スーパー堤防というのは各所に整備されている堤防で、堤防の法面の面積と角度が一定以上の高規格堤防である。基本的に上面に広い平地が取れるので、工場だったり、倉庫だったりと建物が建っている場合が多い。ここも市立のアリーナと球場となっている。ここのいい所が駐車場が川の面を向いており、ご覧のような展望。しかもアスファルトではなく、スタック防止の特殊な樹脂を敷いてある、草地の駐車場である。さほど混んでいる事はなくHFのワイヤー展開も可能であるが、立地がアワード「ノーポイント」の鴻巣市であるというのがネックである。
周囲は刈取間際の水田が広がる。黄色く色づき始めた田園を描いている方がいた。そのほか、土手を歩いたり、サイクリングしたり、走って汗を流したりと。皆さん、嵐の前のつかの間の休日を過ごされているようである。
さて、当局も運用開始。当たり前だが、ここで、発電機を回して、「ジャパンホテルワン!!!」とやったら顰蹙だろうなぁ。はい、当然バッテリー運用です。そもそもバッテリー運用の試験。とりあえずアンテナを設営。10エレのショッパい即席ビーム。2エリアを狙うには、ビームを富士山のやや右に当てるようにすると良いと言うのであるが、10エレ程度ではビーム幅が広く、大雑把な方角になる。それでもかすかに霞んで見える富士山(そう、ここは富士山が遮るものなく直に見える)に合わせる。
QRV開始。実は、富士山に向けておけば反射してバックもある程度、取れるのである。1局目は試しに読んでみて、栃木市の山岳移動局と交信。
さて、交信開始、今回はLOGの電子化のためにPCを持ち出して、その運用方法のテストと練習をかねてのQRVなので1発CQで終わらせる予定だった。が、、、、予想外に呼んで戴いた。しかもかなり遠い局が多い。富士山にぶつかって横浜あたりに落ちてるらしいが、右へ抜けて、2エリア富士宮の局と繋がった。出力は20W。あまりパワー上げると耳が悪いので迷惑かけそうなので、例によって半分に絞っていたが、それでも取れた局長さんが
「何局も呼ばれているようなので」
と言ってるので、呼んでもらってるのに聞こえていないっぽい。RSレポートはほぼ同じなので、極端に耳が悪い訳ではないのであるが、やはりどちらかと言うとこちらが強め。というか、、、ここは「鴻巣市」。常置場所から出る時は、数局やると、途切れるからメインへ行ってという「空振りCQ運用」が多いのであるが、今日は休日で移動局が多いのか、沢山の方に呼んで戴いた(こちらが、聞こえていなかった方、申し訳ありません)結局日没になって夕食タイムになった頃に固定局はお食事。移動局は帰りはじめたのか、呼び出しが途切れたので、こちらも撤収する事にした。
試しにローカルのOMを呼び出してみたら、メインに居たらしく応答があったので、肝心の「本番の打ち合わせ」とアンテナシステムのご教授を、、、。
今回浮き出た課題はまず、アンテナの微調整ができないという事。HFならほぼ心配ないのであるが430であると、やっぱり微妙調整機構が欲しい。窓から手を出して、「テモテーター」でグルグルってのもできないので、ちょっと考えないとである。あとは、思いのほかPCが電力を消費している。もう、バッテリーなんて使えないPCであるので、今日は、DC-ACをメルテックのポータブル電源に繋いだのであるが、1時間ほどで、DC-ACから、ピーピーと警告音がしてきた。電圧降下の警告音らしく、音がすると、画面が暗くなる。ACランプが消えるのでバッテリーは若干であるが生きている臭い。ん~~~と思ったが、エイヤ!で自動車のプラグに差し替えたら、遮断される事なく電源の変更に成功。12V換算で5Aくらい食ってる臭い。そりゃ、7Ahしかないポータブル電源では1時間で降下してしまうのも無理はない。DC-AC経由でPCなので電圧降下がパワーが落ちるだけという訳にはいかないらしい。しかし、5Aとは、メインバッテリーから取るにも躊躇する値なので、ちょっと考えないといけない課題かもしれない。メインバッテリーはFMで出力する430は消費が激しいので、ちょっとPCが消費する5Aは痛い。 HFはノイズ防止の為、エンジンを停止せねばならないので、アクティブパワーが使えないのは痛いなぁ。課題を残した。
ただ、ログ操作は格段に便利になった。普段の交信からHAMLOGを使ってるからってものあるが、QTHの検索補助やヒットすれば、ほとんどの枠を埋めてくれるなど、「やっぱり便利」であった。動作は、ちょっと笑ってしまうほど遅い。SP3にすると、XPで、マシンパワーがギリギリのようで、それで、HAMLOGしか使ってないのでHDDがカリカリ動いており、電源も食ってる臭いのであるが、どうもHAMLOGごとき一瞬一呼吸置く、動きをする。それは、お蔵入りマシンの復活機なので、仕方ないな。
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