2013年12月31日火曜日

移動運用おさめ

今年もみなさんお世話になりました。ナニやらアマチュア無線への復帰でこのブログの内容が大きく様変わりしてしまったようですが、引き続き、新潟レイアウトもパーツ供給は続いており、拡大を続けております。追って続編をお知らせします。


さて、先日、12月29日。今年最後の移動運用を北群馬郡榛東村より行った。当日朝まで目的地を決めておらず、ローカル局と行き先がバッティングするという、珍事がおこり、道中の交信で行き先を考えるという珍事。結局、当局が榛東村の富士見峠に行ったことがないとの事で、移動先を譲っていただき、ローカル局は先週当局が行った、吉岡町よりオンエアする事になった。

年末が押し迫ったからか、動いているトラックも多いようで、周波数状況は「混雑。」。しかし、CQを出しても空振り気味になる事が多かったのであるが、高所から長竿出して、パターンが狭いにも関わらず、終始パイル気味で推移した。銚子方向ビームで千葉の成田近辺の市町村が取れないかなと思ったのであるが、幕張の湾岸に居るハンディステーションが取れたり、西東京や横浜近辺が次々に呼んでくるなど、千葉というより、東京都心方面に向いていたようである。


ただ、事前のradiomobile解析では、この場所はあまりビームパターンは問題ないようである。若干のSの変化はあるだろうが、シャープなアンテナを使っても、ラッパ型の地形から放出する関係上、主ビーム以外でも取れる範囲が広範囲である。実際の交信もほぼこれに近い値となった。

意外な事に西側を解析すると、2エリア方向名古屋方面にもパスがあるようである。確かに、若干木が邪魔でその辺を解析ソフトが考慮してないのかもしれないが、山を越えていけそうな山並みが見えた。まぁ、今後の楽しみにしておこう。

何しろ続けて、皆さんに呼んでいただいているので、ビームを修正する間もなく、撤収時刻となった。この時期、14時くらいまでには撤収をはじめないと暗くなってしまう。暗い中撤収するには寒い季節なので、QRV時間は短めであった。

7MHzにはじまり、18、21MHzQRPを楽しんだ、Eスポ。そして秋の7MHz三昧ときて、年末は430MHzと、色々なバンドで楽しめた、復帰1年目であった。

来年もどうぞよろしくお願いします。

2013年12月30日月曜日

ジャンクのグライコと、5LEDオーディオレベルメーター


先日ハードオフのジャンク祭りで見つけた、グライコ。7レベル調整。入出力は4チャンネルステレオ。2500円。電源は入るって書いてあったから。まぁ経験上壊れる機械ではない。ラックマウントがついているので業務用だろうと思われるが、がこの程度のイコライザーなので、どこかのちょっとした施設のPA設備で使っていたものかもしれない。

HF系のSSBとFM系で求める音が違うので、困っていたのであるが、左チャンネルをFT-2000送り、右チャンネルをTS-790送りとして、ミキサーのAUX出力から一旦このグライコの異チャンネルに入れてミキサーのAUXインにまたLRで戻す形で、回路を構成。ミキサーのでAUXをバイパスするように設定すれば生音が出るが、かなり回路が複雑になってしまった。


ご覧のとおり、ミキサーからニョキニョキとつくしが生えてる状況。一歩間違えると音が出ない。システム構築直後に、ローカル局から声がかかったのに、変調が出ないというポカをやらかしてしまい、慌てて、おにぎりマイクを繋ぐという醜態。ミキサーのレベルメーターが光っているからといって、レベルメーターのファンクション次第では音が出ていない事もあるというのが、これまた、厄介である。FT-2000はモニターがあるので、音が入っていないとすぐに分かるのであるが、TS-790にそういった機能はなく、変調が乗らない事がしばしば。


そこで導入したのがコレ。ヤフオクで190円で売っている、謎の安いレベルメーター。こいつをミキサーアウトからリグに入る直近のラインに入れ、最終チェッカーとした。ケースはKATOの鉄道模型用のパーツケースが丁度よい大きさ、しかも透明だった、のでそれに収めてピッタリ。ホットボンドで固定した。

う~~ん190円なり。部品の説明はついてるけど、詳しい組み立て方や使い方の説明はナシ。でもまぁ、190円だし。送料もったいないけど、500円くらいか。2個、3個買ってもよかったと思ったが。組み立ては簡単。しかも12V動作といいうのがミソで、安定化電源から電源を取れる。

FT-2000ラインはあまり音を悪くしたくないので、あまり高音質を求めないがレベル調整がシビアなTS790のラインにのみ挿入した。可変抵抗を回すと、動作レベルを変えられるようで、レベルメーター表示ではなく、過変調になると、黄色、赤と点灯する位置に設定した。時折、グリーンが点滅する位がちょうどいいようで、黄色が微妙な割れ、赤が点灯すると過変調になっているようだ。






2013年12月28日土曜日

お、QSLカードの山だ。




再開局から8ヶ月目。QSLカード遅いなぁと思ったら、爆弾テロ的にまとめて来た。まぁそれでもHFでアクティブ移動してる人から比べればアレだが、200枚弱かなぁ。

うわ!HAMLOGに入力するのが意外と大変。DXのカードも入っている。8月末から9月頭の分あたりまでが来ているようだ、夏場はEスポでだいぶやったからなぁ。ほとんど呼び込んでこの枚数かぁ。色々なエリアがあるのが、HFのカードといった感じで。430にのめり込んだ12月は1エリアばっかりになりそう。

入力したのでコンファームデータができたが、いやいや、まだまだだなぁ。東京が珍しい区も含めて意外と埋まっている。千葉や茨城がオールバンドで見ても全然ダメ。

後はコールサイン別に並べて。保管。。。。この作業隔月になって良かった。毎月の時は何げに憂鬱だった。発行は印刷して一方的に送るだけだが、受領は確認して、整理して、、、もらった日の方が大変。

2013年12月27日金曜日

JH1コールサイン売り切れ

CICの予測によるとJH1コールサインは12月26日に売り切れるとの予測であったが、JH1のXTで始まる局と繋がった。珍しく高校生。12月頭に免許をもらったとの事であるから、もしかしたら既にJI1に移行、発給が始まっている可能性が高い。

2013年12月25日水曜日

GPで430MHzオーバーエリア

430MHzというと、悪いいい方をすれば、ニューカマーの「電話ごっこ」バンドと言われるバンドで、ホントに飛ばない。ハンディ機を室内で回しても、ほとんど受信できないであろう。2.5Wのハンディ機同士で2Kmくらい。20Wパワーが出せるモービル機で10~20Kmというのが、平地での相場であろう。アンテナを屋根の上に上げて初めて、20W出力で、30~50Kmくらいまで届くようになる。まぁそんなバンドであるというのを念頭においてもらって。

DXerが使う、27エレ×4とか8といった、トンでもないアンテナを使えば、関東から言えば、北海道と九州と交信できるのだが、それまた我々一般HAMにとっては、「夢物語」であって。オーバーエリアといって、隣の管轄エリアに飛ばす事すら難しい。1エリアと呼ばれる、関東からは中部2エリア、信越0(ゼロ)エリア、東北7エリアが隣になるが、かろうじて、エリア端と交信できる「事がある」程度である。

写真のアンテナはGP(グラウンドプレーン)といって、初心者がハンディ機の次に手にするアンテナであって、ほとんど飛距離50Km圏内のローカル通信に使うアンテナである。しかも、ウチに上がってるのは、高利得ではない、「短いけど堅牢な」ベーシックなタイプ。

それは突如起こった。1週間に1回はオンエアするという自らの決め事の、「定期CQ」を出し。4局ほど
。川口の局と話しながら

「50Kmあるんだね~こんなもんだよね~」

という会話。そして、CQが途切れると呼んでくるローカル局も無反応。

「クリスマスだしなぁ。」

と思い、話相手もなく、メインをワッチしていた。

「CQ~~こちら沼田市。他ゼロエリア待機。SSBにQSYします」

時折、聞こえるのであるが、まぁ、GPでゼロは無理だろうしなぁと思いつつ、聞いてみようと思い、QSYすると、「CQ~~CQ~~」と相当空振りを連発している。相手を探してビームを回しているようでユックリとSが変化している。

