2016年2月24日水曜日

ステーションワゴンばかりに乗った半生

今回は私の乗った車の遍歴。20年で4台の車に乗っているが、現在4台目の2年目で40万キロに達する。つまり1台あたり10万キロで済んでない訳である、、、。




96年式カルディナワゴン
ST-191G

初めて乗った車はこれであった。当時まだバブルの余波の親のスネカジリ的に手に入れた車であるが。青春時代の一コマを作ってくれた1台である。学生時代の楽しい思い出は全てこれに凝縮してある。北は北海道まで旅をした。

車としては、トヨタのカリーナのST系コンポーネントを使用した車両で、事実、外見上も後部がワゴン状になっているだけの違いであった。4WDが爆発的に流行った時代だが191の形式の通り、駆動はFFでハイメカツインカムと言われた3S-FEエンジン。AT仕様。つまりトッツァン経済仕様である。4WDモデルは鈍重だとか、燃費が悪いとか散々だったようだがFFモデルはカリーナ、コロナとさほど変わらぬ乗り味で、可もなく不可もなく、90年代のトヨタのミドルクラスといった印象であった。

この車と次のST-215Wは1年で3万キロ程を走破していたので、寿命が短かった。


98年式カルディナワゴン
ST-215W

私の所有した車で唯一、中古でありまた5速MT仕様である。私の所に来たときはまだ3万キロに満たない状態だったが、最終的にはかなりの走行をした。

ベース車からトンでもない外観の変化を遂げている。車体系譜的には*T+奇数の、カリーナ、コロナのコンポーネントを使用しているものの、4WD系は201セリカとの共通部分が多かった。目玉は3S-GTエンジンであるが。アホみたいなエンジンで、ブーストアップするだけで直線だけはメチャ速かった。ワンオフの前置きインタークーラー化して、次は、Vプロ制御、タービン交換と、メニューを考えた所で手放してしまった。

凶悪な車であったが、実はこの車が歴代で一番、走行距離、範囲とも長く、北は北海道から西は四国まで乗り入れている。

レガシィを意識して中途半端なスポーツモデルに振って、どうも、ワゴンとしての使い勝手は先代の19系に劣る部分が多かった気がする。この代までが、ストラット式のサスペンションである。



2005年式カルディナワゴン
AZT-241W

ボロボロにしてしまった先代の反省から初心の191Gに戻るべく、NA、FF、ATの仕様とした。ダブルウィッシュボーン化され、ハンドリングが大幅に変わった印象であった。形式がAZTとなっているとおり、エンジンはガソリン直噴式となった。3回目の車検を目前に手放したが、これまたクセが少なかったのが長く乗った理由だろうか、、、。

あまり楽しくない時代を過ごした車であるが、、。それなりに走行距離は稼いだが、経年で稼いだ印象で、、旅行には行ったものの車庫で眠っている事が多かった。また、何故か何度も事故を起こした可哀そうな車でもあった。VM4を買う理由にもなったのだが、晩年は随分活躍したが、走行距離が12万キロを超え、前述の事故の連鎖を引きずっていたのもあって引退した。




2014年式レヴォーグ
VM4

お馴染みw現在のモービルである。ここへ来てやっとスバル車が登場する。AZT-241の用途の後継という事でNA、FF、ATという条件で選定したのであるが、結局4WDターボモデルであるが、ここに落ち着いた。ターボとはいっても2000ccのスポーツグレードのVMGと違って、1600ccエンジンを搭載するダウンサイジングターボ。トランスミッションはCVTである。

実際の所は、昔ならスポーツターボモデルが買えた値段で、普及グレードであり、予算オーバーでお財布的にはかなり厳しかったのだが、心配であった事故の連鎖は止まって一安心でもあった。

乗ってみたら、今までが何だったんだろうと言う印象。重心の低さから来る独特のハンドルの切れ味と、悪路の走破性。そしてワゴンとしての機能性。どれをとっても考えつくされた老舗の味といった感じである。

もう一つの注目はアイサイトに代表される電子装備。これは長距離ドライブに革命をおこした。高速においては、前車との感覚に気を遣う事なく定速と車間を維持し、レーンキープをアシストする。また、一般道における危険予測も非常に頭が良く、適切な場所で警告を出してくれる。もちろん危険が迫れば回避行動に出るわけだが、幸いにも作動するような事は現在の所おきていない。

気になるエンジンパワーであるが、スペック的には一世代前の2500cc並みの値と言われるがそのとおりで、アクセルを踏むとすぐに加給する感じではあるが、トルクフルな走りをする。気になる燃費は、街乗りで12Km/L、遠出で14Km/L、対面通行の高速道路の連続走行が一番燃費が良いようで、70km/h定速という好条件で、16km/Lといった所である。




私のステーションワゴンとしての楽しみは、大量の荷物を積みながらも、セダンタイプとさほど変わらぬ動力性能で現地まで高速で辿りつくという部分のようである。

実の所歴代、全部の車がそういう用途についており、凶悪な姿の二代目のST-215Gでさえ、爆音をたてながら、グランドツーリング用途で遠征をしている。

それは、鉄道撮影であったり、無線の移動運用であったりするのだが、共通するのはやはり荷物が多いという事である。冬場はマイナーなスキー場や撮影地への除雪はされているものの、狭く急な道へのアプローチ性能も要求される。そして、普段は日常的な移動の足として使うという。ステーションワゴンとは、そういった、実に多彩な用途に応える一つの姿であると私は思うのだが。もう、しばらくこのスタイルから抜け出せそうにないようだ。













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