2010年7月18日日曜日

薔薇がやってきた。



スズキ薔薇(ばら)
東京に引っ越した自動君がアパートの自転車置場に止められないとの事で、譲ってもらった。

お金もないので、自賠責の残額くらいしか払えなかったのであるが、貰ってくれなければ処分するとの事だったので、「処分」の言葉に心がゆらぎ、つい「貰って」しまった。

旧ブログから読んでいる人はご存知だと思うが、このバイクはバーディーと一緒に新潟からやってきたのであった。当時、ガソリン価格が150円を超えていた時代。自動車での通勤のガソリン代の負担が重くのしかかっていた。苦学生だった自動君と通勤の足が欲しかった小生は安い中古のバイクを探していたのであったが、新潟の只見線沿線の自転車店でバーディーとこの薔薇の2台を見つけたのであった。バーディーは特価5万円。薔薇は未整備で2万円だった。事後の話だが、薔薇は未整備とだけあって、その後、修理に2万円弱かかったようで、結局あまり安くはなかったのだが。





2年ぶりにバーディーと再会した。車格は一回り小さい。そして何より「軽い」。車輪の直径に対して、ハンドルの高さとシートの大きさで想像してもらいたいが、極端な低重心。独特の乗車ポジションは、あだち充の漫画あたりで出てきそうな昭和の一幕だ。



なんともダイレクトなロゴマーク。
薔薇(ばら)というだけあってご婦人向けの車両なのだろうか。



シンプルなメーター周り。キースイッチがライトの点灯スイッチを兼ねる。というかライトが消灯できるというあたりがクラシック。ちなみに小生のバーディーが意外にも21世紀に入ってからの車なので、常時点灯。




口絵を見て思わず噴出してしまった、安全運転のしおり。そういえば、昔の婦人用はこんなソフトタイプのヘルメットだった。



さらに噴出してしまった。バイクの運転の練習の仕方の挿し絵。
「自転車が乗れれば乗れるだろう。」
とも思うが、記載の文字内容も親切丁寧で、やはりご婦人向け。

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