エレメント数の多さに、昨年から「やるやる詐欺」状態となっている430MHz、K1FOであるが。1月のオール埼玉コンテストまでは最低限、スタックを間に合わせたいと思っていたのであるが、コンテスト予定を見たら1月11日。思ったより早く、かなりヤバい気がしてきた。
お正月を使えばスタックくらいできそうだが、、、。
さて、現況であるが、エレメントを切り始めたら思いのほか速い。エレメントは6φの無垢アルミ棒なので、パイプカッターでは切れないと思っていたら、表面を数回転して、上手い事ねじると、それほど、「ヘソ」が出る事なく切れる事が分かった。25本分はあっという間であった。
次にブームに穴を空け、エレメントを差してゆくのであるが、この手順、あまり納期を追い込みすぎると失敗しそうだ。そそっかしいので、とにかく慎重に寸法を確認しながら、ブームへの穴あけを行うのと、K1FO定番のジュラコンブッシュと、CS止め輪での固定も失敗するとセンターを出しそこねるので、慎重に押してゆく。思ったよりCS止め輪は固く、また、一度進めてしまうと逆方向には絶対戻らないので、肉薄の8φパイプでユックリと押しながら、所定の位置に固定してゆく。かつて、販売していたK1FOもキット物だったようだからこの辺は皆さんやっていた部分であろう、、。
エレメンを全部差してしまう前に、途中で、給電部の製作に移ってみる。マッチングセクションはUバランとTマッチというK1FOの定番であるが、バラン部は、OM氏からセミリジットケーブルを譲ってもらっていたのでこれを切り出した。セミリジットケーブルとは、リジットつまり同軸管のようなものであるが、外皮は銅パイプでできているが、中間の絶縁体が空気でなく、樹脂である。
これを剥かなければならないのだが、外皮の銅パイプ部分を樹脂部を傷つけないように寸止めしながら、切るのが難しいそして、焦らず、ゆっくりと抜き出す。芯線を出すのは簡単である。失敗したら、予備はないので、余りの部分で練習しながら、やってみたが、パイプカッターの刃が新品でないと、外皮と樹脂を一緒に切ってしまうようだ。先にエレメントを切って、刃が痛んでいたので、新刃に交換してやってみたところ、何とか4セット、寸法も狂う事なく、剥き出す事に成功、、、。
GHz帯ではないので、バラン部をセミリジット化する効果ってのはそう有る訳でないのであるが、K1FOでここをセミリジットにするのは、給電セクションを作りやすくするため。平衡、不平衡の変換なら、普通の同軸ケーブルでも問題ないのであるが、このテのアンテナが目的とする長距離通信用途では最低限で8Dの場合が多く、接続フィーダーが太いため、給電点の工作を容易にする為という目的もあるようである。
給電セクションはこんな感じになる。N-Rがついているが、これは、芯線が壊れたN-Rの中身をドリルで揉んで空洞にした物体で、この中に8Dケーブルの中身を通して給電点の支持体とする。N-Rを壊さずにコネクタとしても良いのであるが、N-R特にバッタ物は安いので、コネクタ数を減らして、予算と損失を削減。よって、給電セクションはパワースプリッターまでの、ケーブル付きとなる。2列2段用設計なので、これが4mちょっとと長い、、、。
さてと、だいたいこの辺まで、明日、給電までいけるかどうかは??である。
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