2015年9月27日日曜日

秋空と安中貨物

彼岸で忙しかった余波で中途半端に仕事が残ってしまい。今日は電子工作をしていた。夕方になったら空も奇麗だったので、インドアだけで、終わってしまうのも勿体ないと思い、安中貨物でも撮ろうかと思ってフキギョウへフラ~っと出かけてみた。

2人いらっしゃったが、ネタ列車でも来るのかとおもって訪ねてみたところ、「いや、空が奇麗だから」との事で。

彼岸が開けて、一息ついた所の雨上がりの一瞬の空の抜け。


現像してJPGに落とすとき、アスペクト比を間違えて、スクエアになったらケツが切れてしまったが、なんかいいので、そのまま、、。


桜堤側から。ステンレス車体が光る。




今日は十五夜です。お月さまが奇麗です。

2015年9月24日木曜日

TETSU GRAPHER (アマチュア鉄道写真家)

ここ数年。大学時代の後輩の夏男君と撮影行する事が多いのであるが。小生はインターネット黎明期から、長らく鉄道ジャンル的にはWebクリエイターであったため、使うカメラはほとんど、コンパクトタイプ。一眼レフタイプも連続して維持していたが、やはり取材カメラ的位置づけであった。

それが、ここ、数年。「ガチの鉄道写真撮り」でかけるようになり。昨年あたりからは九州からたまに上京してくる夏男君と出かける事も多くなった。いわゆる「撮りテツ」といってもスタンスは人それぞれで良いと思うが、彼の撮影スタンスに触れるにあたり、アマチュア鉄道写真趣味に対する真摯さに触れる事ができた。

今回は、実は昨年あたりからネタは仕込んであったのだが、TETSU GRAPHERという「撮りテツ」をもじった造語のミニクリップを作ってみた。無線系でここを訪れている方も、根っからの鉄道ファンの方も、一度見て、線路際の人たちの一端を覗いてもらえると嬉しいです。




夏男殿のWeb
500 miles ~Five Hundred Miles~  http://bayline.air-nifty.com/natsuo/

2015年9月22日火曜日

シルバーウィークは笹川流れへ(1)



羽越本線 桑川-今川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*


ゴールデンウィークに行った、新潟は柏崎。米山の撮影ツアーに味をしめて、やってきました。シルバーウィーク、秋の大型連休はさらに北方の同じ新潟県内の笹川流れ。前日の夜21時に埼玉を出て、翌早朝1時頃に村上着。海辺の公園で車中泊して、朝6時より。行動。

さて、今回、お盆明けにオーバーホールに出したα77が戻って来ないというアクシデントに見舞われた。1か月強かかると言われていたのであるが、どうも見積もりに時間がかかったようで、修理完了発送予定が9月28日と、大幅に間に合わない事となった。サブ機としてα7(SONYのミラーレスでなく、コニカミノルタのデジタル機である。以後、注なき場合、α7とはコニカミノルタα7デジタルである)。を維持していたので、たまにはメイン業務をさせないとと思い、持ってきたのであるが。しかし、、、、まぁ。所詮、デジタル一眼第一世代である。画素数云々、以前に、ほとんどフィルム機のような触り心地。加えて、どうもピンの調整がおかしいらしく、AFはそこそこピントが合掌するのだが。MFでしかも広角をつけると、微妙にボケるという症状。

最近のカメラみたいにライブビュー機能が強くないので、全体的なピン甘に気づいたのは帰った後だったので、ほとんどが広角で撮った今回、ほとんどの写真のピンとが甘いという事態に陥ってしまった。なんとか、RAW現像時にレタッチソフトでコントラストとシャープネスをいじってごまかすも見苦しい結果に。今回の企画の写真の加減はご容赦いただきたい。たまには古いカメラにも火を入れないといけないなとも思いつつ、墓穴を掘ってしまった。

さてさて、現地の話に戻って。まずは村上-間島間のポイントから。
ここは新潟平野から続いた水田地帯が途切れる所で、水田と海が同時に写し込める場所としては新潟県内笹川流れエリアとしては最も北である。光線は午前中、山を越えてくる光が順光であるので、日の出が遅い上に、日が出ても、なかなか背後に背負っている山の影が消えずに苦労した。

