2013年8月31日土曜日

ロケハンティング

今日は天候が悪いとは分かっていたものの、水上へプチ遠征。オカンが台風の来ないうちにイモを植えると言い出し、午前中は畑仕事。それから準備をして、午後の出発。

撮影スポットとアマチュア無線運用スポットを同時に探すという欲張りな計画であったが、各1つづつ見つかった。定番スポットよりも俯瞰のできるスポット探し。いやぁ、先達の写真などを頼りに寄ってみるものの、山を登っていたり、ドライバーだった小生でもシビれる狭路だったりでなかなか難航。

α77 MINOLTA 28-105(90mm) 上越線 土合駅(上り)

これは定番スポットなのかなぁ。どこから撮っているのかと思ったら土合駅からロープウェイ方向に登った所のスノーシェッドの中であった。車をスノーシェッド出口の慰霊碑の脇の駐車場に停めてスノーシェッド内をテクテク歩く。車がちと恐いが白線の内側を歩いていくと、この景色が見える。ガードレールの向こう側にシェッドの基礎が結構、張り出しているので、足場は充分で危ない事をしなくても撮影できる。

少々ガスってるのが残念かな。列車に群れる登山客と観光客。夏の終わりの1コマ。


合わせてアマチュア無線向きのスポットも探したのであるが、本命のロープウェイ駐車場はロープが張られていて入れない。HFではなく430MHzで狙おうと思ったので、正面が開けてないと駄目。慰霊碑の所は立ち木が邪魔なのと、なんだか恐い、、、。ロープウェイ周辺の路側帯という路側帯は不法駐車されないようにロープが厳重に張られており、寄せてアンテナを立てる余地が全くない。上の写真のように開けているポイントが欲しいのだが。結局あちらこちら探した挙句、新規開拓ではなく、OMさんに教えてもらったノルン水上のポイントにおちついた。

本当は上の駐車場なのだが、工事中だった(翌日は休工だったのでそちらに移動)ので2つ下の駐車場。上下でロケ的には変らない。ただ、下は日中野球チームの試合があるとNG。上は工事がなければ、HFの大型ワイヤーアンテナも展開できるし、何しろ全く無人。ただし自販機は夏季は下のものしか稼動していない。トイレも夏期は下にしかない。

で、アンテナも設営しました。ケーブルもつなぎました。計器類接続。リニアの電源よし。アレ?FT-817の電源ケーブルがないwwwよりによってこんな日に限って電池すらない。電池があれば、リニアで10W出力くらいは出るのでこのロケなら充分だと思ったのだが、非常に悔しい。

ああ、、、、なんだか、移動運用する度にトラぶってるなぁ。

ちなみにアンテナは今回製作の塩ビマスト1号。太さを途中で変えてあり、2m半モノと1mモノをジョイントする。下部は内径40Φ、上部は内径30Φである。水道管の塩ビなので販売時の表記が内径なので注意、外径は10mmくらいデカくなる。塩ビなので伝導性がないので、シングルの430MHzの八木アンテナを直付けできるのがFB。HFのロングワイヤーのマストとしても使える。そして、安い。使い捨てても惜しくない、1500円。釣竿に対して、しならないのでモービルではこちらの方がいいかもしれない。


翌日の運用レポート

見てのとおり微妙なアングル。右の小山を越した方角に谷が続いており、関東平野。左の切れ目を狙うと赤城や日光連山に反射する。10エレでは切れがシャープではないのでどう飛んでいるのかイマイチよく分からなかったが赤城や日光連山に浅い角度で反射しているのか回折しているのか、意外に遠方に落ちるようである。赤城回折か男体山反射かで宇都宮。同じく反射で千葉や神奈川の沿岸部まで。10Wで飛んでいる。山岳だからローパワーでOKとはいかなかった。本当は15エレ以上、スタックで、50W入力がお奨めか。HF帯は色々なアンテナがOKなので文句なし。


初めてのQSLカードがやってきた。



偶数月は1エリアのQSLカードの送付月。実は3月に開局と同時に入会したのだが、今回が初めて届いたカード。遅い、遅いと言われているが、本当に遅い。しかも

「薄!」

中身。9枚。

いくらアクティビティが低くても300局は交信してるんだから100局分くらい来るんじゃネェのって感じなのだが、ホント遅いなぁ。6月7月でかなり交信しているので、10月の転送は多いのではと踏んではいるが、、、。道の駅とか、その類のカードは今回は全く無し。


2013年8月30日金曜日

移動の秋

5W、QRPでのトレイン移動運用で予想以上の成果を上げ、次は本格的に標準パワーでの運用を行おうと、バッテリーまで準備したのが7月下旬。しかし、IC706の故障事件や、何しろ暑くて家を出たくないというコンディションで棚上げになっていた。台風の動きが気になるのであるが、そろそろ移動運用しようかなと思い、開梱しないで保管してあったバッテリーセットを接続してみた。


アマゾンで売っていた安っいバッテリー。KOBEの40サイズ、1コ3000円www。2つでも6000円。どこまで信頼できるか未知であるが何しろ、車で使う訳ではないので、容量あたり単価が安い。送料無料。

これを直列に接続して24Vを取り出し、DC-DCに接続、13.8V出力を得る。ターミナルはケーブルの取り外しを頻繁に行いそうなので、超ネジ型を選択。ターミナルとバッテリーにプラス、マイナスの表記はあるが、ちょっと見にくいので、視覚的にすぐ分かるように、端子を赤と黒のスプレーで噴いておいた。電圧を測ってみるとアナログメーターの指針で、バッテリ電圧が27Vくらい、DC-DCからの出力で14Vくらいを差している。OMさんにも聞いてみたが、発電機を使わないなら、この方法が電圧降下も少なくてFBだと、小生の推測と同じような回答をされていた。


充電をセルスターのCV-2000で行う。スイッチング電源方式でコンパクトで軽い上に、12V、24Vでの充電に両対応。オープン、シールド、ドライのバッテリーに対応する。バッテリー上がりの自動車のセルを回す、セルフスタート機能もついているが、本当にこの小さな筐体でセルが回るのであろうか。充電、救援兼用のケーブルはブッ太いのがついている。接続時にバチッ!と音がするが、正常のようである。

全自動式なので、気にせずに充電できる。スイッチを入れるとブゥゥゥン。と結構いい音で冷却ファンが回りだした。

う~~ん。移動運用かぁ、、、、どうしようかな。試験充電してるしな。日曜あたりに出かけてみたい気もする。気になるのはやはり、台風の動向。

ゼロロク27号機が上京するも

一昨日。村長殿より木曜(昨日)に唯一の「ゼロロクの原色」EF66 27が高崎線乗り入れのA33運用に入る可能性が高いとの情報を得て、貨物ちゃんねるとツイッターで情報収集。仕事も午前中にやっつけて午後。出撃の用意。

根拠としてはパターンで吹田のA30、A31運用に入ると翌々日にA33で高崎線に乗り入れるというのがここの所のパターンだったのだが。どうもEF66の上京数が多いらしく、変則運用が多い。そして昨日は、A30で上京後、A31をこなし、新鶴見待機とい状態。

しかし、スタートが、まさかのEF210の代走で新鶴見A260運用。そしてA261運用で宇都宮往復。A33運用はまさかのEF210での代走。あぁ~~昨日は東北本線沿線の人はまさかの27号機入線にウハウハだったようだが、高崎線組は期待した上にまさかのEF210での代走。

