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2018年6月25日月曜日

北しなの線でリバイバルカラーを追う


先日、しなの鉄道から、新車導入のニュースがリリースされた。主力の115系がJRから引退間近となり、部品確保が難しくなって来たため。2019年度から2026年頃までに段階的に置き換えるようであるが、新車は新潟地区に入ったE129系のようなJR東日本標準型のSustinaを採用した車両が導入される見込みである。
新潟の115系が風前の灯火となった今、しなの鉄道は東日本地区では最後の115系の牙城であるが、更新時期はまだ先のようで、今年の春には「115系の博物館計画」のリバイバルカラーの最後の車両として真っ赤なコカコーラ色が登場した。
最近月替わりで訪問場所を変えているが、今回はしなの鉄道、それも北しなの線界隈を開拓してみた。


北しなの線
黒姫-妙高高原

夏至の時期、明るくなるのが早い。豊野からの始発列車がコカコーラ色でやって来た。
しなの鉄道はWebにリバイバルカラーで運行される列車の運用表と行路表が出ているのであるが、この日は北しなの線の始発〜ラッシュ運用にコカコーラ色が充当された。途中駅の豊野始発で妙高高原まで来て、折り返し長野行き上り始発となる。

北しなの線
豊野


前回、JR時代の信越本線長野支社の115系にコカコーラ色が登場したのは1987年。JRの元年である。ちょうど、この年に始まって1990年まで続いたコカコーラ社のI feel cokeのCFキャンペーンの一環として、当時まだ珍しかった広告電車として登場した。
あれから30年、リバイバルカラーの一角として投入されたが、ロゴデザインは現在のもののようである。当時はCFの「I Feel Coke」が大書きされていたりロゴもダイナミックリボンが貫通しているタイプのものであったが、現在のものはシンプルなデザイン。

ちなみに写真のこの缶は信州限定バージョンのようである。


北しなの線
豊野


北しなの線
古間-牟礼

古間から小さな峠を越えて山間の集落に入って来たコカコーラ色。梅雨の谷間、もう7月も近づき、空気も光線も初夏の装いである。高地独特の強い日差しに真紅のコカコーラ色が映える。

北しなの線
妙高高原-黒姫


コカコーラ色ばかりを追ってしまったが、この日は北しなの線にはスカ色も入って来た。午前中は雲が取れないながらも日差しは出ていたのだが、スカ色が入る頃には雲が厚くなりはじめた。古間の黒姫山バックのポイントは山が雲に隠れてNG。それではと朝のポイントを見下ろす若干、俯瞰気味のポイントに戻った。
牧草を刈る作業が行われてスッキリした牧草地を115系スカ色がやって来た。


長野電鉄
中野松川


一通り撮って帰る途中に、信州中野界隈で食事して、長電にも寄ってみる。
これは中野松川駅。駅舎も味があるけど、手入れされた花壇が綺麗。長野に住んでいると、季節感が1ヶ月ズレているのであるが、薔薇の花が綺麗に咲いていた。


長野電鉄
都住-桜沢


桜沢の先で果樹園の中を抜けてくる1000系ゆけむりを捕まえる。構図に飽きて来たので、今日の長電は前面クローズアップ。緑の果樹園の景色を流しながら、いよいよこれからが短い夏の観光シーズンである事を感じさせる雰囲気である。

信州の夏は短い。7月は梅雨の谷間の晴れの日が行楽日和となる日が多くなったと思うと、下旬の高原の行楽シーズン。8月も15日を過ぎると、関東の平地以上に、もう一気に秋の空気が流れてくる。都合1ヶ月半程度しか高原の夏はない感じである。短い夏、次はどこへ行こうか迷う日が続きそうだ。


2018年6月4日月曜日

山岳シーズン開幕!5月快晴の大糸線

Instagramを始めた関係でブログの方が疎になってしまったが、5月24日、25日は、大糸線にリベンジに行って来た。雨のが降っていた翌日なので不安だったが、雨の翌日は山が綺麗に出る傾向があるのか?晴天に恵まれた。結構撮れたので厳選して数枚。

大糸線 信濃森上-白馬大池
iPhone8

まずは列車のない写真であるが、これを見てもらいたい。実はiPhone8で撮ったものであるが、スマホのツルシ画像で、こんなのが撮れる天候であった。撮影地ではあるが、こんなマイナーな道を知っているのか、観光バスが停車してしばし、観光客も見入っていた。


