2018年5月21日月曜日

新緑と雪渓。篠ノ井線・大糸線のランドスケープを楽しむ。

仁和寺のある法師、極楽寺、高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり
~そも、参りたる人ごとに、山へ登るは何事かありけむ。

徒然草の中の仁和寺のある法師におけるの有名な一節であるが、一昨年、長野に来たばかりの頃に夏男君と旅して、天候も悪かった事もあって、大糸線の入り口、安曇沓掛、信濃常盤などを見て「かばかり」と思って帰ってしまったが、実は大糸線の奥の深さはもっと奥であった。

今回、早朝まで雨が降る生憎の天気であったが、天気予報は晴れであったので、雨上がりのチリの少ない空気の中、何時に雲が切れるか不安は、あったが、山が見えそうであったので、大糸線方面へ足を進めてみた。


篠ノ井線 聖高原−冠着
α77+24-70F2.8T*

本当は長野からオリンピック道路を経由すれば早いのであるが、早朝の聖高原を抑えておきたくて、朝一番列車を待つ。
霧深い幻想的な景色の中、石油タンクを牽いたEH200を待ったが、最初に来る1本は休翌日で運休だったのが誤算。続けて来るのであるが、2番列車が来た頃には雲間から強い太陽光線が顔を覗かせて逆光となってしまったが、山に雲引く奥ゆかしいカットとなった。

篠ノ井線 坂北−聖高原
α77+24-70F2.8T*

聖高原の先のポイント。ここは雲が無ければ構図左に北アルプスが見えるだけに残念。しかし、水面に映る車両と田植えの情景が見られた。松本から長野へ通勤時間帯にE257 系で運転される快速列車がやってきた。

大糸線 南大町−信濃常盤
α77+24-70F2.8T*

安曇野へ抜け、大町方面へ。この辺りで雲が取れ始め山が見えてきたので少々寄り道。南大町駅手前で山が映る水田があったので1枚。E217系2両かと思ったら211系の3両だった。通勤時間も終わったころだから油断していたが、遠目にE127系4両だと思って、「終わった」と思ったが、助かった。
撮影データを見て、車両の種別両数は時刻表に印をつけておいた方が良いかもしれない。

大糸線 海ノ口−稲尾
α77+24-70F2.8T*

白馬に向かう途中思わず車を止めてしまった。仁科三湖のひとつ木崎湖のほとり。ガイドブックにも出そうな2本の木をバックにした典型的な情景である。木崎湖はこじんまりとした、静かなレジャースポット、湖面をせわしなく水上スキーが走っていたので、もしやとも思ったが、構図に入ってくれるほどラッキーではなかったようだ。


大糸線 海ノ口−簗場
α77+24-70F2.8T*

実は信濃森上に俯瞰地まで行って、千葉からの「あずさ3号」を撮ったのだが、盛大にピントを外してしまった。意気消沈して戻ってきたのだが、それでも、線路沿いに次々に現れる大糸線のポイントの虜になってしまった。
最後は海ノ口駅の少し簗場寄りのキャンプ場への道沿いから見下ろした木崎湖。水を張った水田と木崎湖の組み合わせが、季節感を出している。西洋チックな景色の多い大糸線北部において、水田は明らかに日本的。チラッと古いトタン屋根の農家が映っているのも長野らしい。

今回は予想外に素晴らしいランドスケープと好天に恵まれたものの初めての撮影地で、要領が悪く、しかも一番目的にしていた撮影地を外す失態。しかし、まぁ数回は通わないと慣れないと思うので、今日は天気もよかったし、これでよしとして、次回以降の課題としたい。次回。天気が良ければ5月末に行く予定である。






























2018年5月8日火曜日

雨の中の新潟撮影旅行(前編)

今年はGW中は仕事をしたので、開けた5月7日8日で撮影旅行へ行って来た。元々は夏男君との写真対戦がキッカケのスケジュールだが、前回の撮影でフライングして、山の芽吹きには早すぎたので、リベンジするべく新潟へ向かった。

撮影目的は前回スカに終わった、塚山の俯瞰と、いよいよ風前の灯火となった新潟地区の115系を追う事とした。4月発売のレイルマガジンに115系の運用を含めた解説が詳しく載っていたのであるが、3月改正で信越本線方面の運用が減り越後線中心に一部、信越本線と弥彦線の運用があるようである。新潟駅の高架ホーム使用開始に伴い、リニューアル色と言われている薄青色の3連しか運用できなくなったようで、それに加えて、保安装置付きから塗色変更されたのか、リバイバルカラーの、懐かしの新潟色、一次新潟色、新潟色、湘南色の各編成が運用されるようである。

