 垂直DP 0.77 0.16 0.29
9 垂直DP 0.94 0.17 0.29
10 垂直DP 1.12 0.18 0.29
11 垂直DP 1.31 0.19 0.28
12 垂直DP 1.51 0.2 0.28
13 垂直DP 1.72 0.21 0.28
14 垂直DP 1.94 0.22 0.28
15 垂直DP 2.17 0.23 0.28
16 垂直DP 2.41 0.24 0.27
17 垂直DP 2.66 0.25 0.27
18 垂直DP 2.92 0.26 0.27
19 垂直DP 3.19 0.27 0.27
20 垂直DP 3.47 0.28 0.27
21 垂直DP 3.76 0.29 0.26
22 垂直DP 4.06 0.3 0.26
23 垂直DP 4.37 0.31 0.26
24 垂直DP 4.69 0.32 0.26
25 垂直DP 5.02 0.33 0.26




放射エレメントの先で長短を繰り返す独特の配置。ローカル各局とMMANAを叩いていていて、気づいたのであるが、長短の組み合わせのエレメントを挟むことによって、基本部分のゲインが上がるのと、どうも帯域もとれているようで。この辺の動作原理はよく分からないが。途中で、微妙に長いエレメントが1本入って、その次の短いエレメントとの間隔が狭くなるのが特徴。

我々の地区名をとって、県央型エレメント配置と名付けているが。5エレ級の小型八木や、6mあたりの八木で、少ないエレメントでゲインを稼ぐ方法なのだが。これだけ魚の骨のようなアンテナで、基部の設計なんて、そう全体に効きそうな感じもなさそうだが、それでもこの配置にすると、だいぶ具合が良いようである。

あくまで、現在、机上の空論。

さてと、、、何とか年明けの埼玉コンテストまでには2本は仕上げたいものであるが、、、。
430モノバンド部門。河川敷からのQRVでどこまで稼げるか、、、間に合えば、使ってみたい。




2015年11月15日日曜日

紅葉の秩父路へ

今年の11月は雨が多い。しかも、土日になると降るという。先週は、しっとりとした雨の方が写真ノリがいいんだよとかいいながら、水上まで足を延ばしたものの、早朝の感じは良く出たものの、肝心の紅葉は、雨で煙ってしまって、ちょい消化不良。無線も苦労してアンテナ上げた割には、空振り気味。そして今週は土曜は激しい雨。しかし、日曜は午後から晴れるとの予報。
果たして当日。日曜の朝は小雨。本当に晴れるのかと思ったが、正午過ぎにはビックリするような青空が現れた。こういう日に限って用事があったのだが、お手軽に秩父鉄道の石灰石列車と紅葉を撮りに行ってみた。

向かったのは波久礼駅の先の国道140号沿いの超有名ポイント。ここは、敢えてフレームインしてしまう、国道の自動車が時代を感じさせるポイントなのであるが。前評判どうり、重量列車と自動車に挟まれて恐い場所であった。いちおう外側線は引いてあるから歩道だし、線路側も標識の外側なのだが、怖い。せめてもの救いは日曜日で、大型トラックやダンプがほとんど来なかったのと、観光バスは皆野長瀞有料道路を経由してくれていた事か。
但し、日曜日で紅葉シーズンという事もあり、乗用車の通りは激しく。車を止めた路側帯から撮影場所に道路を渡るのに、車が切れずに3分以上かかる事もあった。


秩父鉄道 樋口-波久礼
α77+SONY24-70F2.8T*

今回はいきなりキマったかな。紅葉にはまだちょっと早い気もするけど。最古参のデキ102がやってきてくれた。そして、あの渡るのにも難儀な国道に車が1台も写らないと言う、、、。


秩父鉄道 樋口-波久礼
α77+SONY24-70F2.8T*

普通列車がやってきた。う~ん、ちょっと汚れが目立つなぁ。洗ってあげたい。鉱石貨車が巻いた鉄粉を雨で跳ねて茶色くなっているか、、、。どうもダイヤが乱れているのか、予定にない突然列車が現れる。もちろんTC列警もないし。どういう訳かジョイント音が山に響かないので、いきなり静かに列車が接近するのは場所が場所だけに、ビックリする。

