2016年12月27日火曜日

群馬富岡世界遺産の旅(1)

年の瀬も押し迫り、まとまって休みとなったので、2ndの冬休みがてら、富岡製糸場世界遺産の旅~みたいな旅に出てみた。居住地の周囲に沢山、観光地があるだろうヨという事もあるが、どうも近くの観光地は秩父化wしてしまうようで。ぐんまワンデー世界遺産パスが発売されているようなので、上州路へと旅立ってみた。実は、まだ上信電鉄の全線走破をしてなかった事を思い出したという邪な想いもああったのだが。




高崎駅に降り立つと生憎の雨。今年は、本当に、撮影に行っても、旅行に行っても雨である。会津でも雪の筈が雨だったのは泣きそうになった。今年撮った旅行写真を見るとほとんど雨である。しかも強い。もはや諦めの境地。

さて、高崎から上信電鉄に乗って富岡へ向かう。上信電鉄の発着する駅本屋側ホームの外れの0番線に向かうと、鉄道むすめの「富岡しるく」が迎えてくれた。一般的には、鉄道乗車券と富岡製糸場のセット券が安いが、ワンデーパスを持っているのと、一度、乗りつぶしで下仁田へ向かうので、入場券は現地入手となった。



さて改札に入ってみると、

あれ?女性職員が持っているこれ?
懐かしいなぁ、、、
でもこれが使われているって事はもしや?


さて、乗ったのは上信150型。上信電鉄の車両は元、西武の車両が多いが、これは、西武の101系だった車両。国鉄型の101、103系と同世代のカルダン駆動通勤車である。地方私鉄にもインバーター車が入るようになった昨今。一むかし前の私鉄電車独特のサウンドを響かせながら走ってゆく。少し前まで、地方私鉄には多く残っていた、釣掛駆動車は絶滅種に近くなり、カルダン駆動の直流モーター車ですら懐かしいと言われかねない、雰囲気となったことに時代の移ろいを感じる。



沿線には、敢えて保存しているような、レトロな駅が多く過ぎてゆく。
通常はワンマンであるが、ラッシュ時間帯は改札員が居るようである。



一旦、上州富岡を過ぎて下仁田へと雨の中、坂を上ってゆく。
南蛇井は珍読駅名。







終点の下仁田駅。
レトロとボロの境目は何だろうか、、、
こういう昭和末期的な駅も少なくなってきた。


高崎駅で見た使用感のあるパンチの予感は的中した。
硬券が観光用の記念切符としてだけでなく、現役で使用されている。


下仁田から乗った列車で折り返す。
赤津信号場で日野自動車ラッピング仕様の自社オリジナル車両6000系とすれ違う。


群馬のJRと私鉄5社のコラボきっぷ、「ぐんまワンデー世界遺産パス」(大人2100円。子供1050円)2000円ほどで、群馬と、一部その周辺の私鉄の路線に乗れる、おトクなきっぷだが、不定期発売で、ここ数年は7~12月の下半期に発売されているようであるが、売られているかどうかはWebなどで確認が必要である。


一度通り過ぎた富岡駅へ戻ってくる。
富岡駅は実にモーダンwな姿に建て替えられていた



群馬富岡世界遺産の旅(2)


さて、雨の中、富岡製糸場へやってきた。世界遺産、富岡製糸場へは上州富岡駅から徒歩15分ほど。街中にあるので、自動車で来ると市街地に散在する駐車場を探したり、駅向こうの駐車場に停めざるを得ないのであるが、それを逆手に取って、敢えて商店街を歩いてもらう事で町おこしをする試みをしているようである。

実は以前、来た事があるのであるが、入場料を敢えて2倍とする事で大整備を行っているということである。現在の入場料は1000円。学生や児童の入場料は250円、100円と安く抑えられている。