気になる今日の運用。またしても代走で、本来はEF210となる新鶴見のA275運用5093レで稲沢に向かってしまった。ここ数日、どうも運用が読めないようである。新鶴見には本来EF210で走らせる運用に吹田のEF66を代走させる運用があり、それにハマってしまったようだ。よりによって、昨日から今日は、27号機が代走パターンハマってしまった。

A33はゼロロクが入る確率そのものが月に1~2回程度と低いので、その上、27号機となると。昨日は天候も良かったのに。倉賀野からの帰りを狙う夕方の上り便は今の時期で露出がギリギリなので、がだんだん厳しくなるなぁ、、、。彼岸までだなぁ。


数字の背景の青がEF66のゼロ番台。薄青が鮫ことEF66の100番台の運用。A30、A31と来て翌々日のA33に入る確率が高いのであるが、27号機は運用表から消えて新鶴見のEF210の運用に入ってしまった。

2013年8月28日水曜日

空振り連発も、呼び出しは好調


ちょっとした失敗から、430MHzのパワーアップが出来ず。来月だなぁ。今日は空振りCQ出しまくってたったの1局。続く時は連続で続くのだが、駄目な日は駄目。これは18年前と全然違うなぁ。VUはとにかく閑散としている。HFから始まって、430でCQを出すのがいつものパターンだが、ここで空振るとHFに戻る。

本当は、21MHzか18MHzが面白いのだが、気温が下がってきて、時々開きかけるのだが、アンテナがショボく、なかなか聞こえて来ない。ハイバンドになると、ビームアンテナが欲しい。そうなると年間通じて開けている7MHzに戻ってくる。7MHzは相手局もダイポールやバンザイアンテナ率が高いので、小生のショボくれた地上高の低いダイポールでも結構頼りになる。地上高が低いとは言え、フルサイズであるので、ちゃんと聞こえてくるし、パワーを入れればリニアに飛ぶ。

パイルアップになってる局もノイズに埋もれている局もFT-2000になってからだいぶ楽になった。根性がないのでCQ出すときはベアフットにするのであるが、呼ぶ時は真空管を暖めて200W。たかだか3dbの違いだよと、良く言われるのであるが、パイルの海の中では、100Wで呼んで駄目なら、リニアを入れると、結構あっさり届く事が多い。特にアンテナがフルサイズで調整も上手く行っている7MHzが顕著。

CWでの計測やPEPで見ると200Wであるので。QROしている訳ではないが、真空管独特の安定感ある音ってのが、聞き取りやすいのかなぁ。あまりガナリたてずにALCゾーン内で振るくらいのマイク入力で充分なようで、その方が自然で明瞭度の高いSSB波が作られ、結果的に相手側には同じ59+20dbで入感する局の音声に埋もれても、安定して聞こえているような気もする。

「パワーよりアンテナだ」と良く言われるが、逆に、良いアンテナはパワーもちゃんと受け止めてくれる。どうしようもなく耳も飛びも悪いコメットのブロードアンテナは、パワーを入れないと飛ばないし。100Wと200Wの差は、たかが3dbと言われるが、7MHzは予想外に飛ぶし、ボロアンテナの21MHzは飛びの悪さをそれなりにフォローしてくれているし、一重に比較できないようだ。Sメーターで1コマしか変らないとかエレメント1つ分とかいう表現が良くあるが、それって劣悪なパイルの海の中では結構大きいような。

HFで、5WのQRPもやって、色々なパワーとショボアンテナの厳しさを骨身に染みてる身。ワイヤーアンテナや垂直アンテナしかないが、結果論、50Wあれば、国内通信は十二分に楽しめると思う。しかしながら、ここ一発、認可されてる範囲の出せるパワーは出した方が楽には違いない。


2013年8月26日月曜日

男体山をバックにカシャッ

今日は、日光、戦場ヶ原の先輩の農場へ助っ人へ。


男体山をバックに、いやぁ、、、

「いいロケーションですねぇ」

という場面であるが、コマーシャルです。標高1,500米の高山に位置するこの場所は紫外線が強い。涼しいからと言って肌を露出するとアッと言う間に日焼けしてしまいます。

しかし、ロケーションがいい事には変わりない、済んだ空。そよぐ風。

ここ一体は各地から集まったファーマーの共同農場で、ガーデンプランツだけでなく、下界の酷暑を避けて疎開してきた植物が沢山あります。昔はイチゴ屋さんと我々、ガーデナーが多かったですが、最近はトマト屋さんが多いとか。埼玉から片道2時間。ここまで、通ってきます。


2013年8月24日土曜日

埼玉新都市交通2000系

今日は2ndを連れて鉄道博物館に行ってきたのだが、ニューシャトルに乗りたいと言うので渋々、鉄道で。暑いのに乗り換え嫌なんだよなぁ。

やって来たのは2000系。だいぶ勢力を増やした感じがある。この日すれ違ったのと乗車したのは全て2000系だが5編成しかないらしい。やってきたのは昨年投入されたいちばん新しい車体。2105、青編成。年間1編成の増備らしく、初期型の1010系を置き換える。1010系はあと3編成ほどか。90年に増備された1050系が、4編成。勢力としてはまだ1000系列が多いようだ。

今年は「ラッセル車」こと1050系52編成が200系カラーに塗り替えられたのと、7月より「銀河鉄道999」の駅メロ(近接メロディ)が流れるようになったのが話題らしい。

どうもこのメロディ、シンセサイザーのデジタル演奏の音源ではなくアマチュアっぽいブラスバンドのアナログ演奏の音源を使っている。「絶対、聞き覚えがあると」思ったら「ビンゴ」であった。出身高校の吹奏楽部が演奏した音源のようだ。定番曲だったので、昔、放送部にあった音源を聞く機会が多かったので、当時の音源ではなても、独特の編曲の演奏は、スピーカーから発した瞬間、「臭い」と分かった。

小生が高校生だった頃は、マイナーな鉄道だったが、1駅とはいえ、鉄道博物館のアクセス線となって以来一気に注目を集めるようになった感じがある。


2013年8月23日金曜日

EF64-1000更新色重連

鉄道模型の予約制度ってどうにかならんものかと思うのであるが、、、金のある無しかまわず、、、予約品は買わなければならないのがルールのようで。まぁ、、、今回は単機ですから、それほどの出費にはならずに済み。


と、ボヤきながらも、並んだEF64-1000を見ながらニヤニヤしてしまう。クーラー付きのJR貨物車は原色1に更新色が2、それからJR東日本車が1の内訳である。更新、原色の重連だったが、更新色同士の重連で上越国境を抜ける姿はやっぱり勇ましいなぁ、、、。さて何号機にしようかな。1013をすでに付けているので、1024、1028、1036


2013年8月22日木曜日

ゼロロク最後の活躍

それは朝の何気ない電話から始まった。村長殿にライン電話。ゼロロクとはEF66 ゼロ番台の事。一世を風靡した機関車であるが、ゼロ番台は、もはや稼動機が数える程。原色で残っているのはあえて原色で出場したと思われる、27号機1機のみで、その動向はフレートファンの皆が注視する所であるのであるが、上京して東京界隈に居るのは知っていたのだが、、、。

予想屋、村長殿に本日のゼロロクの動向を聞いてみる。

「あ~~あ、、、面白れぇカマ来ねぇかなぁ~~おととい上京したゼロロクの27号機何処行った?」

「あ~~ん。A21、1097レで稲沢行ってるなぁ~~。」

「あ~~~。面白くねぇなぁ。確率的に高崎線入らないんだよな~~吹田のAの33仕業だけだろ」

「A33の前ってナニが入るんだ」

「Aの30、31だな稲沢から来て黒磯往復。新鶴見スタートだ」

(マニアすぎる。だいたいパターンわかってるんかい!!!)

