山岳への当て方や、ビームの幅などでも、飛びが全く違う。驚くのはFBなアンテナを使ってもダメな運用地もあれば、こんな場所が!という所も発見できたりする。
これは埼玉県秩父郡長瀞町のデータ、長瀞というのも結構QRVがない場所なのである。地図上で、完全な盆地地形で、高い山などがなく、せいぜい間瀬峠あたりか?とも思っていた。しかし、モービル移動のフレンド局と皆野から熊谷まで140号沿いを55程度であるが、完全QSOできたのである。これはと思って、、宝登山ロープウェイの駐車場をプロットしてみたらどうであろうか。
まずは何故か、モービルホイップでも結構な範囲に飛ぶ。そして21エレを使ってみると、
長瀞から発した電波を鴻巣で受けた場合の断面図であるが、直近に高い山があるものの恐らく、副ローブも含んだ輻射だと思うが、山を急角度で駆け上がり、回折している。逆方向もOKなようで双方S6というシミュレート結果である。これを八木に変えるとS9くらいまで振ってくる。GPで取れるのであれば、八木を併設している局はGPで第一声を聞いて、八木を回して来る可能性があり、より取りやすくなる。
これはこの前の東吾妻のデータ。赤城山で反射しているかと思ったら、主ビームは回折している成分がかなり強かった事になる。どうりで呼べど暮らせどなかなか応答がなかった訳である。サイドローブが埼玉方向に向いており、GPでS3八木でS7だったというのもうなづける。市原や入間との交信もしているのであるが、これはあくまで、相手がGPの場合のマッピングであるので、相手が27エレ級のスーパー八木と仮定すると水色のゾーンが一気に広がり、市原や入間とも交信できるようである。
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