現在、西置繭場は全面修繕に入ってるようであるし、館内の案内の雰囲気モーダンな感じになっている。蒸気機関のレプリカも登場した。

しかし、今回「モーダン、モーダン」とウルサイなぁ、、、、ここができたのは、大正ロマンのさらに前の前、明治一桁の時代の出来事であるというから驚きである。ちなみに、工場の動力として、当時最新鋭の蒸気機関が導入されたが、電気というものはまだ、日本には無かったという事実で、時代が分かるだろうか。




ガイドが始まるまで、スタンプラリーをしてみる。
木造煉瓦造り。
時代を感じさせる建物である。



時間になったのでボランティアガイドの説明(要、別途ガイドツアー料200円)を受けながら進む。これは、煉瓦の積み方について説明している所。積み方ひとつとっても奥が深い。明治一桁の時代であるから、重機もない時代、山から木や石を切り出し運び、煉瓦を焼くのも大変だったようである。この煉瓦を焼いたのが、渋沢栄一の地元、深谷の瓦職人で、後の東京駅の赤煉瓦駅舎へとつながってゆく。


ガイドは無線式になっていて、配布される機器を通して聴く事ができる。



ここは片倉工業の製糸場として、1987年まで、実際に現役で使われていた。もちろん機械は、戦後のものであるが、操業終了当時の姿を残したまま保存されている。ちなみに、地元の人はここの事を「カタクラ」と呼ぶ人も多い。




電車の中から見てアレ?と思っていたのであるが。
不思議な電動バス
あえてゆっくり走る事で街を観光するというのが趣旨のようである。






さて、高崎に戻って、まだ時間があったので、今回は上越線の渋川の先の敷島まで行って温泉に入る事にした。高崎駅に着くと、雰囲気が一変していた。高崎線から退いてからしばらく休車状態だった211系が3両、4両の短編成になって続々と復帰してきており、高崎発着各線の115系と107系を置き換えていて、時間になると、信越線、上越線、両毛線、吾妻線から、211系が大挙として集まって来る。ほぼ毎時運転されている線区なので、本当にあわただしく短編成の211系がやって来る。最近まで、これが115系や107系だったのであるが、こうも一気に211系になると、不思議な感じである。



果たして、敷島へ向かうために乗った水上行きは希少な115系の6両編成であった。


つい最近まで、味のある木造駅舎が、国道17号から見えていた敷島駅であるが、モーダンwな建物となっていた。駅舎前の赤いポストは変わらず置いてある。新潟方面は下道で向かうときに、車を寄せて投函できると、重宝したポストだが、健在。


ユートピア赤城にある、敷島温泉「ふれあいの家」は敷島駅から徒歩5分ほど。段丘崖を一段降りた所にある。複合施設内にあるが、プールなどがあるクアハウスと市民向け温泉がある。クアハウス500円。銭湯的な、ふれあいの家の温泉は300円(一般)である。
意外と駅から近い。渋川市は、大合併で、周辺の多くの市町村を合併しており、温泉豊富な土地柄、合併したそれぞれの市町村が、温泉施設を持っていたので、300円ほどで入れる安い温泉が各所にある。ちなみに、ここは元々、赤城村だったようである。


旅行に出かけても、撮影に出かけても雨、しかも強い雨が降る1年であったが。
最後の最後で素晴らしい晴天が迎えてくれた。

来年は良い年でありますように。
(シマッタ。自分の影が落ちてるよw)


2016年11月28日月曜日

Youtube動画での説明ボードに良さそうなツール

夏男君とも話していたのだけど。ここの所、視聴者メディア趣向がYoutubeに移動しているのではないのかと。インターネットが普及して以来、ホームページ>掲示板>ブログ>SNSと変化してきて。ここへきて、小さな情報も動画で得ようという志向が強いように思う。

Google系ツールではそうした趣向をアナライズできるのが、去年あたりから、今年にかけて、かなり顕著になってきたように思われる。これまで、現れては下火になってきた、メディアの変遷を考えると、今はまだ底を打っていない感があるので、向こう3年はこのムーブメント傾向は続きそうな気がする。