しかしどういう訳か車が写らないなぁ、写らないというのは編成写真的には良いのだが、これでは後年に、時代考証ができないではないか、、、。



しばし波久礼駅で撮影して遊んでみた。つい最近までJR東日本の群馬エリアにもこういった木造駅舎が多数残っていたのであるが、耐震の問題もあるのか、どんどん建て替えが進んでしまった。これは、古き良き時代の駅舎である。鉱石列車の交換や追い越しのために長い側線があるのも秩父鉄道の特徴。







今日の無線は円良田湖に移動して久々にHF7MHzCW。(埼玉県大里郡寄居町JCG13002/F LA埼玉13円良田湖)釣りで有名な湖なので、堤体の下に停めて、バッテリーとモビホで運用。16時から始めたのもあるけど、コンディション悪いなぁ。3エリア4エリアからのお声がけが多く、ローカルコンディションは動いている気配がある。ホイップで、軽く。10局ちょいやってみた。やっぱりダイポールか長い垂直アンテナは欲しいかも。24Vバッテリ+DCDCのシステムでのCWの運用は、騒音が出ないのでこういう所の運用にはFBであった。

しかし、相変わらずCWは、うまくならないなぁ。少しづつマシになってきたものの、なかなか一発で取れなくて、ご迷惑おかけします。



2015年11月8日日曜日

雨と紅葉の水上へ

以前から行きたいと思っていたのであるが、紅葉時期の水上。撮影スポットは沢山あるのだが、都合がつく日は生憎の雨。夏男君の格言どおり、雨の日は名作が生まれるのジンクスに、悪天候を押してやってきた。ヘッドライトを見ての通り、結構な勢いで降っていた、谷川岳なんて当然見える訳もなく、靄って近影も霞むコンディション。かといって派手に水跳ねはしない、、そう何もかも上手くいかないか。

鉄道の撮影は全て
上越線 水上-上牧
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8


まずは上り朝2番電車。115系の6連であった。
去就が注目される115系だが、紅葉の季節はあと何回だろうか。



続いて、107系の普通列車が山を登ってきた。
早朝は、107系と115系が交互に結構な頻度でやってくる。
水上で折り返して高崎着9時前までは、2時間に3本くらいの本数があるようだ。



本命の秋田からの2092レ、日曜着ながら結構、積載している。
日の出が遅くなったので、午前中の上り貨物は上越線内では、
この列車くらいしか撮れないようだ。



本当は、綾戸の方へ下って撮影しても良いのだが。こちらも気になる。先日完成したばかりのパワースプリッターの動作試験をするために、ノルン水上の駐車場にやってきた。標高はさほど高くなく880mほど。このくらいの高さの紅葉が奇麗なのか。まだ次週も綾戸あたりで紅葉が楽しめそうだ。

そして、ここは本当に飛ばない。飛ばないと知っていて、やってくるのだから、仕方ないのだが25エレを使えば飛ぶだろうなんて甘い憶測で、全市全郡コンテストで日の目を見た、自宅4発用の25エレを移動に持ってきてしまった。しっかし、当たり前だが、クッソ重い。なんとか四苦八苦しながら移動用21エレと同じ程度の時間の、1時間ほどで設営を終了し、いざQRV。

しかし、やはり、出てみたら、1時間で、なんとか10局行った程度であった。アンテナを多少でかくしても、ロケが良くなければ、そうそう、飛ぶもんじゃない。どうも、榛名も赤城も双方邪魔をするようなロケのようで、反射しながら関東平野に波は出るようだが、かなり弱いようで、GP系の相手では51のレポートが多く、59でドカンと来るのはお馴染みのビッグガン各局である。

