2012年12月18日火曜日

五家宝

うわーやられた。

先日北海道に住んでいたE氏が埼玉に戻って来たという事で、手土産をもらったのであるが、その時、発した言葉が「地元のお菓子です」との言葉。実は、氏が北海道にいた時、泊まらせてもらったお礼に、地元から手土産を持っていくつもりが忘れてしまい、千歳空港の売店で「マルセイバターサンド」を買って持って行った所。

「唖然」「仰天」

当たり前であるが、ベタな地元銘菓を持って来られても困る。


で、今回であるが、貰った包みが梅林堂(埼玉ではメジャーな普通の和菓子屋)だったので、すっかり安心していた。まぁ、普通の菓子折りだなと思い、

「唖然とさせようとしてやったと思われる、E氏にしては。いくら本店が熊谷とはいえ、梅林堂ごときでは驚かんぞ、詰めが甘いな」

などと思いながら。家人に包みを渡し、忙しかったので、中身を見ないで置いた。所が、昨日、仕事から帰って、テーブルに置いてある包みを見て、

「仰天!」

五家宝





コレ、熊谷界隈では普通に「お使い物」として使われているが、他地区に住んでいる人に絶対持って行ってはならない手土産のひとつである。その昔、小生、四国の方に世話になった時、もって行ったら、大顰蹙。2度目に行った時、手土産を見て家人の人に

「まさか五家宝じゃないよね」

と言われたので、よほど前回持っていった時の感想が「マズかった」のであろう。熊谷にあるRという大学にいたのであるが、これは、地方から来た後輩に「イジメ」として強制的に食わせる和菓子だった。「驕りの品なんだから残さず食え」と言うと、だいたい7割くらいの人が「まずい」とか「食えない」「窒息する」といったコメントを出す。まぁ、例えて言えば、硬いもち米の菓子。そして、ポイントは、表面にまぶしてあるきな粉。信玄餅をあのソース無しで強制的に食わせられる感じ。しかも硬い。

地元の人は普通に食べるんだけどね。小生なんぞ、少年時代に「お使い物」で貰った五家宝を1箱平らげて怒られた事がある。食べだすと止まらないのであるが。

他地区の人からは、総じて不評。





いやーしかし。五家宝はもっと粗雑なパッケージが多いのであるが、流石、梅林堂さん、信玄餅のような上品なパッケージですね。


もちろん小生は「美味しくいただきました」


ありがとうございます。








2 件のコメント:

  1. きな粉が口内を乾燥させます。
    お茶必須。
    頂いておいてまずいとは言えないよ。
    うん。まずくはないけど、特別美味くはなかったw
    バスに乗ると広告が流れて覚えさせられる。
    「ごかぼー」って聞こえるから、どんな棒かと。
    「ごかほう」なんですよね。そんな思い出。

    公式HPの本社工場の住所が、埼埼玉になってるよ。
    五家宝を心より愛する先輩教えてあげて。

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  2. 土産に貰った大の大人がマズいと言ったのだから、よほどマズかったのだろう。特に関西人は食えない傾向にあるらしい、、、。

    ちなみに五家宝と書いて「ごかぼー」で正解。水戸藩が出所らしいけど、現在は熊谷と加須の銘菓らしい。

    かつては五家宝と言えば水戸屋だったんだけどね、ドライブインの閉鎖とともに営業をやめたようで、オールドスタイルで売ってるものでメジャーなのは紅葉屋かね。梅林堂は豪華すぎるような気が。

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