2013年6月2日日曜日

FT-817フィールド運用試験



水田が忙しい時期になった、この近辺は麦の2毛作がまだある関係で田植えが遅く、6月に入らないと水が来ない。今年も例年どうり6月4日の揚水らしい。しかしながらもう6月に入ってしまった。これはヤバいと思い、まだ肥料を撒き終わっていないので、急いで田んぼに肥料を撒きに行った。

しかしながらナニやら勘であるが空のコンディションが良さそうな雰囲気。しかも日曜日。肥料をまきつつFT817を肩から下げながら様子をワッチしていたら、どうも50MHzまでバンドが開けているようである。ポータブル機で北海道と交信した。そんな情報が入ったのが10時頃。そこで色目をつけずにホームから運用すればいいのであるが、折角だからフィールドでFT-817の初運用を行おうと思い、準備。一旦据えてしまったのが失敗で、これまた準備に時間がかかる。しかもしばらく乗っていないからジャイアン1号も空気を入れたりと整備しないと、普通のチャリンコと違ってすぐには、走り出せない。そうこうしているうちにお昼。ここでお昼コール。しかも今日は日曜なので、イタ飯屋に飯を食いに行くらしい。チャチャッと食べて飛び出そうと思ったのであるが、まぁ仕方ない。

時間節約のため、方角がそうロスる方角ではないので、準備してジャイアン1号でイタ飯屋に乗りつけ。しかし、これがまた、待てど暮らせど、出てこない。小さい店でテーブルも5席ほどないのに一向に出てくる気配はない。拘りのシェフの店なのはいいのだが席に座らせてからの待ち時間が45分は待たせすぎだ。まぁ、しかし美味い事は美味かった。ごちそうさまをして、荒川土手まで急行。ナニを思ったのか対岸の吉見側まで漕いでいった。

いやぁイタ飯屋が痛かった。もう15時半である。セッティングは簡単である、FT-817を出し、リュックの中のシールドバッテリーからの給電線を繋ぎ、5Wを確保。ラジアルとしても動作する10Mのアースを土手に投げ、ワニ口で止め、RHM8Bを接続。調整がやや面倒。説明書のSWR表を頼りにだいたいの長さを出し、PKTモードの小電力で調整。しかしながら、チョチョっとスライドさせればSWRの最下点を見つけるのは容易である。ただ、やはり問題はBNCプラグな点。せっかく小型のチューナーを持っているのに、そのままでは、保険でアンテナチューナーが使えないのが残念。

遅かった。50MHzは完全クローズである。しかも21MHzもクローズしかけている。CQか呼び出しか迷ったが、クローズしかけのこの環境。FT817は感度が良いというが本当に良い。Sメーターは振らなくても声が聞こえている。ただ流石にSを振ってるようでなければ、呼び出しは厳しいだろうとクリクリしていたら、Sメーターが振れる局で、しかも運よくCQ出し始めたばかりのようで相手が少なそうな2局を拾えた。1局目はJJ4MEA局。広島市。MY57HIS55といった所、相手局も5WQRPのようで、ハイバンドはコンディションが開けばパワー関係ないですね、などと話して非常にFBな交信成立。2局目は厳しかった。JR6ITD/6局。もうコンディション、クローズ寸前。唐津市の離島だったようだが、MY33HIS41と、かなり厳しいが交信は成立した模様。運がいい。悪条件の中、「離島」をいただいた。パイルになったら完全アウトだった。

16時半を過ぎたら流石に厳しいようだ。後はアンテナを430MHzにつけかえ、数局QSOし、折角だから御成橋、大芦橋とグルッとまわって、サイクリングして帰宅となった。

トレイン移動運用の試験のつもりだった。これからの時期。コンディションが良ければこの設備、重ければ、シールドバッテリなしの2.5Wでも充分遊べそうだ。問題はRHM8Bアンテナの基部がBNCで強度がないのがかなり怖い。21Mはいいが7Mまでエレメントを延ばすとかなり怖い。釣竿を改造して自作してもいいのだが、このアンテナは畳むと本当に小さいので重宝である。FT817に付属ホイップ(感度はイマイチでもやわらかいので便利)、畳んだRHM8B、それから充電器なら荷物量が制限されるトレイン移動での泊りがけの旅でも持っていけそうだ。コンディションさえ良ければ良い感触を掴んだ。

JH1PRT/1 比企群吉見町



HF移動モードのFT817の背面。給電線とラジアルアースが出ている。ラジアルはワニ口で止める。10mもののアース線を2本持っているが21MHzは10mのばせば良いようだが、7MHzは左右に2本振り分け、計、20m伸ばさないとSWRが落ちきらないようである。混雑している7MHzにQRPで分け入っていっても抑圧を受けたりで難しかったりもするので、開けてさえいれば、やっぱりハイバンドの方が運用しやすい。



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