「あ~~ダメだな、空振りかな」

空振りしてるようなら声をかけてみようかなと思い、S9でCQがスタンバイになったタイミングで、発報してみた。まぁ、普通に交信して

「お時間ありますか?ゼロで5局程待機してます。」

「え、時間はありますが、、コチラGPですよ」

「大丈夫ですよ。チャレンジして下さい」

5局って、、、、、、、(大汗)あ、、、コレ、スケジュールへの誘いだ。

コントロール「じゃぁ、長岡いきま~~~す」

な、、、、長岡。

長岡「こちらジュリエット、インディア「ゼロ」×××取れますか?」

げ、針は殆ど振れないが明瞭に聞こえる、、、TS790の読み替えで53を送出。マイレポート57。耳がいい。

コントロール「長岡ナンバー2いきま~~~~す」

長岡2「・・・・アルファゼロ・・・・・・・・・・・とれ・・・・・すか」

PRT「アルファゼロしか取れないなぁ、、、」

コントロール「頑張ってください」

出た!SSBのシビアコンディションQSOだ。お互い、なんとかコールは取れたけど、RSレポートの交換ができず、交信NG。惜しい。聴覚検査の音の更に小さい音を途切れ途切れ、聞くような感じで、ホントにプリが入っていれば聞こえる、ホントに惜しいレベル。

コントロール「松本どう?・・・・・あ、松本はダメね」

松本には届いてないらしい

コントロール「上水内郡行きますねぇ~」

上水内郡「JH1PRTこちらJA0×××」

す、、、すげぇ、59振ってる。楽勝で59-59で成立。高所だし、ロケがいいのかな、強い。

コントロール「新発田行きます~~~」

え”新発田。もう7に近いゼロだよ。ハムログの距離表示は206Kmを差している。しかも谷川岳を越えなければならない。

新発田「こちらJA0××取れますか?」

あ”、聞こえる。ハッキリ聞こえる。でも、サフィックスが1文字取れない、、、、いや、違うな、、、そうじゃない

PRT「JA0××、、、、2文字、、、OMさんでしょうか?」

正解であった。針が振れないが声が明瞭に聞こえ、こちらの波も届いているらしく、問題なく会話ができる。51-51で成立。

1-7スケジュールとカブっていたらしく、1-7を終えた1各局が続々チェックイン。GPの珍人の出現に1エリア内で自己紹介かねがね、5局と交信。、、、つ、、、、半端なく、強い。エリア内では全局59-59である。

う~~~んゼロ各局は、GP相手に届くかな?的な「実験」っぽいニュアンスも。GPに届けば届いたで、やはり嬉しいのであろう、、、。

いや、しかし、参った。オーバーエリアしないかと思い製作した21エレであるが、まさかの自宅GPに30W出力でオーバーエリア、しかもエリア端ではなく、200Km級の深い所まで入ってしまった。う~~ん。これは21エレなら3や7エリアの深い所まで行けるなぁ、、、。「電話ごっこバンド」で遠距離通信。これぞ、430の泥沼だ。




2013年12月23日月曜日

北群馬郡吉岡町移動。

初めて長竿が本格的に役に立ったか、モービル混信を除去しつつ、台東区まで飛んだ。静かなだなぁと思ったら、13時に、6mのAMコンテストが終わったらしく、見なさんQSYしてきて、ドンドン呼んでくる(汗)。今日は早く帰りたいから13時過ぎには撤収したいと思っていたら、嬉しい悲鳴。

途切れたので、

「QRTします、、、」

と送出するとヌッ!と呼んでくる。
そろそろバッテリーが減ってきたなと思った、QRT間際の30分で、10局近くできたかな。バッテリーが負荷時で23Vくらいになってきたので、24VからDC-DCの安定化電源で、常に13.8Vをキープしているので(これは便利)、無理にリグの出力をいじらなくとも、パワーは全く落ちない。しかし、その分、電流は取っているはずなので、22Vくらいになるとレッドゾーン、リグは大丈夫だが、PCにバッテリーが入ってないので、破綻する時は急降下するはずなので、警告音とともにPC落ちる予感がする。冬になって性能落ちたなぁ。気候のいい時は電圧計が27Vまでビンビン降っていたのであるが、26Vが限界。

いやぁ出力に対して、耳が完全に勝っているというのは楽である。53と言われても、プリ込みではTS790の重いメーターでも9振ってくる。RSは基本、プリ込み値を送出。今だに給電線の同調取ってないが、ガッツリ20db近い差があるし。

しかし、感度が良いと今度は空き周波数がない。今日は天皇誕生日で祝日だが、年末が押し迫っているか、トラックは営業している車が多いらしく、周波数チェックで、全く空きチャンネルが見つからない感度の良さ。厳密に言えば、ビーム内に居なくても、房総半島にまで達するカバーエリア内にはローパワーでも、必ず、誰かいるし、チェック時には拾えなかった信号のモービルがパターン内に移動してくるのは仕方ない。「周波数チェック」でコールバックなし、、、混信していないようなので、何とか確保。

RSレポートの差分を考えれば、もっとパワーを上げれば、房総が取れたかもしれないが、、、。TS-790SとPCが電気バカ食いで、バッテリーが悲鳴を上げています。発動発電機が使える場所って、、、意外にないよなぁ、、、と思うこの頃。サイレントには十分気を使っているので、「怪しい」のは仕方ないとして、外に音は漏れないように注意。40Wかければ理論的にはプラス3dbでアンテナ4本と同じ送信利得となるが、FMで40Wはなかなかバッテリーでは持続しませぬ。またPCがブッ飛んでも嫌なので今日は終始20W。SSBならフルパワーでも問題なし。

しかし、事前に聞いていた場所と違ったらしく、運用場所を間違えた。ここでは、ホイップが限界。タイヤベースの長竿はいざという時に動かせないので、相当な冷や汗。いざとなったら一旦、アンテナ外して、キャリアに乗せて「ぶぅぅぅ~~」っていうようなロケ。後で聞いたらもう少し上にいい場所があるらしく、、、。う~~ん。ホイップにプリアンプってどうだろう。もはや直下もクソもない気がするが、、、。意外とバカにならない設備だなぁ。ラインナップとしていいかもしれない。

2013年12月22日日曜日

惨敗。

昨日、ポイントを見つけたので、吉見町の八丁湖サイドで演習を行ってみた。しかし、一体、今日はどうしたのだろう。430MHzは火が消えたような静かさ。ここのロケも悪い。富士山や秩父連山が見える、南西側が、八丁湖のある丘陵でブロックされており、凹地のような場所である。駐車場も、思ったより地上高はない。堤防より低いかなぁ。浅間や赤城も見えず、「使える山」は男体山と筑波山。アンテナに対し遠すぎるようで、突き抜けて回折してしまうようである。結果1エリアに落ちる波が非常に細い。SSBもやってみたが、7にはオーバーエリアしないし、かといって1に落ちる波が細すぎる。

モービル局が「凄いキレるねぇ」とレポートを送ってきたが、59+で振るゾーンと、全く振らないゾーンが激しいようである。つまり、山岳で反射していないメイン波成分が強いという事である。

これではホイップの方が良い。しかしながら、組み上げてしまうと、そこからホイップに移行するのは何故か悔しい。呼び込みに回って、数局。ビームが合えば、ノンプリでも、ドン!と59+振れると思ったら、ビームを少し触ると落ちる。ダメだ。吉見とは相性が悪い、、、。


2013年12月21日土曜日

ニュー・グリーンピア津南

今日は子供を連れて「ニュー・」グリ-ンピア津南へ。「ニュー」とつくのがポイントで、小泉内閣の時のグリーンピア再編の時に一旦、廃止される形で、経営体制が変わったようである。スキー場としての面白さはイマイチといった所であるが、何せ、問題になったバブル期をもってしても更に過剰を行くようなオーバースペックな設備が売りである。どちらかというと、滞在型リゾートですね。しかも笑えるほど安い。

まぁ~~シーズン入りの口という事はあるが、ちょっとした町営施設の入りといった感じの台数だろうか。廃止されていったグリーンピアの中でも、存続の要望が強かった施設だけあって「それなり」の需要があるようだ。施設の中は更に笑ってしまうような状況。温泉に入ったのであるが、500円にしては超オーバースペック。そして、いったい、いつ辿りつのだろうという長い経路を経て、フロントより7Fの大浴場へたどり着く。そして、浴場には自分と息子の他1名。その人が出ると貸切、、、。死語であるが「おぼっちゃまくん」の世界である。泊まりプランも、日中のお部屋プランも非常にお安い。何せ、どうみても「持て余している」。う~~ん、まぁ、大人500円。子供300円。風呂入って、飯食ってスノーパークで遊んで、駐車場はもちろんタダ。部屋を借りるまでもないかな。

