2013年10月11日金曜日

東北、上越新幹線沿いでFMラジオがおかしい方。

BCIが起っている。いや、BCIを発見したというのが正しいのであるが。電源コード付きのラジオでFMを聞くと84.7MHzのFMヨコハマの電波に抑圧されて、NACK5などのローカル波が入らなくなるのである。OMに聞いたらCATVの再送信じゃないのかなぁっていう意見もあったのであるが、普通、再送信は周波数を変換してズラすので、大山送信所の84.7MHzが強力に電源ラインから入感するというのはおかしい。

しかも嫌な事に21MHzでキーイングすると、キーダウンに合わせて、信号が消える。ちなみにダミーロードである。恐らく、フィルターに入る前の筐体から出るスプリアスによって、抑圧されて打ち消されるのであろう。嫌な事に、SSBでメインで使う21.20付近のジャスト4倍高調波である。しかし、こちらの妨害は、アンテナではなく、筐体から出る、スプリアス波なようで、信号が消えるのはシャック周りだけのようで、周囲のお宅には迷惑をかけていないようである。というか、BCI信号が消えるのだから、これは、電波障害じゃないよなぁ。しかもシャック内で済んでるし。

総通とJARLに相談して、現状、いちおう周囲には迷惑をかけていないという事で問題はないと、確認は取ったのであるが。

しかし、500mほど離れた場所に農場があるのであるが、そこのコンセントに差し込んでも84.7MHz大山送信所の電波がローカルのFM局を抑圧して、バリバリ入っているのだから、どこの家のコンセントでも入っているであろう。





発見したのはこの機器。もう名前を出します。新幹線の高架の地デジ電波障害対策で一斉にKDDIにより導入された光からRF変換するD-ONUというこのユニット。ホーチキ製。これが、84MHz付近のスプリアスを電源ラインに回り込んで出しているようである。こいつの電源を取っているコンセントからは、FMヨコハマは何故か聞こえず。電源をブチ抜くと入って来る。逆動作であるが、自らの電源回りこみスプリアスで抑圧しているようだ。こいつ自体が84.7MHzの大山送信所の電波を発している訳ではないようである。しかし、まぁ、至近で84.7MHzに何らかの影響を与える回り込みを起しているので、逆動作とはいえ、周囲の家に何十台もある同型のこの機器が何らかの原因である可能性が非常に高い。

察するに、地デジ電波障害対策機器として狭い範囲(1Km四方に60台ほど)に同型のD-ONUが配られた事により、電源ラインのトランス2次側に84MHz付近のスプリアスが一斉に回りこんで相互に押し上げ、FMヨコハマ大山送信所の電波と同調して高レベルで混入する現象が起っているようである。

この現象を発見したのは1ヶ月前である。すぐにKDDIに電話したが、1ヶ月間、返事なし。

昨日やっと電話があって

「お宅のD-ONUを交換させていただきます」

というトンチンカンな回答。いやぁ、、、集落全体のどこのコンセントに差し込んでもFMヨコハマが強烈に入るんだから、ウチのだけ交換してもおかしいでしょ。しかも、技術者と話がしたいと言っているのに終始女性のオペレーターの対応。

「メーカーの技術者に問合せるようにお願いしたはずですが、メーカーの「ホーチキ」の技術者の方は何とおっしゃってますか?」

「火災報知器?ですか?」

ダメだ、、、、これは話にならない。

「もう、、、いいです、、、他のルートで対策します。」

と電話を切った。

そして、総務省、総合通信局の電波障害の部署へ相談、本来なら、我々が最も恐れる部署。、、実は1ヶ月前に相談していたのであるが

「KDDIの出方をみましょうか」

との話だったので、待っていたのだが、1ヶ月である、1ヶ月。BCIを出している事業者として認識が甘すぎる。総合通信局の担当の方も相当呆れた感じ。

「おそらく対応してるのは代理店の代理店みたいな所ですね。困ったなぁ、コレ、どうにもならないかもしれない。とりあえず、電話してみますね。」

といい、数時間後コールバックがあり

「ダメだね、、、本当に代理店の代理店みたいな所で、とりあえず、事の重大さを説明して、しかるべく対応を取るように言っておいたので、対応して、連絡を入れるように言っておきました。、、後は好きなようにやっちゃって下さい。」

「好きなようにやっちゃって下さい」というくだりが、相当苦労した様子が。

そして、当然のごとく、今日、電話はナシ、、、。

総合通信局の担当の方が、昔、大型アンテナをブン回していた、HAMだったようで、かなり親身に対応していただいた。

まぁ~~自分としてはQROの際に不利益がなければ良いので、別にKDDIがどうしようと別にかまわないのであるが、問題は通信事業者としての態度である。総通の方もそこが問題だと言っていたので、、、、。

逆の立場なら、普通の感覚なら、疑われたなら、疑いを晴らすために、数日中に技術者が調査に来るよなぁ。

それを全くしない。神経が知れない。

関東の東北、上越新幹線沿いで地デジをKDDIで共聴されている方。または地デジ、アンテナ受信でも共聴区域付近の方。ACラインで聞いているFMラジオがおかしかったらとりあえず、周囲にゴマンとばら撒かれた、KDDIのD-ONUを疑ってみてください。そして、通信事業者や総合通信局に「相談の」電話しましょう。いちおう総通が動いたような動いていないような感じですが、障害レポートが少ないと、強権は発動できないそうなので、、、。「まだ疑いの域」ですが、疑われても、疑い晴らしの調査にも来ないので。お手上げです。




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