2015年9月22日火曜日

シルバーウィークは笹川流れへ(2)



羽越本線 桑川-今川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

昼食を食べて、国道345号を再度北へ向かうと、左に大きな駐車場が見える所から振り返ると(前作例ポイントのひとつ桑川寄りの谷のようである)、山の上に手すりのようなものが見える箇所があった。ここはどうも、津波避難用の高台のようであるが、ここからもS字を切る線路を俯瞰できた。ここの編成キャパシティは6両ほどか、長い列車は、後部が林の中に切れる。この日は天気は良かったものの、雲量は多く。上の写真のバックは粟島であるが、薄く霞んでいる。


羽越本線 今川-越後寒川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

さて、もう少し国道345号を北へ向かい、表紙絵の撮影地を過ぎると、特徴としては道路が四角い洞門で山をくりぬく箇所。ここは手前の踏切から林道っぽい道を少々上るとアクセスできる。編成キャパシティ的には上のような感じで、編成後部をトンネルに入れる事によってそこそこ長い列車も撮影できる。


羽越本線 今川-越後寒川
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

1ポイント2,3本ほどのペースでだいぶ忙しく撮りまわって来たがいよいよ、今日のクライマックスである。蓬莱山を望むポイント。定番撮影地であるが、当初なかなか見つからなかった。この辺、どの山にも、先人の足跡がついているようで、強者は岩山も登るようである。言ってみれば、蓬莱山以外は、先方の岩山、今回上った岩山。その北側の岩山と登れるようであるが。今回我々が上った以外の2か所は初歩のロッククライミングの技術がないと危険と思われる。我々が上ったのは、道路脇の売店の裏山から登頂するコースであるが、片道10分ほどであるが、撮影者がつけた道はあるものの上部は滑りやすく。やはり、それなりの装備が必要と感じた。難易度自体は5段階評価のうちの4程度であると思われる。

さて、機材をデポして登らなければならぬので、一番楽なコースを選んだつもりが、最上部は一歩間違えれば転げるほどの急坂であった。高さの恐怖と、海からの風の恐怖と戦いながら、なんとか、上って来たいなほ10号を収めた(...が、どうもうまく合掌せず、ピン甘をレタッチで隠す暴挙)

しかし、まぁまぁ、今後に向けて良いいスキルが得られたので良かった。


羽越本線 越後寒川-勝木
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+SONY24-70F2.8T*

続いてこのカットが取りたかった。漁港を背景に列車がゆく。しかし今日は連休中だが、貨物列車は動いていた。貨物時刻表の時刻欄と運用欄、それから貨物ちゃんねるの目撃情報を元に運行を確認したのだが、マルヨで、昨日の段階で、すでに運行が決まっていたり、ほどほどの時間になると釜のナンバーが入るといった状況。シルバーウィークは荷扱いするクライアントが多いのか、貨物列車は8000番台も含め「ウヤ」になる列車は少なかった。積載もそこそこで、「フレームライナー」と揶揄されるような列車は皆無だった。しかし、EF510は増備と500番台の転属で、だいぶ勢力を増やした。今回EF510は赤鬼さん、青鬼さん、両方みられたが、EF81の姿を見る事はなかった。

漁港をまたぐようにしてかかるバイパスの橋の上から旧街道側の線路をゆく列車が撮れる。この頃から急激に光線が低くなりはじめる。バックには、太陽がまさに粟島の方向の日本海に沈もうとしており、いい色を出している。周辺では車を止めて見入る観光客やカップルの姿が目立つようになってきた。
寒川のバイパスの橋は日没間際になると橋の影が出そうなので、最期は以前から気になっていた、勝木の漁港。へ向かう。

羽越本線 越後寒川-勝木
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+MINOLTA80-200F2.8

本当は勝木の漁港で撮りたかったのであるが、あいにく、勝木の漁港付近は腹付別線で複線化されていて、上り線はトンネル内のため、勝木の漁港では海沿い線は下り列車しか撮れないので、「きらきらうえつ」の帰りの上り便を寒川の漁港の先から海を隔てて狙った。もうすでに日が陰り、エロい配色となりだした。

羽越本線 越後寒川-勝木
KONICA MINOLTA α7 DIGITAL
+MINOLTA80-200F2.8

 さて、勝木の漁港。スマホのアプリで見ると、普通列車の通過は日没と同時のようである。普通に止めようとすると高感度になり、若干流そうとすると、明るすぎるという、微妙なコンディション。

カメラの設定をいじっているうちに、ファインダーを列車が横切った。「しまった」完全に出遅れ。適当な設定で、慌てて撮った割には露出はさほどひどくないが、列車は完全に行き過ぎてしまった。残念。しかし、窓が、夕陽で光っていたり奇麗だったのだが。まぁ、雰囲気。雰囲気。また「いつか」に期待しましょう。


KYOCERA URBANO V01


被写体にばかり気を取られていたが夕陽が、粟島の方へ沈んで行き、奇麗だった。夕陽時刻に合わせてこの街道を走る事が多々あるが、夕陽に出会える数は少ない。メイン機が使えない。サブ機の調子もどうもイマイチであったが、最後に奇麗な茜空が見られたのでヨシとするか。

ちなみにα77は彼岸明け、9月25日にオーバーホールから帰ってきた。タッチの差で間に合わなかったけど。たまにはクラシック機の使いづらさとシビアさを本番で味わうのもいいものだと思った。

次の企画はどこへ行こうか。

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