さて、GW中から天気はあまり良くなかったのであるが、7日は基本的に雨で、間が良いと少し曇るような生憎の天気。逆光をあまり気にしなくても良い利点はあるのだが、やはり、撮りづらいものがある。

弥彦神社
α77+SONY DT35mm/F1.8 SAM

雨煙る新潟、弥彦神社は厳かな雰囲気の中、深々と雨が降っていた。GWは人で賑わったのかイベントの後片付けも行われていた。毎年のように来ているが、ここへ来る日は雨の日が多いような気がする。今回は、岩室温泉をベースに115系を追いながら旅してみた。


信越本線 柿崎−米山
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

まずは柿崎駅付近の海が見えるポイント。直江津からやって来る、朝の快速列車。信越本線を走る希少な列車となったが、足の長い列車ながら115系が充当され続けている。
レイルマガジンではこの塗色を1次新潟色として紹介していたが、いわゆる「懐かし」の新潟色が1次色だと思っていた。この濃紺羽目の色は90年代前半に使用された色で、少年時代の新潟の旅を強烈に印象づけている。ドラマ「高校教師」のラストシーンに登場したのもこの色である。気動車には残っていたが、最後の最後で115系で復活して嬉しい限りである。


越後線 小木ノ城−石地
α77+24-70F2.8T*

越後線に入り、小木ノ城付近のちょっとした峠で、区間運転に入っている湘南色の115系を捉える。これは32運用と言われている運用のようで、朝から15時ごろまでは、吉田と柏崎の間を延々と往復し、夕刻からは今度は弥彦線の吉田と東三条の間を往復する、専ら区間運転専用なような運用。ここで湘南色が入ったから、日中は2時間ヘッドくらいに減ってしまう越後線西側の運用をこの編成だけでこなすようである。


越後線 粟生津
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

日中は越後線の柏崎口ばかりの運用であるし、同じ編成が繰り返し往復するので、今日は湘南色の日である。吉田から粟生田付近までは住宅街っぽい所を走るのであるが、除雪のためか、線路敷が広い越後線は独特の雰囲気。細い線路と、直接き電の簡易電化。草生した線路の向こうの駅に列車が到着した。

越後線 南吉田−粟生津
α77+SONY24-70F2.8T*

雨はどんどん強くなり、どしゃ降りに近くなって来た。それでも弥彦山が微かに霞んで見えているから不思議である。柏崎までもう1往復すれば、36運用の編成と交代である。
晴れていれば絶景スポット。昨年は晴れていたのに、ここを探すことが出来ずに残念な事をした....昔の事を悔やんでも「たられば」であるが。


越後線 粟生津
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

15時すぎ、激しい雨の中、朝に見た快速電車に入っていた1次新潟色編成が長岡を経由して、新潟より越後線に入って来た。数人の乗降を行い、吉田の市街地を後にする。本来の予定なら、新潟から越後線経由で新井まで足を伸ばす6連があるのであるが、いよいよ雨が強くなり、暗くなって来たので、今日の撮影は諦めることにした。

(後編へ続く)

雨の中の新潟撮影旅行(後編)



越後線 吉田−西吉田
iPhone8


弥彦線 吉田−西吉田
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

明けて5月8日。弥彦線運用に入った34運用+35運用を併結した6連を撮る。6連は前後で別の運用のようで、途中でバラされて翌日は組み合わせが変わるはずなのであるが、前日は越後線の岩室付近で撮影して失敗したので、リベンジで弥彦線に入ったのであるが、何と昨日につづいて、水色のリニューアル色の重連の6連であった。せっかくある程度本数のあるリニューアル色であるから、重連の編成は前後違う編成で来てもらいたいものであるが、リニューアル色編成は本数が多いので重なりやすいのであるが、2日連続で上手く行かなかった。

ちなみに、この撮影地は逆側から撮ると弥彦山バックに撮れる希少なポイントなのであるが、今日は時折晴れ間の刺す曇りであるが、弥彦山は見えず、逆光があまり関係ないので架線柱処理がスッキリしている反対側から撮ってみる。