軽食堂もご覧のとおり、豪華な内装に対して、ガラガラ。ただ、味の方は、、、値段に対し、「ゲレ食」

あとは、鉄道写真のロケハンと、無線のロケハンも行ってきた。無線の方は、十日町市エリアに430MHzの1エリアへのパスを見つけた。ただ、峠の上ですでに根雪が深く、夏なら絶好の展望路側帯なのだが、除雪がされていない。しかしながら、若干、広くなっているので、アンテナ展開できる場所ではあるものの、エスケープゾーン的な場所で、そこに八木を上げるのは、安全上、QRVには難がある、、。雪が解けないとダメだな。

ホイップとFT817しかなかったのでは1エリアの様子が分からず、バンドが開かなかった。ワッチ状況から、パスはあるようであるが、ホイップでは空きチャンネルが分からない。5WでSSB発報してみたが、NG。

帰宅後、シミュレートしてみたが、やはり、狙いどうり、細いながら、埼玉から東京を抜け、房総に至るパスがバッチリとある。しかも谷川岳反射のバックゲインも長岡、上越、果ては能登半島までと、高い。ただ、21エレとプリがないと駄目だな。パワーも入れた方が良いようで、発動発電機も必要。シミュレート上では相手方がGPでも55くらいで、取れるはずである。う~~ん、これは雪が溶けるのが楽しみだ。



2013年12月20日金曜日

マイクブーム

どうも卓上スタンドがデスクを専有していて、邪魔で、どうにかならないかなぁと思ってブーム式のスタンドを探していたら、見つけました。このテのスタンドって結構高いのであるが、「アマゾンの安っいスタンド」。う~~ん。インプレどうりチープ感はあるけど「無線用だから」、「イチキュッパだから」。で済んでしまうレベルであろうか。

ショックマウントにマウントされた、コンデンサーマイクがブラ下がっていると迫力がありそうだが、現在は、指向性が強くキレの良い、手持ち式ダイナミック。

でも、こんな風に、机のセンターに座らない時も、急に位置を変えたい時も、フレキシブルに動くのでこれは手持ち型ダイナミックの技かなぁ。卓上スタンドよりいいかもしれない。



無線しない時はこのようにハネ上げてしまう。ハネ上げ動作もスプリングが入っていて、非常にスムーズ。





2013年12月19日木曜日

スーパーハイゼット

今日は雨降り正月。午前中のコマーシャルもそこそこに、シャックの片付けを行っていると、モニターに怪しい軽トラが映った。出て行ってみるとアホ社長殿の軽トラだ、、、しかし、、、、まぁ、、、、

見る人が見れば何屋の軽トラか分かるが、RSワタナベのホイール(ブラックレーシングではないのがミソ)にタイヤが出てしまったということで、後付けオーバーフェンダー、、、。何げにエンブレムが外され、再塗装で綺麗にされたバンパーがいい色をしている。

このアングルで何屋か分かるなぁwww。フェンダーは加工してつけたというけど、上手くハマっている。群馬界隈に出てきそうな仕様であるが。

スパルタンなコックピット。う~ん去年の今頃なら、色々パーツがあったのであるが、全部処分して無線機に化けたからなぁ。タコメーターと、FRPのフルバケが欲しいと言っていたが、フルバケは確かに去年まであった。でも、乗り降りが大変すぎて、仕事で使えないのでは、、。すげぇ~中古が安い、昔欲しかった中古が安いの連呼。キャブ車はリミッターがないので、8000rpm以上回ってる音がするというのであるが、うちのキャリイはリミッターがあってしまうので、フケが悪いのであるが、、、。年配の方がマッタリと乗る車体が多い軽トラだが、これは、普段から「ブン回して乗っている」のでエンジンも快調のようだ。








2013年12月16日月曜日

今月のQSLカード

アクティビティの問題と、上手く撮れるか否か、カードに使えるか否かのせめぎ合いが続く、月替わりホームカード。このシリーズは基本的に常置場所における交信において、発行してます。移動した場合、移動先の様子を撮したカードとなる場合が多いのですが、写真を撮れなかった場合等はホームカードになります。同じ月に異なるカード発行スケジュールとなる交信が発生すると、過去のカードが出てきます。




2013年12月15日日曜日

インターフェア&誘導雷対応型電力供給器。

年末年始の忙しい季節になり。土曜日はテツ仲間と東京で忘年会。最近、テツねたに著しく乏しいので、東京の鉄道風景を収めてアップしようと思って、「念を入れて」、充電したのはいいが、カメラも、ケータイも忘れるという大失態を犯してしまった。何しろ、写真を撮る手段が全くなく、連絡手段、更には、電車に乗る手段「モバイルスイカ」もないのには参った。駅についていちいち家に戻るにはもったいない時間だったので、カード型スイカで東京行き。せっかく行ったので、秋葉原で、電材を色々仕入れてきた。

インターフェア&誘導雷防止対応電力供給器。何処から何処までが無線機なんですか?と言われると微妙なのであるが、まぁ、ここにVVFケーブルで直に電源を入れるには要資格だろうか。まぁ、自作が許されるアマチュア機器としては、この装置自体は無線機の一部であろう。

まぁ、何てことない装置なのであるが、結構作るのは面倒である。

さて、肝心な構造であるが、中央よりシンメトリーな構造になっているが、100V系と200V系を持っており、現在100V系のみ稼働。まずはナイフスイッチに入る。よく「雷の時はプラグを抜きましょう」と言われるが、なかなか抜けないものである。かといって、タコ足タップの待機電力スイッチやNFBを落としたくらいでは、食らってしまう事が多い。そこで、ナイフスイッチで、「ガツン」と誘導雷を遮断してやる。それに加えてNFBを落とせば、まぁ、大丈夫だと思われる。直撃雷は諦めであるが。

続いて、コモンモードや外来ノイズを遮断するゾーン。う~~んどれくらいの容量なのだろうか、正体不明のドーナツフェライトに、キャンセル巻とW1JR巻。それに加えて、リグ直近には、今まで使っていた、パッチンコアタイプのフェライトに2周巻を並列片側3×2=6が入っているので、まぁ、電源側への回り込み対策は限界級まで来ている。200W送信すると、勢いよくジリジリ音をたてていたパッチンコアの音が小さくなたので、いくぶんか、役割分担されたようである。

200V系は、リニアを焚くと電圧降下で蛍光灯がチラつく現象が起こっているので、事業所の方に入ってる単相200V系からいただいて来る事にする。FT-2000も200Vにしてもいいのであるが、非常時には、発動発電機で最大100W(固定局)動作させたいので、ベアフットは家庭用ACから取る構造のままとした。200Vは今度電気屋が来たときに入力してもらう事にする。




2013年12月13日金曜日

FT-2000帰還

FT-20000が修理から帰ってきた。古いリグのようにSメーターが固まる症状。Sメーター交換。高い部品だと言われるが本体は3950円工賃1万円。(保証修理だが)。きっと周辺回路が面倒なのだろう。もう、このクラスのマシンにアナログメーターが載せられる事はないだろう。バン!と振れたり、ユルユルと動くアナログメーター。デジタル指示のアナログ「風」にはない「味」があるんだけど、やっぱり機械機構だから、、、。




暗視カメラ


少しづつ、ビームアンテナ用のパーツを揃えているのであるが、最大の山はローテーターかな、、、。最近ローカルで流行っているのが、マストにつける、カメラ。う~~ん。先行して買ってみた。今では売っていないようであるが40mの延長コードも購入。とりあえず、QSO中の話題として、シャックからWXや外の様子を確認できる位置に仮固定してみた。モニターは泣く子も黙る、お役御免になってしまった、アナログの液晶テレビがあったので外部入力端子を使って、使用。リモコン付きで便利。

夜間の映像。暗くなると自動で赤外線モードになるようで、赤外線LEDもついている。でも、この高さではLEDの発光による暗視能力は、ほとんど意味がないかなぁ、アンテナマストにつければ、アンテナは光ると思う。ただ、遠方でも、光る物や、自動車等、光や熱が出ている部分はハッキリ映るので、夜間のローテート作業で、目標位置を定めるにはいいかもしれない。まぁ、もっとも、指示板とSメーターで方向を定めるのが王道であるが、実際にビジュアル的に山を狙うのには好いかもしれない。安いので本当の防犯や来客監視用に、切替器つけて、2台、3台、持っていてもいいなぁ、、、。