雨の中、トラブル続きの設営だったのだが、肝心の、先日作ったパワースプリッターは問題が出る事なく、正常に動作しているようだった。それがせめてもの救いと収穫。



手順を誤るとこうなるという、教訓的写真として載せておく。プリアンプ下の長いケーブルの結束を忘れたため、アンテナをローテートさせたら、ひっぱられて、SWRが悪化。慌てて、補修しようと。リグ側のコネクタの縁を切り忘れてマストを寝かせてしまった。車内でリグが跳ねた!。Nコネだたので、プリアンプ下で、Nコネクターが跳ねて抜けたが、リグ側はMだし。アンテナ側がMだったら、車のガラスが割れたかもしれない。
基本動作はちゃんと守りましょうという教訓、、、。

あとはイレギュラーなのは、設営中にスマホから警報音が鳴ってこんなメッセージが

山火事の防災訓練だ。ちょうどアンテナを引き起こそうと渾身の力を使っている時で、心臓が止まるかと思った。


いやいや。終始雨に祟られた撮影と、無線運用だったが、雨という、劣悪なコンディションが色々な教訓を教えてくれた。今後はこれをフィードバックせねば。






2015年11月6日金曜日

同軸管2分配器



6mの4エレ八木アンテナがいちおうの形になり、次なるお題は、いよいよ。430MHzの25エレK1FO4本。やるやる詐欺でなかなか取り掛かりができなかったが、難易度の高いアンテナだけに、情報収集に時間がかかったというのは言い訳。

FM伝搬実験の移動局OM諸氏から、ヒントをもらいつつ、だいたい、設計図のようなものができた。現在材料の手配中につき細かい仕様はまだ、公開としないが、寸法と給電方法も決まり。あとは、気合いのみ。



MMANAでだいたいの寸法がでた。ここはK1FOの定番寸法でなく、独自寸法で挑戦してみる事に。しかしながら結果的には、各局使っているK1FOと同じようなスタイルとなった。13エレ動作を基本とし、先端延長部を計算するという手法も同じである。

で、、、最初に手を付けた部分がスプリッター(同軸分配器)部。、、、

「ズコッ」

という感じだが、ここ、実はキモであり、これがないとまず、スタックでの調整ができない。最終的に2×2の4本にするのであるが、スタックで入れ子にしながら調整する都合上。この2分配スプリッター部は重要。最終的に4分配で分けるが、スタック運用もできるようにと、調整がしやすいように、まずは2分配器の製作から。

精度が要求されそうな部分なので、分配器は購入しようと思ったが、どうも、クリエイトの在庫がないという噂が。ナガラも、アンテナの付属品だし、アラキはメーカーがないようだし。しかし、ググっていくと、そうそう、難しい物体ではないようで、各局の自作記事が沢山出ている。

ここはアンテナを自作するからにはスプリッター部もなんとか自作できないかと、、、。

詳しい作り方はOM諸氏の記事をググってもらう事として、私は適当に制作記を。

まずはQマッチで分配する訳であるが、同軸管分配器で使われるインピーダンスは50Ωと35Ωが多いようである。筐体がアルミ角なのでポートの設定に自由度があるため、通常ありがちな75Ω2分配の制作は少ないようだが、アンテナ本体が竣工するまでの、当分は自宅の屋根に上げそこなった、手持ちのDXアンテナの25エレの既製品を利用するため、同軸の長さの関係から、センター給電、両側アウトプットの75Ω型のスプリッターが必要なのである。

しかし、75Ω、両翼2分配器は、どうも製作記事が少なくて困ったのだが便利なツールを発見した

APP CADというソフトなのであるが、関数電卓がなくても、文系で理系脳が足りなくてもアマチュア無線で使う計算を、行ってくれる便利なソフトである。これに角パイプを使った、同軸管の値を出すためのアプリが組み込まれていたので利用してみた。

くれぐれも、文系なので、細かい計算の理論は抜き



同軸管のインピーダンスは、ケーシングのアルミ角パイプの内寸と、内部導体の銅パイプの外径の比率に依存するのであるが、市販の材料であるサイズの組み合わせを試してみた所、外寸30mmt2mm(内寸26mm)のアルミ角パイプに外径8mmの銅パイプを通すとインピーダンスが75Ωとなるようである。