羽越本線 村上-間島
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*


8月下旬に青森の青荷温泉へ行ったときに、ここを通った時にすでに、稲穂が黄色くなっていたので、その時点で、稲刈り間近かと思い、9月の21日では、すでに刈られてしまっていたかと思ったが、ちょうど作業をしていた地元の方に聞いたら、この界隈では9月20日前後が例年で、今年の9月は雨が多かったからといって、遅れている訳でもないという事であった。ちなみに埼玉は、天候不順と豪雨の影響で、10日ほど遅れている。ここ周辺のポイントでは、いなほ1号と貨物列車を撮影。黄色く色づいた水田と日本海の一瞬の対比であった。


羽越本線 村上-間島
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

朝の撮影と入れ替わりでコンバインがやってきた。
線路際の刈取りも行ったようだ。


羽越本線 桑川-今川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

続いてやって来たのは桑川周辺エリア、この周辺はポイントが多い。今回は村上から出発して、国道345号(坂町鼠ヶ関道)を鼠ヶ関方面へ、国道7号線と合流する勝木まで移動する事にした。一般的に笹川流れと言われている、岩場が連続する、景勝地である。夏場は海水浴で賑わう。また夕陽が奇麗なスポットでもある。

さて、まずは表紙絵の写真と上の「きらきらうえつ」は同じ場所での撮影であるが、道の駅併設の桑川駅を出てまもなく走ると、その名も景勝「笹川流れ」という地点があるのであるが。そこのキャンプ場から、線路をくぐり、集落の裏山を少しを登った所である。編成キャパシティ的には4両ほどか。短い普通列車や「きらきらうえつ」はちょうど良く収まる。


羽越本線 桑川-今川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+MINOLTA80-200F2.8


さて、昼を食べようにも道の駅併設の桑川駅周辺にしかめぼしい食堂がないので、桑川まで少し戻るが、ここで、ダイヤグラムを見てみると、どうも貨物列車が特急を退避し、なおかつ村上側の複線区間にて、普通列車とすれ違うようである。単複線入り乱れる羽越本線において、こうした複雑な交換ダイヤが組まれているのは面白い。
桑川の北側の単線区間側でEF510-500番台けん引の貨物列車をS字のアウトカーブから狙ってみた。




シルバーウィークは笹川流れへ(2)



羽越本線 桑川-今川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

昼食を食べて、国道345号を再度北へ向かうと、左に大きな駐車場が見える所から振り返ると(前作例ポイントのひとつ桑川寄りの谷のようである)、山の上に手すりのようなものが見える箇所があった。ここはどうも、津波避難用の高台のようであるが、ここからもS字を切る線路を俯瞰できた。ここの編成キャパシティは6両ほどか、長い列車は、後部が林の中に切れる。この日は天気は良かったものの、雲量は多く。上の写真のバックは粟島であるが、薄く霞んでいる。


羽越本線 今川-越後寒川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

さて、もう少し国道345号を北へ向かい、表紙絵の撮影地を過ぎると、特徴としては道路が四角い洞門で山をくりぬく箇所。ここは手前の踏切から林道っぽい道を少々上るとアクセスできる。編成キャパシティ的には上のような感じで、編成後部をトンネルに入れる事によってそこそこ長い列車も撮影できる。


羽越本線 今川-越後寒川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

1ポイント2,3本ほどのペースでだいぶ忙しく撮りまわって来たがいよいよ、今日のクライマックスである。蓬莱山を望むポイント。定番撮影地であるが、当初なかなか見つからなかった。この辺、どの山にも、先人の足跡がついているようで、強者は岩山も登るようである。言ってみれば、蓬莱山以外は、先方の岩山、今回上った岩山。その北側の岩山と登れるようであるが。今回我々が上った以外の2か所は初歩のロッククライミングの技術がないと危険と思われる。我々が上ったのは、道路脇の売店の裏山から登頂するコースであるが、片道10分ほどであるが、撮影者がつけた道はあるものの上部は滑りやすく。やはり、それなりの装備が必要と感じた。難易度自体は5段階評価のうちの4程度であると思われる。

さて、機材をデポして登らなければならぬので、一番楽なコースを選んだつもりが、最上部は一歩間違えれば転げるほどの急坂であった。高さの恐怖と、海からの風の恐怖と戦いながら、なんとか、上って来たいなほ10号を収めた(...が、どうもうまく合掌せず、ピン甘をレタッチで隠す暴挙)