「おい!昨日のA31。ゼロロクだ。24号機がA31終わって新鶴見いるぞ!」

「ええ、まじで、来るとしたら今日の今日かい!」

「10時過ぎれば、運用情報出るんじゃない、、、確率高いけど、、、まさかの「桃」代走とかwww」

「不吉な事言うな!!!」

(しかし、小生、異様に桃太郎と縁があるようで、撮ろうとするとEF210の代走パターンにブチ当たる。さてさて、本当に予想屋の言うとおりにA31始業からA33始業にスライドするのだろうか)

待つ事しばし、11時前、貨物ちゃんねるのA33仕業に「24」の文字が。


本当に来た。


結局仕事抜け出して行ける、手持ちポイントしか行けないんだよなぁ。何だか最近画が画一的になってきた。


まずは倉賀野へ向かう下り8099レ。これは臨時スジなので、単機の予想。荷物があれば、タンクのはずなのであるが、貨物ちゃんねるを見るに石油としか出ていなかったのでまさかの実入りと思ったら、、、単機。くそうと思い投稿してやろうと思ったら「単機」に変ってる、、、誰か手前で撮ったな。思いっきりフレームの左が空いてしまったのでタテ位置にトリミング。露出も厳しいなぁ、半逆光でカンカン照りだから、カメラのヒストグラムで見てトンでいなかったのに、モニターに落とすとオーバー気味。ソフトウェアで露出1段下げ。それでもかなり照っている印象。


211系ラッピング仕様。このポイントじゃぁラッピングが良く分からないなぁ、しかもピンが手前に来ている。ピントミス。


まぁ~こんなもんだろうという出来。熊谷配給6795レ。後位にEF64-1000の無動力回送とトラ。それから台検を終えたコキと、ここの所毎回のように連結されている新車のタキ9000系の新車の試運転。最後部は新車のコキか。

上3枚。α77 AFアポテレ80-200(200mm) 鴻巣-北鴻巣


午後に、上りで順光になるポイントってないんだよ。しかも家から至近となると。と思っていたら、上り3096レの時間になったら、日が落ちた。後はトワイライトタイム。日が出ていたら完全逆光ポジションだが綺麗に露出が出た。しかし、市街地ポイントの性。周辺物の処理が難しいなぁ。まぁお手軽ポイントでは仕方ない。

α77 AFアポテレ80-200(80mm)北鴻巣-鴻巣





2013年8月21日水曜日

α系デジタル一眼レフ考察



小生の愛用機。α77(左)とα7デジタル。こう思うとデジタル化がだいぶ早かったのではと思うが。α7は第1世代。α77は第4世代に属するらしい。

α7はフィルム機とデジタル機の双方が存在したという異色機(実際はフィルム機の方が上位モデル)、フィルム機の機能性を可能な限り、デジタル機に移植したスタイルでゴテゴテとしたダイヤルが特徴的である。ミノルタ最後の名機だったα7フィルム機の特徴を良く残している。但し、黎明期のデジタル一眼レフカメラであるので画素数は610万画素に留まる。ただ、当時から言われていたが、このカメラはリバーサルフィルムそっくりの独特の発色をするので、未だもって解像度抜きで撮るマニアな人気がある。小生もわざとα7に振り替える事もあるし、2台持ちの時はα7の作例の方が発色がいい事も多々。

しかし、流石に時代の流れにはついていけなかった。第2世代くらいのデジタル一眼レフならまだ現役で居られるが、限界を感じ、昨年、α77を購入した。しかし、これまた、第4世代、黎明期のカメラである。第4世代で何が違うか。APS-Cか35mmかという部分で、まだハイアマチュア機はAPS-Cであるものの、機械式ミラーが廃され、有機ELを使用したEVF(電子ビューファインダー)が搭載されている。

α900に完成度の高いOVF(光学ファインダー)を搭載した後に、ハイアマチュア機にまさかのEVF搭載となり、賛否両論であったが、その後、ハイエンドアマチュア機のα900の後継のα99にまでEVFが搭載され、SONYの方針は決った。どちらかというとネガティブな意見の多いEVFであるが、長らくSONYのビデオカメラを使っていた小生的には「当然の流れ」と感じた。そしてファインダーはいかにもSONYらしいファインダーをしている。


EVFがどういう見え方をするのかというと、覗いてみると有機ELを使用しているため、液晶よりビビットな発色な感じはするものの自然である。水平儀が表示されているが、これのおかげで手持ちでも簡単に水平が出せるようになった。その他、フォーカスターゲットの表示等も、従来型のOVF(光学ファインダー)より鮮明に見える。

これは室内。ダマされてはいけないのは表示にISO100で1/6秒と出ている。Pモードであるが、ISO感度を100に強制的に指定してあるため、カメラが考えた露出がコレなのだろう。一瞬、EVF上では鮮明に見えるが、常識ではンン!?という設定である。本当にコレで撮れるのかよーと思うし、そもそも色味がどうなってしまうのか。しかしながら、撮りあがりの写真はほぼこの画像に近い露出と色味が得られる。



上の写真は、実際にシャッター釦を押した仕上がり写真。遊びで撮ってしまったが、シャッター速度が遅すぎるので、実際はもうちょい感度を上げてやらないと駄目であるが、ブレさえしなければ、カメラの言う事を聞けばISO100で室内で撮れるという事。ファインダーの写真は液晶をスマホで写しているのでオーバー気味であるが、実際のファインダーの発色はほぼ、上の仕上がり写真どおりである。暗くなって無理になってくるとちゃんとファインダー内にもノイズが走るので指標を得やすい。

もっと暗くなって条件が悪くなり、カメラの言う事を聞かずにMモードで変な設定をやると補正しなければならない値(この場合は絞りは命一杯解放されてるのでシャッター速度)が、赤く反転する。ISO感度を上げていって、シャッター速度が白に戻れば露出OKである。


露出が心配ならヒストグラムを表示してやると良い。テツ撮りの時は三脚にマウントされている事が多いので大抵は背面で見るのであるが、手撮りの場合などは、ファインダー内にも表示可能。左のグラフが上がってれば黒味が強い(黒つぶれ)、逆に右が上がってれば白味が強い(白飛び)傾向にあるという事で。グラフが頂点(ピーク)に達している時は本当に潰れている箇所があるので注意が必要である。この情報はα7では、一枚試し撮りしないと得られなかったが、α77では常に受光面がオープンしているので、撮影前に擬似的なヒストグラムを得る事ができる。

村長殿と夏男殿がデジタルに変えてから露出が難しくなったと言っているが、小生の場合は総じて逆である。ズルい方法でEVFとヒストグラムから露出を読み解いているからというのが答えであるが、ヒストグラムは特に良く解析しておくと、テツ写真の場合、車体色で「飛ぶ」「潰れる」というのがグラフで一目瞭然である。ただ、試し撮りできる列車があるか否かや、周囲に指標となる同系色がある場合であるが、、、。


SONY製になって、操作性が大幅に変ったかと言えば、意外にそうではない。何もかもがダイヤルだったα7から、ある程度ファンクション釦を押す設計にはなったものの、ファンクション釦は元のダイヤルと同じような位置にある。頻繁に使うAF/MF釦やAEロック釦はほぼ同機能で同位置にあるし、ホワイトバランス釦は軍艦上面にあるという位置関係は変らない。AFのメインスイッチや、絞りプレビュー釦は歴代αと全く同じ位置にあるという懲りようである。それからαシリーズ独特の前後のダイヤルも健在である。ただ、便利だった軍艦上面左にあった、露出補正ダイヤルが廃止されたので、代替で露出補正釦が軍艦上面右側に来ている。これをプッシュするとダイヤルでアンダー気味やオーバー気味に補正できるが、α7のように瞬時に絞って、また元に戻すという使い方が難しい。



