2015年12月31日木曜日

年の瀬も押し迫り


当ブログファンのみなさま。2015年もご視聴ありがとうございました。昨年あたりから、主な活動の場がTwitter@rokusuke185 およびYoutube になってしまった関係で、ほぼ週1回ペースくらいの記事になってしまいましたが。Web>ブログ>SNSと時代が移るにしたがって、次第に書き捨て型メディアになっていってしまっているのは、良いのだか悪いのだか。自分も遅ればせながらその波に飲まれてしまっています。

しかしながら、ライブラリとしての、保存製はブログ、そしてWebの方が良く、Youtubeも動画媒体としては保存性に優れている方だと思いますが、クラウドサーバーに頼るという部分で遠い将来への不安を感じる部分もあります。可能な限り自己管理サーバーでの提供をと思いつつ、便利ですぐに情報発信ができるSNS側へと移って行ってしまっているというのも現状であります。

来年へ向けての抱負とボヤきは動画として載せておきます。



それでは皆様。よいお年を



は、、、画像ですか?どうも東埼玉線(上越幹線)、の北本市区間で動きがあります。嵩上げ高で施工された区間もあるようですが、撤去されているようです。

K1FOは2本目に差し掛かり。給電点セクション加工とエレメント切り出しが終わっています。

2015年12月25日金曜日

FT-1907Hトライアル


モービル機の役割を、FTM-400DHに譲ってしばらく保留機扱いとなっていて、GP用として使われていたが、それも、WIRESノードがデジタル専用となったためFT-8800と交換になり。JQ1ZNAにも登録があったため、クラブ員への貸し出しリグとして、しばらく使われていたが、ここへ来て来年へ向けてあらたな野望が湧いてきた。

実は430FMの伝搬実験で、もらったカードに驚愕の記載があった、FT-1907H、50Wの文字。決して近い局でなかったと思うが。果たして、この、50W送信はできるものの数分もできないようなこのリグにどういう仕掛けがあったのか。

実は昨年。高峰高原に移動した時に、オールモード機のマイクを忘れるというポカをやらかし。仕方なく、FT-1907Hで出た事があったのだが、25Wに出力を絞って交信していたのであるが、なんと、2エリア蒲郡の局とかなりの好コンディションで繋がった事があった。それ以来、このマシン、音こそ悪いが意外と使えない事はないのではないのかという疑念は私自身も常に抱いていた。

自分のシステム的には、IC-7100にパー専リニアという組み合わせが妥当であるが、やはり、FMの伝搬実験として、夢を追うには2万円台で買える、八重洲製とはいえ中国製の安価なこのリグで、どれだけのDXができるかというのも、挑戦のしがいがある目標なのではと思い出した。

数台ある八重洲のモービル機のパーツを使って、下部にあるヒートシンクと床面の隙間を保持する機能。そして上面への大型ヒートシンクを取り付けられるようにと、2基のブラケットを取り付けてみた。

問題はスタンバイ回路であるが、マイクから取り出せないものか思案中である。アンテナが完成したら1907Hの改造に取り組みたいと思う。

来年の課題として、自作アンテナ。そして安価型モービル機でどこまでのDXができるものなのだろうか。そこに迫ってみたいと思う。




2015年12月20日日曜日

とりあえず、プロトタイプの1本目が完成

先週調整と先端部の制作を投げていたK1FOの続きを制作した。中央部、ならびに先端エレメントは、給電の仕掛けがないので、思いのほかサクサクとできた。

室内で仮置きした状態。
全長5m。中で組むと大きい。


問題はやはり、調整だった、Tマッチだから、案外適当でも、調整がついてしまうかと思ったらさにあらず。アナライザーで見て、共振点が432.00MHz近辺にあるのは分かるのだが、どうあがいても、落ちてゆかない。1.0とかに落ちるのは420MHz台とか435MHzとかのお化け共振点。こういう場所は帯域が狭いので違う。