そしてYoutubeの面白い所は、機材を揃え、計画をたてて撮影した動画より、スマホなどでやっつけ的に撮った動画の方が視聴回数も、時間も長いという傾向に。ようは、視聴者は、ネタというか、内容をよく見ているのだなと。そして、仲間に連鎖するように、自動的に紹介動画として上位ランクされるアルゴリズムなんだなと感心する。

さてさて、回る動画の典型は、特に無線などのHowToものなのだが、今までは紙に書いて、撮影していたのであるが、リスナーからホワイトボードにしたらどうか?との指摘をうけたのだが、いいものをみつけた。パイロット社製のJIKKYというボード。このパテントの商品は幼児向けの玩具としてタカラ社から「せんせい」として売られているのが有名で息の長い商品であるが。

もともと、パイロットの製品らしく。玩具でない仕様も数種売られている。原理としては鉄粉が表裏に移動するパネルで、磁石ペンでなぞると裏側の磁石が表に出てきて文字になるというもの。消すときは磁石で裏側からなぞると、鉄粉が裏側に戻って表は白くなるという単純なもの。

値段も2K円弱と安い。主な用途は伝言板や、筆談用、ペーパーレスオフィスでのメモ用などと、この時勢においても多岐に渡るようだ。使ってみた感じ。なかなか便利なツールである。




商品レビュー動画





使用例動画





   

  






2016年11月16日水曜日

紅葉の季節は終わり、厳しい冬の気配がやって来た。


北陸新幹線 軽井沢-佐久平
α77+SONY 24-70F2.8T*


木々が色づき始めた頃から、前倒し、前倒しで写真を撮っていたら、いざ見ごろになったら、危惧したとおり、コマーシャルが忙しかったり、休日に雨が降ったりであった。

今日は11月16日。東信濃では標高とロケ、場所によりけりで、見ごろの所があったり、終わり始めた所もあったりであった。ともかく、機材を持って、心残りだった御代田ストレートまで、千曲ビューラインを走る。どうやら標高600mくらいが見ごろのようで、目的地の御代田ストレートは900mほどあるのでどうか?

果たして。着いてみたら

「あっちゃ~~~」

タッチの差であった。先週の木曜休みの、雨だった日が見ごろだったようである。枯れ木主体の山にガックリ来て、機材を背負って帰ってしまおうかとも思ったが。せっかくだからと結局、13時台と14時台の列車の4本を撮ってみた。

14時22分、15時33分頃に通過するそれぞれ2本の計4本が光線的にチャンスなのであるが、完全に側面に日が回るのは15時台。しかも15時には、山間部の太陽はすぐ傍の山に沈みかけている。しかし、懸念していた、15時台の日射はギリギリで当たっているようである。角度が浅くなってエロくなった光線が、枯れ木に若干の色目をつけてくれたが。

もう秋も終わりの別荘地を疾走するE(W)7系列車。といった雰囲気となった。

次の写真は先々の写真。やはり先週が見ごろだったな。前作の温泉の記事の時に撮った写真。大屋駅前の大木がちょうどいい色をしていた。

もう東信濃は厳しい冬に入り始めている。



しなの鉄道大屋駅
α77+SONY 24-70F2.8T*

しなの鉄道大屋駅
α77+SONY 24-70F2.8T*



2016年11月3日木曜日

温泉の街、そして外湯


KYOCERA KYV33

変則的な一週間の仕事が終わると、仕事帰りに向かうところがある。休日前の買い出しに、街に出掛けた帰りに。ちょっと遠回りをして家に帰る。そこには、街から伸びてきた小さな私鉄電車の終点の駅があり、神社仏閣にかこまれた小ぢんまりとした温泉街がある。



α77+SONY 24-70F2.8T*

仕事の帰りの恰好のまま、お風呂道具をぶら下げてサンダルでカランコロンと歩いていく。一緒に歩いているのは、風呂に入りに来た、普段着の地元の人たち。



α77+SONY 24-70F2.8T*

小さな路地を曲がると突如開けた所に出て、観音様の参道に出る。地元の人は山門に向かって一礼する人も居れば、階段を上って詣でる人も居る。自分も今日は上ってみた。振り返って見下ろすと坂に貼りつくような温泉街が広がる。明かりの灯ったホテル。観光客は食事の時間だろうか。



