2014年11月20日木曜日

東電式、水田養生法

送電線の建て替えは稲の刈り取りが終わってから、田植えの準備が始まるまでの半年間の一本勝負。ある意味、武蔵水路の改修より工事の納期が厳しい。

さて、面白い方法を見た。

アクセス道路の敷設。まず田んぼの上に養生シートを敷いて、落下物の回収を容易にする。そしてその上に木材を敷いた上に、鉄板を敷いていくようだ。木材も鉄板もだいぶ年季が入っているもので、この手の工事では相当手馴れている感がある。

どうりで担当者がそんなに焦っておらず、慣れている感があったのはこういう、マニュアル化されている部分があるからだろうか。水資源の工事の方は、直に土を盛ってしまうので、農家との交渉も難しく、工期も長いのであるが、足場さえあれば良いのだから、非常にクイックで、かつ水田を傷めにくい方法をよくご存知である。若干浮いている事で、畦のブロックとか、水路とかも、傷めずに乗り越えているようである。


積み上げられているのは大量の敷物の木材。もう、冬季に使う定番資材としてストックしてあるようで、だいぶ年季の入った感じである。


水路を越える部分は慎重に。凸凹ならないように鉄板を敷いていくのも手馴れたもの。敷いている鉄板は通常のいわゆる工事用のものではなく、厚底構造の特殊なものである。






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