しかし、参ったのが40mのケーブル。インターホンの長い映像ケーブルはヤバいと言われているが、40mというだけあって、バッチリ7MHzの電波が乗ってしまう。まだタワーが建っていないので、15mくらいだけ使って、残りは、ベランダに巻いたまま置いてあるのであるが、それも悪いのかなぁ。7MHzを出すと、バン!とブラックアウト。エレメントから数メートルの至近なので、仕方ないが、、、。怖いなぁ、、、今のところ、よそ様の家のモニターに影響はないようであるが、モロにカブるのは参った。完全に同調している。近接する10MHzも駄目。リニアアンプの真上に乗っているのであるが、ダミーロードではノイズの欠片も見えないので、本体スプリアスの問題ではないようで、実際に出ている波がジャスト同調しているようである。出力を下げても駄目。7MHzと10MHz以外は大丈夫なようである。

2013年12月10日火曜日

今日のA33運用

ゼロロクが入るたびに、村長殿から連絡が来るが、東北線へ遠征すればチャンスう多いよ?、と言われるが、最近、思うのは高崎線に入線した希少な記録を追い続けようかと。いくら自営業とはいえ、コマーシャル抜け出して行くので、30分の時間が得られるこの当りが限界という話もありますよ。
α77+AF HISPEED アポテレ 80-200 140mm(210mm/35mm換算)
8099レ 高崎線 吹上-行田 14:22

まぁ、何しろ上りはもう無理なので下りをフキギョウで一本のみ。なんだろう、寒くなたからかなぁ、日に日にタンクが長くなっていく気がする。今日は青、緑混結。このポイント、広角でバ~~ンと空を入れて撮るパターンが多かったけど、くどくなってきたから、今日は久々に200mmの白レンズ。う~~ん足元が煩いかな。桜の木も微妙な。




2013年12月9日月曜日

ノートPC復活

昨日のHAMLOGが落ちる事件。結局、原因は不明だが、10年前の東芝のE8-520というノートPCにSP3を入れていたのも問題だったようだ。Win7と同じ2GBのメモリがないとサクサク動かないようである。結果老朽化したHDDに負荷をかけ、クラッシュしやすくなっていた所に無線LANカードが混変調を受け停止してデバイスエラーとなって、Winごと止まる事が頻発し、最終的にHDDのクラスタを痛めたようだ、とりあえずPCをHAMLOG専用としてSPのバージョンを無理に上げない事にした。何しろメモリーは1GBまでしか積めないので、セキュリティは別の方法で検討した。

HDD交換や、メモリー交換は簡単だった、蓋を大掛かりに外すことなく、HDDはCD-ROMユニットを抜くと出てくる。メモリーは専用スロットを開けるだけ。もうIDEの2.5インチもサプライが微妙であろう。メモリも同じ。容量あたりの単価が面白くないが、店員氏も「その使い方なら下手な中古より新品HDDとメモリの方が費用対効果がいいですよ」との言葉に、HDDを新品の80GBのものに交換して、メモリも256に512を足して768MB。特にMS系の、余計な事をしなければ、サクサク動いている。もう無線LANをつけたりとか、余計な事しない。ノーマルで、HAMLOG専用!

元々駆動時間は少ないPCだったけどHDDが10年もっただけ良かったのか。一番問題な駆動系のHDDをリフレッシュしたので、HAMLOG専用なら、あと5年は動いてもらわないと、、、。



2013年12月8日日曜日

430MHzの深み

懲りずに、21エレ×2のテスト。今日はローカル局と一緒に羽生のスカイスポーツ公園で行った。元ネタは同じダイヤモンドの「安っい10エレ」23エレシングルと21エレスタック。MMANAでの予測値は小生のスタックが24dbi程度。ローカル局の23エレシングルが21dbi程度となっている。仕様が微妙に違うのであるが。予測値と実利得の違いは3~4dbiマイナスであると思われる。

今日はSSBで出てみた。ローカル局と仕様を合わせて10W送信。う~~ん。こいつでSSBをやるのは初めて。そこそこSSBでできた。

性能の方は、ほぼ同じSにして1コ分くらい違うかなという感じ。まぁdbに変えて3dbという、スタック利得だと思われる。あとは、プリが入ってる分。プリONにすると、耳の良さは抜群。ただ、混信に弱い。キレが良すぎて、どうしてもモービルかぶりを受けてしまう。

ローカル局がおもむろに小生のアンテナを富士山方向に回し。2エリア方面を指差す。

「45W!!」

ええ!FMですか。まぁ、、、このリグ、SSBはパワー低いし。ハイパワー試験かぁ、、、

プリを入れ、入念にチェック。ローパワー。そしてハイパワーチェック。、、、感なし。チャンネルは空いている。そしてメインで声を出し、サブでCQを出した途端、、、HAMLOGを使っていたPCが突然ブルーバックに。(帰宅後調べたらHDDクラッシュしたようだ。ご臨終。)データは無事だった。そういう時に限って、ガァァッ!と呼ばれる声。マズい。急遽紙ログに変えるが、相当な冷や汗である。プリを入れて周波数チェックを行ったのであるが、各地から、呼ぶ声にカブリを受けた隠れていたモービルがパワーを上げたみたいで、コールバックが、激しい混信。難しい、、、、。オーバーエリアせず。

混信で7N2とJN2を取り違えてるあたり、DXerには明らかにDX狙いと分かるらしく、、、
「あ~~~いけそうな気がしたんだけどなぁ、ウチも2から来たと思ったんだけど、ただ、ちょっとカブってきてたなぁ、、、」
との弁。FMの伝播実験に誘われました、、、

その後、GPでのローカル局に声をかけられたのだが、、、
「カブりもQSO相手も聞こえないよ」
との弁。やはり、、、この八木効いている。

徐々に、完全なモービルかぶりになってしまったので、富士山方向は諦めて、ローカル局が浅間ビームをやってみようと言うので。10Wに落として浅間ビームを行っていた。凄い。皆野で移動終えて下山で歩いている局が9で触れてくる。下山するにしたがってだんだんとSは下がってくるが、終始交信できた。

すると

「チャンネルチェック?」

ん?

「CQ~~CQ~~こちらは大島町」

PRT「××さん、カブりだしたよ。」

ローカル「大島町ってどこだ?」

PRT「大島町?」

ローカル「伊豆大島かな。」

だってビームは浅間ビーム。まさかの反射波だ。こっちのビームが逆の出力の弱いQSOは取れないんだろう。

ローカル「メインバックするって言ってるなぁ」

PRT「・・・・・・。」

「CQ~~~CQ~~~~~コチラハ東京都、伊豆大島、大島町より、、、」

各局「ジェイ×○●※■△ロット○●※■△キュルキュルキュル、、、コーリングユー」

PRT「ウワ!もろカブリ、しかもパイルだ」

ローカル「あのタイミングで、使ってますって言ってから、周波数譲れば、よかったな。」

やってみようか、、、

ウチらの10Wのショッパい交信が乗っ取られてしまったのはしょうがないと思い、ここは何が何でも交信してやろうという事に。

何しろ強烈パイル。落ち着けば、交信できるんだろうが、暗くなったので、早く、撤収したいので、45W炊いて交信してみる事に。

各局「ジェイ×○●※■△ロット○●※■△キュルキュルキュル、、、コーリングユー」

「ウィスキー、ホテルだったかな?」

あ、、、ダメだ。

う~~んQSOの内容からして、15×2、35Wらしい。それで、21エレ×2でSメーターが微妙に動くくらい。トリオ、ケンウッドに必須の耳Sで55といった所か、プリ込み59。オーバー。どうも、神奈川あたりの通常局が強い。北関東界隈はビッグガンでないと取れていないようだ。やはりQRVを終えようとしていた赤城山の山岳局の呼ぶ声も。

FMパイルは潰し合い。SSBと違って最強の局のみが聞こえ、弱い局は全く聞こえない。タイミングをズラしてみると、コールバックが早い。これはホントに最強の局しか取られない、潰し合いだな。とにかく、神奈川あたりのFM波を破らないと交信できない。復活したHAMLOGで見る限り、交信した事ある局だから、、、多分サフィックスだけでも聞こええれば何とかなりそうだ。

