2018年4月15日日曜日

7200系最後の春

上田電鉄の7200系の引退が5月とアナウンスされ、最後の春を迎えた。今週は運用に入る日が多いようで、桜も今日が最後だという事でいつもの別所温泉界隈に向かってみた。しかし、桜と列車というテーマは定番のようで結構というか、かなり難しい。色々と構図を欲張りすぎたのもいけないのかもしれないが、折角の7200系のカットを無駄に埋没させてしまった。

上田電鉄 舞田
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

かつては東急7000系と共に地方私鉄譲渡車の定番車であったが、VVVFインバーターを搭載した車両の譲渡が始まり活躍の場がどんどん狭まってきていた。桜舞い散る舞田駅を後にする姿に、地方私鉄の車両の、ひとつの時代の幕引きを感じた。

上田電鉄 舞田
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

7200系が去り、静まり帰った舞田駅。ホームの照明に桜が照らされて浮かび上がった。空には星が瞬き出した。ここは、住宅街の傍のような駅であるが、山の端と星空が綺麗な場所である。


上田電鉄 八木沢
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

八木沢駅を発車する上田行列車。7200系から任を受け継いだVVVFインバーター搭載の東急譲渡車が次の世代を担う。最初、だいぶ都会的な印象に感じられたこの車両たちも、塩田平を走りはじめてから年月が経過し、この景色に腰を据えた貫禄を出してきた。





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