しかし、まぁまぁ、今後に向けて良いいスキルが得られたので良かった。


羽越本線 越後寒川-勝木
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

続いてこのカットが取りたかった。漁港を背景に列車がゆく。しかし今日は連休中だが、貨物列車は動いていた。貨物時刻表の時刻欄と運用欄、それから貨物ちゃんねるの目撃情報を元に運行を確認したのだが、マルヨで、昨日の段階で、すでに運行が決まっていたり、ほどほどの時間になると釜のナンバーが入るといった状況。シルバーウィークは荷扱いするクライアントが多いのか、貨物列車は8000番台も含め「ウヤ」になる列車は少なかった。積載もそこそこで、「フレームライナー」と揶揄されるような列車は皆無だった。しかし、EF510は増備と500番台の転属で、だいぶ勢力を増やした。今回EF510は赤鬼さん、青鬼さん、両方みられたが、EF81の姿を見る事はなかった。

漁港をまたぐようにしてかかるバイパスの橋の上から旧街道側の線路をゆく列車が撮れる。この頃から急激に光線が低くなりはじめる。バックには、太陽がまさに粟島の方向の日本海に沈もうとしており、いい色を出している。周辺では車を止めて見入る観光客やカップルの姿が目立つようになってきた。
寒川のバイパスの橋は日没間際になると橋の影が出そうなので、最期は以前から気になっていた、勝木の漁港。へ向かう。

羽越本線 越後寒川-勝木
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+MINOLTA80-200F2.8

本当は勝木の漁港で撮りたかったのであるが、あいにく、勝木の漁港付近は腹付別線で複線化されていて、上り線はトンネル内のため、勝木の漁港では海沿い線は下り列車しか撮れないので、「きらきらうえつ」の帰りの上り便を寒川の漁港の先から海を隔てて狙った。もうすでに日が陰り、エロい配色となりだした。

羽越本線 越後寒川-勝木
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+MINOLTA80-200F2.8

 さて、勝木の漁港。スマホのアプリで見ると、普通列車の通過は日没と同時のようである。普通に止めようとすると高感度になり、若干流そうとすると、明るすぎるという、微妙なコンディション。

カメラの設定をいじっているうちに、ファインダーを列車が横切った。「しまった」完全に出遅れ。適当な設定で、慌てて撮った割には露出はさほどひどくないが、列車は完全に行き過ぎてしまった。残念。しかし、窓が、夕陽で光っていたり奇麗だったのだが。まぁ、雰囲気。雰囲気。また「いつか」に期待しましょう。


KYOCERA URBANO V01


被写体にばかり気を取られていたが夕陽が、粟島の方へ沈んで行き、奇麗だった。夕陽時刻に合わせてこの街道を走る事が多々あるが、夕陽に出会える数は少ない。メイン機が使えない。サブ機の調子もどうもイマイチであったが、最後に奇麗な茜空が見られたのでヨシとするか。

ちなみにα77は彼岸明け、9月25日にオーバーホールから帰ってきた。タッチの差で間に合わなかったけど。たまにはクラシック機の使いづらさとシビアさを本番で味わうのもいいものだと思った。

次の企画はどこへ行こうか。

2015年9月17日木曜日

ZlogでIC-7100をリグコントロールする。

今回は自分自身の備忘録的記事。

ひょんな事から、今年の、全市全郡コンテストは移動運用、マルチOPで出る事になったのであるが、多人数でやる場合はログは通信機能が使える。Zlogの方が便利。しかし、CtestWinと違って、開発が終わっているようで、リグコントロールにかなり手こずった。


まずは通信機能だが、これは簡単であった。お蔵入りしていた。ADSL時代のAirStationルーター(黄ばんでいるw)を使って各PCに配ってもらう。外部ネットに接続しない、数台のみのネットワークを組む。
ロガー併用で構わないので、中核となるPCに、Zlogサーバーを立ち上げておいて。各PCにアクセスしてもらえば良い。設定は下の写真のように、ZlogサーバーのTELNET設定の項にサーバー機のIPアドレスを入れておけば良いのだが、IPアドレスはローカルアドレスで良いが、サーバー機のみは、固定アドレスにしなければならない。これはMACアドレスとIPアドレスを紐つけて、ルーターで設定する。アクセス機は通常のDHCPサーバーからもらうローカルIPアドレスで良い。この辺は、WIRES2でお馴染みの設定だ。
ノートPCが、当日の各自、持ち寄りなのが若干の不安要素であるが、自宅の複数のPCでアクセスしてみてこの機能は面白い。