「JH1PRT」ブツッ。

各局「ジェイ×○●※■△ロット○●※■△キュルキュルキュル、、、コーリングユー」

「バンッ!」

あ”またPCがブルーバック(混変調なのかなぁ)、10W機しか持ってきていない、ローカル局は諦めてアンテナを下ろし出した。

PRT「帰ります?」

「いやいや、当局、大島は、やってるんで、パイルが落ち着けば、交信できますよ、とりあず破ってくださいよ」

呼ぶこと5回くらいか

「JH1PRT/1××さんコンニチワ。9月以来ですね」

レポートはHis59MY57。プリ込みだが、やっぱり耳がいい。ガッツリ59振れている。対して、送りが弱いのかなぁ。北関東あたりの他のビッグガンっぽい信号も59で受けてRS57くらいで帰ってきていたから、まぁ、妥当な所なのだと思う。


う~~ん。オーバーエリアせず。SSB出力は弱いからなぁ。ローカルDXer局曰く、「430SSBは半分情報戦みたいな所があるからねぇ、お互い出てるのが分かっててQSOする部分が」、「あ、、、あと、プリから先、整合器までは1λ×同軸短縮率ですヨ。。。」、、、ゲ、、、、知らない。先般、OMさんからいただいたNコネ仕様の足の長い整合器があるので、付け替えるかなぁ、、、にしても、Nコネ高いよ、、、(涙)


等等、う~~~~ん。深い。430MHzは初心者のニューカマーバンドでもあり、最も難しいバンドでもある。

20エレを超えて、プリと50Wに近い出力を得た段階で、430の泥沼に足を取られつつあるのではと、、、。



2013年12月7日土曜日

今日の釣果坊主。

昨日はゼロロクを撮り損ねた。何しろ最近は430MHzに手を焼いている。色々な趣味のカブリは無理である。ワイヤー張ってスイッチポンというのは大げさであるが、HFに出るのは楽である。対して、長距離を狙おうとして、430MHzの20エレ級のスタックビームを上げるのは手間がかかる。



今日は2エリアを狙おうと、仕事が一息ついた午後に出てみた。今日はいつもの試射場ではなく、堤防上。「鴻巣」ではなく「比企郡吉見町」で釣ろうと通常の土手の砂利道の広くなった所でQRV。しかし、曜日を間違えた。土曜はモービルが多い上に一般交信が重なる。夜になればガクン!と落ち着くのが土曜の特徴だが、場所の設定を間違えた。しかし日曜は冬型の気圧配置のようで、強い季節風が吹きそうで、耐風性能に問題があるのでやむを得ず土曜。

しかし、堤防で暗くなるまで居るのは嫌である。いつものスーパーアリーナは、照明もあるし、トイレも自販機もある。なにせ、足場が広い。ここはまず、どうやっても、水平が出ない。マストは完全にナナメ。富士山方向に向けて、水平を出し仰角を付けているので、反対方向の男体山に向けると「サテライトをやるのですか?」みたいな空を、向いた角度になるし、東京方面や群馬方面に向けると、傾いたアンテナとなり、偏波面が斜めになる。マストを垂直に保つには、ベアリングと誘引線が必要かなぁ、まぁ関東の定番、富士山方向で固定ビーム。

しかし、今度は、空きチャンネルがない。直下プリを入れなければ、聞こえないのであるが、設備的に聞こえる周波数にチェックを入れるのはモラル的にどうかと。SSBの方に空きチャンネルを発見。SSBでCQを出してみる。しかし、SSB帯の空きチャンネルという概念がおかしい。もう、今日は違法モービルの宝庫で、違法モービルは無線機の設定どうりのFMの20KHzステップで居るので、本来はSSB帯には無いはずの「チャンネル概念」がある。

で、富士山に向かって、フルパワーでCQを連呼。駄目である。コールバックなし。タイミング悪いなぁ。やっぱり家にスイッチポンで出られる、大型ビームアンテナ欲しい。(厳密には有るのだがまだレストアが、、、ホント手が掛かる)

普段は取れない弱い局を呼ぼうと思っても、微弱波はモービルからは混信なしととられるので、「ホイップで混信せぬ所にはモービル有り」、江戸川区とか普段難しい所のQRVがあって耳がいいので、明瞭に取れたのに、モービルが、ガン被り。45Wで発報すれば、相手には聞こえるが、モービルには明らかな混信。違法局なら被せるか否か考える所だが、コールサインを送出している正規局なので、発報すれば、こちらがマナー違反。

う~~~んうまくいかない。今日は坊主。こんな日は暗くなる前にささっと撤収して帰ろう。

ところで、最近気になったのがバッテリーの能力低下。24VでDC-DCをかけて安定した13.8Vを得ているのであるが、暖かい季節は27Vくらいあった所。ここの所、充電の所定電圧である25.5Vくらいしかない。実容量も低下しているようである。以前はHFが多かったので、意外に長時間持ったが、430MHzはFMで発報する上にTS-790が馬鹿食いするのでバッテリーを食う。加えてPCも使うので、バッテリーの容量低下は困りもの。半分近くまで落ちているのではないかなぁ。

ネットで調べたら、どうも、気温が25度くらいがバッテリーに良いようで、仕組みはよく分からないのであるが、好条件下では27Vくらいまで充電するようである。しかし、寒い所、特に夜間充電すると、25.5Vチョッキリで停止してしまう。そこで、元箱のダンボールに入れて、ボロ毛布を巻いてみた。この条件で、日中充電すると、夜間停止した位置からさらに4時間以上充電が続く。初期、電圧も26.5Vとまずまず。途中で止めたので、満充電なら27Vくらいいくだろう。運用時は毛布は使わないが、元箱に入れたまま、室内は暖房。冬場はバッテリーの保温が大事である。

決定打は発動発電機であるが、持ってるのがコレだからなぁ。震災の時は便利だったが、爆音を出すこれを回せる所は少ない。今日はオープンな場所であったから可能だったが、アテもない運用だし、何しろモービルに積もうにも、腰が抜けそうな位、重い、デカい、挙句に臭い。しかも手持ちの安定化電源は30Aのトランス型である。パイプフレームのダイナモ型の発動発電機にコンデンサーを使ったトランス型安定化電源、ノイズに強そうだし安定化電源が他にあれば50W局を3局くらいまかなえそうで、ある意味最強であるが。やはりモラル的に問題が。







2013年12月5日木曜日

GRA-720

ここの所、極端に鉄分が少なくというか、430MHzにやられてますね。HFにも出てません、小生の開局バンドでもあるので、思い入れがあるのか、納得のいく移動運用セットを作り上げるまで、日夜調整が、、、。

で、ほぼ、最終段階に入った。直下プリアンプを導入。今やプリアンプを作っている会社が極端に少なく、埼玉に居れば、川越無線がメジャーかな。まぁ、川越のプリは家のビームを上げた時に使うとして、移動用は中古を物色。昔よほど出たのか、中古でゴロゴロ出ているアンテンのGRA720をオークションで、手に入れた。アンテンはNEC系の子会社で、親会社関連に吸収されたらしいが、現在は一切ノーサーポートという厳しさ。なんともお寒い。ただ、他社製品ながら川越無線で修理してくれるらしい。(川越の製品は受注生産のオールハンドメイドJA製なので他社製品も、リメイクっぽく修理してくれるものと思われる)

届いた、GRA-720相当日焼けしている以外は綺麗なのではないだろうか。試験運用していたとの事なので、使用可能レベルまで、掃除してあるものと思われる。メーカーが一切ノーサポートなので、ネットの情報と、微かにみえるラベルが、頼り。矢印はアンテナからの受信経路。送信ではないので注意。

右から、リグからの入出力(N型)、DC12Vの電源供給(F型)、強制スタンバイ(F型)、アンテナへの入出力(N型)となっている。

電源はFコネの芯線にDC12Vを印加してやる。「カコン」とリレーが働けば、動作した証拠である。筐体がマイナスアースなので、Fコネの外側線に電源ラインのマイナスを取っている。強制スタンバイはFコネの中央線にリグの送信でグラウンドに落ちる線を接続する。プリがキャリコン付きでリニアは使わないのでディレイはつけていない。ちなみに強制スタンバイを接続しなくても、キャリコン動作を確認した。キャリアのないはずのSSBでも動作するようだ。耐入力が不明なので、強制スタンバイで使う。

