2013年8月13日火曜日
HL-723D送信系統図
お盆だというのに役所はやっているのであるが、駄目モトで東京ハイパワーに電話したら、営業していた。しかも親切にもHL-723Dの申請に必要な事項をFAXしていただいた。
東京ハイパワーの取扱説明書は無線に慣れていないと実に簡略的で不親切な様式で、HL-45Bの取扱説明書であってもそうであるが、何しろこれで申請して下さいバリの内容しか書いてないのである。しかし、古いアンプの修理を受けてくれたり、こうやって古い製品でもちゃんと資料を出してくれるのは関心する。
ざっとこんな感じのようである。キモは430MHzと144MHzに分かれてLPFが入っているという事くらいか。それを共用器で分配している。送信の終段管は2SC2905×1となっており、これは144MHzと430Mhz共用のようである。定格は144MHzにおいて35W、430MHzにおいて30Wである。
FM専用機であるが、申請書には発射可能な電波形式は旧形式表記でA1、A3J、F3と書くように指示されている。あたかもCWやSSBも増幅されるような期待をもたす表記であるが、キャリアコントロールなので、実際は難しいであろう。発射は可能だという事かもしれないが、送信系統図のバイパス回路を通した場合のエキサイター出力を示しているのかもしれない。どちらにせよ、本体の刻印ラベルにはMODEにFMとしか書いていないのでFMしか保証されていないのであろう。
なお、詳しい取扱説明を知りたい場合は、東京ハイパワーでマニュアルを500円で分けてくれるようである。クラシック機はコピーになりますと注が書いてあるから、コピーかもしれない。
TSSに電話した所、HL45BとHL723を一体として申請できるようなので、FT-817をHFから430MHZまでの送信域で改造したという事で、組み合わせて1台の無線機として、送信機系統図を書いて、申請書を起した方が良いようである。
ただ、1級の試験が近づいているのと盆中で忙しいので、申請はまた後かな。とりあえずネットのどこを探してもHL-723の回路図も送信系統図も見つからないのでアップだけしておきます。(※この記事はHL-723Dの申請、認可を保証するものではありません。あくまで参考程度にご覧いただき、申請される方は各自、追加資料を収集の上、申請されてください)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