てこずったのは、リグコントロール。間違い防止のため、リグから、バンドとモードを読み込んでもらった方がいいのdが、これがテコでも動かない。開発が終わっているZlogのリグの欄にIC-7100などある訳なく。IC706MKII-Gまでの設定しかない。HAMLOGはアイコムと設定するだけで動くのに、なぜ、Zlog(実はCtestWinも)は駄目なのか、ほとほと困ってしまったのだが、先人の方の記事を読んで解決。

ICOM機には「機種ごと」にCI-Vアドレスという、16進数の番号が振られているのであるが、これは一つのロガーで、複数のアイコム機を使う時に便利。ただHamlogは複数台使わない時は00とする事で、どのCI-Vアドレスでも動くのであるが、コンテストロガーがCI-Vアドレスが関わってくる。しかも、CI-Vアドレスでなく、機種で設定するから厄介。CtestWinはIC7100の設定があるから良いが、ZlogはIC-706MKIIGで時代が止まっている。これは困った。どうも先人の方の知恵を借りると、IC-756PROのCI-Vアドレスを借りると具合が良いようである。

IC-756PROのアドレスは5Ch。IC-7100のアドレス88hをこれに変えれば良いのだが、、IC-7100の場合、セットモード>外部端子>CI-Vアドレス で簡単に変更できる。ただ、これをセットしていると、ソフトによってはIC-756PROと認識されるので注意である。ちなみに、うちのIC-7100Mは正真正銘の50WのIC-7100「M」型であるが、CI-Vアドレスに無印、M、Sの区別はないようだ。



セットした所、Zlogでも問題なく、連動するようになった。問題はHamlogやCtestWinであるが、Hamlogは、基本的にCI-Vアドレスに依存しないので、問題ないものの、CtestWinは設定をIC-756PROに変えるか、設定をIC-7100に戻して、IC-7100のCI-VアドレスもIC-7100本来の値である88hに戻す必要があった。



しかし、IC-756PROの設定で430MHzFMモードで周波数を拾っているというのは面白い。


さてと、、、来週は村上に行くのだが用意せねば、、。


2015年9月16日水曜日

特小用ヘッドセットをオールモード機用に改造




そろそろ全市全郡コンテストも近づいてきたが、固定局で出る場合は、ブームマイクがあるので、さほど不便を感じないのであるが、移動運用でオニギリマイクを使った長時間オペレートはつらい。ヘッドセットがあったらなぁと思ったのであるが。ローカル局なんかのスタイルを見ていると、適当なコンデンサーマイクを使って結構簡単に自作していたりするのであるが。



そこでジャンク箱から見つけたのが、10年くらい前の、古いアイコムの特定小電力無線用のヘッドセット。アマチュア無線をQRTしていた時に、スキー場や島などで仲間との連絡に使っていたものである。ウィンドスクリーンも、イヤーパッドもスポンジがボロボロの状態だったから剥がしてしまったが。機能に問題はないようだ。まぁ、見た目も簡単なチープなヘッドセットだが、どうにか、発掘した所でこいつをIC-7100M用に改造できないか考えてみた。

HS-85という型番らしいが、特小用とはいえ、ピンアサインは次の通り、アイコムのハンディ機と同じようである。



問題となるのは、ハンディ機と、モービル機やオールモード機はPTT制御が違うという事。それから、コンデンサマイクなので電源が要るという事。

今回はPTTはZ-logやCtestWin経由のインターフェイスから行うか、別付スイッチで行うものとし、純粋にマイクの入力だけの系統とした。またHS-85にはイヤホンがついているが、おせじにも音がいいとは言えないので、コネクタは別体なので残すものの、基本はヘッドフォンを使うものとした。

さて、ピンアサインを見て問題となったのは、オールモード/モービル機が8Vをマイクに供給しているのに対して、ハンディ機は3Vのようである。そのまま8Vをかけてしまっても動作しそうな気がしたが、手持ちのパーツで何かないかと思い、適当な抵抗で、低減抵抗を組んで、だいたい4V弱を取り出す回路を組んでみた。

