2010年9月1日水曜日

メイン電源(DCC)

月額で万単位にならないよう、少ない予算で始めた模型。今回のように車両セットの購入が入ると2ヶ月分の予算を投下しなければならない等、なかなか厳しい。8月、9月分は7割以上を使ってしまったので、トホホである。

さて、年明けに初めて以来、最大の懸案事項に取り組んだ。どうしても避けられない障壁。「メインのパワーユニット」趣味の基本はメインの道具から。鉄道模型ではというと、パワーパックであろうか。多少無理をしてでも、電源は良いものをというのは基本であるが、入門用の数千円のものの上となると流石にお高く、小生のような貧乏モデラーにはなかなか手が出ない。ただ、いつかはちゃんと揃えないと走れないコレクションになってしまうので、特別予算を組んで予算を蓄積。晴れて注文できる時期がやってきた。

DCCは日本では普及度の割に手に入らない道具である。国内で生産しているメーカーが皆無というのもさることながら、日本国内の店で通常の手段で手に入るのはKATOが代理店となっている、デジトラックスかクマタ貿易が代理店となっているレンツのいずれかのみである。レンツはドイツ模型独特の癖があり使いづらそうだがデジトラックスは良くも悪くも慣れ親しんだPCの臭いのするアメリカ的製品。で、デジトラックスにしようと思うとKATOで手に入るのが入門機のD101かDT400。ときて、ここまで製品が選べない状況で、多くの入門者は選択肢がないまま廉価なD101を選ぶようであるが、これの評判がすこぶる悪い。廉価モデルにつき、使っている電子部品が悪いのか、だいたい悪い批評は電子的な部分。見た目もディスプレイが今時、セグメント表示のLEDとチープすぎて使いづらそうだ。で、DT400を使う上位モデルとなると5万円以上となる高額商品。

ここまで来て、調べて思ったのであるが、海外のサイトで購入するとこれら上位モデルも200ドル台半ばから販売されているという事実。1ドルが85円程度の円高のご時世。D101を国内で買うくらいだったら、送料払っても個人輸入すれば日本では5万円近くするミドルレンジのモデルも2万プラスαくらいの値段で買えてしまう。そうなると、日本では扱っていないメーカーのモデルも選択肢に入って来る訳で、MRCやNCEといったメーカー品も選択肢になる上にデジトラックスもモデルチェンジしたDT402がメインモデル。後は、ネットの情報とひたすら睨めっこの数ヶ月。

で、結局最後まで悩んだのはMRCのPRODIGY ADVANCE2 とデジトラックスDT402。両者ともFキーで28まで対応しているのと、日本で特にNゲージなら必要十分過ぎるスペック。当初は価格も安く完成度が高くネットの評価が高いPRODIGY ADVANCE2に心の内は決まっており、予算が貯まるのを待っていた状態であったが、いざ、注文の段階まで来て方向修正、デジトラックスに。PRODIGY ADVANCE2は電源からスロットル、コマンドステーションまで揃ってオールインワンで非常に使いやすそうなのだが、ネットの話題でよく出てくるロコネットがデジトラックス独自の規格だということを知って問題が発生。将来、PCによる制御を全く考えないのであれば、PRODIGYは非常に良いのであるが、デジトラックスはPCと接続する周辺機器が豊富であるし、KATOでも意外に細かいパーツを扱っているという事実。将来的にPCと接続して周辺機器のように拡張していく事を考えると、ロコネットはあった方が良いという判断で方向転換となった。 何せKATOの入門モデルD101にもロコネットは搭載されている。DT402はコマンドステーションは別途買わなければならないので、22列車制御、5Aとベーシックな性能のDB150がセットされるSUPER EMPIRE BUILDERというセットモデルをチョイス。250USドル程度。コマンドステーションが重いのか送料がUSPSで50USドル弱。

うーーん。D101と比べると流石に高いが、やっぱ、こんなもんでねぇべか。

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