2009年8月15日土曜日

CRTモニタ


小生の場合、自作のPCの場合、特段の不都合が生じない限り、PCのパーツは壊れるまで使う。ここ10年で言うと昨年交換したATXミドルタワーのケースに対し、中身のマザーボードは1回交換したが、CPUは2回交換。一番交換頻度が多かったのがHDDで5回。(HDDは結構壊れた。)キーボードが2回。(キーが効かなくなったりのトラブルは良く発生していた。)プリンターが1回。(あまり印刷頻度は多くないので良く持ったほうだと思う。)等、そんな中、いちばんしぶといのがコレ。


モニター。
(三菱製ダイヤモンドトロン17インチ平面ブラウン管)


もはやCRT(ブラウン管)のモニターを使ってる人って少なくなったのではと思うが、これがなかなか壊れない。SONYのトリニトロンや三菱のダイヤモンドトロン、即ちアパーチャーグリル方式のブラウン管はにじみの少ない美しい発色をするが、欠点は寿命が短く、すぐに壊れた。だいたい5年を過ぎ、10年の声を聞くと、「SONYタイマー」とか「プッチン病」とか言われて使えなくなったものだ。小生、高校の時は映像機材が豊富にあった放送部だったのだが当時、機材が全てSONY製で、トリニトロンのモニターに関してはかなりの台数が10年経たずに経年によるプッチン病でお亡くなりになっていたように記憶している。
もっとも三菱製は、SONYのライセンスで作ってるのは画面の表面部分でビーム部分は3ビームだったりと仕様が違うらしいから、トリニトロンと単純に比較できないが、小生のモニターは壊れずに、よく持っている。

場所を取る以外は特段の不都合がある訳ではないので使っているのであるが、オフィスなどでは今や絶滅したのではないだろうか。これを購入したのが2000年頃だったと思うから、まさにトリニトロン、ダイヤモンドトロンといったアパーチャーグリル方式の平面モニター全盛期。当時、まだ液晶モニターは高かったし、廉価モデルは色の再現性やが悪かったり、角度によって見にくいといった問題を抱えていた。液晶モニターが流行り出したが色に拘るクリエイターはCRTを好んで選ぶような風潮もあった。

しかし、それから液晶モニターの普及は凄まじかった、5年もすると、PC用はおろか、家庭用テレビまでもがほぼ液晶に置き換わったのではないだろうか。昨年は終に海外向けのトリニトロン管の製造が終わったようで、この手の管に親しんだ身としては感慨深い。

CRTに慣れてしまうとやっぱり発色などで、どうも液晶には抵抗があるのであるが、大きい、場所を取る、アパーチャーグリル管特有の2本のダンパー線の影が出るなど、不満がない訳ではないが、まぁ、これも壊れるまで使われるのだと思われる。

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