2016年3月26日土曜日

北海道新幹線開業

東北新幹線 大宮
α77 + MINOLTA 80-200F2.8HIGH SPEED APO


 青函トンネル開業を知る私たち世代からすれば感慨の一瞬である。実質スーパー特急方式として、開業して以来28年。平成一桁時代には、新幹線規格でトンネルは掘削されたものの、当時営業していたトンネル内の海底駅を見学した際、新幹線用に取られた太いトンネルと、スラブ軌道を見て、これが活用されるのは夢物語だと思われた。

その後、大学生になり、整備新幹線計画の策定で新函館までのフル規格が決まった頃も、これが開業する頃は自分たちが「おじさん」になった頃だななどと遠いものを見るような目で見ていた。

そして、自分たちが本当に「おじさん」になった、2016年3月26日。北海道新幹線、新青森-新函館北斗間が開業した。

本来であれば函館に飛んで現地の空気に触れたかったのであるが、それもかなわず、大宮駅にて、北海道から営業でやってきた一番列車を待ち受けた。

10時34分ごろ。ヘッドライトを揺らしながら、後部に盛岡で連結したE6系を従えて、堂々と関東へやってきた。その姿をみて何故か涙が出てきた。

これは後日談であるが、ちょうどこのころ、E氏は函館で一番列車に乗り青森で降りて往復とそれを2回こなしていたようであるが、同じく感慨に涙が出たそうである。

青函連絡船から、在来線トンネルへ。華やかなりしバブル期の北斗星をはじめとした寝台特急が華だった時代を経て、いよいよ高速度鉄道で東京と北海道が結ばれた。滞在時間はないものの、理論的には東京から札幌日帰りが可能になった。歴史的転換点である。




さて、JQ1ZNAでは3月26日限定の北海道新幹線開業記念運用を行った。開業日限定という事もあってか、多くの人にお声がけをいただきました。ここに御礼を申し上げます。(QSLカードにつきましては印刷、記入を終えましたので、ビューロー経由で届くまでしばらくお待ちください)。







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