2009年9月24日木曜日

役目を終えたEF65たち



コマーシャルで17号を群馬へ向かう度に気になる場所がある。
埼玉側から神流川、烏川と橋を渡り、広大なキリンビールの工場跡地を過ぎると倉賀野の陸橋を渡る所で、右手に日本オイルターミナルの油槽所が広がる。この地方の要衛となる油槽基地で、毎日高崎線を走る京浜地区からのガソリン等を積んだタンク貨車が終着となる駅であるが、その日本オイルターミナルの敷地に隣接して、倉賀野貨物駅がある。その一角にひっそりと役目を終えた電機群が。見るとEF65ばかりだ。ナンバープレートが外され、架線のない留置線に留め置かれ、パンタグラフを畳んだ姿はもう動かす事はない事を暗に知らしめている。機種は、F型やPF、更新機や原色の未更新機など、バラエティも多数。
 これらの機関車は、ここに一時プールされた後、順次解体されていくようである。不景気ながら、流石に昭和の機関車は更新しても耐用年数を迎えており、ここ数年は新車投入による更新ラッシュ。鉄道博物館ができる前、大宮にJR東日本の解体施設があった時は、西口の代々木ゼミナール脇の留置線が電車の墓場であり、103系や、113系等、そこに入線する車両を見るたびに心を痛めていたが、この地区のJR貨物の機関車の終着地はここだったようである。

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