大糸線 信濃森上-白馬大池
α77+MINOLTA 80-200F2.8HIGHSPEED APO


上の写真のポイントを見下ろす俯瞰地、前回のリベンジ。実は上の写真とは前後していて、この時刻までは山に微妙に雲があって苦しい撮影に、それでも山頂を敢えてカットするクローズアップした構図で、千葉からのあずさ3号をキャッチした。

大糸線 信濃森上-白馬大池
α77+SONY24-70F2.8T*

ものの1時間でご覧のようなランドスケープに、雄大な北アルプスの山並みと、八方尾根、ジャンプ台を背景に列車がやってきた。平日の午前中は特急を含め、これが4本目だが最後である。


大糸線 南小谷-千国
α77+MINOLTA 80-200F2.8HIGHSPEED APO

南小谷を出るE127系。晴天となったのは午後だったため、実は電化区間北部は午後の光線がキツくだいぶ右往左往して時間を消費してしまったが。非電化区間へ行くという選択肢も吉だったかもしれない。慣れてない場所で、絶景を前に、完全に撮影地に振り回されてしまった感があったが、ここも楽そうで構図の難しいポイント。

大糸線 信濃森上-白馬大池
α77+SONY24-70F2.8T*

翌日もよく晴れた撮影日和に。昨日より若干、空が霞んでしまった感があるが、田植えをした水面と山のコラボレーション。朝の通勤列車が送り込まれてきた。

大糸線 簗場-海ノ口
α77+SONY24-70F2.8T*

前回行ったときは、菜の花が咲いていたのだが、今回はアヤメ。青木湖、中綱湖、木崎湖を繋ぐ農具川沿いではあやめ祭りをやっていたようで、見ごろだった。

大糸線 海ノ口-簗場
α77+SONY24-70F2.8T*

緑の風を切って進むE257系。中央東線系特急のE353系への完全置き換えがリリースされ、にわかに去就が話題になりはじめたが、山岳シーズンが開幕し、今年も夏の稼ぎ時がやってきた。

大糸線 白馬-信濃森上
α77+SONY24-70F2.8T*

光線が傾いていく時刻、松川橋梁を渡るE127系。雪渓をいだいた絶大なランドスケープを前に、無力にも振り回された感があったが、紹介できないくらいの撮影ストックができたのも確か。山と晴天の組み合わせは、職業を持っている者にとって、実にタイミングが難しいテーマ。次に来れるのはいつだろうか。



番外編。今年は平昌オリンピックの年。そして1998年の長野オリンピックから20年である。長野新幹線も20年を迎える。帰りがけ、ジャンプ台に向かってみた。大学生だったころ、1997年、オリンピックを翌年に控えた、まだ真新しい、この地にやってきた事があった。無邪気にはしゃぐ仲間の姿を思い出し、しばしの時間、懐かしい感慨が蘇ってきた。


2018年5月21日月曜日

新緑と雪渓。篠ノ井線・大糸線のランドスケープを楽しむ。

仁和寺のある法師、極楽寺、高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり
~そも、参りたる人ごとに、山へ登るは何事かありけむ。

徒然草の中の仁和寺のある法師におけるの有名な一節であるが、一昨年、長野に来たばかりの頃に夏男君と旅して、天候も悪かった事もあって、大糸線の入り口、安曇沓掛、信濃常盤などを見て「かばかり」と思って帰ってしまったが、実は大糸線の奥の深さはもっと奥であった。

今回、早朝まで雨が降る生憎の天気であったが、天気予報は晴れであったので、雨上がりのチリの少ない空気の中、何時に雲が切れるか不安は、あったが、山が見えそうであったので、大糸線方面へ足を進めてみた。


篠ノ井線 聖高原−冠着
α77+24-70F2.8T*

本当は長野からオリンピック道路を経由すれば早いのであるが、早朝の聖高原を抑えておきたくて、朝一番列車を待つ。
霧深い幻想的な景色の中、石油タンクを牽いたEH200を待ったが、最初に来る1本は休翌日で運休だったのが誤算。続けて来るのであるが、2番列車が来た頃には雲間から強い太陽光線が顔を覗かせて逆光となってしまったが、山に雲引く奥ゆかしいカットとなった。

篠ノ井線 坂北−聖高原
α77+24-70F2.8T*

聖高原の先のポイント。ここは雲が無ければ構図左に北アルプスが見えるだけに残念。しかし、水面に映る車両と田植えの情景が見られた。松本から長野へ通勤時間帯にE257 系で運転される快速列車がやってきた。

