2022年7月17日日曜日

(10)伊予小松駅〜61香園寺〜62宝寿寺〜63吉祥寺〜64前神寺〜新居浜駅

 2020年2月16日(日)(2日目)

区切 伊予小松駅 7:00

伊予小松駅に7:30に戻って来た。ここから昨日は夜になってしまった所を少し打ち戻って、61番香園寺。香園寺はRC造で作られた寺で割り切った構造。礼拝もお堂の中に入って行うなど、一風変わった感じである。思い返せば、東予地区から讃岐地区にかけて、伽藍が変わった寺が増えてくる感じがする。

61香園寺
8:00

この頃のログから、霊場に入った時間なのか、出た時間なのか、記載が曖昧になっている。いちおう地図にプロットされている時間を援用するので、おおよそ到着時刻だと思われるが、ご了承いただきたい。

この日は雨が降ってきた。昨日から怪しかったのであるが、今日は地味に濡れる雨。ガッツリ雨具を着て、納経帳と地図は濡れないよう、ビニールで養生して、ザックにはレインカバーをかける。ホテルを連泊としたので、今日歩く分は荷物は中身を出しておいたので、軽量なのであるが、お寺で読経、勤行するにあたって、雨具を扱うにあたって手間がかかる。今日は4寺ある。

香園寺から歩いてすぐ、伊予小松駅の隣が、宝寿寺


雨天の中、打ち戻って宝寿寺


62宝寿寺
8:30

宝寿寺を打ってわずか1.4K歩いて吉祥寺

63吉祥寺
9:40

次は少し距離があって3Kほど歩いて

64前神寺
11:00

前神寺に続く道、ミカンの垣根。


前神寺は神仏習合のようなお寺

と、霊場は、結構あっさりと午前中の早い時間に4寺を打ってしまったが、ここから次の伊予の国最後の霊場65番三角寺までは45kmほどある区間である。これほど長居のは宇和島界隈以来かもしれないが、宇和島の時のように40km超を1日で歩こうなんぞ。ここでは考えなかった。どちらにせよ三角寺からの県境越えも日程どりが難しく、明日も含めて伊予三島までで打ち止めで良いかもしれない。そう考えると、今日は新居浜まで歩ければ良いだろう。

11:50分加茂川を渡った所で、番外霊場ジョイフル発見。雨で、だいぶビシ濡れになっているのでここで一息入れる事にする

ジョイフル
11:50着
12:30発





日付を見て貰えれば分かる通り、思い返せば、コロナ渦の入口だったこの日であるが、どうもジョイフルは少ない人数で回していたようで、自分が入ったのが11:50分ですぐに案内されたが、12時を過ぎてから入った人は40分の「ウェイト」(待ち)をかけられ、座席が空いているのに案内されない規制がかかった。タッチの差で危ない所だったが、食が細い遍路旅。お約束のジョイフルで雨の日のリセットを行う。

ホールが回ってなく、会計に恐ろしく時間がかかったり雨具の装着に20分とられ、実際は12:50発。ここからは単調に国道11号の歩道をゆく事になる。雨が降っているのもあるが、休むにも適当な場所が無い。

ちなみに伊予西条は東海道新幹線を開業させた国鉄総裁の十河信二総裁の出身地のようで、駅前にちょっとした博物館があるのであるが、毎度タッチの差で見学できず。これは遍路歩きなのだから仕方ないのだが、通し打ち遍路なら、休足して、ゆっくり見学すると良いかも知れない。


伊予三島は十河信二国鉄総裁の出身地

写真は、ホテルが三島駅前だった関係で撮ってあったが実際は、国道11号をスルー。街を出るあたりにパワーコメリがあったので、ここで一休みする。

雨の中休むところがこんな所しかない。


14時コメリを出る頃に雨が止んできたので、ここで雨具を収納する。恐らく15時すぎには新居浜駅には着けると思うが、雨具が無くなるだけでだいぶ気持ちが楽になる。室戸のどしゃ降りの中の歩行でも感じたが、平地の遍路歩きでは、雨は、あまり歩行速度は変わらないようであるが、雨具の装着、収納に時間がかかるようである。

新居浜の駅との分岐に着いて15時。ここで遍路道と逸れて、遍路地図に無い道をゆく。予め調べてはおいたが、文明の利器の、iPhoneの地図機能を使って歩いて行く。途中11号のBP工事で道がNGだったり、自転車専用道だったりと、スマホ地図にも翻弄されながら、意外と新居浜の街中で時間を食っていまい、新居浜駅には16:30着であった。


雨上がりの新居浜駅。EF210が待機している姿が見える。鉄道施設も電化区間に入り、コンテナ扱駅を見るといよいよ雰囲気が変わってきた。


区切 新居浜駅 16:30


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