2013年6月3日月曜日

21MHz高調波アンテナ


ハムに復帰するにあたって、なるべくインビジブルで廉価なアンテナという事で、HF帯はダイポールで、VU帯はモービルホイップで運用してきた。しかしながら敷地は広く使えるので、HFは7MHzのフルサイズに、3.5MHzのコイルがついたダイヤモンド製の既製のDPを使用している。これに21MHzの高調波を乗せているのであるが、どうもチューナーを使ってもインピーダンスが高いらしく。嫌なマッチング値になっている。

ネット文献を当たると、7MHz用に調整されたアンテナは21.75MHzあたりに共振してしまうらしく、そのままではSWRが高い状態に。主な解決方法としては2種類ほど紹介されていた。給電点から3.5メートルの位置にヒゲを垂らす方法。それから逆に給電端から3.5mの位置でエレメントを直径3.5cmで4回ほど巻いてコイルにする方法である。

ヒゲを垂らす方法の方が簡単そうに見えたが、被覆を剥がして、ヒゲをハンダ付けして、またコーティングしなおしたりが面倒そうだし、被覆を剥がした所からメインエレメントの劣化が始まりそうで嫌なので、コイルを巻く方法にした。これなら、後戻りも効くし楽そうに見えたのだが。

問題は給電端というのはヒゲも含むのか、それとも、コイルからなのか。最初、ヒゲから計ってやって見た所、7Mと3.5Mの同調点が揃って上にシフトしてしまった。コイルを巻いた分、電気的なエレメントが短くなったようであり、その分ヒゲを延長。(何だよ面倒)。

ここで疑問。エレメントが伸びたのだから、コイル位置も移動するのでは、、、と思い、移動させてみたが、変化なし。ん!?。いや、建物に近いせいか、どうしても、3.5、7、21と周波数が上がっていくうちにインピーダンスがおかしくなるらしく21MHzあたりではチューナーなしではマッチングが取れないので、整合点が見つけられない(嗚呼、アンテナアナライザーが欲しい)。結局、お手軽なつもりが何度も上げ下げする羽目になり、コイル部分から3.5Mで落ち着いた。ここの点が給電点から7メートルで21MHzの高調波動作の同調点になるらしい。何度も上げ下げするからコイルを巻くタイラップを使い果たしてしまい番線で巻いてある。これは電気的に如何なものか、まぁ、7Mと3.5Mをちゃんとマッチングを取る際にプラ製に変える予定。

10Wの送信で5W帰って来るのだからSWRは良いとは言えないが、HC-100ATでは全域で楽にチューニングが取れる範囲。以前はバンド下ではHC-100ATでもNGがついていた。不思議な事に21.20MHzでチューナーでマッチングを取ると、7MHzと3.5MHzはFT-2000付属チューナーが動作しないくらいベストなマッチングになっている。まぁ、7Mと3.5Mは外部チューナー無しでSWR整合が取れているので、外部チューナーは使わないようにするつもりであるが。

うーーん。やっぱり、アンテナは家から離して、広い場所に展開するのがセオリーですな。ポールを立てる手間とかを考えて、家を支点にしているので、バブル期に先日亡くなった爺さんが畑が道路が当たって建てた木造建築なので銅噴きの軒とか、銅製の雨どいとか、およそ現代建築では考えられないような(高級)部材が使用されているので、ハムをやるには不都合。21MHzはおそらく家の銅製パーツの影響をかなり受けているものだと思われる。

まぁ、21MHzでSWRが下がらなかったので納得はいかないが、チューナーが安定動作する値は得られたので、まだ入門期なので、この高調波アンテナで今シーズンはやってみようと思う。




2 件のコメント:

  1. インビジブルにも程がありますよw
    何か引っかかってるようにしか見えないwww

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  2. 地上から見るとゴマ粒みたいでも3.5cmを4巻させると30cmくらいになります。両翼で60cmも違うと流石に、かなりの値になるんですよ。
    本来のインビジブルアンテナは木造の場合、屋根裏に展開します。

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