大糸線 南大町−信濃常盤
α77+24-70F2.8T*

安曇野へ抜け、大町方面へ。この辺りで雲が取れ始め山が見えてきたので少々寄り道。南大町駅手前で山が映る水田があったので1枚。E217系2両かと思ったら211系の3両だった。通勤時間も終わったころだから油断していたが、遠目にE127系4両だと思って、「終わった」と思ったが、助かった。
撮影データを見て、車両の種別両数は時刻表に印をつけておいた方が良いかもしれない。

大糸線 海ノ口−稲尾
α77+24-70F2.8T*

白馬に向かう途中思わず車を止めてしまった。仁科三湖のひとつ木崎湖のほとり。ガイドブックにも出そうな2本の木をバックにした典型的な情景である。木崎湖はこじんまりとした、静かなレジャースポット、湖面をせわしなく水上スキーが走っていたので、もしやとも思ったが、構図に入ってくれるほどラッキーではなかったようだ。


大糸線 海ノ口−簗場
α77+24-70F2.8T*

実は信濃森上に俯瞰地まで行って、千葉からの「あずさ3号」を撮ったのだが、盛大にピントを外してしまった。意気消沈して戻ってきたのだが、それでも、線路沿いに次々に現れる大糸線のポイントの虜になってしまった。
最後は海ノ口駅の少し簗場寄りのキャンプ場への道沿いから見下ろした木崎湖。水を張った水田と木崎湖の組み合わせが、季節感を出している。西洋チックな景色の多い大糸線北部において、水田は明らかに日本的。チラッと古いトタン屋根の農家が映っているのも長野らしい。

今回は予想外に素晴らしいランドスケープと好天に恵まれたものの初めての撮影地で、要領が悪く、しかも一番目的にしていた撮影地を外す失態。しかし、まぁ数回は通わないと慣れないと思うので、今日は天気もよかったし、これでよしとして、次回以降の課題としたい。次回。天気が良ければ5月末に行く予定である。






























2018年1月14日日曜日

雪晴れの長野電鉄へ

寒波に襲われた、2018年1月11日は信越本線の三条市界隈で列車の立ち往生が起こるなど、被害がニュースを賑わせたが、長野市周辺は比較的晴れ模様。中野界隈は雪が積もって、雪晴れになっているだろうと思って出かけてみたが。思ったほどの積雪ではなかった。

 長野電鉄 朝陽-附属中学前
α77+SONY24-70F2.8T*

長野市内泊から出発し、市街地から最初に開けたポイントに出る地点。山岳特有の朝。街並みは明るくなりつつあっても、太陽はようやく背後の山から顔を出したばかり。一緒になった地元の方に聞くと飯綱山が綺麗に姿を現すのは多くないとの事でラッキーであった。
まだ特急列車は須坂〜長野と朝の上り列車の送り込みをしている最中で早朝の長野出発はない。

余談:背景後ろのフェンス。そして線路傍のジープの廃車体。「如何なる場合も立ち入り禁止」の看板が問題の根の深さを感じる。あそこまで前進すると本当に迫力あるカットになるのであるが。叶わない。事情を知るよしもないが、どちらが悪い云々。背景として気になった方には一考いただきたいカットである。


長野電鉄 都住-桜沢
α77+SONY24-70F2.8T*

昨年の脱線事故が痛ましかった、桜沢のポイント。背景が飯綱山となる、ここへ来るためにわざわざ予定を調整したようなものだったが、ここは東側の山が接近していて、長野市内に比べて更に日の出が遅く、その間に飯綱山は徐々に霞んできた。田圃にカリカリに積もった霜が夜の寒冷さを物語っている。


長野電鉄 夜間瀬-上条
α77+MINOLTA 80-200F2.8HIGHSPEED APO

どうも元JR東日本の253系N'EXを使った2100系特急スノーモンキーは苦手な題材。シティ派の列車が自然と溶け込むカットというものはなかなか難しい。左の木々はりんごの木。収穫前のりんごが木に下がっている時がこの界隈の良い時かもしれないが、背景の少し雪のついた山肌を圧縮して撮ってみた。