見ての通り極めて簡単な回路。IC-7100の8P側は余っていた、LANケーブルを使い、ヘッドセット側はコネクタとしたい所だが、極ミニプラグが今日は手に入らなかったのでとりあえず、ハンダ付して直結とした。

さて、回路を組んで繋いで、PTTスイッチは外部。そして、ダミーロードで送信してみたところ、

「はて?声が出ていない、」

参ったなと思いつつヘッドセット側のPTTを握ると、

「おお!変調が乗っている」

ローカル局と交信して、調整をしてみたが。

「なんか、明瞭度は良いのですが、ハンディ機みたいな音がしてますね」

とのコメント。う~ん、ただでさえ、音が軽くなりがちなアイコム機な上、ハンディ機用のセットだからしょうがないのか。まぁ、コンテスや移動メイン、だから、軽くてパサパサ、キンンキンしているチープな音の方が、雑音の中で聞いたり、SSBの乗りは良いかもしれない。ちなみにVOXモードにすると、頭切れする事もなく、音声を常時送るようだが、PTTモードの方が無難なような気がしたので、PTTスイッチを送信状態で、瞬間接着剤で接着して固定してしまった。

さて、一通り組みあがってテストしてから、情報を得たのであるが、どうもアイコム機はMIC端子に直流8Vが重畳されて流れているようである。テスターで測ると、MIC-GND(MIC)の間に8Vが流れている。う~んもしかしたら、3V入力は要らなかったのか。でもHS-85はVOX回路がついているし。組んで動作確認をしてから気づいたのだが、、、。確かに、アイコム機はMICとPTTのGNDを共用してしまうとノイズが乗るのだが、もしかしたらこの辺の重畳されている電圧が悪戯しているのかもしれない。ダイナミックマイクを、アイコム機で使う時はコンデンサでこの直流成分をキャンセルするらしいが、とりあえず、コンデンサマイクだし、動いているので、しばらく運用してみて、問題無ければ良しとする。




※ここに書いてある事項はあくまでも、工作、加工の参考としてください。私は、ここに書いてある事項が原因で生じたいかなる責任も負いません。





2015年9月6日日曜日

合角ダムで移動運用



合角ダムへ移動運用へ行ってきた。

JH1PRT/1 埼玉県秩父郡小鹿野町 JCG 13007/B LA埼玉05 合角ダム

このダム。昔から気になっていたのであるが、それほど大きいダムでもなく、有名なダムでもないのであるが、秩父市内から旧吉田町を抜け、群馬方面へ向かうと姿を表す。小鹿野町の旧、合角地区を水没させてできたダムのようであるが。細く深く、うねるような湖。ほどよい大きさの堤体は、夏の緑も奇麗だし秋の紅葉も奇麗である。


さて、今回は6mと430の新運用システムの試験と7MHzのLA運用である。新システムといっても。ローテーターがついただけなのであるが。長らく探していた。踏み立て式のローテーター基台が見つかった。価格も15Kとウソのような価格なのであるが。鉄工所をやられているOMさんの提供品で、格安で入手できるようである。ローテーターもこれまた、ちょうどよく江本の105が中古で手に入ったので、かなり安くローテーションシステムができた。
ちなみに、昔の移動用ローテーターの定番はエモテーターだったからか、穴ピッチは江本サイズだったので、何も考える事なく、そのままボルトオンができた。ベアリングも一緒に手に入れた江本製。


御覧のように可倒式なので、斜めの状態でセッティングし。引き起こす事ができるので、ローテーター付きとはいえ、楽である。2列2段ではこの芸当は難しいようであるが、スタック級の重量なら十分引き起こせる。
ローカルの430や6mの移動グループが数局使用しており、ほとんど材料代のような価格な上、頑丈なので、小生のモービルのように、屋根上ローテーターなど無理な、車高の低い車で大型アンテナを上げる場合には、手軽で頑丈である。





さて、運用。実際はローテーターを使った運用は6mだけ。雨が降るというので、展開が面倒な430MHzは持ってこなかった。代わりにどうにもならぬ7MHzのCWを練習せねばと。


