上がFT-2000ベアフット単体での波形。下が真空管リニアアンプFL-2100Bを介した波形。ほぼ同じである。リニアアンプを使った事による音の歪みなどもなく、増幅された音声としては非常にきれいな波形であるという事である。そのままSメーターの受信レベルが1コマほど上がるので違いが分かる位だそうだ。ちょっとリニア独特の音というものはないようで、それは残念であるが、ごく自然な音が出ているようである。
500Hzくらいにピークがあってカーブを描く波形で。まぁ、可もなく不可もなく。低、中、高の3ステップしかないミキサーなので、ダイヤル比で3dbづつ、1200Hzの高音を絞り80Hzの低音を上げて、ピークが来ている500Hz付近の中域はいじっていない。
「REC時に音声レベルを上げすぎてしまったため、ご了承ください」との注だったので、見てみると、あ、RECレベルが全域でピークてしまっている。ちょっとビリビリしているが、実際のスピーカー音は綺麗に出ていたとの事で参考データとして聞いてもらいたい。
総論からすると。可もなく、不可もなく予想どうりの結果となった。というか、こちらのリグのモニタリング機能で聞こえる音がほぼ、まんま、行っているような感じで見受けられる。
イコライジングはオーディオミキサーで行っており、HIGHの12KHzを3dbほど絞り、LOW80Hzを若干上げている。地声の変調が高音気味なので、高音を絞って、若干底を上げたのであるが、そこの部分はごく自然に上がっているようである。高音域はイコライザーの12KHz付近はピークを超えた所だから下がる部分であるが、更に意図的に下げて抑えたのであるが、それがスペクトラムにも出てるかな。
足らない低音域を若干上げ、耳障りな高音域のキンキン声を抑えたつもりである。もういちど、ミキサーをモニターして調整してみたが、ラジオっぽくするには低音を上げてもいいかもしれないがSSBのシビアコンディションでは不自然になりそうなので、これくらい。高音ももう少し絞ってもいいかもしれないが、絞ってしまうと、コールサインの発音のキレがなくなってしまうようである。
まぁ3db~5dbといった値で好みで調整するのが良いかもしれない。
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