長野電鉄 信濃竹原-夜間瀬
α77+SONY24-70F2.8T*
毎度。自分の定番の信濃竹原の鉄橋。四季折々、色々な姿を現してくれるが、今日は積雪は少ないものの雪晴れっぽい天気となってくれた。丁度お昼頃。南西の空の飯綱山は既に雪雲の中であった。
この日は検査の関係か、定期の「ゆけむり」は「スノーモンキー」が代走していたが、わざと低速で走って景色を楽しむ「ゆけむり〜のんびり号」には1000系が充当されていた。そもそも、展望付きでなければスポイルされてしまう企画であるが。特急車は、それぞれ、2編成ずつ、4編成を持っていて余裕があるので、検査時は特殊な運用になるようだ。


長野電鉄 夜間瀬-信濃竹原
α77+MINOLTA 80-200F2.8HIGHSPEED APO

雲行きも怪しくなってきたので、湯田中へ向かって行った「ゆけむり〜のんびり号」の折り返しを、信濃竹原の鉄橋で超定番カットで撮る。
やっぱり、特急としてのステイタスと存在感は、小田急時代と比べると短くなっているものの、それでも「ロマンスカー」HiSEタイプの10000系ゆけむりの方が1枚上の気がする。登場から12年経って、だいぶ長野の自然にも馴染んだ感がある。



14時前に撤収となったので、蕎麦屋に寄って帰る事になった。大抵は須坂界隈の蕎麦屋に寄るのであるが、14時閉店の店が多い中、信濃竹原で13時を回っていたので微妙。ググってみて寄ったのは中野市の「蛍 そば&dining」さん。
ランチセットは、そばと天ぷらがついて750円(税込)とは、天ぷら蕎麦となると界隈では1500円はする店が多い中、いささか安すぎて逆に不安であったが、しっかり、ちゃんと美味しい蕎麦であった。同じ値段で二八と十割が選べる。ちなみにこれは風味が生きる十割。大盛りは150円増し。若いマスターの、こだわりのお店である。



小生の方もやっと長野に慣れてきて、少しづつ休日に出歩き出したのであるが。いやぁ慣れない土地ってのは、意外と出歩きづらかった。厳しい冬が終われば、春が来る。今年は何処へ行こうか、考えるのも、冬の間の楽しみである。




2017年11月27日月曜日

小さい秋みつけた


聖高原での稲刈り風景は、撮影機会に恵まれたが、紅葉の季節になったら、休みと紅葉の具合がイマイチ合わずであった。それでも、通勤がてら、買い物がてらに、ちょっと寄るスポットで撮影してみた。紅葉は葉色のタイミングが短く、それと光線の具合、車両の都合、全てが合致するのはなかなか難しい。そこが紅葉を撮る面白さでもあるのであるが。

北陸新幹線 佐久平ー上田 2017.Nov.11
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO

東御市、昔で言う御牧村の役場付近であるが、八重原の台地の下を貫く長いトンネルから台地の谷間から一瞬顔を出す瞬間。住宅地より新幹線が下に見える面白い所であるが、終始逆光で光線に恵まれない場所。曇った一瞬、小学校の裏手から撮ってみた。







仙山線 山寺ー面白山高原 2017.Nov.12
α77+SONY 24-70 F2.8T*
久々に行った東北旅行の合間に山寺の五体堂から撮ってみる。ここも終始逆光ポイント。紅葉は若干、終わりかけているが、山寺独特の扇状地と河岸段丘を行くE721系列車。ここにもう25年近く通っているが、貨物列車はとうに無くなり、旅客列車も455系から719系を経て主力はE721系へと移った。

北陸新幹線 佐久平ー上田 2017.Nov.13
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO

上田と言うと斜張橋が有名であるが、その一つ手前、依田川沿の谷でも一瞬顔を出す。このあたりは丘陵地の下をトンネルで行く区間で、丘陵を横切る川の谷の段丘崖の縁の低い位置で新幹線が街の下で顔を出す。ここは、昔で言う丸子の街並みである。



上田電鉄 八木沢ー舞田 2017.Nov.13
α77+SONY 24-70 F2.8T*

最後に別所温泉に向かいがてらのポイント。本当は午前向きのポイントなのだろうが、夕刻、別所温泉の外湯に入りに行く際に寄る場合が多く、光線としては流し撮り向けのシビアな時が多い所でもある。山の端に日が隠れた一瞬。日本の田舎っぽい風景が現れた。ちなみに左の山に面した丘の街が別所温泉の街並みである。