しかし、しょっぱなから大失敗。あらかじめRadiomobileで伝搬予測はしていて、かなり飛ぶはずだと予測が出たが、その、第一候補地にたどり着けないというミス。

上の俯瞰模型はダムの展示室にあったものであるが。V/U波を下界に出す場所はダム堤体部分とその左上の茶色くなっている部分。茶色くなっている部分がミソなのであるが、最初どんな場所だったか分からなかったのであるが、現地で模型をみた所、どうやらダム工事で出た土を盛ってある場所のようである。

ここが伝搬予測では埼玉方面、59+と表示されて赤いゾーンが広がったので。これはイケる、と思ったのであるが、カッサダムの事件と同じく。通行止め。

そうだよなぁ。残土で埋めた土地で、先が断崖だなんて。危ないから、入れない訳だ。

仕方ないので、立ち入り禁止のゲート手前の路側帯から出せば飛ぶだろうと思ったのであるが。これまたイマイチ。伝搬予測では西側の山に遮られて、大票田の神奈川、東京方面が全く駄目という予測だったが、まさに予測どうりで、埼玉、茨城方面にしか開いていないようである。

ダム堤体も飛ぶようだが、QTHが秩父市なので、小鹿野町サイドで湖周辺で飛ぶとなると、ここか、湖面を渡る橋の斜張橋と次の橋の間の島のようである。

6mでは、なんとか5局ほどと交信するも。やっぱり、飛ばない。結構Radiomobileの予測との相関関係が分かるようになってきた。



そして、7MHzにQSY。6mの移動局が7MHzも全然駄目だなぁという話をしていたので、どうかと思った。
コンディションが悪いと分かっていたので、ダイポールを展張する。どうかと思ったらVFOを回してみると、CWは結構聞こえてきている。

しかし、出てみたら、やっぱり。勢いがない。CQを出していかないと応答がない。他エリアからすればマニアックなQTHと、そう運用がなさそうなダムなので、呼ばれるかと思ったのであるが。




途中でクラスタにアップしていただいたようで、今度は、猛烈な呼び声が聞こえるが、どうもこちらから飛んでないっぽいフシもある。自分のコピーが間違ったのか、コールバックしても応答がなかったり。コンディションがいいときは、空耳で聞こえた部分を返せば、今度は数局まとめて、帰ってくるものなのだが、、、。


それでも下手くそなCWを結構呼んでいただき。20局ほど。

すみませんCWモードに関してはこんな具合ですので、ミスコピーに関しては確認ができれば、TnXの返信で対応してますので、往復分で1年、未着の場合はJARL.comへ。

もうひとつ。フォーンはリアルタムでHamlogに打ち込んでますが、CWは余裕がなく、手書き。毎回呼んでいただいてる方もいらっしゃいまして。有難うございます。交信上で余裕がなくて、分からぬもので、ここでお礼させていただきます。






さて、帰りはダムカードをもらいにwダムサイトへ戻る。平成になって、できたダムであるから、だいぶ新しいダムかと思い込んでいたが、もうだいぶ、堤体が黒くなってきた。真新しく、白かった頃のイメージとはかけはなれて来た。


ダムカード。休日なので、守衛さんから貰うのであるが。不在だったので、ウロウロしていたら。
「ダムカードですか?」
と聞かれ、ポケットから出してくれた。ダムファンの方のブログなどを読むと。休日によくある光景なようである。

合角ダムは「ごうかく」ともよめるので、このカードは、試験の縁起物としてPRしているようである。



ちなみに「ごうかく」ではなく、合角ダムと書いて「かっかくダム」である。



人造湖の名前は「西秩父桃湖」。湖名の名石と、冒頭のダム名の石の書は、当時の土屋義彦埼玉県知事。桃源郷にしたいという意味で「桃湖」となったようであるが。土屋氏の娘の市川桃子氏の名ではないかという噂は当時の話題で。公募で募集したはずなのに組織票でないかと、当時の土屋ファミリーの県政と土木工事の私物化の象徴と物議をかました経緯がある。

もう次の、上田県政も長くなり土屋氏も故人となった今、公共事業華やかなりし頃の象徴に思える。





2015年9月1日火曜日

青荷温泉、ランプの宿



ここ数年。家族に青荷温泉へ行きたいと言われていたのであるが。
あまりにも遠く、お茶を濁していたのであるが。ここ数日の天気の悪さでコマーシャルがストップしてしまい。このタイミングで空き室があるようで。とうとういく事に。

