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2010年1月11日月曜日

モーニングステイション 上州七日市駅





AM6:25 上信電鉄上州七日市駅

もうすぐ7時になろうというのに、冬の朝はなかなか明けない。薄っすらと青みがかっては来たが木造の駅舎はどっぷりと闇の中に埋もれており、待合室の明かりだけが外に漏れている。

寒気が流れているのだろうか、新潟で雪を落とした乾いた空気が流れ込み、冬の北関東独特の雲ひとつない空が広がるが、こんな日はひときわ冷える。氷点下まで下がっているのだろう、漂う空気はピリリと刺さるような冷たさだ。

街の中の駅だからだろうか、プラットホームの脇には雑多に自転車が並んでいる。主は電車に乗っていったのだろうか、それともこれから電車から降りてくるのだろうか。待合室の中は電車の待ち人が1人いるだけである。

まだ暗いが、都会ではすでに街が動き出している時間だ。



2009年10月16日金曜日

モーニングステイション 仙台駅



AM9:30 東北本線仙台駅

コマーシャルで街にいると意表を突かれる所に線路が隠れていたりする。杜の都仙台。ホームセンターのバックヤードで仕事をしていると

「ぷぉーっ、ぷぉーーっ。」

という警告音が響いてきた。

「東北独特の構内に電車が接近してくる時の音だ。」

やがて

「カタン、カタン。」

という車輪がレールを叩く音が。

もはや持病みたいなものか、思わず携帯電話を取り出してしまう。

雑多な資材の山の向こうを見ると、百万都市の町並みに埋もれるように車両基地が存在していた。朝のひと仕事を終えた701系電車がユックリと車庫に入庫して行った。

2009年10月9日金曜日

モーニングステイション 越河駅



AM6:40東北本線越河駅

太古の福島盆地は湖だった。福島市街に出入りする道は、鉄道も道路も急勾配を介する。東北本線は湖底の福島市街から南は松川、北は越河まで一気にお盆の縁を駆け上がる。今もって機関車に重連級のハイパワーを要求する急勾配を上り詰めた場所。宮城県に入ったところが越河だ。

因縁だろうか、南北の盆の縁の駅は鉄道史によく出てくる場所だ。機関車たちが急勾配と戦った歴史。ミステリーにつつまれた松川事件。越河では東海道新幹線の建設に衝撃を与えたブースターセクションでの火災事故が発生した。

緩やかにカーブした構内。そんな過去は知らず、穏やかに朝日が差している。



2009年9月21日月曜日

モーニングステイション 会津若松駅



シルバーウィークという耳に馴れない言葉が世間を騒がせている。

AM5:10

山間の観光都市の玄関駅は客を迎える準備をしていた。

電化されている駅だが、静かな構内には、発車を待つ気動車のエンジン音が響く。ぐるりと歩いてみる。駐車場と化した上屋のある貨物ホームの方を見ると、整備されたレンタカーがズラリと並んでいた。さらに足を進め、留置線を覗いてみると、奥の留置線には原色の583系。構内の端に留置された、こんな車両を見ると廃車体に見えてしまうが方向幕に灯りが灯っており、MGの音が漏れ聞こえてくる。臨時の列車なのだろうか、イレギュラーな列車の発車準備が今日が特別な日である事を知らせている。

駅前のバスターミナルに夜行バスが到着した。どっと溢れた旅客は口少なに改札口へ向かう。ホームには、郡山、新潟、只見線各方面の列車が待っている。バスから降りたのはシルバーウィークの帰省客だったか。いや、駅前で写真を撮っている旅客もいた。

それぞれの思いを乗せ、駅は動き出したようだ。やがて、郡山からの特急が着く頃には観光の旅客でごった返すのであろう。




2009年9月6日日曜日

モーニングステイション 蚕桑駅




山形鉄道フラワー長井線。蚕桑駅。「こぐわ」と読むらしい。蚕の桑とは養蚕が盛んだったのだろうか。

AM6:40。朝霧に包まれた時間に訪れた。駅の時刻表を見ると6:33に上り列車が出た後は7:33までない。朝の通勤時間だというのにこの少なさ。下り荒砥方面に至ってはそもそも始発が8:00ときた。

ホームに出てみる。

廃線かと思う草生した細い2条のレール。しかし、よく見ると表面が車輪で磨かれ、光っている事が、ここが現役の路線である事を教えている。

雪国独特の街の大きさにしては広い、駅前通りを東に、5分ほど歩く。

水田に描かれたアートが現れた。違う種類の数種類の稲が育ち、色合いや背丈の違いで、文字を浮き出していた。


2009年8月7日金曜日

モーニングステイション




AM8:00新庄駅

今日はコマーシャルが山形、新庄スタートだったので、ほんの僅かな時間。新庄駅を覗いてみた。間もなく400系を置き換えるという、E3系が入れ替えで動く姿でも見られるかなと思って訪れたのであるが、駅は恐ろしい位の静寂に包まれていた。
新幹線、在来線共に始発系の列車は全て出しつくしたのだろうか、ホームには全く人影が無く、ドアを閉めた狭軌仕様の701系が停車してるのみ。
取り壊しを免れた木造赤レンガの検修庫。今にも「ガラガラガラ」と賑やかなディーゼルエンジンの音が聞こえてきそうであるが、中身は空。
間もなく東京からの始発新幹線が到着し、在来線も各方面から新庄止まりの列車が到着し出せば、再び駅は活気を取り戻すのだろうが。

今は、ここが新幹線の始発駅とは思えない静寂に包まれている。