雨なのに弥彦山が見えていた昨日とは対照的である。今回のレイルマガジンの記事は相当に越後線に通い慣れた方が書いたのか、この方の紹介の撮影地はやはり理由がある場所が多い。下手にスケベ根性を出して撮ろうとすると何か、やっぱり、撮りづらい理由があるようである。通い慣れた人には敵わない。


信越本線 塚山−長鳥
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

弥彦線のリベンジをしたので、下りの貨物2本を見送ってしまったが。高速を使って塚山に移動して、この前、スカだった、俯瞰地に登ってみる。雨が降っていたのもあって、前回の反省から、スパイク長靴に雨具を着込み、さながら山林作業のようないでたちで登るが正解だった。ここの俯瞰地は道があるようで、無く、途中傾斜がきつくて厳しいが、頂上に出ると一気に視野が開ける。
果たして、前回、まだ薄茶色だった山々は新緑の緑に包まれていた。二週間程でこうも様変わりするのだから凄い。やって来た札幌からのコンテナ列車も、赤いEF510の牽引。俯瞰地から見下ろすような距離のあるカットには赤い釜が映えるようである。水田はまだ水を入れて代掻きを始めたばかり。これからが美しい季節である。


信越本線 塚山−長鳥
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

塚山の俯瞰では数本撮ったのであるが、散漫になるので、上りの「しらゆき」は少し奥のカットで。雨は止んで時折薄日が刺すようになったのであるが、少々煙っているようである。淡い緑の森を短い4両編成のE653系がやって来た。



信越本線 青梅川
α77+KONICA MINOLTA17-35 F2.8-4D

長野へ戻る行程を考えながらロケ地を巡る。最後は青梅川駅を米山大橋を入れて撮る。橋脚の色からも分かるように14時半となると本来の太陽光線は線路の向こう側となり完全逆光である。本来は午前の貨物列車が順光なのであるが、曇天なので、それなりの構図とする事ができた。塗り替えられたばかりの真紅の橋脚の向こうに赤い釜の牽く貨物列車がやって来た。

今回の2日がかりの新潟遠征であるが、天気に恵まれなかったのが残念であった。昨年は1日は天気に恵まれたもののロケハンの甘さが露呈、今年は雨と、なかなか上手くいかないものである。これから7月にかけては海水浴シーズン。信州の棚田や、山岳も美しい季節となるし、休日は何処へ行こうか、悩ましくも嬉しい季節となったようである。


2018年4月16日月曜日

桜の季節の名残を追って越後路へ




今年の長野の春は早かった。本来、長野県内で桜を取る予定だったのであるが、少々、足を延ばして新潟に新緑を撮りに行った筈であったが。どうもそれは気が早すぎたのか、待っていたのは新緑には程遠い山々。結局、中途半端な時期となってしまったが、標高の高い山間部では、まだまだ春の名残が続いているようである。ちなみに標高が1000m近い場所では桜の開花の平年値はゴールデンウィーク頃のようである。

飯山線 上桑名川−桑名川
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

新潟へ向かう途中の117号線はどうしても飯山線が気になる。目的地での列車時刻が迫っているが、桑名川駅付近で神社の境内の桜の巨木を見つけたので撮ってみた。ありゃ、ピンが後ろにいってしもた。


信越本線 塚山−長鳥
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

目的地の塚山の俯瞰に。雪が溶けてここに登れるようになって間もないようで、足元がおぼつかない山道を登る。結構きつい所を登ってゆくと、急に景色が開けて俯瞰地が現れた。しかし見えた景色はまだ茶色い山。そして桜は終わっているという微妙な景色になってしまった。札幌からコンテナがやってきた。、、、元カシオペアの釜だった銀色の釜。本当に映えない写真になった。

信越本線 北条−越後広田
α77+SONY24−70F2.8T*

塚山から長鳥までは、線路沿いに塚山峠を越えれば直ぐなのであるが、まだ冬季通行止めの最中。道を見た感じ、雪はすっかり溶けているようであるが、倒木などの処置が終わってないらしく、通行できない。国道8号、曽地峠を経由して大回りして長鳥付近へ。有名な俯瞰地もさることながら、麓の直線やカーブも晴れていれば、雪山や新緑をバックに綺麗な所なのであるが、天気が残念になってしまった。このカットは休日は黒井からやってくる化学コンテナ主体の貨物を撮ろうと思ったのであるが、何と積載0のフレームライナーだった上に構図失敗。E219系のカットを載せてみた。微妙.....。