製作した、プリ側のハーネス。Fコネが2本。赤黒の方が電源、白が強制スタンバイ。前述のとおり、赤と白が芯線。黒が外側の筐体アースに接続である。ケーブルはホームセンターの電材コーナににあった3線のケーブルを使用。接詮がF型でヤワそうなので、移動の度に毎回抜き差ししたくないので、Fコネはムチルテープでグルグル巻にして。途中に3線のコネクター入れようかな。

5000円くらいでコントローラーも出ているようなのであるが、コントロールBOXは自作。1000円ほど。プリに電源が供給されるとグリーンのLEDが点灯する。強制スタンバイはTS-790のDIN7Pの430送信(EXT CONTの#1)に接続。FT-817用も作ろうかな、、、。

本来移動用なのであるが、常置場所のGPアンテナのラインでチェック。注意しなければならないのは回り込んでしまうので、GPのようなマルチバンドアンテナの場合、デュプレクサー等は使えない。当局もGPにトリプルレクサーが入っていたので切り離して、430MHz専用で試験。

試験の様子はこちら








2013年12月3日火曜日

FT-2000入院

FT-2000が入院した。買って半年なので保証修理(DXと名はつかないけど、YAESUのDX系機種に該当するので、登録すると3年保証)。

いや、前から調子は悪かったのであるが、Sメーターが振らなくなる症状。ヘッドフォンからは受信音が耳SでS9以上の音で振っているのに、メーターはS0を差したまま。昔のリグなら、Sメーターをコンコンと叩くと動いたりするのであるが、まだまだ新品のリグである。そもそも、叩いても戻らないし。送信後の受信で起こる事が多いようなので、受信に移っても、Sメーターが戻らない場合はSSBなら、送信スイッチを、コンコンと、2、3、回送信してやると。戻る。CWやFMではキャリアが出てしまうので、そういう訳にはいかないので、音が出ていれば放置。しかし、使っている受信機を修理に出すというのは面倒である。

でも、ここの所430にかかりっきりで、なかなかHFに出てないし、コンディションもイマイチなので、思い切って修理に出してしまった。今出しておけば、直ろうと直らまいと(直ってもらわないと困るのだが)年内には一度返却されるようで。年明けにはサブ機のIC-706が修理に入るので、その前に直しておかなければならない。


メイン機のFT-2000が消えたシャック。移動用のIC-706が仮登板しているが、やはり、無意な価格の差はない。移動の時は「しょうがない」と諦めていても、自宅で使ってみると、受信の非力さは否めない。必然と430の運用が多くなってしまう。まぁ、、現在は、430を強化しなければならないウェーブであるので、。

2013年12月1日日曜日

21エレ×2最終調整

夜間のテスト運用が多かったため、日中に全貌を現した写真は初めてであろうか。カメラの広角いっぱいで撮ったら、思いっきりポールもアンテナも歪んで映ってしまった。実際は垂直、アンテナも歪みのない状態である。ポールもグラスファイバーの50φのゴン太柱になっている。これは25エレアンテナと一緒にOMさんに頂いたもので、踏みたてポールをめいいっぱい緩めて丁度である。ポールの歪みもなくなって非常にFBになった。ただ、分割のできない4Mものなので、キャリアに乗せて移動するしかない。

今日はひたすら、弱い信号をみつけて呼び込み&強い局はFT817のミニマムパワー500mWでQRPPで送信してみた。う~~ん。まずもって、ウチのHOMEのGPとは異次元の耳、飛びをしている。平地から500mW出して59貰えたりすると、とりあえずOKかなと。

夜間はSSBによる1-3と5-1-7のスケジュールを聞いてみた。まさか「3エリアなんて聞こえないだろう」と思ったが、

「聞こえる、、、聞こえる、、、」

3エリア。1エリアのチェックイン音のバックで3エリアでチェックインしている音が聞こえる。そして交信が始まると各局ビームを1エリアに合わせてきたので、より鮮明に聞こえてきた。キー局がTS-790の針が僅かに振る。通常のリグでは53~55といった所であろうか。3エリアのビッグガンと同調していれば、ノンプリでも、コールサインや会話もしっかり取れるようである。1-3の直後というか半ば並行して5-17が始まったが、5エリアは流石に厳しい。誰か居るのは感じるが、音声として復調されてこない。もっとも、ビッグガンの各局も「取れない」とビームを微調整しても難しかったようで。

いかんせんTS-790は針が振れなくても聞こえているゾーンが広いので困るが、遠くは神戸の局の信号が取れたようである。直下プリがあるか2列2段なら5も聞こえる可能性がある。参加はしていないので、送信がうまくいくかは不明。もっともTS-790はSSBは出力が落ちる。

アンテナ振り角の調整は非常にシビアである。5度くらいの振り角で変化してしまう。ローテーターも停止精度が厳しいと思われる。富士山の右側、南アルプスの山岳回折で3エリア各局が取れるようである。対して、5エリアは富士山方向かやや南に向けると、かすかに存在を感じる。タイミングによっては音声っぽいのも聞こえるのであるが、もう一息といった感じ。実用上、2エリアがめいいっぱいかな。1-2スケジュールは朝のようで、アンテナを組んで上げないといけない移動局は厳しい。やっぱり、HOMEに20エレ級が欲しい。来週はQSOの現実味のある2エリアを聞いてみたいなぁ。


う~~ん。まぁ、ご覧の通り、毒々しい改造21エレアンテナ。完成したようである。





秩父郡長瀞町移動。

お手軽改造。21エレ×2を作ってから、各地で調整して来たが、昨日は秩父郡長瀞町で運用した。長瀞町は全域がすり鉢状の地形でロケが悪く、移動QRVも少ないのでテストにはもってこいである。しかも、宝登山に徒歩なりロープウェイで登って、ポータブル機を持っていき小エレメントの八木でQRPというのが定番であろうが。GoogleEarthでみるとロープウェイ駐車場下に、普段は無料で止められるっぽい公園を発見。

まぁ、往々にして、ネットで見るのと実際は違ったするのであるが、凄い狭い道を抜け、行ってみると、おお、ちゃんと、開けている。高さ的には、長瀞駅前の民家の屋根をクリアしている程度である。ちょうど、駅前民家の屋根に載せたルーフタワーといった高さである。実験にはもってこい。ただ、残念だったのは、房総半島に抜けるルートに邪魔があり、八木の角度で90度東方面と、鴻巣ダイレクトルートしか取れないようである。上の有料駐車場に崖っぷちで、東京、神奈川へのルートが取れる場所があるのであるが、そこでQRVして良いかどうかは別として、ここでは、真東ルートしかとれなかった。

今回はMMANAによる再調整はもとより。RadioMobileを使って割り出した、アンテナゲインと出力で、伝播範囲と想定RSレポートを事前に割り出しておいた。想定どうりに行けば、ほぼ動作しているという事である。

ビームは真東ビームである。直近の山に勢いよく上り、関東では有名な運用地の秩父高原牧場あたりから関東平野に飛び出すパターンである。事前のシミュレートでは55~56の成果が得られるようである。


実際はどうだったか、なお、ラインロスは割愛してある。受信はシミュレート以上である。相手が8dbiくらいのGPの場合、20W入れてもらって、受信が57くらいである。対して送りが54~55と弱い。ただ、受信局のラインロスが、8DFBケーブルで20mと、1.8dbくらいありそうなのと、また、こちらは、アンテナが湾曲してしまい、SWRが1.35付近まで悪化する現象が起きていた。素材がショボいので、注意せねばならない所だがSWRがガッツリと1.2以下に落ちていないと、送り込みが弱くなるようだ。まぁこちらの動作不良による送り込みロスととSWRロスも足して、イーブンかな?



