2013年3月22日金曜日

GHD GN507 パドル


機器がショッパいならお勧めのモードがCW、電信モールス通信だよ。というのはOM諸氏が言われる事であるが、原始的であるが故に基本。しかしながら、なかなか敷居が高い。しかし、FT-817というHFマシンとしては究極にショッパいリグを手に入れると、やっぱりCWモードはマスターしておかなければならないという実感に迫られる。まぁ、音声でもそこそこ「飛ぶ」んだろうけど、やっぱり面白さを堪能するにはCWかな。


今月は訳あって予算が豊富なので、電鍵(モールス信号を打つアレ)買いました。あるOMの名言があります。リグ(無線機)は10年も使うとヘタってきてパワーが出なくなる。でも電鍵は一生モノだからいい物を最低1台は持っておいた方がいい。と。
しかし、電鍵は嗜好品の志向が強いのか、単にスイッチをON-OFFするだけの道具のはずなのに、高価なブランド品を見るとビックリする程高い。かと思えば、安いものはビックリするほど「ショッパ」かったりで。普及型で「ちゃんとしたやつ」となると、ちょっとしたハンディ機が買える位の値段がする。

実の所、1ヶ月以上悩んで結局、あまり選択肢も無く、GHDのGN507を購入。重量感、タッチ等。OM諸氏のインプレなどを見ながら決定。値段は鉄道模型の車両セットが買える位の値段がする。それでも「国産品」だし、ちゃんとした電鍵としては安い部類に入る。これは仕方ないね。安い電鍵のように重量がなく、スカスカでキーイングの時に動いてしまったり、タッチが「ん!?」という事もなく。「ちゃんとした電鍵」といった評価かな?

ここは鉄道がメインの部屋なので、この機器を見て「モールス信号打つアレ」じゃ無いじゃん。と思うかもしれないが、戦争映画に出てくるような縦振式電鍵は趣味で使う人はいるものの、エレキー(エレキギターではありません。エレクトロニックキーヤー。)内臓が当たり前の現代は横振式2レバーが主流。しかし、構造は簡単。接点が横向きになって、2個になっただけである。右手の親指と人差し指で挟んで使用し、左の親指側が短点(ドット)、右の人差し指側が長点(ダッシュ)である。昔はエレキーを別に付けなければならなかったが、今の無線機はほとんどが内臓しており、ドットとダッシュを入力すると自動発信してくれる。もちろん、自分の腕前に合わせて速度の調整もできる。

うーーん。しかし、不親切なのは、取り扱い説明書に接続の仕方が全く書いてない。納品された状態は上の写真の通り、本体のみ!。聞いてはいたが、配線も何も全く付属なし。キーの後ろ側の3本立った柱のネジ穴に配線を入れてグリグリすればいいのだが。感覚的には辛うじて真ん中が「コモン」であるのは分かるのみ。ググってみるとエレキ「ギター」の配線ばかりが出てくる始末。駄目だこりゃ。




仕方ないので。消去法で配線していく。まずプラグ。エレキーは3極なのでオーディオ用のステレオピンプラグで良い。ちなみに縦振りなら、オーディオ用モノラルである。
問題はIC706がクラシックに標準ジャックを使うのに対し、FT-817はミニジャックを使っている事。しかし、そこはヘッドフォンを買うと必ずついてくる、標準-ミニの変換が余っているので、流用する。挿し込みが面倒なので、ネジ式じゃないものが良い。
コードは勿体無いが余剰だったので、SONY製の金メッキがされてたステレオミニプラグ付きのコードをブッチした。そして、ブッチした側を写真のように剥く。オーディオで言うLRは赤と白。これはドットとダッシュとして使う。コモンは電線の周囲を被覆している、マイナスアース。これは赤側、白側、どちらから取っても同じである。
ここまで剥いて「より線」にしておけば後は接続するだけ(本当はハンダメッキして方が良い)。




収まった状態。結局、左の白がドット(短点)。右の赤がダッシュ(長点)であった。LR(左右)と白赤の関係はアナログオーディオのLRと同じであった。

うーん。さて、練習しないと駄目だねwww。









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