正直ランプの宿といいながら、ネット予約できる等。雰囲気だけっていうのは分かっているし、乳頭温泉とかの方が秘境感満載な気がしたのだが。以前、銀山温泉のレトロな宿に泊って「ボロ」などと言われ。カチンと来ていたのもあって。聞いてみたら、やはり、危ない所は嫌だという話。

危なかったり、不便でなければ秘湯ではないだろう!とも思ったのだが。これは、一般人の考えるレトロと、それなりの目で見た「偽物」との乖離か。実際の所、電気が通ってない訳ないし。あれだけの大きさの建物で消防法の基準を満たすのには、電気は必須ってのも分かっていた(実際そうだったのだが)。

まぁ、まぁ、夢のない話は、前置きだけでさておく事にして。津軽へと向かったのであった。



さて、いきなりやってきたのは津軽は弘前城。深夜2時に出て10時には到着した。クルーズコントロールとアクティブレーンキープがついた、VM4になってから高速走行はだいぶ楽になった。疲れてないと言えばウソになるが、楽。燃費も14km/L強くらいで推移し。700kmを無給油で到達した。

さて、弘前城。天守閣を支える石垣に膨らみが見つかったという事で、ながらく調査が続けられていたようであるが、今夏から、改修工事に入っており。10月までには、少々離れた場所に天守ごと曳屋される事になっている。現在。地切り式はおこなわれ。天守はジャッキアップされ、仮台の上に載って浮いている状態。現在。移動のための準備中でお彼岸頃に、仮の設置場所まで曳屋されて移動するようである。

この定位置に天守が見られるのは、もう数週間。今後、石垣の改修が終わるまで、数年は仮置された姿となる。


つづいてやってきたのは岩木スカイライン。この看板は430MHzDXをした方なら見たことある看板。7エリア青森県との通信で、一番脈があるのが、この岩木山8合目であり、QSLカードやWebの画像でお馴染み。


平日で、人はいないだろうけど、CQを出そうと思ったら先客が。自衛隊がディスコーンを上げて通信している。流石にこのタイミングでは自衛隊が先客だから、この距離の真下で通信は先マズイ。VHFっぽい長さのアンテナなので、ワッチしてみると、どうも2mにカブりが入っている。2本を使ってデータ通信を行っているようでザーっという連続したカブリ音が2mで聞こえている。
まぁ、カブリが出ている云々。原因が何云々以前に自衛隊が仮設アンテナを上げている以上、「ちょっと出る、のもやめておこう。


さて、今晩の宿は、黒石市から少し山間に入った、青荷温泉。ランプの宿として有名であるが。実際は電気が通っているのであるが、それを言ってはもともこもない。客室には本当にランプしかなく、夜は本当に暗い。部屋にはAC電源のコンセントもない。(洗面台とかにはドライヤー用があったり、自販機が動いていたりするのにはウケるのであるが)

風呂は4か所。内湯と、入口に日帰り用の大型施設。奧に滝見の湯と川原のオープンエアな露天風呂。それぞれの風情を楽しめる。

自然を満喫できる散歩道もおすすめである。





さて、夕食前の時間と朝食前の時間を利用して7MHzに出てみた。18時と朝の7時。ここのところコンディション悪いが、朝晩、通勤時間の7MHz移動局のゴールデンタイム的時間。

駐車場は少々離れた場所にあるものの、さすがにダイポールを上げるのと発発を焚くのははばかれるので、モービルホイップでCWモードで静かに運用。移動用の24Vバッテリは持ってきたので、安定して50Wは出せる。流石CW。イヤホンで聞いているから、車外ではカチカチ音もなにも、ほとんど音は聞こえない、、、。ランプの宿の風情を壊してしまったらもともこもないので、、。

リザルトは初日は30分で10局翌日の朝は40分で26局ほどであった。クラスタに上げていただいたようで、パイルアップになったのであるが。いかんせんCWは壊滅的。スンナリコールが取れる場合もたまにあるのであるが、大概は壊滅的。みなさんご迷惑をおかけしましたが、沢山の局に呼んでいただきまして。ありがとうございました。