信越本線 米山
α77+SONY24−70F2.8T*

15時を過ぎると、急激に晴れてきた。スマホで天気を調べると、これは日本海に夕陽が沈むのではと、思いロケハン。イメージとしては、列車のシルエットを夕陽と海で抜こうと思っていたのであるが、信越本線は海沿いは橋梁部も含めて防風壁が連なっており、シルエットが抜ける位置がほとんど無い事が分かった。柿崎の俯瞰が夕陽の逆光カットでも有名であるが、国道8号線から柿崎駅方向を見ると、針の孔のようにシルエットが浮かぶ場所がある事を発見。この時期、丁度日没間際に、特急2本、貨物1本が通るようである。

今回の撮影は、季節が微妙だった上に撮影テクニックの上でも課題が山積してしまった。上手くいかないものは、上手くいかないのであろうか。過去、ゴールデンウィークに行くとこの界隈は具合が良いようであるが。5月上旬、リベンジするか否かは乞うご期待。

2018年4月15日日曜日

7200系最後の春

上田電鉄の7200系の引退が5月とアナウンスされ、最後の春を迎えた。今週は運用に入る日が多いようで、桜も今日が最後だという事でいつもの別所温泉界隈に向かってみた。しかし、桜と列車というテーマは定番のようで結構というか、かなり難しい。色々と構図を欲張りすぎたのもいけないのかもしれないが、折角の7200系のカットを無駄に埋没させてしまった。

上田電鉄 舞田
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

かつては東急7000系と共に地方私鉄譲渡車の定番車であったが、VVVFインバーターを搭載した車両の譲渡が始まり活躍の場がどんどん狭まってきていた。桜舞い散る舞田駅を後にする姿に、地方私鉄の車両の、ひとつの時代の幕引きを感じた。

上田電鉄 舞田
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

7200系が去り、静まり帰った舞田駅。ホームの照明に桜が照らされて浮かび上がった。空には星が瞬き出した。ここは、住宅街の傍のような駅であるが、山の端と星空が綺麗な場所である。


上田電鉄 八木沢
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

八木沢駅を発車する上田行列車。7200系から任を受け継いだVVVFインバーター搭載の東急譲渡車が次の世代を担う。最初、だいぶ都会的な印象に感じられたこの車両たちも、塩田平を走りはじめてから年月が経過し、この景色に腰を据えた貫禄を出してきた。





2018年4月12日木曜日

長野電鉄は花盛り

今年の長野の桜は10日ほど早く咲いた。昨年、初めて春の長野電鉄に来た時には、4月12日の時点で長野市内はまだ咲き始めと行ったところで、次の休みの4月20日では、信州中の界隈で見頃、長野市内では葉桜になりかけていた所であった。その反省を踏まえて、今年は4月の16日付近に休みを合わせたのであるが、前の項で述べたとうりに東京の桜が3月26日あたりで満開と、平年より一週間ほど早く、3月31日の時点で見頃は碓氷峠の下であった。しかし、蓋を開けてみると、想像以上に開花スピードが早く、4月の3日頃には咲き始め、5日に満開となってしまった。

これには予定より10日も早く、東京の桜が満開から僅か2日で葉桜になった暖かい気候を考えると、休暇予定に合わせていたら散るのは確実。しかし不定休の休みが4月10日に来そうであったので、賭けてみた。結果、5日からは一転、寒波が入り、桜が満開の状態で長持ちしてくれており、訪れた4月9日は長野市内はギリギリ、中野界隈はちょうど見頃であった。

長野電鉄 信濃竹原−夜間瀬
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

まずは桜の開花の進行を見る為に信濃竹原のポイントへ。見事。昨年の4月20日頃の様子であった。やはり昨年と比べて10日は早いようである。ここの桜は、通常期に開花する酒類と遅咲きのものが交互に植えられているようで、通常期のものが咲き終わっても、楽しめそう。次の休みに来てみても良いかもしれない。

長野電鉄 桜沢-都住
α77+SONY 24-70 F2.8T*

取って返して村山橋。何と桜が満開のまま頑張ってくれているのに天気が、花曇り。飯縄山は隠れていたものが、頂上が姿を現してくれたものの、空がドン曇りであるので、イマイチ、桜の淡い色が空に埋もれてしまったが感ある。

