2010年11月25日木曜日

ユニトラックとファイントラック

ここまでブログを読み進めて、感のいい人なら小生がKATO派であるというのは気づいていたことだと思う。所属する車両はコレクションシリーズ以外はほとんどがKATO製だからである。KATOは他メーカーより値段が低めにも関わらず、ツボを抑えた質実剛健な出来なので、他メーカーと競合している場合はKATO製から選んでいる。

ところで、レールはどうかというと、これは、実は混在というのが実情。レイアウトで言えば、今回の漁港レイアウトや、ローカル線部分はファイントラック。今は試運転中の大型の新潟レイアウトはユニトラックが使われている。ちなみにパワーパックがKATOやDCCである事もあって、今後のメインはユニトラックベースになる予定である。

KATOのユニトラックは、作りが質実剛健で、頑丈。特にユニジョイナーの出来が良い。
対するTOMIXのファイントラックは、レールの種類が豊富である。特にポイントは大きいものからミニサイズまで、そして特殊なダブルスリップまで揃えてあり、Nゲージとは言え緻密なプランニングが必要とされる駅部の表現には良い。

ファイントラックとユニトラックを並べてみた感じ。こう、見ると同じNゲージなのにユニトラックの方が一回り大きく見える。ファイントラックの方が薄手で、レイアウトに組み込む時はファイントラックの方がやりやすい。

しかし、Nゲージってガニ股である。特に輸出用と共通モデルであるユニトラックは、標準軌に最適化されているようで、在来線車両を置くとガニ股感が強調されてしまう。最近では大阪を中心としてNjゲージという規格も始まっているようであるが、小生はガニ股はしょうがないものとして目をつぶっている。

ユニトラックの複線レール、近代的なPC枕木のレールであるが、ファイントラックのものは単線のものをつなぎ合わせるタイプであるが、ユニトラックは複線で一体成型されている。また、実は道床が大きいにも関わらず複線間隔はユニトラックの方が狭く、実感的なのである。弊害として、小型ポイントである4番ポイントは、直線側にファントラックにはない切り欠き付の補助線路が必要など、駅部など、狭い部分でのプランニングにはコツが要る。使いづらい一方、KATO流のプランニングに慣れてしまえば、大した事はなく、KATO4番はDCC対応ポイントで内部にデコーダを内臓できたり、給電設定のオプションが可能である点は見逃せない。

ユニトラックは質感では良いのであるが、単線の幹線や駅部の表現には少々立派過ぎる幹事もする。次の新潟レイアウトでは、ユニトラックを使いつつファイントラックも併用とし、幹線の本線部分はユニトラック、レールの細い単線の支線と、狭小でかつ、ターンテーブルが欲しいヤードはファイントラックと使い分ける予定である。


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