α77+SONY 24-70F2.8T*

川沿いにある小さな外湯に入る。150円。きょう日、500円近くする東京の銭湯より安い。わざわざ隣町から、もの好きが。と思われているかどうかはさておき。毎週、同じ時間に入っていると、いい加減見知った顔の人も居る。今日、昨日の、天気や気温、そして湯温の話を挨拶代わりに風呂に入る。洗い場の湯栓を押す。軽く硫黄の臭いがする。当たり前なのだろうが、洗い場の湯も温泉である。



KYOCERA KYV33

α77+SONY 24-70F2.8T*


ああ、なんという地元感。そして、なんという贅沢だろうか。関東に居た頃はこんな雰囲気を味わうために、わざわざ出かけて来たのに、ここでは、それが日常である。そして、その日常の風景に自分も徐々に溶け込み始めたようだ。



α77+SONY 24-70F2.8T*


帰り際、駅の前を通る。街へと戻る電車が待っている。数人の観光客を降ろすと。ほぼカラの状態で折り返して行った。秋の夜長の温泉街に、ジョイント音とレールのきしむ音が響いた。



2016年10月27日木曜日

秋晴れの佐久平

紅葉の進み具合と天気と自分の休日が、なかなかうまく嚙み合わないのであるが、今日はスカッと晴れた秋晴れとなった。

佐久に用事があったので沿線でつまみ食いをしてみたが。これって1に居た頃、しきりに行きたいけど、休日と天気と出かけ都合が合わないとボヤいていた所ではないか。1のベースからだと3時間かかるところ、30分である、、、。


北陸新幹線 上田-佐久平
α77+MINOLTA 80-200F2.8 HIGH SPEED APO

まずはド定番。佐久平の大カーブ。行ってみると、針の穴を刺すような場所で、構図が固定されてしまう。もうちょい、高い三脚を使えば解決する事も多いのだが。どうしようもない。季節感が出にくいポイントであるが、それでも、刈田や背景の情景の色は秋である。



しなの鉄道 御代田-平原 
α77+SONY 24-70 F2.8T*

浅間山が見える定番ポイント。いやぁ、秋晴れが映えるポイントであるが、構図が難しい。若干トリミングしてしまった。

こう見ると、浅間山が上の方から下の方へ向かって紅葉が進んでおり、グラデーションになっている。手前では天日で乾燥させた稲を脱穀機で脱穀しているようで、慌ただしく軽トラが動いている。天日干しは、界隈のブランドなのか、乾燥機が普及した今、あえて、付加価値でやっているのだと思うが、関東では見られない風景である。





しなの鉄道 御代田-平原 
α77+SONY 24-70 F2.8T*

手前の田んぼを捨てて、思いっきり線路に寄ってみる。線路際は、休耕田のようで、どことなく、高原の開拓地を進むような印象になった。
(゚∀゚)アヒャ 2両かと思ったら、JR長野色の3両が来た!カツい、、、。 


北陸新幹線 軽井沢-佐久平
α77+SONY 24-70 F2.8T*


最後はこれまた定番地の御代田ストレート。紅葉にはまだ早いようであるが、実は15時台のこの2本しか、車両の側面に日が回らない。この段階ですでに太陽は背後の山に迫っており、つるべ落としの秋の日差しが、もう1、2週間、紅葉がさらに赤らむ頃まで残ってくれるのだろうか。燃えるような紅葉の中を抜ける先人の写真が多数出ているのだから、どうにかなるのだろうが。今日は自分のみ、1Bであった。(アアピン外し.....)


