2018年2月14日水曜日

オリオン座の下で



上田電鉄 八木沢-舞田
α77+MINOLTA17-35F2.8-4D (比較明合成)

信州、とかく上田の冬は寒い。今年は寒波の勢いが強く、日本海側で豪雪の日は良く晴れて、そして良く冷える。冬晴れの高地は星が綺麗というが、市街地の至近の塩田平では街明かりに照らされてしまうが、それでも大都会で見るより多くの星が空を飾っている。オリオン座の下でじっと寒さにこらえて列車を待つ。寒いとはいえもう2月も中旬、19時という時間の割にはオリオン座はだいぶ高い位置に上っている。この場所は構図としてほぼ真南。調べてみたらオリオン座がはほぼ南中に近い位置のようである。もうすぐ見えなくなるのだろうか、やはり、冬はもう終盤、春が近づいているようである。

八木沢の踏切付近の夜は銀河鉄道のような雰囲気で好きは場所なのであるが、構図を左に振ると、塩田平や、上田市街地の夜景が丘陵地に張り付いて見える。舞田の駅ごしにまだ灯の付いている精密機器の工場だろうか、そして丸子の方へ抜ける峠というには丘陵地になっている鞍部が光って見えている。気温はマイナス10度近いのであろうか、ピリピリとした寒さの塩田平を、温泉客の送迎も通勤客の帰宅も終えた列車が静かに市街地へと戻って行った。

上田電鉄 舞田
α77+SONY24-70F2.8T*




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