正面ビームに加え、サイドに飛び出す前橋方面へ飛ぶ、群馬ビームが強かったようである。前橋方面、特に本庄で強かったらしく、各局、S9+を頂いている。

後は、土曜日だったので、モービル混信の問題。主ビームの東方面はこちらには聞こえない、モービル混信が入っていたとの事で、八木ではカットできるけど、GPではカブってしまっていたとの事。多分、群馬方向はモービルホイップでも取ってもらっているので、モービル混信はなかったのであろう。FMモードではそこの辺のカブりの問題が難しい。八木では交信できても、GPは駄目という現象がおこる。

う~~~~ん。結論。QRV前の調整はちゃんとしましょうという事か。材質がヤワなのが全ていけないのであるが、エレメントが曲がってないか、全体で、歪んでいないかチェックし、SWRがちゃんと落ちていればOKのようである。まぁ~このアンテナ、公称値21dbiとしておきましょうか。




2013年11月29日金曜日

RadioMobileで伝播解析

ここ数日、夜間、RadioMobileと格闘していた。使い方はかなり説明が面倒なのでRadioMobileでググってもらいたい。今までの移動運用の成功と失敗を、各種アンテナデータと運用地データを入力して解析してみたところ、かなり現実に近いデータを出してきた。

山岳への当て方や、ビームの幅などでも、飛びが全く違う。驚くのはFBなアンテナを使ってもダメな運用地もあれば、こんな場所が!という所も発見できたりする。

これは埼玉県秩父郡長瀞町のデータ、長瀞というのも結構QRVがない場所なのである。地図上で、完全な盆地地形で、高い山などがなく、せいぜい間瀬峠あたりか?とも思っていた。しかし、モービル移動のフレンド局と皆野から熊谷まで140号沿いを55程度であるが、完全QSOできたのである。これはと思って、、宝登山ロープウェイの駐車場をプロットしてみたらどうであろうか。




まずは何故か、モービルホイップでも結構な範囲に飛ぶ。そして21エレを使ってみると、

おおよそ、水色の部分がGPで取れる範囲である。青い部分は八木でないと厳しくなってくるが電波は輻射されている。赤、黄色、緑と出るのであるが、そこまで行くと59+まで振るゾーンである。流石に59ゾーンは少ないようであるが、広域にわたって55ちょいで届く範囲がある。それは23区を突き抜けて、房総半島に達している。秩父高原牧場からQRVする人が多いが、ちょうど、高原牧場を回折して飛んでいくようである。これは鴻巣までのルート

長瀞から発した電波を鴻巣で受けた場合の断面図であるが、直近に高い山があるものの恐らく、副ローブも含んだ輻射だと思うが、山を急角度で駆け上がり、回折している。逆方向もOKなようで双方S6というシミュレート結果である。これを八木に変えるとS9くらいまで振ってくる。GPで取れるのであれば、八木を併設している局はGPで第一声を聞いて、八木を回して来る可能性があり、より取りやすくなる。



これはこの前の東吾妻のデータ。赤城山で反射しているかと思ったら、主ビームは回折している成分がかなり強かった事になる。どうりで呼べど暮らせどなかなか応答がなかった訳である。サイドローブが埼玉方向に向いており、GPでS3八木でS7だったというのもうなづける。市原や入間との交信もしているのであるが、これはあくまで、相手がGPの場合のマッピングであるので、相手が27エレ級のスーパー八木と仮定すると水色のゾーンが一気に広がり、市原や入間とも交信できるようである。








クハ481修理から帰ってきた

火災事故をおこしたり、フレンドリーの具合が悪いクハ481であるが。KATOから帰ってきた。設計をしたKATOもかなり苦労した様子が伺える。どうもこの485系シリーズの先頭車はフレンドリーデコーダとの相性が悪く、特にクハ481は設計が悪いのか、他のシリーズのフレンドリーのように、それこそ「フレンドリー」にうまくは、いかなかった。

しかし、流石KATOさん。国内で購入した、正規品なら時間はかかるものの、対応が凄くいい。送料は行きも帰りもKATO持ちで、デコーダー修理と前回は致命傷じゃないからと、頼まなかったが、火災を起こした部分のパーツも交換されて、セッティングされて装着状態で、帰ってきた。テストして、OKかな。まぁ~今時、ここまで、保証修理で直してくれて、しかもデコーダも入れてくれたから。まぁ、、、何とかなったんだんべか。といった感じである。

さて、新潟レイアウト。引越ししないと。


2013年11月28日木曜日

25エレ×4

先週は夜間、21エレアンテナの調整と試験をコスモスアリーナにおいて頻繁に行っていた。すると、QSO中の話題から、OMさんから25エレ×4があるんだけど、もう使わないからって事で、譲って貰える話に。

譲ってもらったアンテナ。なるほど、確かに、もう使わないと思うwwww。これはかなり古いかな。15年前のものである。今はメーカーもないんじゃないのかな、DXアンテナの25エレである。当時は430ビッグウェーブの頃で430アンテナが最も充実していた頃である。ニューカマーの定番はマスプロのウェーブハンター。ワンランク上くらいのモデルがあって、4スタック×2とか今ではあまり見ないセット内容。このアンテナも取扱説明書の表紙は4スタック×2である。

取扱説明書。




夢ではあるが、4スタックはあまり見なくなった。DXer的な使い方では、クリエイトの27×2×2のパターンが多いようである。しかし、写真で見るだけで4パラ2段は迫力がある。いやいや、、、、スタックで十分。今のところ。

4本あるが、2本はローカル局と分けるので、実質スタックしか使わない。430しかやらないなら4本上げられるのであるが、同じマストにHFのトライバンダーを載せたいので、ルーフタワーではスタックが限界である。

ちょっと時代を感じるのは、給電マッチング部に同軸によるUバランを使用したマッチング回路が使われている。そして、マッチングセクションから出る給電コネクターが、「パリパリ!」といい音がする。

「あぁ、、、これはレストアしないとダメかな。」

給電は給電ボックスについているのではなくて、給電ボックスから伸びる同軸についている。そして、その先端はNコネなのであるが、保管が野外にあったのだろう。緑色に変色してご臨終の様相。

う~~ん。すぐに組み立ててQRVって訳にはいかなさそうなので、一旦、同軸部を直して、1本1本チェックですね。

2013年11月25日月曜日

吾妻郡東吾妻町移動


2013年11月23日。21エレの初の実戦配備。ロケの良いところから飛ぶのは当たり前。難しい所から出るというのが、我々の現在の目標。今回のターゲットは。東吾妻町である。地図で見ると、ここは吾妻川の谷間に開けた町で、電波の出口としては、吾妻川沿いに出して、赤城山を狙うか、旧吾妻町サイドで、榛名山の回折を狙うかである。

結局選んだのは、赤城反射。最初は旧吾妻郡の東村の役場付近、岩井洞反対側の河川敷を見てみたのであるが、どうもイマイチ。地図で見ると、南側の尾根の向こう側も東吾妻町という事で、キャンプ場もあるようなので、そちらに移動。すると、どうであろうか。移動中、突如赤城山が結構な高さから見えた。しかもラッキーな事に、広い路側帯である。写真を見る限り、な~んだロケいいじゃん、って感じに見えるが、赤城山との間は渋川市の北部であり、関東平野に向かってバックは榛名山が邪魔をしているので、一旦、北北東向きの、あの赤城山当てて、鋭角に南西に戻る感じで関東平野に電波が飛び出す感じである。ビームをこの写真ベースで見て車の真後ろに向けて、伊香保温泉上空を飛び、榛名の尾根を超えて、ダイレクトに関東平野に出すという回折っぽ飛翔する直接波ルートもあるが、アンテナのビームパターンが狭いので、赤城山に当てた方が広域に飛ぶようである。

もう16時になり夕闇迫るなか、暗くなる前になんとか、アンテナを設営。ここ、ロケはいいのであるが、坂道であり、水平が出ない。写真で見ても分かるとおり、垂直と思われる電柱に対してアンテナマストが斜めになっている。HFのアンテナなら全く気にしない部分であるが、430では問題。写真では随分曲がってるが、この後、一回、抜いて、移動して、なんとか水平にはならないものの赤城に対しては真っ直ぐ入る位置を見つけて、固定+若干振るくらいのビームとした。

周波数をワッチしてみる。ン!?少なくないか。今日は東京UHFコンテストがあり、昼間は空きチャンネルがないほどの盛況だったのにガラ~ンとしている。これはパスが開いてないのか、それともコンテスト疲れで人がいないのか。

ダイヤルを回すと、聞こえるのはモービルが数局。移動運用の帰りらしくラグチューである。熊谷あたりらしいが結構入ってくる。トラックモービルではないので、普段からMAX50Wは入れてないだろうから、確実にFBなパスはある。すると、鴻巣のローカルのフレンド局がモービルで話す声がガツンと入ってきた。すかさず、

「ブレイク~~!」

「えっエ!!!東吾妻!!!行っちゃったの?」

みたいな、

「出たPRTの変態行動」

みたいな感じのリアクション。恐らく20Wに8dbi程度のモービルホイップだと思われる、こちらの53くらいまで触れているらしい、こちらには55ちょいで来ている。ン!?相手にはもっと振れてもいいのに、なんでこっちの送りが弱いの?