こう保険で、紅葉が若いうち、若いうちに先行して撮っているが、木々が、本当に燃えるように赤くなった時に限ってコマーシャルが忙しくて行けないものである。とりあえず紅葉と言うには若いけど、以上、夏男君の駄目出しを元に若干のトリミング加工をしつつ、秋の東信濃の空気を届けしました。


2016年10月24日月曜日

霜降


霜降。0の朝は寒くなった。

北御牧ポイント。なかなかスカッと晴れなかったのだが今朝は青空が覗いた。

また。曇るらしい。

先週より光線が厳しくなったと思ったら。日の出が遅くなっている。というか太陽高度と方位角の問題で側面に日が当たりつつ、周囲も照らす時間は7時半ごろの数本だけになってしまった。紅葉はまだ早いけど、本格的な紅葉がやってきそうな来週はこのカットは撮れないかもしれない。直近の山並に影響される、日の出、日没間際の撮影の難しさを思い知らされている。

橋の上ではないけど、下の広い場所に、登校中の小学生がフレームインしてくれた。

冬が近づいている空気感が伝わる一コマ。



北陸新幹線 佐久平-上田
α77+SONY 24-70F2.8T*

2016年10月19日水曜日

秋めいてきた信濃路




北陸新幹線 上田-佐久平
α77+SONY 24-70F2.8T*


首都圏より早く秋がやってきた。標高が600mちょいだから、霜はまだ降らないものの、夜は5度くらいまで下がってきた。こう、山の中に住んでいると、紅葉どうしようかなぁなどと思いながら、自動車で移動しながら、山を見てみるのだけど。

関東と比べて1か月近く秋の訪れが早い気がするけど、木々は色づいているもののまだ本格的ではない。しかも、曇ったり、雨が降ったりで。嫌味な事にスカッとした秋晴れの日は仕事の日。色々ポイントは目をつけているのであるが。とりあえず、定点は北陸新幹線の北御牧の俯瞰。あとはなりゆきかなぁ。

車で流していて、18号沿い、信濃国分寺駅のあたりにススキが綺麗な場所があったので撮ってみた。う~~ん。赤く燃えるようにギラッツとはならないなぁ。タイミングが難しい。

まだ2週間はありそうなので、コマーシャルが忙しくて、なかなか、光線が限定されるポイントに行きづらいのであるが、タイミングが合う限えば、もっとロケハンして、狙っていきたい。




しなの鉄道 信濃国分寺-大屋
α77+MINOLTA 80-200F2.8 HIGH SPEED APO


2016年10月6日木曜日

草紅葉が始まった霧ヶ峰をドライブ

昔から行ってみたかった、草紅葉の霧ヶ峰。高校の時の先生が「あれは綺麗だった」と言っていた言葉が何十年も気になって心に刺さっていたのだが、そのためにピンポイントに霧ヶ峰に行くというのはなかなか難しく。チャンスがなかったのであるが。

拠点が0に移ったので、機会があればと心の奥に止めていたのであるが、例によってここの所の生憎の雨続き。実は昨日、今日と連休だったのであるが、昨日も台風が通り過ぎて強い風が吹いていて怪しい雰囲気。

しかし朝起きてみると、雲量が少なく。これは天気が良いのではと思い。出張ってみた。走ってみてから気づいたのであるが、霧ヶ峰は大門峠から少し行った場所、和田峠との間なので、1時間かからずに、到達できる距離だった。

いやぁ、、、観光地の近くに住んでいると、埼玉で言う、観光地が「秩父化」するというのはこの事で。

α77+SONY24-70 F2.8T* (24mm) 


う~~んまだ早かったのか。色づいているって言えば色づいているんだけど、、、。枯草8割5分といった感じ。これは静止画の写真より。ドライブした動画の方が雰囲気が出ているかな。(こんな事もありそうなので、ビデオカメラも持参していた)。

富士見台からは富士山も見えて、台風一過だからか、久々に澄んだ空。眼下には諏訪湖と周辺の街も見えている。

いかにも「さわやか信州」のドライビングガイドの一コマに出てきそうな雰囲気であった。早朝だったので、すれ違う車もほぼ皆無で、駐車場に車はあれど、散策に出ているのか、人気は無し。せっかくだから丘をプラプラ歩いてみたけど。独り占め状態。

