2009年9月21日月曜日

モーニングステイション 会津若松駅



シルバーウィークという耳に馴れない言葉が世間を騒がせている。

AM5:10

山間の観光都市の玄関駅は客を迎える準備をしていた。

電化されている駅だが、静かな構内には、発車を待つ気動車のエンジン音が響く。ぐるりと歩いてみる。駐車場と化した上屋のある貨物ホームの方を見ると、整備されたレンタカーがズラリと並んでいた。さらに足を進め、留置線を覗いてみると、奥の留置線には原色の583系。構内の端に留置された、こんな車両を見ると廃車体に見えてしまうが方向幕に灯りが灯っており、MGの音が漏れ聞こえてくる。臨時の列車なのだろうか、イレギュラーな列車の発車準備が今日が特別な日である事を知らせている。

駅前のバスターミナルに夜行バスが到着した。どっと溢れた旅客は口少なに改札口へ向かう。ホームには、郡山、新潟、只見線各方面の列車が待っている。バスから降りたのはシルバーウィークの帰省客だったか。いや、駅前で写真を撮っている旅客もいた。

それぞれの思いを乗せ、駅は動き出したようだ。やがて、郡山からの特急が着く頃には観光の旅客でごった返すのであろう。




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