ただ、いい事ずくめではない。EVFの代償として、光学的にダイレクトに見るOVFと違って、高速の被写体を狙うと、表示が追いつかないのと、処理遅れが発生するので、そこはカンで追っていかないといけない。ただ、これはビデオカメラのファインダーに慣れている人なら昔から仕方ないと割り切っている部分であろう。

あとは確実に使いにくい点はMFでのピント合わせが非常に難しい。夏男殿と村長殿にピントが合わないと泣きを入れる始末。本当にMFで撮るテツ写真にピンボケ多発。そして気づいた、ナニが無いってマイクロプリズムがない、、、。マイクロプリズムはあって当たり前の装備で、効いてるんだか効いてなんだか分からないような装備だが、いざ無くなり、しかもEVFの分解能を解析するとなると、かなりの眼力を使う。結局MFで撮る時も一瞬だけ、測距して、AFの力を借りて、置きピンする癖がついてしまった。

と思っていたら大恥をかいてしまった。ネットの情報を見るとEVFはMFのピント合わせが簡単という評価が多いのである。そんなバカな!と思ってネットで調べ、マニュアルを熟読すると、この釦!


スマートテレコンを拡大モードにして、これを押すとファインダー内の任意の点を最大11倍まで拡大してくれる。押すとファインダー内にピコッツと四角いマーカーが現れ、十字キーを使って拡大する。それで精密にピント合わせを行うんだそうで。マイクロプリズムを使おうとする考え自体、廃されているらしい。

ちなみにスマートテレコンとは、1.4倍と2倍の電子テレコンという事なのだが、CCD上の任意のサイズを切り取るだけなので、結果論的にはトリミングと同じ。なので、画像サイズはダウンするのとフルサイズでしか撮影できないRAWやRAW+JPGモードで使えないのとフォーカスが中央のみになる等、、、結局トリミングと同じ。んな訳で、テレコン機能は使えるような使えないようなであるが、拡大モードだけは便利ですねwwww







郡上八幡

1アマの試験から帰るなり、お袋から爆弾発言。

「盆中も忙しく、休む暇がなかったので、旅行に行きたい。郡上おどりがみたい」

「今から行くのか!」

只今16:00

「おわら風のの盆」に味をしめて以来、ここ数年お袋は盆おどりマニアだ。待ってくれ、俺は徹夜で一夜漬けした後で、相当やられている。調べると、徹夜おどりは盆中で終わっており、翌19日が19時半からやるらしいので、そこにターゲットを当てて、翌日出発としてもらった。体調が悪くなければ、そのままGOであるが、無理である。トラックドライバーだった頃の根性なら、そのままトンボ帰りだが、泊まりとした。何しろ体調が悪いので充分マージンを取って、休み休みにしておかないと危ない。


平日なので、早朝3時に関越道にチェックインして、半額を使い、6時間ほどで、郡上八幡到着。風情のある町並みである。




市内には至る所に水路が張り巡らされ、清水が流れている、実際、洗い場として使われている箇所もある。


旧八幡町役場。右から読むのがポイントですね。小生の好きな擬洋風建築。


本当に市内には水路が多い、溢れる程豊富な水流が流れていく。



郡上八幡名物、新橋からの飛び込み。水面まで約13m。

橋の欄干にはこんな警告文が。

警告:この橋からの飛び込みで「重大な事故」が発生しております。不慣れな方の無謀な飛び込みは厳に自粛されるよう警告します。郡上市

とある。郡上八幡の子供は小学生の頃から小さな岩から順にレベルを上げてここ、新橋まで来る。飛び込み競技経験のない観光客が興味半分でいきなりこの高さを飛び込むのは危険。過去は仮装飛び込み大会もあったようであるが、現在中止。

サムネイル画像の橋の欄干の手前から4スパン目。花が供えてある。ナニがあったのか分からないが、下手に飛び込むと危険である。





深谷でもみかけた事があるが、クラシックなサッポロビールの看板。これってビールの看板だが何故か日本酒の造り酒屋にあったりする。ここも造り酒屋のようだ。



第1回の名水百選に選ばれた事で有名な宗祇水。上から順番に水槽に水が流れるようになっており、飲用、野菜果物冷やし用、つけ置き用と用途が決められている




そしてやってきた。夏場は32日踊り続けるという郡上おどり。審査会風のプロい人たちの踊りから始まり、後は、大衆を巻き込んで、テンションは高潮してゆく。




2013年8月20日火曜日

ああ、、、いかん。

1アマの試験。回答速報で答え合わせをしてみると。

工学111点。
法規103点+?

という意外な結果に。法規をナメ腐っていた為、くだらぬ所で言葉尻を取られ、まさかのA問題を連続で落とすという結果に。

法規103点+?というのはBの2問題の何処にマークされたか、記録がなく、答え合わせが難しい

Bの2は旧制度上でのA1A,A3J、F3等で覚えてる世代では、全くの無知の分野。

正解か誤りか、1か2を記入し、それが5問。捨て問題として、マークシートに適当にマークして、問題用紙に記録を残さなかった。Bの2で2問以上正解していれば合格であるが、確率論的にどうであろうか。うわぁ、、、こんなクダらないバクチ的な部分に合否が紙一重とは、、、、。

えぇーーーい。分からんもんは分からん、ここは合か否か一発神頼み。占い、、、、ん!?。アッサリと合格カードが出た。


いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

イライラするなぁ

9月4日にネット上で合格者の受験番号を、一次発表らしい。その後、通知を送るそうで。マークシートなのだから、自動車の免許のように即日発表にならんもんか!


2013年8月18日日曜日

1アマ試験へ(1回目H508の巻)


ここ1ヶ月、勉強を強化し、1週間はリグの火を完全に落とし、マイクを引っこ抜く勢いで、追い込む事、、、、やってきた。試験当日。

なぜ、無線系の試験は昔から臨海部で行われるのであろうか、今日の会場も試験という雰囲気からは到底離れた、有明のビッグサイト横のファッションタウン内の会議室で行われた。まぁ、お陰で、食には困らないし、合間、合間はテラスでお勉強等もできた。

さて、肝心の結果であるが

「これはーーーーーーー」

「ギリギリ落ちたのではないか」

結果論から言えば、丸暗記が使えるのは70パーセントといった所。確かに記述問題は完全に傾向があり、くどいくらい同じような問題が出る。

過去5年の過去問を3回転して答えを覚えたが、もう3回目では計算というか、「答え」を覚えている。そして5年以上遡ると、だいぶ問題の傾向が変ってるのが手に取るように分かるので、賞味期限はだいたい3年弱くらいのようである。ちなみに件のCQ出版社の「新・楽しくおぼえる1アマ攻略」は賞味期限が切れており、ある程度役に立つが、実際には新傾向となっており、肝心の計算問題の丸暗記が難しい。

そうすると年3回の試験なので、過去問で暗記に使えるのは、5~9回分といった所である。まあ、攻略本の不足は過去問で補って、模試レベルでの点数は稼げるのであるが、いかんせん計算問題は丸暗記である。

7割覚えてれば合格ラインではないかと思うかもしれないが、合格点が70パーセントであるから、「間違いマージンが全くない」暗記の間違いマージンも取っておかないといけないので、、10パーセント以上の計算問題を自力で解かないと、かなり厳しいというのが結論。うーーーん。まだ回答速報が出ていないのであるが、108点というのは、、、、これは、、、、間違いマージンを引くと落選ではないだろうか、、、、。