う~~ん早朝ってやっぱりいいな。

しかし、、、これ、もちろん場所は違うのであるが、「WindowsXPの丘」に雰囲気が似ている。



【動画】さわやか信州ドライブ~ビーナスライン草紅葉10月


2016年9月19日月曜日

第4次写真対戦~信州編(その2)

さて、腹ごしらえをしたので、大糸線撮影地に移動してみる。沿線は白い蕎麦の花が咲いている状況で、食べる方は、まだ新蕎麦とはいかないが、沿線は綺麗である。但し、、、雨、、、。



大糸線 信濃常盤-安曇沓掛
α77+SONY 24-70 F2.8T* (40mm)

蕎麦畑の傍をE127系列車がやってきた。晴れていればバックの山々が綺麗なポイント。



大糸線 安曇沓掛-信濃常盤
α77+SONY 24-70 F2.8T* (60mm)

曇りだし、同じような絵面だけではつまらないので、流してみた。正直流し撮りは苦手なのであるが、夏男氏に教わりながら、撮ってみる。ドライブを切っても、アタリカットが少ない。AFモードだと、フォーカスのターゲットに気を取られてケツが切れたりと、、、。数をこなさないとうまくいかないなぁ。




大糸線 信濃常盤-南大町
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (180mm)

本当に晴れていればいいのに。黄金色に色づいた水田とコスモスの傍らを白馬方面行き列車がやってきた。見通しの良い区間なので、望遠で圧縮して狙ってみた。ラッピング列車のようだ。




大糸線 信濃常盤-安曇沓掛
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (180mm)

夏男氏は小淵沢から特急で帰るので、そろそろ大糸線も引き上げようと思ったが、最後のあがきで、国道の陸橋上から1枚撮ってみた。転作しているか、縞々に見える水田地帯を松本方面行列車がやってきた。



小海線 小淵沢-甲斐小泉
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (180mm)

本来であれば、中央本線で、「あずさ」を含めて数本撮ろうと思ったのであるが、凄まじい土砂降り(動画参照)でどうにもならず。撮影地のチェックをするだけで精一杯。それでも小淵沢の小海線の大カーブを覗いて見ると、一瞬、雨が小降りになった。まだ日没まで辛うじて時間があるので1/20で流し撮りしてみた。う~~~んどうだ、、、、。夏男氏から教わった秘伝テクニックで撮ってみたのだが。何とか目を細めれば見られるシロモノになったかな。

生憎の雨というか、相当に激しい雨という劣悪なコンディションで。九州から来ていただいた(このためだけの来訪ではないのだが)のに申し訳ないのであるが。まぁ、今年の秋口らしいといえば「らしい」雨に濡れた信州路の撮影となった。

どうも夏男氏は1枚上手で次のネタをブッ込んで来るのだが、小生が、日田彦、日田彦とあまりにも筑豊方面をネタにして話すので、次回は北部九州で行う公算が強いようだ.....。


【動画】小生のVM4のインプレをする夏男氏と、次回企画の爆弾発言。




第4次写真対戦~信州編(その1)


昨年から始まった夏男氏との写真撮影遠征。いつの間にか「対決」とか「対戦」というタイトルがつくようになってしまったが、私は夏男殿には遠く及ばない腕前で、、、しかし、「やり込んでいる人」と1日過ごすというのは、色々と勉強になるもので、夏男氏も時折、お題を提供してくれるので、なかなかこの、遠征シリーズは面白くもあり、ためにもなるので、ゴールデンウィークとシルバーウィークに2年続けて、行い、とうとう4回目を迎えた。

さて、今年の秋の部は9月19日(月)(敬老の日で祝日)となった。しかし、天気は生憎の雨。今年は自分が撮影に出ると本当に雨が多い。雪景色を撮りに行った浦佐駅も雨なら、会津も雨。GWの只見遠征も雨と。そして、今回はここぞとばかりに土砂降りに近い雨。事後談だが、この日だけ悪かったのではなく、シルバーウィークがらみでは、晴れた日は1日位であった。折しも台風が連続で襲来し、東北、北海道に甚大な被害を与えた週の前と言うとだいたい天気が分かるであろうか。

