2010年12月7日火曜日

旅行に持っていく荷物

ウェブを更新。ブログ記事として書いていた、旅行に持っていく荷物のカテゴリを旅の小ネタ帳としてまとめてみた。



(旧ブログからの転載記事)

皆さんは旅行にどんな物を持っていくだろうか。周りを見渡すと荷物が多い人、少ない人、様々だと思う。
上は超貧乏旅行をしていた頃の荷物。写真に写っている部分から思い出して書き出してみると
時刻表(小)、時刻表(特大)、名簿、ノート、切符ケース、CDプレーヤー、CD20枚、カセットウウォークマン、カセットテープ3本、寝袋、空気まくら、ガイドブック、カメラ、外付フラッシュ、三脚、フィルム10本、ウェストポーチ、デイバッグ、セカンドバッグ、ハブラシ、安全カミソリ、タオル、シャンプー、洗面器、水筒、着替え、寝袋。この写真にはないが、缶詰(サバ味噌煮、さんま、法事でもらって食べなかった白桃)食パン、1斤。マーガリン・・・etc
 呆れる程多い。この頃は「持っていける物は持って行き」現地調達は必要最低限にした。お金のかかる食堂での飲食は控えるため食料は必要だし、座席の夜行を宿代わりにするため、寝具も必要だし、風呂は銭湯を使うため、アメニティグッズも多め。当時、MDも出たての時代だったので、暇つぶしに聞く音楽機材もメディアがカセットと、CDで、ガサが大きかった。
  この頃の荷物で忘れられないのが使い捨ての安全カミソリ。宿に泊まらないため、髭が伸びるので、コ汚い、駅の便所で髭を剃っていた。今も、貝印の使い捨て安全カミソリを見るとあのアンモニア臭を鮮明に思い出す。
一体何のために持っていったのか不明なのは名簿や洗面器。洗面器は駅前銭湯情報という本の影響で我々のような旅行者の間では、ケロリン洗面器という黄色い洗面器を持ち歩くのが流行っていた。銭湯にいけば全く同じ洗面器が置いてあり、あまり意味のない持ち物である。ちなみに東急ハンズで売っていた。
 名簿は携帯電話がなかった時代の連絡手段である。1週間も旅行するとなると、万一の場合の連絡体制が不安だが、連絡網を持っていれば、家に連絡が取れなくてもどこかに電話すれば、伝え伝って連絡が取れる可能性があったた。そのため、友達の友達レベルまで連絡が捕れる名簿を持っていた。今では個人情報保護法の関係でそんなもの持ち歩くのは不安だが、昔は抵抗感がなくむしろ安心感を与える持ち物だった。
 





 対してこれは最近の旅行の荷物。2泊3日分であるが、
着替え2日分。タオル、ハブラシ、時刻表(特大)、カッパ、傘、カメラ3台、三脚、切符、切符ケース、i-pod
とこんなもんである。特筆すべきはこの荷物の中に一眼レフカメラが2台も含まれている事。時刻表は少年マガジンやジャンプと同サイズの特大サイズがサイドに刺さっているのが相変わらず鉄ヲタスタイルだが、容積の40パーセントはカメラで他の生活資材は必要最低限のごく僅かに過ぎない。
 現在は昔とは、まったく逆のスタイルであって、食事は当然、街で探して食べるし、現地で手に入るものは購入し、携行品を最小限に控える。何らかの形で宿に泊まる(夜行も寝台)のため、寝具類や余計なアメニティグッズは不要。音楽はi-pod1台で500曲収蔵。結果、カメラ類を昔と同じだけ携行しても日帰りサイズ程の荷物になった。
 もう上の荷物のような時代に戻れないが、あの頃は本当に楽しかった。お金はまったく無かったが、少ない予算で、長い日数を楽しんでいた。あの、30Kgの米袋を持ち上げるようなクソ重い荷物の感触とともに青春の一コマを思い出すとなんだか感慨深い。

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