2013年8月17日土曜日

かなりやばい

かなりやばい、事態に陥っているような気がする。ここ1週間。リグのスイッチを入れる事もなく、1アマの試験へ向けて追い込んでいるのであるが、かなりのボリュームに一向にはかどる気配なし。

まずいなぁ、、、これはヤッてしまうかも知れない。試験はいよいよ明日に迫り。まぁ、「局」のお免状の方が、200W超えると極端に難しくなるので、当面のベアフッターは決まりなので、別に落ちたところで、運用上何ら支障が出る訳はないのであるが。

そう考えると、2アマのコストパフォーマンスって、絶大であると感じる次第。オールバンド、オールモードが許され、国内通信には余裕の200W。DXをやろうとするから、ビッグアンテナにKW出力が必要な訳で。何しろ、不本意に低出力のリグを買わざるを得ない等の、リグ選びに不自由しないし、WARCバンドは適度に空いていて面白いバンドである。まぁ、、、14MHzは2級を持っていてもなかなか出れるもんじゃないし、そもそもビームがないと何も聞こえて来ない。


いかん、いかん、、、、そうこうしているうちに時間が。ヤバいなぁ、、、、。

2013年8月14日水曜日

新潟レイアウト現況


「一体、新潟レイアウトはどうなってるんだ!」

とお叱りを受けそうなので、近況報告。今年はヤード線の構築に時間がかかっている。何しろポイントが多い。「月に1箇所のポイント購入」というのが、目標でレール集めをしているのであるが、昨年は本線部分工事だったので、思いのほか総延長が延びたが、今年はヤード部分構築である為、遅々として進まない。まぁ、アマチュア無線に予算を取られているのは仕方ないのであるが、地味な作業が続いている。



ラボの様子。実に汚い。ここは工作部屋。鉄道模型の製作や無線機の修理を行う部屋である。冷房が効くのであるが、分かるかなぁ、この暑さでは例え冷房を効かせたとしても、工作そのものが嫌になって進まない。何しろ、滅多に入らない部屋なので、日中に扉を開けた瞬間の「モワァァ!」ってのにやられてしまう。この位置からはレイアウトの進行状況はイマイチよく分からない。


駅部である。内側のDCC待機船線はほぼ完成し、手前のDCC用機関区を作らなければならない。DCCラインであるので、扇形庫を中心として、SLとDCの基地となる。先は長い。奥のアナログ待機線が地味に延びている。手前2線が留置線。奥の2線が電車庫となる。いちばん奥は機関車引き上げ線で、実質DCC化が難しい機関車たちはここに一旦入れて、バックし、手前に作る機留線に止める。ここは細かくギャップを切らないと駄目だろう。

だぁぁぁぁ!

どうも、3.5MHzで同調が取れないと思ったら、FL2100-Bのバンド切替ロータリースイッチの接点のうち3.5Mhz単独で動くコンデンサー接続部が溶断している。これは消耗品なのかなぁ、、、結構シブい接点が何箇所かある。

最初、3.5MHzと28MHzが調子悪いので、精密ドライバーで押したりしてお茶を濁したのであるが、3.5MHzは見逃した押し忘れたシブい所から放電してやられたらしい。恐らく一度は全バンド送信できているので、最初の調整の時じゃないかなぁ。この接点が死んでいるとPLATEバリコンの容量が足りないらしく、同調が取れずに電力を増幅してくれない。

うーーん。荒行事的に接続してしまっても良いのだが、高電圧は恐いなぁ。このロータリースイッチは消耗品だなぁ、見かけは綺麗なアンプだったけどアクティブに使っていた痕はあるので、ロータリースイッチはかなり回されてる臭く、ヘタっている感じ。

壊れやすい部品なので、サードパティ製なのか純正なのか分からないがFL2100Bタイプと称するものは国内でも海外でも売られているようだ。値段は8000円ほど。うへぇ~地味に高い。&交換がメチャクチャ面倒臭そう。

3.5MHzは寒くならないと出ないので、すぐに交換が必要な部位ではないが、他の接点も一通り再点検はしたものの、怪しい箇所が何箇所かあるので、年季を考えると早いうちに交換した方がいいなぁ。

2013年8月13日火曜日

HL-723D送信系統図


お盆だというのに役所はやっているのであるが、駄目モトで東京ハイパワーに電話したら、営業していた。しかも親切にもHL-723Dの申請に必要な事項をFAXしていただいた。

東京ハイパワーの取扱説明書は無線に慣れていないと実に簡略的で不親切な様式で、HL-45Bの取扱説明書であってもそうであるが、何しろこれで申請して下さいバリの内容しか書いてないのである。しかし、古いアンプの修理を受けてくれたり、こうやって古い製品でもちゃんと資料を出してくれるのは関心する。



ざっとこんな感じのようである。キモは430MHzと144MHzに分かれてLPFが入っているという事くらいか。それを共用器で分配している。送信の終段管は2SC2905×1となっており、これは144MHzと430Mhz共用のようである。定格は144MHzにおいて35W、430MHzにおいて30Wである。

FM専用機であるが、申請書には発射可能な電波形式は旧形式表記でA1、A3J、F3と書くように指示されている。あたかもCWやSSBも増幅されるような期待をもたす表記であるが、キャリアコントロールなので、実際は難しいであろう。発射は可能だという事かもしれないが、送信系統図のバイパス回路を通した場合のエキサイター出力を示しているのかもしれない。どちらにせよ、本体の刻印ラベルにはMODEにFMとしか書いていないのでFMしか保証されていないのであろう。

なお、詳しい取扱説明を知りたい場合は、東京ハイパワーでマニュアルを500円で分けてくれるようである。クラシック機はコピーになりますと注が書いてあるから、コピーかもしれない。

TSSに電話した所、HL45BとHL723を一体として申請できるようなので、FT-817をHFから430MHZまでの送信域で改造したという事で、組み合わせて1台の無線機として、送信機系統図を書いて、申請書を起した方が良いようである。

ただ、1級の試験が近づいているのと盆中で忙しいので、申請はまた後かな。とりあえずネットのどこを探してもHL-723の回路図も送信系統図も見つからないのでアップだけしておきます。(※この記事はHL-723Dの申請、認可を保証するものではありません。あくまで参考程度にご覧いただき、申請される方は各自、追加資料を収集の上、申請されてください)

日本一暑い街返上

「日本一暑い街熊谷市の隣町です」

というのがここの所のQSOの決まり文句であったが、とうとう、昨日、四万十市江川崎に返上となった。四万十「市」と言えば6月に行ったが、、旧中村市域は四万十川河口なので、それほど暑いような街ではなさそうだが、市域が広く、日本一を記録した観測点の江川崎は旧西土佐村区域で、高知県西部の半島状に突き出た部分の中央部に入った内陸部である。

思うに、熊谷の気温上昇メカニズムは都市型であり、観測点がコンクリートジャングルの中央部に位置しており、主要幹線道路が周囲を取り囲むようになっている。交通量が減ったのか、行政施策が効いたのか、主要因は良く分からないが、最高気温を記録した6年前と比べ、「確実に涼しくなっている」実感がある。

しかしながら、38度を超えると、そこからの数度の違いはあまり関係なく、日本全国、どのポイントでも同じなのではないだろうか、まず、空の色がおかしくなる。強烈に「明るい」のである。そして、都市部では独特のアスファルトの照り返し。これはホントにたまらない。そして夕立が来なければ、焼けたような独特の臭いが夜間まで立ちこめる。それから、蚊取器は不要である。38度を超えるような日は、蚊も出てこなくなる。通常、スイッチを入れなければ、刺されるとウザのであるが、ここ数日スイッチを入れていない。

