2013年2月20日水曜日

東京ハイパワーHC-100ATオートアンテナチューナー





知らず知らずのトラブルでリグを壊した経験(このIC706はFMが死んでるのと、50Mと144はパワーが出ない実質HF専用機)から、オートアンテナチューナーを導入。東京ハイパワーのHC-100AT。IC706と比べてこの大きさ。これで100Wまで対応できるから、移動免許の50Wなら充分。FT-817で屋外で運用する時も連れて行けそうだ。

張ってあるのは既製品のDP、ちゃんとしたバラン付平衡アンテナを使ってるのだから、調整に問題がなければ支障はないのであるが、3.5MHzはバンド幅でSWR変化が激しいのと、7MHzもバンド拡張で、バンド域が広いのと、それからご存知7MHzのエレメントに他の周波数を乗せる目的でも導入。メーカー専用機でないので、アイコムと八重洲両方対応できるのもGoodである。しかし、これ以外は専用機か手動のアンテナカップラしか選べないって、業界もだいぶお寒い事情のようであるが、、、。

操作は運用周波数で、他に影響の与えない周波数を選び、QRPトランシーバーでは1/2以下の出力、50W以上機では10W以下くらいのキャリアを与えてやりTUNEボタンを押してやる。SSBで送信してもキャリアを含んでいないので駄目なので、キャリアを含んでいるCWモードかAMモードで送信してやる。すると「ガチャガチャと」リレーが鳴る音が響く、初回はだいたい1.2秒くらいでチューニングが取れるようである。チューンが終わり緑色のランプが点灯すればチューン完了。SWRが∞でなければ、概ねSWR6以下ならチューンが取れるみたいだ、7MHzのエレメントにセオリーどうりの高調波の14MHzとか21MHZとかの電波を乗せて、実際に運用もできているので、問題ないようである。アンテナ調整が取れていてチューナー不要のバンドはTUNEボタンをプチッと押してやると、チューナーを使わないスルー状態になる。
 
10チャンネルメモリー付きとなっているが、バンドを換えてもキャリアを検出して自動チューンする訳ではないようで、バンドを換える時は、バンドが変った場合(できれば運用毎)チューン動作はしないと駄目なようである。その場合は、0.2秒とアナウンスされているとおり、初回と比べると、瞬殺でチューンが終了する。現在、持っていないのであるが、このIC706を含め、ケーブルさえ用意すれば、ICOMのリグはTUNEボタンを押すと自動で極小キャリアをHC-100ATに送ってチューンするようである。ヤエスは前述べの通り、手動でチューン動作をしないと駄目なようである。



追記
東京ハイパワーは2013年12月末をもって業務を終了しました。良い製品を作っていただけに残念です。ICOMコントロールケーブルを手に入れたのでIC-706はリグのチューンボタンを押すと純正チューナー同様に自動でチューン動作します。 同じくFT-817用コントローラーも売っていたのですが、これは値段が高く、買い損ねたようです。

いずれにせよ残念。

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