またしても、ナニやら怪しげなリニアアンプ。オークションで入手したHL723D。オーバーホール済との事で、伝票が入っていた。東京ハイパワーってこんな古いアンプも直してくれるんだね。全調整されており、送受信ともに絶好調の模様。プリを入れるとガツーーンとSを振ってくる。雑音が多いのは直下型じゃないし、このテのアンプだから仕方ないか、東京ハイパワーのやつは昔から、いちおうプリがついてるんだよね。
FT-2000の上に並ぶ小型、FT-817省電力ライン。FT-817のHFモードはベースでは使わないので、HF用リニアはここには置いてない。ベースでFT-817を使うのは、430MHZそれもFMのみである。ここから必要機材のみ、移動に持ち出す。正面入力なのが難点であるが、入門機としてハンディ機が流行った時代のリニアアンプですな。立てて使ったり、モービルブラケットもついている。
送信の方は、144MHzでエキサイター入力を5Wとすると、36Wとの事だが、うちのショッパイ電力計では40Wくらいまで振ってくる。試しに2.5Wにしてみたら30W弱。これならFT-817はFMでのファイナル負荷の強い、Hiモードじゃなくていいんじゃないかな。当時の4アマは10Wまでしか許可されていない時代だから、初心者向けのリニアアンプで、2アマでないと扱えない出力を出すとは。いやはや、東京ハイパワーは昔から不思議なリニアを作る会社で、、、。これって暗黙のQROを前提としてるよな、、、。資格で包括してるけど、ちゃんと申請しますけど。
肝心の430MHzの運用では、FT817の場合、5Wで30W強、2.5WのL3モードで20W強、L2モードで10W、L1モードで5Wといった所か。リニアな出力である。ファイナル負荷やアンテナのショボさからいうと、エキサイター2.5W、出力20W強での運用が良いようである。修理明細に各部調整とあるように、終段は新品同様に元気なようである。
0 件のコメント:
コメントを投稿