2017年10月21日土曜日

りんごを求め善光寺平へ

長野は、りんごの出荷が最盛期である。今回は渋峠に無線運用に行くついでに、はたまた無線運用が撮影のついでなのか分からないが、いよいよ紅葉が始まりつつある善光寺平へ向かってみた。

長野電鉄 夜間瀬ー上条
α77+SONY 24-70F2.8T*

行程は2日行程だったのであるが、生憎の台風が近くコンディションの中、かろうじて前日の10月21日が曇りで天気が持ってくれたので、撮影して歩いてみた。しかし、りんごは撮影が難しい。思ったより実が大きく見えるのは良かったのであるが、思ったより葉が茂っている。桜などは木の幹から車体が透けてくれたりするのであるが、りんごの木は、地表近くまでシッカリと茂っているのである。


長野電鉄 夜間瀬ー上条
α77+SONY 24-70F2.8T*

どうも幼木も上手く利用すると、面白いと言う事も分かったのであるが。だいぶ収穫が進んでいるようで、緑の葉だけになってしまっている木も多くここで成っていてくれればと思う場所も多々。10月の下旬であるが、撮影のシーズンとしては、開始としては少々出遅れたのかもしれない。当然であるが、美味しそうに赤くなると収穫されてしまう事も、りんごの撮影の難しさカナ。


長野電鉄 夜間瀬ー上条
α77+SONY 24-70F2.8T*

だんだん雲行きが怪しくなって来たので、早めに切り上げとなってしまった。10月後半で日も短くなって来たし、山間部では15時を過ぎて斜光線になったかと思うと、16時過ぎにはすぐに闇が迫って来る。ちなみに2日目は完全に風雨でNG。それでもロケハンは進めておいた。4月にも桜の季節に界隈に来ているのであるが、りんごの季節の撮影となると、だいぶ視点が変わるものである。






2017年9月27日水曜日

あめけむる、、、雨と煙の篠ノ井線

本当に同じような撮影地ばかり、しかもレギュラー列車ばかり。しかし、どうにも納得ができないと、通い詰めてしまう。そんな魅力が篠ノ井線にはあるのかもしれない。今日は時折日が差すものの夜間より雨の予報が出る、芳しくないWX。
ハザ掛けとEH200の組み合わせは今シーズンはこれが最後と思い、件の返空タンクを追いかけてみた。

篠ノ井線 冠着-聖高原
α77+MINOLTA 80-200F2.8HIGHSPEED APO


毎度おなじみの聖高原ポイント。ハザかけが最盛期のようで、一部脱穀が始まったようだ。脱穀が終わった稲ワラは事もあろうに焼却するようで、盛大にバルサンを焚いたような煙が所々で上がったのには参った。この風情ある風景と煙はセットのようである。


篠ノ井線 西条-明科
α77+MINOLTA 80-200F2.8HIGHSPEED APO

石油返空2084レは篠ノ井12時23分発で南松本着が14時24分篠ノ井線区間は普通列車の足で1時間の所を2時間と牛歩の歩みで進む。この聖高原界隈の開けた高原地の区間では坂北と西条で対向列車や後続列車に道を譲る。聖高原、坂北、ここ西条と、3回目の撮影。麓の姨捨付近から数えれば追いかけて、4回撮れるのではないだろうか。



篠ノ井線 松本-田沢
α77+MINOLTA 80-200F2.8HIGHSPEED APO

今日は西条から松本の方へ足を伸ばしてみようと思い、峠を越える覚悟でいると、何やら道路が新しい、後で調べた所、国道403号の新矢越トンネルがつい先日の9月23日に開通したようで、狭小な旧矢越トンネルを挟んだ隘路区間を一気にパスするようになった。上田からだとこのルートが無料で安曇野へ行くのには速いかもしれない。

で、何で安曇野まで下りてきてしまったかと言うと、どうも雑誌でチラリと見た撮影地がなかなか見つからないのである。

こう、山から下りて来た列車が小さな踏切のある集落を行くシーンなのであるが。松本トンネル有料道路からトラック目線で見下ろした時に良さげな、踏切があったので、今日はロケハンしてみたが。どうにもここでは無いらしい。しかし、かなり趣のある狭い踏切。晴れていれば、松本の市街地をバックに撮影できる場所でもあるのだが、今日はいよいよ小雨が降りだしてしまい、思い切ったカットで撮ってみた。