さて、今回は信州編という事で、ぐるりと撮影地めぐりをする筈であったが、先週偵察済であった姨捨駅についた段階で、雨は強くなったり弱くなったり。画的に暗くなるのはもちろん、撮影も、防水装備で、効率の悪い撮影となった。




篠ノ井線 姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (70mm)

姨捨駅に進入する松本方面行普通列車。進入なのに、ヘッドライトが消えているし、運転士の姿が見えない。バック運転である。

さて、朝、長野に来るタンク貨物に間に合わせるつもりで来たのであるが、着いた瞬間に、1本、下って行ってしまった。まだ2本くらいある筈だと思っていたが、赤日(祝日)も日曜ダイヤのようで。貨物はそれっきり来ず、、、。釜を期待したのであるが、レギュラーの電車列車のみとなった。

115系が活躍していたのもつい最近のように思ったが、来る列車は211系とE127系(100代)ばかりである。新潟の115系も今年度限りのようだし、まだ続くと思っていた、上越線筋も211系化されるようで、JR東日本線区からは、115系の姿はいよいよ消えたようである。

変わって勢力を伸ばして来たのが211系。高崎・東北線に配置されていたクモハ車込み、耐寒仕様のグループが転属してきている。実は長野へ来たのは随分と前の話で、上越への投入が遅れた理由はよく知らないが、随分と保留車になっていた上で、投入されたようだ。

長野においては、もうすっかり主になった貫禄がある。一見、瀬戸大橋線とかJR四国カラーに似たような塗り分けである。



篠ノ井線 姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (200mm)

雨が降りしきる早朝、姨捨駅で交換する211系電車とE127系電車。同じ方向から入ってきて同じ方向に去ってゆく。交換ではホームに並ぶ。スイッチバック駅独特の情景。



篠ノ井線 稲荷山-姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8(120mm)

雨を突いて383系特急ワイドビュー「しなの」が上ってきた。屋根上で激しく雨が弾けている。新幹線のない名古屋方面への連絡特急で、運転頻度も多く、編成も長い。篠ノ井線はJR東海車を使う名古屋からの「しなの」がデフォルトで入ってきており、新宿方面へは松本で「あずさ」系に乗り換える事になる。もっとも、長野市から東京方面へは、北陸新幹線が爆速である。


篠ノ井線 姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (90mm)

突如、時刻表にない列車が現れて焦った。ハイブリッド車両のHB-E300系を使ったリゾートビューふるさとである。ダイヤが疎になった時間帯の運転のようで、しばらく、松本方面行ホームに停車していた。





篠ノ井線 姨捨
α77+MINOLTA HIGHSPEED APO 80-200F2.8 (180mm)

ハイブリッドトレインの臨時列車を待たせて、383系「しなの」が坂を駆け下りてゆく。若干雨は小降りになったようだ。長野方はパノラマ型グリーン車である。どんどん入れ替わる東海道新幹線車両と対象に、JR東海の在来線車両はサイクルが長いようで、383系も息の長い車両で、パノラマ型グリーン車は90年代前半の流行りで、懐かしささえ感じるようになった。



さて、姨捨から、安曇野に転戦する。その前に、せっかく安曇野に来たのだから蕎麦を食べる。安曇野インターを降りて30分少々山の方へと登る。以前、来てよかった「穂高城」へ。いやぁ、ここは一瞬足を踏み入れると、「やってしまったか!」と思える古民家改修風の高級店のように思ってしまうのだが、料金は下手な蕎麦専門店より良心的で、また、高いだけで、少ないと思いきや、並盛で高級店で言う大盛級の量である。これはハーフ山賊セットで、信州名物の山賊と言われる、巨大から揚げのハーフが付く。ちなみに、写真のから揚げサイズ。「ハーフ」である。フルにするとこの倍の大きさのようである。