冗談抜きで、「無防備で外に出たら死んでしまう」暑さである。うちでは、レッドゾーンの11:00~14:00は休業としている。従業員がいなければ、10:00~16:00を休業とし、朝、日の出前から働いて、10時には撤収。涼しくなった16:00頃に出てくる。年配者に聞くと、7月8月はこの界隈の農業者は、今ほど暑くなかった昔から、そういうスタイルだったようで、更に暑くなった今、日中、屋外で仕事をするリスクはさらに高くなっている。

万一外に出る場合は、帽子をかぶり、頭周り、首周りの冷却材は有効である。紫外線は強烈で昔のように「健康的な小麦色の肌」というのは今はナンセンス。皮膚ガンの発症リスクが高くなる。なかなか難しいのであるが、まず、小生的に半ズボンはあり得ない。上も長袖が良い(これは難しいが)。光量的に、サングラスは有効である。

男がナニを言っているのだという人もいるかとも思うが、40歳代後半を過ぎると、過去に追ったリスクが噴出するようである。厄介なのは、一度蓄積されてしまった紫外線被害は取り返しが付かないようなのである。昨今の強烈な紫外線は体にどんな影響を与えているか分からず、自らが50代を迎えた時の事を考えて、最低限紫外線は避けた方が良いようである。

まぁ、、、、、用がなけりゃ外に出ない方がいいね。



2013年8月12日月曜日

HL-45B

こちらがご本家Hl-45B


東ハイの「現役の形」をしたFT-817専用設計のアンプ。これ、便利である。FT-817からのコントロール信号を受けて、バンド、送信切替を自動で行ってくれる。一旦、ダミーに切り替えて、同調取ってと、、、フル手動のFL-2100Bなんかを使っていると、雲泥の差の便利さである。

ただ、終段管の保証はないとの事なので、FT-817と共に、電波発射にあたっては、SWRメーターでのモニタリングは重要であろう。

実力の程は電圧が13.8Vで垂れてなければ、2.5W入力(FT817も2.5Wモードでも電圧が長けれればそれ以上出して来るが)でCWで40W近く振ってくる。45Wというのは保証値のようで、技適保証機でない性故に、、移動局50Wの申請を通すためにのTSSの認証を受けるために、5Wのマージンが必要なようである。しかしかがら、うまくできているもので、自作されている方は分かると思われるが、FETには1割くらいのマージンがあるので理論値より若干パワーが出る。これもご他聞に漏れず、CWの測定で、条件が良ければ、50W出ている。FT-817をミニマムパワーにしても20Wは出ているであろうか。


実際は移動運用セットなので、元箱に入れて保管。元箱が本体ピッタリのサイズのご覧の通りの小ささなので、コネクタ類をまとめても、これはリュックに入るサイズである。バッテリーに工夫が要るかもしれないが、登山運用でも使えるのではないだろうか。大きさ的には上の写真のとおりで、FT-817より一回り大きく、奥行きはもう少し長い。

とりあえず盆期間中は、お盆で忙しいのと、1級の試験もあるので、おあずけですな。その間を利用してHL-723Bと共に申請中。



追記
東京ハイパワーは2013年12月末を持って業務を終了しました。在庫や中古でないと手に入らないと思われます。同時にサポートも無い模様です。年代もののクラシックなリニアでも良心的な価格で修理してくれていただけに残念です。真面目すぎたのですかねぇ。惜しい会社をなくしました。




2013年8月11日日曜日

何しろ物が良くブッ壊れる

今月は茄子月であるものの、修理代や代替品の購入でだいぶ予算オーバーである。リニアが余計だったな、茄子額を超えてしまって生活費に食い込んでいる。やばい。後半はナニもできない、、、。

何しろ後はPCのグラフィックカードが壊れている。負荷がかかると、ブロック状に横縞が入るのである。最初暑くなって来たから、気温のせいかとも思ったが、去年は出なかった症状なのであるので完全にグラフィックがおかしい。

気温との相関もいちおうあるようで、外気温が35度を超えるような日は、部屋の隅の生暖かい空気を吸うらしく、いくら冷房を入れても、駄目なようで。日射が強くなればなるほど、イカれ度合いがひどくなる。

この時期日中は仕事は休んで、部屋にいるので、日中動いてくれないと困る。だましだまし使っていたものの、とうとう、目が痛くなってきたので、たまりかねてボードを交換した。もう、色々ブッ壊れるので、やぶれかぶれである。半ばやけっぱち。



玄人志向の4000円のカード。何で4000円ごときでビビってるんだよってカンジであるが、何しろ予定外のIC706破壊事件が痛い。今月は子供の誕生日だし。あーーーマジでヤバい。リニアを買わなければ良かったのだが、壊れる月はしょうがない。

NVIDIA の GEFORCE GT 610 搭載。メモリ1GB、コアクロック810MHz、メモリクロック1GHz

何だかいいんだか悪いんだか判らないなぁ、ゲームはしないので、求めるのは2Dの描画能力のみである。


壊れたグラボ。EAH5450

AMD ATI Radeon HD 5450 メモリ1GB コアクロック650MHz メモリクロック900MHz

大して性能変らないね。まぁ、EAH5450が正規パッケージだったから1万円近かったような気がしたが、、、同じ程度より若干マシな仕様が4000円程度だったという事で。

HL-723D


またしても、ナニやら怪しげなリニアアンプ。オークションで入手したHL723D。オーバーホール済との事で、伝票が入っていた。東京ハイパワーってこんな古いアンプも直してくれるんだね。全調整されており、送受信ともに絶好調の模様。プリを入れるとガツーーンとSを振ってくる。雑音が多いのは直下型じゃないし、このテのアンプだから仕方ないか、東京ハイパワーのやつは昔から、いちおうプリがついてるんだよね。



FT-2000の上に並ぶ小型、FT-817省電力ライン。FT-817のHFモードはベースでは使わないので、HF用リニアはここには置いてない。ベースでFT-817を使うのは、430MHZそれもFMのみである。ここから必要機材のみ、移動に持ち出す。正面入力なのが難点であるが、入門機としてハンディ機が流行った時代のリニアアンプですな。立てて使ったり、モービルブラケットもついている。

送信の方は、144MHzでエキサイター入力を5Wとすると、36Wとの事だが、うちのショッパイ電力計では40Wくらいまで振ってくる。試しに2.5Wにしてみたら30W弱。これならFT-817はFMでのファイナル負荷の強い、Hiモードじゃなくていいんじゃないかな。当時の4アマは10Wまでしか許可されていない時代だから、初心者向けのリニアアンプで、2アマでないと扱えない出力を出すとは。いやはや、東京ハイパワーは昔から不思議なリニアを作る会社で、、、。これって暗黙のQROを前提としてるよな、、、。資格で包括してるけど、ちゃんと申請しますけど。

肝心の430MHzの運用では、FT817の場合、5Wで30W強、2.5WのL3モードで20W強、L2モードで10W、L1モードで5Wといった所か。リニアな出力である。ファイナル負荷やアンテナのショボさからいうと、エキサイター2.5W、出力20W強での運用が良いようである。修理明細に各部調整とあるように、終段は新品同様に元気なようである。