続いて採寸。



1/4λで左右に振り分ければ、同軸分配器になるという。これは同軸ケーブルで2分配する時の定番であるが、どうも先人の情報によると、周波数がだいぶ低い方にズッコケるようで、本来170mmといった所なのだが、ネットで拾ってきた176mmという値を使ってみた。これは両翼で352mmといった寸法。ケーシングは400mmで切断し、16φのホールソーでNのレセクタプルが入る穴を空ける。

両端のポートは切断面の各穴から半田付けのアクセスができるが、中央のポートは難しいため、側面に同じく16φの穴を開けてアクセスホールとした。

ここまで寸法を出せば後は組立なのだが、、自分の壮絶な工作精度で上手くいくか。



まずはセンター部を通してしまう。まず、中央導体のセンターに穴を開け、Nのレセクタプルの裏側の真鍮端子より一回り大きい銅パイプを中央導体刺しておく。接続用の銅パイプには、小穴を開けておきハンダを流す穴とる。実に下手くそな半田付けで、なかなかセンターがでなかったが、接続用銅パイで、まずは中央部で銅パイプが角パイプの中央に来るように調整する。中央の銅の導体が偏ってしまうと、SWR悪化の原因となるようである。


端部はアクセスできるので側面から半田を流す。接続導体の銅パイプが曲がってしまうチョンボをやってしまっているが、これはレセクタプル用の穴の寸法を170mm用としてしまい、6mmのズレが発生してしまった。これによる歪みに悩まされる事となったが、どうやら、内部導体への接続箇所が合っていれば、左右均等なら、多少接続パイプが斜めでも、さしたる問題ではないようである。次回からは内部導体の寸法に対して、ㇾセクタプル用の穴位置が正しいか、要チェックである。

N-R(レセクタプル)端子は、角パイプに3mmの下穴を開けて、3.5mmのドリルビスで、インパクトを使って固定した。中央の入力ポートと、両端の出力ポートが90度ズレているので、N-R端子への半田付けがしっかりしていれば、銅の導体は中央部でうまく固定されて、動かないようである。


完成したスプリッターと参考にしたクリエイトのスプリッター



センター部の半田付け用アクセスポートをアルミテープでふさいで完成。中さえ見なければ、見かけは結構スッキリした感じに出来上がった。

気になる性能であるが、430に対応したダミーロードが2個無かったため、片側にはN仕様の430対応のダミーロード、もう片方にはHF用のオイル缶ダミーロードwを接続して試験したが、SWRは限りなく1.0に近い点に落ちているのだが、同調点が435MHz付近。片翼6mmも長くしたのになぜ、そんなに上にズッこけているのか分からないが、まぁ、片方のダミーロードがHF用で、しかも2mの同軸で繋がっているのでその影響かもしれない。

実はローカル局からクリエイトの同じタイプの2分配器を借りていたので、それで試してみたら、ほぼ同じ同調点やズレ方をしているので、動作としては問題なさそうだ。

とりあえず、今週末は、年内最後の430移動をする予定なので、全市全郡で使ったDXアンテナの25エレスタックをこのスプリッターで運用してみて、様子を見てみる事にする。



2015年11月3日火曜日

リゾートやまどりで群馬の旅へ(1)


11月3日。文化の日は2ndを連れて旅行へ行こうと思い、色々策略を練っていたが、名案が浮かばず。例によっていきあったりばったりで、「リゾートやまどり」の指定券が取れたので、出かける事にした。群馬はSLをはじめとした、最近流行りのデストネーショントレイン天国であるが、この日はSLが信越線方面への運転で、上越線水上方面への運転がなく、吾妻線の観光列車リゾートやまどりであった。



使った、きっぷは、ぐんまワンデー世界遺産パス。この切符、JRはもちろん群馬県内の私鉄にも乗れるのがいい。一部県境を越えた駅から利用できるのだが、区間内の駅でないと購入できないようだ。私の場合深谷までいかないと発売してないようだ。普通列車で深谷まで先行して、「リゾートやまどり」に乗る。「リゾートやまどり」は大宮発の高崎線経由長野原草津口行と、特急「草津」のルートをたどる。