(実は写真をよく見るとエラーに気づきます。位相が揃ってません。受信にはそれほどの影響はないようだが、ただ「送り」が問題。SWRは高いし、SWRロスと位相干渉ロスがデカい。ただ、パワーを入れれば、飛ぶので、、、これは後日、フレンドに聞いて分かった話でお恥ずかしい。位相ずれでQSOしてました。各局。申し訳ない。)

さて、実際の運用であるが、厳しいの一言。UHFコンテストが終わって、周波数が空いたのはいいが、今度はお客さんが居ない。結構、空振りCQを出しながらのQSOとなった。しかしながら、「分かる人には分かるポイントである」。固定局も聞こえないし、ロケの悪さから、移動QRVもない場所である。

「おおっ!東吾妻、出た!」

みたいなリアクションがある。感激のあまり、クラスターに上がった。


ただ、HFのクラスターショックとはちょっと違うかなぁ。重なって呼ばれるが、ずぅ~~と続く訳ではなく、すぐに飽和して終わってしまった。位相ずれでSWRが高く(とは知らなかったが)こちらも20Wに減力送信していたし、八木でないと取れなかったみたいだ。40W(ウチのTS790は実際は45W出る)突っ込むと、西東京方面まで飛ぶようで、後は27×4級の局はこちらが、20Wで出していてもFBなレポートをもらえた。耳の方が良い状態だったので、40W突っ込んでやれば、垂直系各局にもサービスできたかもしれない。ただ、発動発電機がないので、40WをFMで取り出すと、バッテリーが悲鳴を上げている。

う~~ん位相ずれ、、、勿体無い事をしたかな。それとUHFコンテストの後で、皆さん満足して電源をカットオフしてしまったようで。自分も仕事があったので夜のQRVになったが、昼だと山岳移動局もいて楽しかったかもしれない。

ワッチしいると

「赤城山ですか~QRPでもガツンと飛ぶでしょ。2.5Wでいいんじゃないの?」

みたいな会話。赤城山頂局と、どこかのQSOらしいが、同じ赤城山が見えていても、こちらは厳しい。ハイゲインなアンテナでないと、なかなか小さい信号は拾えない。ましては「送り」はイカレポンチなので、ある程度入れないといけないらしくて。

遠くは市原とできたが、こちらのアンテナがちゃんとしていれば、もっと色々な局に取ってもらえたかもしれない。赤城に当たって、伊勢崎あたりが一番ゲインが強かったようで、群馬各局には取ってもらった。逆に、高崎あたりは標高差と反射角からか、ローカルスキップしてしまっていて、結構厳しい。

鴻巣局が常置場所についたらしく、レポートをもらった、

「15エレの八木で57くらい振ってるかな。モービルで53くらいだったよ」

27×2×2局は、

「振り切れそうな勢いだね。みんな読んでくるよ~~」

結局、夜20時半まで運用してバッテリーが悲鳴を上げたのでQRT。う~ん。色々悔いが残った。また行きたい。



移動モービルの定番と言えば、昔は「デリカスターワゴン」「デリカスペースギア」ヘビーユーザーで「ハイエース、スーパーGL」。「カルディナ」は意外と使いづらいなぁと試行錯誤の上、一番良い方法を見つけた。後部をフルフラットにし、ちゃぶ台QSO方式にすると良いようだ。ちなみに、後ろのウィンドウから手を出すかドアを開けると、右後輪のタイヤベースで踏んでいる八木が振れる。難点はサンルーフ仕様なので背高が低くちゃぶ台式で座ると。悔しい高さで、頭があたる。う~ん。仕方ないよね。ただ、サンルーフ仕様は後端をチルトアップすると天井から同軸が出せるので便利である。


後は、今回はちゃぶ台式でデスクに余裕があったのでTS-790Sを持っていった。リニアをかます手間も要らないし、一回TS-790Sを使ってしまうとFT817+リニアには戻れなくなった。確かにデカいが、「気合を入れた」移動運用にはもって歩けないサイズではない。感度もFT-817で東京ハイパワーのインチキリニアをかました状態より感度はいいし、何しろ音質が良い。








2013年11月22日金曜日

21エレ×2完成。

シミュレートを繰り返して、再設計。とりあえず、実物の手直しが終わった。

前回の反省もふまえて手直しをした移動用、ロングアンテナ。このクラスのスタックが限界であろうと思われる。具体的には前後に横行バーを挿入し、スタック間隔をシミュレーターで具合のよかった1.5λに広げた。移動時にマストに差して、踏みたてポールに突っ込むのは「エイヤ!」という感じで、風が吹くと怖い。長さは限界っていう感じである。重心を適正化したら、あのインチキな塩化ビニルのマストでもしならないようである。いちおうアルミのインナーマスト作ろうかな。エレメントが曲がってるのはご愛嬌。この後。調整。この状態。後日、ローカルさんに見せたら、

「位相が逆じゃない?」

、、、、スタックのビームアンテナなんてFBなもの使った事ないインチキHAMだから。

確かにシミュレーターで見ても位相は揃ってる。クリエイトのアンテナが両方とも内側から給電してるので、それに倣って作ってみたのだが、「スタック売り」が基本のクリエイトと、に対してダイヤモンドは「シングル売り」なので、ユーザー側でどちらかに揃えないとダメなようで、後日。修正。おかしぃと思った、SWRが1.4くらい指すので、バツンと、1.1以下、反射が振れない所まで落ちた。どうりで耳が良くなったのに送りがイマイチだった訳だ。30Wくらいかけてやっと送りと受けがイーブン位になったので。いやぁ。位相でこんなに違うのか。耳もロスってたのかな。気づいたのが2日後の日曜日だから。東吾妻町は逆位相で飛ばしていた。

後日、交信した局に笑い話を話すと

「それ、意外とやるんだよね。上げちゃってから気づいても面倒でしょ。SWRが1.5以下なら波出しちゃうよ。」との事で、SWRが1.5以下だったのでファイナル負荷の50~70パーセントで、QSOしてしまった。

現在は位相もなおし、ちゃんと動作している。

ローカルフレンド局にQSO実績を話すと

「それ、凄いコストパフォーマンスだなぁ」

との事で、早速シングルを1基作ったとの事で。もう1局も作ると。

えぇ~~~~保証はしませんぜぇ。10えれがベースってのがミソで、安いアンテナはブーム長が短く、エレメント長を短くしていくのだが、FBなアンテナという類のアンテナはエレメント長は1エレメントごとに数ミリしか変わらないのにエレメント間隔はどんどん開いていく。ダイヤモンドの10エレは最後のエレメント3本が275mmと変わらない上に長いので、そこから、エレメントを数ミリづつ、短くして、エレメントを間隔は5mmづつ伸ばすという超~アバウト。

21エレでブーム長3.18mと、クリエイトより、80cmほど短いか。根元の10エレがコンパクトだし。その先ももっといい計算式があったかもしれない。それなんでルーフボックスに収まったが、その当たりで、ゲインが落ちているのであろう。

ただ、シミュレーター上で21.5dbiを出しているので、しばらく運用して、もう一度ダメ出しして。見るので、しばらくそれでいく。最終的にはオールアルミにしたいなぁ。


準備して積載しておいたので、コマーシャルが終了したら、出発。いちおう3分割構造になっているのであるが、ダイヤモンド製のラジエーター部との接続部が頑丈すぎて、取り外しが面倒なので、近場なのでキャリアに積載して移動(爆)


現地で展開。HF用の細いポール部から、誘引線を前後の横行バーに張って、素材がヤワな故の「しなり」を矯正した。重心バランスもOKなようで、マストがゆがむトラブルもなく、今日は回転も可能。(手モテーターですが)。
ちょうど良いレポート局がいた。横浜の局で、前回、自宅のGPで受けていた所、先方の受信が59、こちらの受信がプリ込で55であったのであるが、今回は、先方の受信は59+。こちらの受信もノンプリで59+である。プリを入れると振り切れてしまう。先方もちょうど良いビームを探ってくれみたいで、山岳反射での交信である。ちなみに定格出力20Wであるがバッテリーコードを忘れたため、自動車から給電したので、メーター読みでは15W送信である。

長駆移動する時は既製品はともかく、自作は部品を落としそうなので、ルーフボックス格納試験も行ってみた。問題なく、若干の余裕を持って、収納できた。2mのボックスである。ちなみにアンテナは展開すると3.2mほどあるようである。