都合、1か月篠ノ井線、聖高原付近を中心に撮って来たが、紅葉、リンゴのシーズンは新しい撮影地を開拓してみようかな。

篠ノ井線 松本-田沢
α77+SONY24-70F2.8T*




2017年9月24日日曜日

実りの秋


 篠ノ井線 冠着-聖高原 2017.Sep.15
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO



篠ノ井線沿線、そして塩田平では9月中旬から稲刈りが始まった。

長野に来て驚いたのは、刈り取った稲を天日干しする事。今や死語になった「自脱型コンバイン」も「乾燥機」も無い訳ではないのだが、圧倒的に、はざ掛けして、天日干ししている水田が多い。上の写真では驚く事に歩行型のバインダーで刈り取っている。そして、関東では見なくなった単機能の脱穀機で脱穀するのである。何か、いかにも「日本の田舎」の秋の風物詩といった感じである。

彼岸も過ぎようかという頃になると、天日干しも終わって、はざ掛けも片付けられ、刈田が広がるようになった。

信濃路はこれから、山々が色づく季節。深い秋へと季節が、どんどん進んでいるようだ。


上田電鉄 八木沢-舞田 2017.Sep.24
α77+SONY 24-70F2.8T*



2017年8月31日木曜日

秋の気配近づく篠ノ井線


気づいた方。先週の写真、失敗してました。夏男君からは

「置きピン位置間違えたでしょう」

と痛い言葉が。

はい、、、という事で


篠ノ井線 冠着-聖高原
α77+MINOLTA 80-200F2.8 HIGHSPEED APO

今週も行ってきました。聖高原。

雨予報からギリギリの晴れ間が見えるコンディション。時間軸が前後するが、坂城からのタンクの返空から。夏男君とも話しているが、いい加減に、相当に古いレンズながらこの手の絵面はお得意のようで。定番すぎるような構図であるが、EH200は、やっぱりこのテのカットがカッコいい。しかもトップナンバーだ。


篠ノ井線 西条-坂北
α77+SONY 24-70F2.8T*


今回はロケハンもかねてあちこちに。

先週と比べると稲も早稲は色づいて頭を垂れ始め、水田の区画がパッチワークみたいになってきた。9月中旬だろうか、刈取り時期が近づいてきている。


篠ノ井線 明科-西条
α77+MINOLTA 80-200F2.8 HIGHSPEED APO

白坂トンネルの坑口に行ってみた。構図になる場所が、季節感のない場所であるが、複線断面のトンネルが単線運用されている。曲線の多い篠ノ井線にあって異質な新線っぽい独特の雰囲気のある場所である。



篠ノ井線 西条-明科
α77+MINOLTA 80-200F2.8 HIGHSPEED APO

振り返って西条駅を出発するE127系100番台列車。「701系面」とも言われているこの顔面の列車であるが、撮りようによっては意外に表情のある車両である。



篠ノ井線 冠着-聖高原
α77+SONY 24-70F2.8T*

ぐぬぬ。383系「しなの」は意外と画にならなかった。こういうローカルな景色にはE127系の2連が似合う。

かつては手前の方まで水田だったようであるが、昔は棚田となっていた部分が蕎麦畑になっているようで、白い花が咲いている。

近づく台風が前線を刺激する不安定な天気の中、僅かな雨の合間、日差の差した篠ノ井線だった。あと2週間もすると、景色が大きく変わるだろう。刈取りが始まったら始まったで、信州の山間独特の雰囲気となる場所である。

しばらく、篠ノ井線通いが続きそうだ。




2017年8月24日木曜日

山間にて、夏の名残を惜しむ


信州に来て1年が過ぎた。

多忙だった夏の繁忙期が終わったので、フラりと写真を撮りに出てみた。

聖高原。どことなく響きの良い駅名であるが、知ってはいたが、行ってみると信州の「高原」とつく地でありながら、目立ったものはない。かといって、寂れ切っているかというとさにあらず、駅前の国道はひっきりなしに車が通るし、市街地を貫くようにして走っている高速道路は長野と松本を繋ぐ幹線であるから、それこそひっきりなしに車が駆ける。

観光地の喧騒から離れた山間の地。そんな雰囲気の、市街地から外れた見通しの良い場所に陣取ってみる。頭を垂れはじめた稲穂をお題にするのも良いが、敢えて車輛の面を強調し、背後を黒黒とした山としてみた。この山もあと数か月もすれば、色づき、そして葉の落ちた赤茶色い冬の山となってしまう。