深谷から「リゾートやまどり」に乗車する。形式こそ485系を名乗るものの車内は完全にリファインされて、別物という、最近のJR東日本のジョイフルトレインの定番である。


車内は2+1のゆったりとしたシートが並ぶが、嬉しい事に「リゾートやまどり」は普通席扱いである。

群馬に入ると、まずは赤城山が出迎えてくれる。
今日は天気も良い


渋川から吾妻線に入り中之条へ。ここで2時間近く長時間停車となって中之条市内の観光タイムとなる。時刻表にも明記されているが、ここで乗客全員途中下車となり、列車からは降りなければならない。列車は、中之条駅に留置ではなく、長野原草津口方へ引き上げて行った。



夏は風鈴が飾られているようだが、本屋側ホームには干し柿が吊るされていた。柿むき大会のイベントがあるらしく、そこで剥かれた柿が飾られているようである。


駅前では太鼓の歓迎

(続)


リゾートやまどりで群馬の旅へ(2)


中之条では3コースほどに分かれて、ボランティアの観光ガイドさんがつく。私たちは、「小渕恵三さんゆかりの地」のコースを選ぶ。人口も少なく、どことなく、物寂しい感じの町であるが、よくみると風情のある木造建築があったりする。



林昌寺。真田氏ゆかりの寺で、堂内にはしだれ桜の巨木がある。
小渕恵三氏の墓所も境内にある。


林昌寺に隣接した、町の総合施設内にある。小渕恵三氏の銅像。昭和-平成の転換期に官房長官を務め、記者会見で「新しい元号は「平成」であります」と発表した姿は時代の転換の一コマとしてあまりにも有名である。以来、「平成おじさん」として有名であったが、総理大臣現職中の2000年に亡くなった。



中之条からは、再び、「リゾートやまどり」に乗車。車内はガラガラであった。渋川方面の列車の時間が空いてしまったので、一旦、川原湯温泉まで足を進めて戻る事に。徐々に、山が色づいてきた。この車窓は新線への分岐部の橋梁部で、ここより八ツ場ダム工事にともなう付け替え区間である。ちなみに、旧線、樽沢トンネルは、用途廃止こそされたものの、水没は免れるエリアにあるが、国道も付け替えられ、樽沢トンネルにアクセスできる旧国道は、工事道路となっているようで、徒歩による、吾妻渓谷の散策ルートを使わないと辿り着けないようだ。


川原湯で折り返す。紅葉はこの辺が見ごろか。やってきたのは湘南色の115系。



半自動。手動のドア。115系の旅は味がある。湘南色でかなりの本数が残っている高崎地区の115系であるが、211系の入線試験が行われるなど、今後の動向が気になる。


渋川で停車中の115系電車。


渋川からは、上越線を、一旦水上方へと下る。やってきたのは107系4両編成。水上からの折り返しが帰宅タイムだからだろうか、ロングシート車の4両が充てられていた。


上越線沿いの紅葉は沼田あたりまで下りて来ているようだが、車窓から見る綾戸ダム付近の紅葉は7、8日の週末見ごろのような色づきであった。


沼田を過ぎ、後閑で下車。ここで、月夜野の旧市街を抜けて上越新幹線の単独駅の上毛高原まで歩こうと思っていたのだが、駅を出た瞬間。バスが現れた。2ndも居たので思わず乗ってしまった、、、。



後閑から上毛高原までは、歩いて30分強という所だが、バスでは10分足らずのあっと言う間に上毛高原についてしまった。月夜野の旧市街地も味がある町だったので、この風情を味わうことなく、一瞬で、上毛高原につていしまい、上毛高原-高崎間の追加特急料金を払う事になったのは少々勿体なかった。鈍足タイプの「とき」にもE2系が充当されるようになった。



高崎到着。今回の旅もおわり。紅葉にさそわれて、出かけた群馬のミニトリップだが、紅葉は沼田付近から徐々に南下中。こんな小旅行も良いものだ。

(終)