エレメント穴のバリは取ったし、やりがちなTマッチロッドの間隔は狭くしたし、同軸とバランの出力部は2cm以内に接続するようにしてあるし。困ったものだ。

OMに聞いてみたり、ネットの情報を頼りに、一旦、給電部を分解して再度組みなおして、みたが。結局土曜日はタイムオーバー。そして、今日。日曜の朝。何気なく、3番エレメント、第一放射器(D1)に、一回り、大きな銅パイの切れっぱしをさして、SWRを見ていたらなんと実用帯域で1.0を広範囲に指しているではないか。

、、、色々試行錯誤してみたところ、D1エレメントに調整用のスリーブかかぶせると、共振点のズレを修正できるようである。ここがドンピシャになると、Tマッチロッドが有効となって、全体的にSWRが落ちるようだ。
一度エレメントもその数値に作りなおしてみたのだが、どうも具合が悪く、結局銅スリーブを被っている方が良いようで。まぁ、今後の調整幅をもたせる意味で、スリーブをさしておく事にした。

給電部。スライダー位置がフォールテッド?みたいな位置であるが
フォールテッドにしてしまうとなぜか駄目、、
D1エレメントは可変式として、動かないように仮固定して。保護テープを巻いた。


後は、Tマッチロッドの位置がおかしい、フォールテッドなんじゃないのか?と思う外側で、マッチングが取れている。外へ出せば出すほど具合がいいので、いっその事フォールテッドにしたら良いのかと思ってやってみたらさにあらず、全然ダ駄目な数値であった。結局、よく分からないが、この位置で、MMANAどうりのマッチングの動きをしているのでヨシとする。

SWRベースであるが、今回初めてMMANAどうりのアンテナができた。当初より共振点の432.00MHzを境に下はなだらかなカーブ上は急峻と出ていたのであるがそのとおりで、430.0~MHzから432.0MHzの間はSWR1.1から1.0。SSBからFMの下はSWR1.0という好成績。しかし432.00MHzから上はあまり具合が良くなく434.0MHzで1.2となってその上はイマイチである。

まぁ、コンテストで使うCW帯、SSB帯、FM帯が実用域に合っているのでこれでヨシとした。
このあたり、シミュレートに出ていたのであるが、予測道理の結果となった。





2015年12月13日日曜日

とりあえず試作セクションが

4本あるうちの最初の一手ってなかなか進まないのであるが、今日は、給電セクションまで一気に仕上げた。コネクタをつければ、測定、調整に移れるのだが、泥沼にはまりそうなので、今日は形だけ作って、パスする事にした。

基本の給電セクションは12エレ。基本構成が13エレである定番のK1FOと似ているが、2mもののブームで継ごうとするとこうなるようである。こちら側は重いので、思い切って20cm短くしたので、定番のK1FOより短くなったようだ。


給電部のキモはこんな感じで壊れたN-Rや200円の安物N-RをLアングルに取り付ける。下のボルトには、マッチング部のセミリジットケーブルを噛ます圧着端子がついているが、良い物がないので5mm物の内側をリーマーで広げて加工した。


壊れたN-Rや安物としたのは、ガワだけを使う。内部の物体はドリルで揉んで、抜いてしまい空洞に。この際、上部に穴を開けておく。そこに、8Dケーブルをブッツ刺して出て来た先端部をTロッドの給電地点に接合する。上部に開けた穴に網線をハンダ付けしてアースとする。レセクタプルのパネル固定用の穴は、セミリジットケーブルの支持に使うなど、治具として便利なので、N-Rのガワを利用する。

とりあえず、こんな感じでTマッチ給電としてみたので、果たしてどうか。Tマッチ部のショートバーは、OM氏のものを参考にさせてもらって、銅板を折り曲げて作ったもの。ヤワそうで、適度なトルクがあって、調整後は、ハンダ付けしてしまう。

