ちょっとした路地を進むと小さな踏切に出会う事がある。
写真で踏切を描写する時、列車の通過や、人や車の渡る姿と合わせて撮られる事が多いが、実際の踏切は静的な待ち時間の風景の方が長い。
さっき、バイクがカタンコトンと音をたてて通ったきりだ。静かな時間。やがて静寂を打ち破り、カンカンと警報機が鳴り出し、カタコトと、軽快な音をたてて短い列車が通った。
そして、また長い静寂。
車一台が通るのがやっとの踏切はしっとりと雨に濡れていた。
AM7:30秩父鉄道、大野原駅付近
0 件のコメント:
コメントを投稿