2013年6月21日金曜日

ATX電源をDCC用電源に流用



新潟レイアウトは電気配線に入った。アナログ側は外周1週にヤードが付くのと、追い越しはしないので、さほど電気的には難しくない。DCCの方は、将来どこまでやるかで、大きく変ってくるBDLを使用して在線管理をやろうとするならギャップを多く切らなければならないし。まぁ、現在はバス電源を2箇所に入れて、BDLによる管理を行う場合は準備工事としてギャップだけ切ろうと思う。

さて、問題発生。当初、ここまで本格的にアマチュア無線を復活すると思わなかったので、DCC用に使っていた30Aの安定化電源は本来の無線用途に戻ってしまった。


ご覧のようにすでに色々な機器にサービス電源を供給している。スケールはA表示にして、IC706でCWで100W発報してみた所、CWトーンに合わせて、10Aまで振れる。これで、他機器へもサービス電源を供給するので、余裕はあるものの。ここから動かせない状態となった。レイアウトルームへDCラインを引く事も可能であるが、あまり無線と共用というのはちょっとどうかと。


という訳で、現在は、あまり移動の機会がないし、「使わないと悪くなる」ので移動用のシールドバッテリから供給。MAX10Aの表記があるが、まぁ、現行の試運転状態では1Aも消費しないので、とりあえず電源を確保したという感じである。


しかしながら、恒久的な電源を確保したいなぁなどと、電気店をウロウロしていたら、あるではないか。ATX電源。そういえば12Vが出力できるんだったと思い、仕様を見ると12Vは13Aとある。DCCで使うには充分だろ。と思い激安だったので、使ってみる事にした。

まず、問題は、電源を挿しただけでは起動しないという事。これは自作した人ならおのずと分かる。PCの電源SWを入れて始めて、機器に12Vが供給されるのだから。ネットで調べると。なるほど。マザーに挿すピンの、写真の側。ポッチリがある側の左から4番目の緑色の線が入っているピンと隣の黒い線の入ってるピン(黒線は全てGND端子のようである)を短絡すると、電源を挿した瞬間から起動するようである。ここの部分にスイッチを付ければ一番良いのであるが、今日の所はハンダをブッ挿してwww短絡した。



ネットの情報では5Vの電源ラインに1A以上の負荷がかからないと12V出力されないらしい。4Pの電源ラインのうち赤が5V黄色が12Vである。普通はセメント抵抗などをつけて対処するようであるが、HDDが5Vを消費するので、4ピンプラグに刺さるクラッシュしたIDEのHDDが2台ほどあったので1台繋いでみた。しかしながら、繋いでも繋がなくとも12V出力されているようである。4Pを使うIDEのHDDが駆逐されたから仕様が変ったのかなぁ?



走行試験。無事終了といいたい所だが、問題発生。DB150は問題なく、走行、サウンド共に動作したのであるが、肝心のDCS100が動作しない。DT402 で操作するとトラック電源のONができないのである。トラック電源の投入ができないという事は走行しないという事。上の方の写真のようにシールドバッテリーや無線用安定化電源の手持ちテスターで測って約13.5Vの出力に変えてみると動作するのだから不思議。(というか今までそれで動作してたのだから)のであるが、手持ちテスターで測って12.5VほどのATX電源ではDB150しか動作しないのである。

うわぁーー安物買いの銭失いか!?

それではと思い。DCS100とDB150をコマンドステーションとブースターとして使用して繋ぎ、ロコネットで繋いでDB150側からレールに給電してみると、DB150の「トラックステータス」ランプが点灯しっぱなしになるという不思議な現象が発生。DT402には電気は来ているが、DCS100単体で使った時と同じでトラック電源の投入ができない。DB150、DCS100のどちらのポートに繋いでもDB150のトラックステータスランプがついてるくせに、トラック電源の投入ができていない。試しにまた、13.5V電源に変えると、DCS100とDB150がちゃんと綺麗に連動してトラック電源がON、OFFし、走行、サウンドともOKになるのだから不思議だ。

うーーーん。困った。KATOのウンコが硬くなる、英文和訳の取扱説明書によれば、確かに推奨は15V~20Vと12Vでは推奨値より低いのであるがNゲージ標準の12Vでも動作するとある。(但し完全な保証はないとの注もある)。更に電圧が下がって8V以下になると警告音を発して動作しなくなると書いてあるが。えーーー、この帯域のわずか1Vくらいに動作する、しないのヤマがあるの?しかも同じメーカーのコマンドステーションで。しかも使える方のDCS100が動作しない。

うーーーーーん。今日は寝よう。名案が浮かぶかも。

しかし腑に落ちないなぁ、、、、。



結局。眠れず、工作してしまった。

古いPC用のアダプターで16V3.5AというものがあったのでDCS100はそれで給電してみた所、問題なく動作した。結局DCS100が出力するロコネットのバスパワーが不足していてDT402が正しく動作しなかったようである。何故かDB150単体ではは12V給電でもバスパワーは出ていたのであるが、ギリギリだったのであろう。DCS100の方が高性能な分、どこかで消費した電力でバスパワーの電圧が低下するのかもしれない。

コマンドステーションでは15Vから20Vと幅を持たせて推奨しているのにPR3のように12Vと指定してくる機器もあったりで困る。まぁ、DCS100を16V給電として、ATX電源は12V動作の補機類のパワーサプライヤーとして使う事にした。DB150は、同じくATX電源から給電されて、ターンテーブルのオートリバーサーとしての動作やポイントマシンやDBLなど、DCCパワーで動く補機類へのパワーサプライヤーとなる。ちなみにどの装置も主電源スイッチがないので、今の所、PC用の電源タップで入切している。いちおうPC用のタップもヒューズ付きであるが、最終的にはこの辺は端子盤化してメイン電源スイッチはNFBを使うかな。(マニアックすぎる)

うーーん。こういう所がDCCのハードルを高くしてるんだよね。アマチュア無線とかやってると、こういった機器類の自作は「当たり前」だからあまり苦に感じないが、ホビーとしてのジャンルでは完全に難しい領域に入ってる。








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