ケーブルにNPをつければ測定できるのだが、今日は疲れたので、憂鬱になる(笑)、調整やめておく、、、。



参考にさせてもらったOM氏のアンテナの給電セクション。似た感じには仕上がったが、はて。調整がどうだか、それがコワイ。

さて、最近ホームセンターのパイプ売り場とか、ネジ売り場でバッタリとローカル局に会う事が多い。もう寒くなって、山は雪が積もりだすので、移動運用は下火なようで、年末年始の工作ネタで、アンテナを作っている人が居るようだw。しかも、今年は、室内で加工できる430MHzが多い。小生のK1FOも仕上がりは巨大だが、作業そのものは室内でできる事が多い。夜の長い季節の楽しみ、、、。






2015年12月12日土曜日

K1FOの組立開始



エレメント数の多さに、昨年から「やるやる詐欺」状態となっている430MHz、K1FOであるが。1月のオール埼玉コンテストまでは最低限、スタックを間に合わせたいと思っていたのであるが、コンテスト予定を見たら1月11日。思ったより早く、かなりヤバい気がしてきた。

お正月を使えばスタックくらいできそうだが、、、。



さて、現況であるが、エレメントを切り始めたら思いのほか速い。エレメントは6φの無垢アルミ棒なので、パイプカッターでは切れないと思っていたら、表面を数回転して、上手い事ねじると、それほど、「ヘソ」が出る事なく切れる事が分かった。25本分はあっという間であった。

次にブームに穴を空け、エレメントを差してゆくのであるが、この手順、あまり納期を追い込みすぎると失敗しそうだ。そそっかしいので、とにかく慎重に寸法を確認しながら、ブームへの穴あけを行うのと、K1FO定番のジュラコンブッシュと、CS止め輪での固定も失敗するとセンターを出しそこねるので、慎重に押してゆく。思ったよりCS止め輪は固く、また、一度進めてしまうと逆方向には絶対戻らないので、肉薄の8φパイプでユックリと押しながら、所定の位置に固定してゆく。かつて、販売していたK1FOもキット物だったようだからこの辺は皆さんやっていた部分であろう、、。


エレメンを全部差してしまう前に、途中で、給電部の製作に移ってみる。マッチングセクションはUバランとTマッチというK1FOの定番であるが、バラン部は、OM氏からセミリジットケーブルを譲ってもらっていたのでこれを切り出した。セミリジットケーブルとは、リジットつまり同軸管のようなものであるが、外皮は銅パイプでできているが、中間の絶縁体が空気でなく、樹脂である。

これを剥かなければならないのだが、外皮の銅パイプ部分を樹脂部を傷つけないように寸止めしながら、切るのが難しいそして、焦らず、ゆっくりと抜き出す。芯線を出すのは簡単である。失敗したら、予備はないので、余りの部分で練習しながら、やってみたが、パイプカッターの刃が新品でないと、外皮と樹脂を一緒に切ってしまうようだ。先にエレメントを切って、刃が痛んでいたので、新刃に交換してやってみたところ、何とか4セット、寸法も狂う事なく、剥き出す事に成功、、、。

GHz帯ではないので、バラン部をセミリジット化する効果ってのはそう有る訳でないのであるが、K1FOでここをセミリジットにするのは、給電セクションを作りやすくするため。平衡、不平衡の変換なら、普通の同軸ケーブルでも問題ないのであるが、このテのアンテナが目的とする長距離通信用途では最低限で8Dの場合が多く、接続フィーダーが太いため、給電点の工作を容易にする為という目的もあるようである。




給電セクションはこんな感じになる。N-Rがついているが、これは、芯線が壊れたN-Rの中身をドリルで揉んで空洞にした物体で、この中に8Dケーブルの中身を通して給電点の支持体とする。N-Rを壊さずにコネクタとしても良いのであるが、N-R特にバッタ物は安いので、コネクタ数を減らして、予算と損失を削減。よって、給電セクションはパワースプリッターまでの、ケーブル付きとなる。2列2段用設計なので、これが4mちょっとと長い、、、。

さてと、だいたいこの辺まで、明日、給電までいけるかどうかは??である。