IC-706諦め

あーーーあ。今日は本当だったらどこぞへ出かけて移動運用しようと思ったのに、完全アウトですわ。だいいち天気予報の太陽のマークが赤くなっている。今日も最高気温、38度の予報。よほどの高冷地に行かない限り、死んでしまいます。まぁ、しかたない、家で、1アマの勉強しながら、ベースステーション運用しますか、と思っても、暑すぎて、ハイバンドもクローズ。いやぁ、、、、これは移動しても7MHzか430MHzのどちらかしか選択できなかったなぁ、、、と。何しろ埼玉の暑さは半端ない。防災無線が不要な外出を避け、室内でエアコンを使いましょうと呼びかけるくらいだから、無理しての外出はやめた方が良い。


さて、IC706.結局原因が分からない。受信の増幅部のリレーがイカレポンチなのかとも思うが、もはや回路図がないと修理できない域。抱えてる持病

FM送信不能(メジャートラブル)
144&50MHZ感度低下(メジャートラブル)
スピーカー動作せず(突然プッツンした割に断線してないので気持ち悪い)
SSBで送信音が歪む(蓋を開けたら直ったというのが気持ち悪い、再発可能性あり)
50W移動運用制限が突如解除された(実に気持ち悪い。CWでキッチリ100W!)
そして、、、全バンド感度低下(原因不明)

うーーーん。本当に、数ヶ月前まで、現役バリバリで動いていたとは思えない、トラブルの連発。無理をさせた訳でもないし、FT-2000が運用を開始したから、予備機としてしまっておいたら突如具合が悪くなった。しかも原因が外側から分からないブラックボックス内で発生しているという事実。

後継機として白羽の矢が立つのはIC7000M(移動専用なのでM型)であろうか。いやぁ自分からすれば、たまにしかしない移動運用に使うには高級すぎる。DSP付きという事で、コストパフォーマンスから言えばFT-897であろうが、やはりベースステーションとしても使える性能である。

落としどころとして、とりあえずFT-817にリニアをかませる事にした。HF帯は定番のHL-45B。実は消費電力としてはこれが一番ベター。IC706では15Aギリギリであったが、この組み合わせでは、10A程度と、バッテリー運用には嬉しい省電力。最大出力が45Wであるが、45Wと50Wの差はないに等しい。FT-817専用設計であるから、付属ケーブルで連動する。この手のある種、専用リニアはあるうちに手に入れておかないといけないというのが過去のセオリーで。

144&430は泣く子も黙る往年の名機HL723Dのオーバーホール済機をオークションで手に入れた。キャリアコントロールのFM専用機なのと、いかんせん古いが、たった5Wの入力で35W/30Wというリニアは今は見当たらない。FT-817は144MHZがあまりよろしくないので、430のFMだけ出れればとりあえず良いので、実用上はエキサイター出力として、ファイナルに負担がかからない程度の2.5W出力で、15W出ていれば充分。ハンディ機用のリニアとして設計されていたので、端子がBNCであるが、FT-817は正面がBNCであるwww。FMしかサポートされないが、何しろ「安かった」のと今の使い方なら充分である。

まぁ、、、FT-897がカナリ狙い目ではあるのであるが、先立つものが不足しているのと、移動用のリグはそんなに要らない。強いて言えば、20W程度まで落としても、FT-817のファイナル負荷を減らしたいというのが本音である。モービル運用ではリニアをかませて、徒歩運用では、単体で持ち歩くというFT-817ならではの機動力を生かす方向で行くことにした。

2013年8月10日土曜日

IC706 受信部、不具合


メイン機としての役割をFT-2000に譲ってから、IC706の具合がすこぶる悪い。先日の津南でスピーカーが壊れた原因が断線かと思ったらさにあらず、余計に分からない。今日はSSBの変調が歪みだした。ン!?と思って蓋を開けても何も分からず。

問題は蓋を戻してから発生した。変調の不具合は直ったようであるが、今度は受信がおかしくなった。音は聞こえるけど全くSメーターが振らない。144MHzや50MHzがイカレているのは元々だし、この機種のメジャートラブルのようだが、7MHzを含めたHF全バンドの受信が極端に悪くなった。変調がおかしいと騒いでいた時はちゃんと9以上振っていたのにガンとも振らない。感度も悪い。プリを入れると、強力な局がやっとSで2~3振るくらい。明らかにおかしい。

先日、井上に電話して、もうサポート終了である事は聞いていたので、もう完全に半泣き状態。型式は古いけど稼働時間は短いんだけどなぁ。ネットを見ると、過去に大量で出た機材であるし、個人趣味で直してくれる方もいるらしいのだが、いかんせん趣味で直されているので、半年以上待つようである。

う~~ん。困ったなぁ、昼間まで動いていたのに、蓋を開けただけで調子が悪くなったっていうのが解せない。明日になったら直ってないかな?今日は、せっかくバッテリーも手に入ったし、調整して明日は移動しようかなと思ったのだけどおあずけですな。1級の試験もあるし、、、とりあえず。どうせメーカーでも修理を受け付けてくれないんだし、仕方ないね。しばらく策を考えよう。

2013年8月9日金曜日

今月のQSLカード



今月のQSLカードは6日に撮った。9時間遅延してやってきた、福山レールエクスプレスにしてみた。定時で東タが5時半ごろだから、日が長い時期なら撮れるけど、ウチからでは電車で行けない。

2013年8月8日木曜日

EF81 JR東日本色(双頭連結器付) KATO 3066-4

新潟レイアウト 車両紹介 (機関車編)

KATO 3066-4
EF81 JR東日本色(双頭連結器付) 2013年7月購入



「長岡ごっこ」を思う存分楽しんでくれという村長殿のお励ましのように、新潟ゆかりの電機が次々増えていく。KATOから性懲りもなくまたEF64-1000の双頭連結器付きが番号指定で出たようだが、時を同じくしてEF81の双頭連結器付も発売。こちらは番号指定機ではなく、134、139、140、141の4種類から選べる。色々写真を見たが140号機とした。

(実車紹介)
国鉄からJR東日本へは実に78両ものEF81が引き継がれた、田端運転所、長岡車両センター、青森車両センターに配置されたが、その中でも一際目立つエース級的存在は北斗星牽引機の「星ガマ」であろうか。交流電気と同じ赤色のボディーに星のマークも颯爽と東北本線を走ったが、その影で多くのEF81も赤色単色へと塗り替えられた。

うち青森配置の136、139と長岡配置の134、140、141、151には双頭連結器が搭載され、工場入場出場の電車列車の配給の牽引ができる他、電気指令式ブレーキの読替用のジャンパ管が装備される。

レギュラー運用では北陸、あけぼのを牽引した他、土崎工場や、郡山工場に首都圏の直流電車を入場させるための配給牽引も行う。また、廃車となると、解体工場までの牽引には、この車両が使用される事から「死神」とも呼ばれている。

(当レイアウトでの設定)
ほぼ実車と同じ運用で、長岡配置の140号機として、北陸、あけぼの運用に就くほか、各種配給にも使用される。



2013年8月7日水曜日

TOMIX 92498 JRキハ58系急行ディーゼルカー(べにばな・新潟色)セット


新潟レイアウト(車両紹介編)電車・気動車

TOMIX 92498

キハ58系新潟色(冷房車)

2013年8月購入


皆様、ありがとうございます。今年は体を壊して更新が多いためか、アフィリエイトが好調でして、皆様がご覧になった広告資金で2セット目の購入をする事ができました。

今回の入線は、なかなか自前資金では購入に躊躇する、TOMIXがハイグレード仕様で出してきた、新潟色、急行「べにばな」。たった3両で1万3千円也。

(実車紹介)

最近、JR化後の次々世代気動車の投入で急速に姿を消しつつあるが、かつてはキハ40系とともに国鉄型を代表する標準形式のディーゼルカーとして日本全国津々浦々で活躍していた形式である。