篠ノ井線 冠着-聖高原
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO

高原独特のジリジリと刺すような日差しの中、特急列車が矢のごとくやってきた。

「速い。」

覚悟はしていたが、単線といえど直線区間、振子電車は容赦なく加速してゆき、車体をくねらせ、山間に消えていった。


篠ノ井線 冠着-聖高原
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO



一寸の間、今度は重々しいブロワー音が響いてくる。特急列車とは対照的に牛歩のごとく全く近づいて来ない。

継ぎ目を奏でるH級電機の断続音とともに、港の製油所へ帰るタンク列車が去っていった。

背後の高速道路を観光バスが駆けてゆく。

賑やかだった信州の夏も、もうすぐ終わり。

色づく秋の季節は、もうすぐそこまで来ている。



2016年5月2日月曜日

ゴールデンウィークは新緑の只見線(前編)





ゴールデンウィークは新緑の只見線(前編)


ここの所の恒例となった、夏男殿が6エリアから関東へやって来た折の、何故かの東北遠征。3回目の今回はJH1OAP氏も同行する事となったので、那須塩原でOAP氏をピックアップするルートでロケ地を選定した結果、テーマは新緑の只見線という事になった。

現在、只見線は2011年の新潟・福島豪雨の影響で、会津川口と只見の間が依然、不通で復旧の見込みも立っていない。六十里越えの区間は、鉄道が復旧され、新潟方へと出る事ができるが、この季節まだ、道路の方は新潟県側へは出る事ができないようであり、山間部での撮影となると、会津川口から、会津若松までの区間となる。

新緑の山間をゆく只見線と、あわよくば、只見川沿いのダム湖にかかる橋梁で見られる川霧が発生しないかという淡い期待も込めて、会津川口方から只見線へ入ってみた。まずは只見川第一橋梁を見下ろす鉄塔の麓へ。ここは、かつては道路トンネル内から、電力会社の巡視路を登るしかなかったが、近年、遊歩道として整備され、観光地としての撮影として整備されて、行きやすくなったポイントである。しかし、現地についてみると川霧どころか、濃霧。確かに夏場に良く出るものであって、まだ季節的には早いのであるが。

時折、霧が晴れて、第一橋梁が見えた一瞬もあったが、列車が通ったタイミングで再び濃霧となり、現像してみて、初めて、かろうじて列車のシルエットが見えるか否かといった状況。残念だが最初のカットは没となってしまった。ちなみに、この会津若松1番列車は平日は3~4両、休日2両で運転されるようで、今日は、GW中とはいえ合間の谷間の平日であったので、4両と只見線としては長編成でやってきた。SLでもない限り短編成を予測していると慌てる列車である。

只見線 会津西方-会津桧原
α77+SONY 24-70 F2.8T*   (70mmAPS-C)

さて、一番期待していた、第一橋梁は没となってしまったが、川口方へ戻る方向で足を進め、只見川第三橋梁付近でやっと霧のレベルが、列車を見渡せるようになった。しかしまだ、橋梁を俯瞰するようなロングショットではキツく、朝2番列車が若松方へと向かってくるまで時間があるので、只見川第三橋梁付近の川畔をゆくコースの広角近距離のポイントで霧が晴れるのを待ってみる。

7時台の早朝とはいえこの季節は太陽はだいぶ高く上がっているだろうに、霧というか山間部なので、雲の中なのだろう。霧がかったダム湖の湖畔を朝2番列車がやってきた。この列車の会津若松到着は9時台。高校のある会津坂下でも8:30付近と、通勤通学に使うには厳しい時間。2両である。ちなみに濃霧でよく見えなかった朝1番列車は4両であったが、会津川口発が5時台後半。この付近は6時台に通過する。

只見線 早戸-会津宮下
α77+SONY 24-70F2.8T*  (24mmAPS-C)

山間部へ入る本数の多い時間帯は、第一橋梁の付近の会津宮下駅での列車交換を行うので、山間部でも会津宮下駅に近い撮影ポイントでは、列車が間髪を入れずに立て続けにやってくるので忙しい。このポイントもすぐに川口行列車が後方よりやってくるので、すぐに、至近にある、第三橋梁を望むポイントに転戦する。

さて、確かに橋梁は見えるレベルにまで霧は晴れてきたが、遠方は白く霞んでいて、この距離だと列車はスッキリはしなかった。この付近は只見川を小さなダムが川幅を大きく変える事なく、連続して堰止めている区間で、只見線は高所を只見川第一から第四までの橋梁で高所を通過してゆく。川のようでいて連続したダム湖なので、水面に水流はみられないので、水面はおだやかである。特に、風のない午前中がおだやかなようで、水面に車両と橋梁が映り込む事が多いようである。


