2018年5月8日火曜日

雨の中の新潟撮影旅行(前編)

今年はGW中は仕事をしたので、開けた5月7日8日で撮影旅行へ行って来た。元々は夏男君との写真対戦がキッカケのスケジュールだが、前回の撮影でフライングして、山の芽吹きには早すぎたので、リベンジするべく新潟へ向かった。

撮影目的は前回スカに終わった、塚山の俯瞰と、いよいよ風前の灯火となった新潟地区の115系を追う事とした。4月発売のレイルマガジンに115系の運用を含めた解説が詳しく載っていたのであるが、3月改正で信越本線方面の運用が減り越後線中心に一部、信越本線と弥彦線の運用があるようである。新潟駅の高架ホーム使用開始に伴い、リニューアル色と言われている薄青色の3連しか運用できなくなったようで、それに加えて、保安装置付きから塗色変更されたのか、リバイバルカラーの、懐かしの新潟色、一次新潟色、新潟色、湘南色の各編成が運用されるようである。

さて、GW中から天気はあまり良くなかったのであるが、7日は基本的に雨で、間が良いと少し曇るような生憎の天気。逆光をあまり気にしなくても良い利点はあるのだが、やはり、撮りづらいものがある。

弥彦神社
α77+SONY DT35mm/F1.8 SAM

雨煙る新潟、弥彦神社は厳かな雰囲気の中、深々と雨が降っていた。GWは人で賑わったのかイベントの後片付けも行われていた。毎年のように来ているが、ここへ来る日は雨の日が多いような気がする。今回は、岩室温泉をベースに115系を追いながら旅してみた。


信越本線 柿崎−米山
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

まずは柿崎駅付近の海が見えるポイント。直江津からやって来る、朝の快速列車。信越本線を走る希少な列車となったが、足の長い列車ながら115系が充当され続けている。
レイルマガジンではこの塗色を1次新潟色として紹介していたが、いわゆる「懐かし」の新潟色が1次色だと思っていた。この濃紺羽目の色は90年代前半に使用された色で、少年時代の新潟の旅を強烈に印象づけている。ドラマ「高校教師」のラストシーンに登場したのもこの色である。気動車には残っていたが、最後の最後で115系で復活して嬉しい限りである。


越後線 小木ノ城−石地
α77+24-70F2.8T*

越後線に入り、小木ノ城付近のちょっとした峠で、区間運転に入っている湘南色の115系を捉える。これは32運用と言われている運用のようで、朝から15時ごろまでは、吉田と柏崎の間を延々と往復し、夕刻からは今度は弥彦線の吉田と東三条の間を往復する、専ら区間運転専用なような運用。ここで湘南色が入ったから、日中は2時間ヘッドくらいに減ってしまう越後線西側の運用をこの編成だけでこなすようである。


越後線 粟生津
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

日中は越後線の柏崎口ばかりの運用であるし、同じ編成が繰り返し往復するので、今日は湘南色の日である。吉田から粟生田付近までは住宅街っぽい所を走るのであるが、除雪のためか、線路敷が広い越後線は独特の雰囲気。細い線路と、直接き電の簡易電化。草生した線路の向こうの駅に列車が到着した。

越後線 南吉田−粟生津
α77+SONY24-70F2.8T*

雨はどんどん強くなり、どしゃ降りに近くなって来た。それでも弥彦山が微かに霞んで見えているから不思議である。柏崎までもう1往復すれば、36運用の編成と交代である。
晴れていれば絶景スポット。昨年は晴れていたのに、ここを探すことが出来ずに残念な事をした....昔の事を悔やんでも「たられば」であるが。


越後線 粟生津
α77+MINOLTA80-200F2.8HIGHSPEED APO

15時すぎ、激しい雨の中、朝に見た快速電車に入っていた1次新潟色編成が長岡を経由して、新潟より越後線に入って来た。数人の乗降を行い、吉田の市街地を後にする。本来の予定なら、新潟から越後線経由で新井まで足を伸ばす6連があるのであるが、いよいよ雨が強くなり、暗くなって来たので、今日の撮影は諦めることにした。

(後編へ続く)

1 件のコメント:

  1. 新潟辺りはまだ115がいっぱい走っているようですね。そしてパンタグラフがシングルアームなのも気になりました。^^; 

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