長野電鉄 桜沢-都住
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO

午後からは少しは晴れるかと予報をみながら期待したものの、生憎、空は黒く厚い雲に覆われていて、期待できないので桜沢の俯瞰に移動してみる。初めて来たが、非常に広い場所を見通せる場所である。沿線の桜もさることながら、果樹園のサクランボの桜も綺麗に咲いている。少し緑かかった白い花をしているのが果樹のサクラのようである。

長野電鉄 桜沢-都住
α77+SONY 24-70 F2.8T*

春爛漫の果樹園を抜けて、湯田中から1000系ゆけむりがやって来た。短いなぁと思っていたが、俯瞰地から見ると本当に短い。本家ロマンスカーをイメージすると、デフォルメされた鉄道模型のBトレインショーティのような印象である。



長野電鉄 桜沢-延徳
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO

俯瞰地から降りて、桜沢の延徳より、工業団地の小川の桜がたわわに実り、はちきれんばかりの満開であった。一瞬顔を出す所を狙う。抑速ブレーキ装備車である事から、信州中野より山側での運用が多い3500系が長野からの直通で通してやって来た。

長野電鉄 桜沢-都住
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

長野市内は午後の遅い時間になれば晴れるとの予報だったが、中野市内は終始曇りの予報。そんなピンポイントに予報なんて当たるのかと思っていたら。見事。背中から浴びる長野市内からの日差しは入るが、背景の空はドン曇り。でも列車が来る一瞬の間隙で、斜光線が列車と桜を照らした。果樹の薄緑かかった白い桜はHiSE車が夕陽に照らし出された。

2018年、今年の桜の季節の撮影は、10日も速く咲いてしまって、一喜一憂したが、結果的に長電界隈が見ごろで、しなの鉄道、上田電鉄方面も見事に満開。天候が晴れたり曇ったり、まさに花曇りで困ったが。撮影する題材にことこかない休日であった。



2018年4月1日日曜日

桜前線を追いながら中山道をゆく

今年の春は早い。東京の上野公園に行ってその帰り。東京の桜は27日の水曜日が満開だったようで、わずか2日後の週末には、花見をするにはちょっと葉が出てしまったような印象だった。それでも上野公園の名物の花見酒宴は盛況で、まだ出社もしてないような新入社員と思しき姿も見えた。

さて、投泊して翌31日は、桜前線を追いながら長野へ戻ってみた。中山道を国道17号から18号へ折れて、安中〜松井田界隈が桜の満開見頃か。どこに桜があったかロケハンしながら移動してみたら、信越化学の工場傍に、良さそうな場所に桜があったので1枚。線路バックの丘陵の稜線が一面桜という、好ポイントを見つけたりもしたのであるが、光線が午前の早い時間だったり、午後だったり、通りすがりの撮影ではなかなかうまく行かないものである。


信越本線 松井田ー磯部
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO 

115系の引退に湧いた高崎であるが、211系が主力となった春を迎えた。長年に渡り散々高崎線で見た車両であるし、外観も変わらないので、特別な感慨もある訳ではないが、妙義山をバックに桜の中を抜けて来る姿に、ようやく次の居場所に落ち着いた様子を感じられた。本来なら、もっと早く主力になってもよかったのであろうが、休車扱になったりしながら、ようやく高崎支社北部の主力となった。その分、長く115系が活躍できたという事であるが。

しなの鉄道 中軽井沢ー軽井沢
α77+SONY24-70F2.8T*

碓氷峠を登って軽井沢。桜が満開だった標高350米程の松井田界隈から、標高950米程のここまで一気に標高が上がると、まだ冬の様相である。事実、桜も例年4月末であるから、進んでいる今年も4月20日過ぎではないだろうか。それでも浅間山の雪もだいぶ解けたようで、冬景色の浅間山というイメージからはだいぶ茶色い印象となった。しかし、天気が良いというか、陽気が良いというか、上着の要らない気温で、列車を待っている間に、路傍の石に座っていると、ついウトウトしてしまい、列車通過寸前となってしまった。信州でも最も寒いエリアの部類に入る軽井沢にも確実に春が近づいている。

しなの鉄道 御代田ー平原

α77+SONY24-70F2.8T*


東京の桜が7日程早かったので、信州の桜の見頃は4月15日前後だろうか。休みの都合と、天気と、列車となかなか都合を合わせてくれないものであるが、茶色一色だった信濃の山が一斉に芽吹くのが楽しみである。