1960年代に急行用として製作が開始された急行用ディーゼルカーである。搭載機関はDMH17H機関(180PS)であり、これを2台搭載するのがキハ58であり、1台のものはキハ28として区分される。駆動用機関1台のキハ28は自車を含めて3両分の冷房用電源を供給できる発電機を備えている。しかしながら4両編成で冷房を使用するとなると駆動用機関1台のキハ28を連結せざるを得ず、勾配線区運用に難があり、後のキハ65の開発に繋がった。

新潟では新津運輸区に配置され、磐越西線、米坂線で使用されていたが、2009年に定期運用を終了した。

「べにばな」は新潟-山形間の急行であったが、前身は急行「あさひ」であり、上越新幹線に愛称を譲るため、上越新幹線開業に先立つ1982年から急行「べにばな」として運行された。急行としての「べにばな」は奥羽本線の米沢-山形間が山形新幹線工事に入る1991年までで、以後は快速「べにばな」として運行区間も新潟-米沢間となった。2009年にキハ110系に譲るまでキハ58系で運行された。

(当レイアウトでの設定)

2000年代前半から中盤の設定であるので、快速「べにばな」となる。本線から支線へのスルー運転をしたい所であるがTOMIX車である為に、要らぬ常点灯基盤が組み込まれており、面倒である。DCC化されたDC車両はまだ存在しないのと支線区がまだ延伸しないので、当分はアナログ線での走行となる。


2013年8月6日火曜日

鶴見線、貨物列車を追いかける小さな旅

今日は村長殿と鶴見線、撮りテツ、小さな旅。浜川崎で待ち合わせ、カメラ片手に工場地帯を歩き回り、貨物の動きを追った。



まずは、熊谷タからの石炭返空5764レを待ち受ける。EF64-1000が牽引するが、今日は原色でやって来た。。

カメラを構えていると南武支線の運転士のオッサンに冷やかされた。

「こんなクソ暑いのに、こんな空気の悪い所にいると、熱中症になっちまうゾ」

なかなか、気さくで楽しい運転士さんだった。途中、扇町へ向けて歩いていると、ラッシュ運用の終った列車を回送するのか、浜川崎の駅前踏切で出くわした。タイフォンを鳴らし、手を振ってくれった。運転席の窓越しに見える顔は

「バカが2人クソ暑い中、歩いている」

風に、ニヤニヤしていた。最近、なかなかこの手の「面白い人」希少になった。



さて、石炭ホキを追いかけ扇町へ。EF64-1000の牽引は浜川崎まで、そこから扇町まで、また扇町の先の積み込み埠頭への専用線の受け入れ線までは、DE11および、DE10で行う。小生的には珍しくて気に入っているのであるが、鶴見線ファンの間では人気がないようである。あらゆる場所が密閉になっている独特のスタイルの、この防音形のDE11がこの運用のレギュラーの車のようで、DE10の方が珍しく、プレミアがあるようで。


牽引してきた空ホキを解放し、機まわし、後部に回り、空ホキを埠頭の専用線へバックで押し込む。


続いて、今度は石炭を積載の実入りのホキを専用線から引き出してくる。これは夕方、熊谷タへと向かうため、浜川崎まで牽引し、しばし待機となる。

石炭はセメントを精製する際の原料となるもので、日本で自給できる数少ない資源の石灰石からセメントを精製するには焼成といって石灰石を焼く行程があるのであるが、重油で焼く施設が多い中、太平洋セメントの三ヶ尻工場ではオイルショック後のエネルギー分散の方針から旧来からの石炭を使用する方法で精製するので工場では大量の石炭が必要となる。この石炭も大部分が輸入炭のようで、これも時代の流れですな。石炭は熊谷タまで運ばれた後、秩父鉄道の電機にバトンタッチし、三ヶ尻へと輸送される。


ここでしばし、昼食。扇町駅前で、美味い定食屋をみつけた。780円の昼定食を頼むとおかずが2品ついてくる。村長殿はおかずを1品にしたら550円ほど。しかもおかずはバイキングで好きなものを2品選べるので、非常に良い。味噌汁おかわり自由。


昼食後は安善に移動。ここで横田基地への燃料補給列車。通称「米タン」の入換えを狙う。米タンは火曜木曜が運転日のようであるが、木曜はウヤになる事が多いようで、火曜日が確実なようである。今日は火曜日。

先ほどのDE11が安善に移動してきて、しばし入換え運用。詰所の向こうに消えたと思ったら、JR貨物の安善の詰所裏側が米軍の燃料施設のようで、そこからタキを牽いて来た。(googleEarthで調べたら詰所裏は若干走り、そこが旧浜安善駅というらしいが、その先で、US NAVY Japan Oil Terminalとなっている。米軍施設は撮影の可否が難しいのだがここも入り込む位置と角度によって注意されるようである。MP沙汰になると昔ならフィルム没収といった所なので警備員の言う事はすぐに聞いたほうがいい。)

日本石油輸送所有のようで、緑色のタキ1000系への更新中のようで、今日の実入りの編成は最近製造の900番台となっている。



何度も行ったり来たりで、架線の張ってある発着線に移動する。貨車自体はガソリン輸送用と同じ仕様らしく、ガソリン専用と書いてあるが、軍規格のJP-8ジェット燃料専用である事を示すJP-8の表記がされているのが米タン貨車の特徴である。軍用のJP-8は民間用の安全性を高めたJET-A1とほぼ成分が同じ、ケロシン系燃料であるので成分は灯油に近い。

ジェット燃料は同じエンジンに補給するのに、軍用と民間用で規格が違うので興味深い。昔はケロシン系は空母に搭載するために揮発性の低い燃料を求めた海軍機用でJP-5がメインだった。陸上基地を拠点にする空軍の航空機にはワイドカット系といってガソリン成分の多いJP-4を使用していたが、現在は陸上基地を拠点とする空軍機でもケロシン系の比較的揮発性の低い燃料を使用している。そもそも、空軍行きであるが、海軍の補給施設から引き出されてきている。



横田基地~拝島からの空返8286レが到着。普段はEF65PFのようであるが、今日はEF210代走のようである。折り返し、先ほどの実入りの貨車を連結して8277レとして、横田基地最寄の拝島へ向かう。



浜川崎へとって返すと、どうも様子がおかしい、今日は関ヶ原付近の大雨の影響でダイヤが大幅に乱れ、本来早朝に到着していなければならない貨物列車が10時間ほど遅れてやってきた。まずは福山エクスプレスこと52レ。



間をついて先ほどの米タン8277レが扇町方からやってきた。熊谷配給もこの時間に東京タ方面に走っていくはずなのであるが、今日はどうやら、ウヤなのか、待てどくらせどやって来ない。


52レからだいぶ遅れてやってきた、今や希少な存在となったEF200牽引列車。大阪タからの1066レも大幅に遅れてやってきた。

しかし、佐川急便のスーパーレールカーゴの50レが羽沢での目撃後。行方が知れないのであるが、もしかしたら大雨を予想してトラック輸送に切り替わったのか。スーパーレールカーゴは中身が入ってなくてもコンテナはフル積載で走るのが基本なので、外見上から中身の有無の判別が難しい。空荷のまま留置してあるというのも在り得る。福山がやって来て、時間にうるさい佐川がまだだというのが腑に落ちない。16時まで待ってもスーパーレールカーゴは現れなかったので諦める事にした。

まぁ、、、しかし、鶴見線、南部支線の魅力は1日では見切れない。村長殿とはまた来る約束?をして、今日の所はおひらきとなった。


撮影機材:α77、α7(2台持ち)、レンズAFアポテレ80-200F2.8およびMINOLTA]28-105