2013年9月1日日曜日

水上移動運用リベンジ

どうにも悔しく。ノルン水上リベンジ。朝4時に出て一般道で7時着。

7時半頃より430MHzで波を出し始める。「結構厳しいよ」との前評判どうり、移動運用CQの割には声がかからない。しかし、宇都宮とか、船橋とか、川崎とか、150Kmはあるだろう、恐ろしく遠距離に飛んでいる。回折利得かなぁ。とりあえず、昨日の写真の通り、430MHzのセオリーどうりの眺望の効くガケっぷちではなく、谷間を縫って関東平野に向かって電波を出すロケーション。

ビーム方向としては赤城山のやや右を狙ってみた。パスとしては谷間を抜け関東平野に出るルートと、赤城山なのか榛名なのか、回折して遠距離に落ちるパターンの2パターンがあるようだ。どう反射したのか分からないが、アサッテの方向のはずの北横岳(長野県茅野市)から応答があった。反射に加え回折が加わるとヘンテコな所に電波が落ちるので430も結構面白い。このルートは左右の山にぶつかりながら反射を繰り返し、山を回折し、平野部に放出されるので、何しろどこに飛んでいるか読めない。利得とパワーが必要な感じだが、谷間を抜くルートは意外性という面では面白いかもしれない。

9時を過ぎて、空振り気味のCQに疲れたので7MHzに切り替えてみる事にした。竿を振り出し、ロングワイヤーを展開、カウンターポイズを這わせ、チューナーでマッチングを取ってと、、、思いのほか、アンテナ設営に手こずった。トレイン運用の時は10分で展開できたのであるが、電源がトレイン運用のままで、端子がシガーソケットでソケット数が足りないというマイナートラブル。電線を剥いたり、マッチングを取ったりで小一時間かかってしまった。

バンド内をワッチ。なんだか、コンディション悪いなぁ。Sが9振ってくる局が少ない。ロングワイヤなので、耳が悪いのかもしれないが、暑くなってコンディションが下がりそうな嫌な予感。とりあえず深谷からの局が強力に入感してきたので、呼んでみた。

59であるがこの距離なのに、QSBが激しい。10時になったら使いませんかとの事なので、少々待って周波数を譲って戴いた(有難う御座います)。

さて、発声開始。

「CQ~CQ~」と

結構発声しないと応答がない。ふるさと富士関東04 ウォーターフロントWF148-4 坂東太郎T601
と誘うが出だしはマッタリであった、、、、が、、、、突然、、、、強烈なパイルが始まった。

いやいやいや、、、、、

急変ぶりに何だ何だ?という感じだが、困った事にコンディションが下がりはじめている。初心者でこの環境になるとかなり泡を食う。

メリット5で入っているうちはいいのであるが、

交換レポートでメリット4。しかも49ならまだ良い。交換レポート41でも呼んでくる。いやいや高知県香美市。遍路で行った所だ、、、、。

アンテナがショボいは、飛んでないわで、、、もう半泣きである。メリット3でも呼んでくる。パイルの海からピックアップして、コールバックしても、QSBが深いのでこちらの波は相手に届いてないらしく、交信不成立。

「これは迷惑をかける」

ごめんなさいして、、、7MHzは怒涛のうちにあっけなく30分もせずに終了した。

どうやら最初に交信した7エリアの局長さんがJクラスタに上げて戴いたようだ。パイルが始まった時間とクラスタのアップ時間が一致している。しかし、コンディションの低下とも一致してしまい、迷惑をかける結果に、、、、申し訳ない、、、、。50W弱注入してるし、モービルホイップよりは良いと思うのだが、ロングワイヤーだしなぁ。リグの耳は良いようだ。Sが振れてなくても明瞭に声が聞こえる。41ではなく実質、51である。相手方には41のようで、こちらが飛んでない。メリット3レベルではQSB周期では完全に聞こえなくなるようでその時点でジ、、、エンド。微弱電波を呼んでいただいた皆様有難うございます。

先日の津南の5W事件の時はハシにも棒にもかからなかったが、50W位出ていて、ロケに3ポイントもあったので、ハマった。失敗した。コンディションの良い朝方を7MHzにしておけば良かった。そもそも、もうちょい430が伸びると思ったのであるが。

その後は430でまた

「CQ~CQ~」

と根気強く呼び続ける。今度は群馬あたりにヒットしているようである。すると前橋のOMから、、、

「先ほど7MHz出てましたね、弱かったなぁ、、、41くらいだったね。呼んだけど駄目だったよ。この距離で駄目なんだからHFは分からないね、、このバンドは信号強度2だけどメリットは5。よく来てるよ」

との事。

「いやいや、、、泡を食いました。このバンドはノンビリ話せますね。」

430はコンディションは関係ないので、ラグチューモードで数局やってお昼になったので、撤収する事にした。予報では午後は雷雨。昨日、撮影スポットをいくつか見つけておいたので、上越線を撮影しながら帰ろうと思い、トランクを開け、カメラを出してみる。

「ん、、、なんか軽い」

電源が入らない。!?

「あぁ~~~バッテリーが入っていない」

昨日は無線機のケーブルを忘れ、今日はカメラのバッテリーを忘れた。昨日と入れ子だ。これではどうあがいても写真は撮れない。



「プォーーーッ!!!!!!」



眼下の街の方角、蒸機の汽笛が山間に響いた。




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