只見線 会津宮下-早戸
α77+SONY 24-70F2.8T*  


さて、当初の予定では太陽もだいぶ上って明るくなっているはずだったので、会津川口駅のすぐ若松寄りの大志の集落の俯瞰地に行ってみた。

ここは、スキー場付近から取る正面がちに撮る俯瞰地と、只見川の対岸で撮る俯瞰地があるのであるが、対岸俯瞰地は、光線が午後向きであるものの、この天気ではあまり関係ないだろうと思い、行ってみた。しかし、行ってみると、より山間に近い会津川口付近ではまだ依然として霧が深く、距離が長い対岸からの俯瞰では列車が判別できるレベルになかった。どうしようかと諸氏と相談した結果、霧が晴れる公算は少ないとみて、危ない事は避け、仕方ないので会津川口駅付近で近距離で撮れる場所を探す。

ちょい、ちょい走ってゆくと、会津中川付近に俯瞰地ながら、列車が見通せそうで、ロケーションの良い場所を発見した。ちょうど、地元で撮られている方が、ご一緒だったので、情報を頂いたのであるが、本来、このショットより、一段下のポイントの方がスッキリしていて良いようであるが。大志の対岸俯瞰まで一度行って戻ってきた都合、列車の時間が迫っているため、ここで収める事にした。

下のポイントの方が広く見えるようであるが、手前の木々が新緑の感じを出していて、この季節、ここも良いかもしれない。そもそも良いから、地元で通い詰めている方が、ここに居たのかもしれないが。


只見線 会津中川-会津水沼
α7+MINOLTA 50mm F1.7 FUJI PROVIA100

 午前中に撮れる列車は会津若松行き3本。会津川口ゆき2本の5本。列車速度が遅いため、山間部の端部と端部なら、列車に追い付ける場合もあって、チャンスは増えるものの、捨て列車が発生したりで効率も悪く。何しろ恐らく曇天による雲中に入っているからだろうか、山間部では霧になるという、悪天候に阻まれて、良好なショットが望めなくなった。朝の若松行きの通学列車が終わると、昼の列車まで3時間ほど時間が空くので、午後に撮る列車の撮影地のロケハンをしながら、あらかじめ、撮りたい個所の構図を確かめつつ一旦、山間部から降りる。

喜多方まで行ってラーメンを食べて昼食とし、磐越西線や只見線の「里区間」のロケハンをしつつ山間部へ戻ってみる。午後に撮れる列車は3本。会津川口からの列車が2本、会津川口へ向かう列車が1本である。

ここまで読んでみて気づく人が居ると思うが、あの山間部の会津川口から降りてくる列車の方が多いのである。実際の所は夜間、会津川口には2本の列車が夜間滞泊しており、朝の通学時間に若松行き3本、川口ゆき2本の運用をこなして、会津川口方に入っている列車は1本となる。そして昼間の運用で、川口ゆき1本、若松ゆき2本をこなすと、山間部に入っている残存列車はここで一度0本となる。

さて、ここで、夏男殿が面白い事を発言した。

「さっき、駅での発車で笛の音が聞こえましたよ。」

そう。ワンマンではないのである。超閑散線区で往々にしてある事なのだが、本数の少なさ故にワンマン化さえされず居るのである。最近までタブレット閉塞だったり、不通区間との兼ね合いや冬季の事など色々なファクターがあるのかもしれないのであるが、事実、只見線には車掌が乗っており、山間の会津川口で最低、4名の乗務員が泊まっているように見える。

そして、夕方~夜間のダイヤであるが、山間部に入る会津川口まで通す列車で見ると、会津川口ゆき3本に対し、会津川口から若松まで山を下ってくる列車は1本のみと。終列車時には会津川口に2本の列車が泊まっている事になっている。

災害で不通になる前、タブレット閉塞だった時代。会津川口は山間の小駅とはいえ、運転上は要衝であり、閉塞方式故に運転要員も擁し、季節によっては夜明けやらぬ時間帯に若松方、小出方に分かれて列車が発車していたようである。早朝の会津川口へ寄っていないので、現在の様子は定かではないが、それでも山間の小駅に2本が夜間滞泊しており、そのうち朝1番列車は、平日は3~4両で運行されているようである。


(後編に続く)