2014年1月30日木曜日

怪しいリニアアンプ

昨年末から、東京ハイパワーが潰れた話でもちきりであるが、直下プリを買った川越無線に「430MHz中古70Wリニア」と称する怪しいリニアがあったので、入手した。

「オマエそのリニアアウトだろ!」

と思った人。お目が高い。パッと見はパーソナル無線用の50W違法リニアである。

しかし、モジュールがRA30H4047Mに換装されている。430MHz用の公称30Wのモジュールである。川越無線では70Wリニアと称していたが、MAX値のようで、安全パイは45Wである。、、、と言ったのはTSSのオジさんで、あまりモジュールに無理をかけないようにと、逆になだめられてしまったwwww。はい。結論としては、合法的に50Wとして、登録可能です。スタンバイ回路が追加されているのでSSBでの運用も可である。まぁ~自作リニア、RA30H4047M×1で登録して下さいとの事で。東京ハイパワーのリニアも登録はそんなもんなんで、そんなもんなんだろう。

モジュールのデータシートをみるとモジュール自体は100mWドライブ時に30Wくらいでるようになっているらしく、かなりのアッテネーションをかけているようである。推奨は1Wドライブ。限界は6Wとの事なので、TS790のMAX絞った、5Wでオーバードライブギリギリである。自作リニアと同じで保護回路はないので、FMで入力オーバーに気付かないと昇天してしまいそうだ。危ない。実際に試験してみたところ。15Vちょいかけると、70W出るようだが、一般的な安定化電源の出力では13.8Vではほぼ50Wであり。適当な12Vバッテリー電源では更に降下するものと思われる。

本当は10Wドライブ仕様くらいがちょうどいいのであるが。結構な部分をオリジナルの900MHz部分を使ってるらしいので、パーソナル無線のエキサイタ部分の5W動作を基本とした設計っぽい。周波数が高い方の機器は結構流用が利くとの事でキャリコン回路などは、中古のようである。入手当初、高周波リレーが動作がシブかったので、コンタクトを磨いたら直るといる、リニアの定番の不具合もあったので、やっぱりモジュール以外の程度は「中古」である。

う~ん。エキサイタをめいいっぱい絞った状態でQROにならぬよう調整せねばならないので、中間出力の調整が難しいので、50WのDX時専用ですな。挿入損失は、受信はあまり気にならないが、スルー時にエキサイタ出力が、結構ロスっている。まぁ、リニアONにすれば50Wパワー出るのであるが、前述のように、入力オーバー厳禁なので、動作には気を使いそうだ。

ちなみに川越無線らしく、15dbのローノイズプリアンプ内臓である。プリ性能は流石、川越といった感じである。ちなみにこの15dbタイプを2段にしたのが直下プリっぽい。直下に2段。卓上に1段。ローカル局がIC-910の中古を格安で入手したとの事で、ありゃ?ってかんじだったが、どうだ?これで力も耳も同等以上になったかな?ワカラナイ。





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