前回の反省もふまえて手直しをした移動用、ロングアンテナ。このクラスのスタックが限界であろうと思われる。具体的には前後に横行バーを挿入し、スタック間隔をシミュレーターで具合のよかった1.5λに広げた。移動時にマストに差して、踏みたてポールに突っ込むのは「エイヤ!」という感じで、風が吹くと怖い。長さは限界っていう感じである。重心を適正化したら、あのインチキな塩化ビニルのマストでもしならないようである。いちおうアルミのインナーマスト作ろうかな。エレメントが曲がってるのはご愛嬌。この後。調整。この状態。後日、ローカルさんに見せたら、
「位相が逆じゃない?」
、、、、スタックのビームアンテナなんてFBなもの使った事ないインチキHAMだから。
確かにシミュレーターで見ても位相は揃ってる。クリエイトのアンテナが両方とも内側から給電してるので、それに倣って作ってみたのだが、「スタック売り」が基本のクリエイトと、に対してダイヤモンドは「シングル売り」なので、ユーザー側でどちらかに揃えないとダメなようで、後日。修正。おかしぃと思った、SWRが1.4くらい指すので、バツンと、1.1以下、反射が振れない所まで落ちた。どうりで耳が良くなったのに送りがイマイチだった訳だ。30Wくらいかけてやっと送りと受けがイーブン位になったので。いやぁ。位相でこんなに違うのか。耳もロスってたのかな。気づいたのが2日後の日曜日だから。東吾妻町は逆位相で飛ばしていた。
後日、交信した局に笑い話を話すと
「それ、意外とやるんだよね。上げちゃってから気づいても面倒でしょ。SWRが1.5以下なら波出しちゃうよ。」との事で、SWRが1.5以下だったのでファイナル負荷の50~70パーセントで、QSOしてしまった。
現在は位相もなおし、ちゃんと動作している。
ローカルフレンド局にQSO実績を話すと
「それ、凄いコストパフォーマンスだなぁ」
との事で、早速シングルを1基作ったとの事で。もう1局も作ると。
えぇ~~~~保証はしませんぜぇ。10えれがベースってのがミソで、安いアンテナはブーム長が短く、エレメント長を短くしていくのだが、FBなアンテナという類のアンテナはエレメント長は1エレメントごとに数ミリしか変わらないのにエレメント間隔はどんどん開いていく。ダイヤモンドの10エレは最後のエレメント3本が275mmと変わらない上に長いので、そこから、エレメントを数ミリづつ、短くして、エレメントを間隔は5mmづつ伸ばすという超~アバウト。
21エレでブーム長3.18mと、クリエイトより、80cmほど短いか。根元の10エレがコンパクトだし。その先ももっといい計算式があったかもしれない。それなんでルーフボックスに収まったが、その当たりで、ゲインが落ちているのであろう。
ただ、シミュレーター上で21.5dbiを出しているので、しばらく運用して、もう一度ダメ出しして。見るので、しばらくそれでいく。最終的にはオールアルミにしたいなぁ。
準備して積載しておいたので、コマーシャルが終了したら、出発。いちおう3分割構造になっているのであるが、ダイヤモンド製のラジエーター部との接続部が頑丈すぎて、取り外しが面倒なので、近場なのでキャリアに積載して移動(爆)
現地で展開。HF用の細いポール部から、誘引線を前後の横行バーに張って、素材がヤワな故の「しなり」を矯正した。重心バランスもOKなようで、マストがゆがむトラブルもなく、今日は回転も可能。(手モテーターですが)。
ちょうど良いレポート局がいた。横浜の局で、前回、自宅のGPで受けていた所、先方の受信が59、こちらの受信がプリ込で55であったのであるが、今回は、先方の受信は59+。こちらの受信もノンプリで59+である。プリを入れると振り切れてしまう。先方もちょうど良いビームを探ってくれみたいで、山岳反射での交信である。ちなみに定格出力20Wであるがバッテリーコードを忘れたため、自動車から給電したので、メーター読みでは15W送信である。
長駆移動する時は既製品はともかく、自作は部品を落としそうなので、ルーフボックス格納試験も行ってみた。問題なく、若干の余裕を持って、収納できた。2mのボックスである。ちなみにアンテナは展開すると3.2mほどあるようである。
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