2013年12月8日日曜日

430MHzの深み

懲りずに、21エレ×2のテスト。今日はローカル局と一緒に羽生のスカイスポーツ公園で行った。元ネタは同じダイヤモンドの「安っい10エレ」23エレシングルと21エレスタック。MMANAでの予測値は小生のスタックが24dbi程度。ローカル局の23エレシングルが21dbi程度となっている。仕様が微妙に違うのであるが。予測値と実利得の違いは3~4dbiマイナスであると思われる。

今日はSSBで出てみた。ローカル局と仕様を合わせて10W送信。う~~ん。こいつでSSBをやるのは初めて。そこそこSSBでできた。

性能の方は、ほぼ同じSにして1コ分くらい違うかなという感じ。まぁdbに変えて3dbという、スタック利得だと思われる。あとは、プリが入ってる分。プリONにすると、耳の良さは抜群。ただ、混信に弱い。キレが良すぎて、どうしてもモービルかぶりを受けてしまう。

ローカル局がおもむろに小生のアンテナを富士山方向に回し。2エリア方面を指差す。

「45W!!」

ええ!FMですか。まぁ、、、このリグ、SSBはパワー低いし。ハイパワー試験かぁ、、、

プリを入れ、入念にチェック。ローパワー。そしてハイパワーチェック。、、、感なし。チャンネルは空いている。そしてメインで声を出し、サブでCQを出した途端、、、HAMLOGを使っていたPCが突然ブルーバックに。(帰宅後調べたらHDDクラッシュしたようだ。ご臨終。)データは無事だった。そういう時に限って、ガァァッ!と呼ばれる声。マズい。急遽紙ログに変えるが、相当な冷や汗である。プリを入れて周波数チェックを行ったのであるが、各地から、呼ぶ声にカブリを受けた隠れていたモービルがパワーを上げたみたいで、コールバックが、激しい混信。難しい、、、、。オーバーエリアせず。

混信で7N2とJN2を取り違えてるあたり、DXerには明らかにDX狙いと分かるらしく、、、
「あ~~~いけそうな気がしたんだけどなぁ、ウチも2から来たと思ったんだけど、ただ、ちょっとカブってきてたなぁ、、、」
との弁。FMの伝播実験に誘われました、、、

その後、GPでのローカル局に声をかけられたのだが、、、
「カブりもQSO相手も聞こえないよ」
との弁。やはり、、、この八木効いている。

徐々に、完全なモービルかぶりになってしまったので、富士山方向は諦めて、ローカル局が浅間ビームをやってみようと言うので。10Wに落として浅間ビームを行っていた。凄い。皆野で移動終えて下山で歩いている局が9で触れてくる。下山するにしたがってだんだんとSは下がってくるが、終始交信できた。

すると

「チャンネルチェック?」

ん?

「CQ~~CQ~~こちらは大島町」

PRT「××さん、カブりだしたよ。」

ローカル「大島町ってどこだ?」

PRT「大島町?」

ローカル「伊豆大島かな。」

だってビームは浅間ビーム。まさかの反射波だ。こっちのビームが逆の出力の弱いQSOは取れないんだろう。

ローカル「メインバックするって言ってるなぁ」

PRT「・・・・・・。」

「CQ~~~CQ~~~~~コチラハ東京都、伊豆大島、大島町より、、、」

各局「ジェイ×○●※■△ロット○●※■△キュルキュルキュル、、、コーリングユー」

PRT「ウワ!もろカブリ、しかもパイルだ」

ローカル「あのタイミングで、使ってますって言ってから、周波数譲れば、よかったな。」

やってみようか、、、

ウチらの10Wのショッパい交信が乗っ取られてしまったのはしょうがないと思い、ここは何が何でも交信してやろうという事に。

何しろ強烈パイル。落ち着けば、交信できるんだろうが、暗くなったので、早く、撤収したいので、45W炊いて交信してみる事に。

各局「ジェイ×○●※■△ロット○●※■△キュルキュルキュル、、、コーリングユー」

「ウィスキー、ホテルだったかな?」

あ、、、ダメだ。

う~~んQSOの内容からして、15×2、35Wらしい。それで、21エレ×2でSメーターが微妙に動くくらい。トリオ、ケンウッドに必須の耳Sで55といった所か、プリ込み59。オーバー。どうも、神奈川あたりの通常局が強い。北関東界隈はビッグガンでないと取れていないようだ。やはりQRVを終えようとしていた赤城山の山岳局の呼ぶ声も。

FMパイルは潰し合い。SSBと違って最強の局のみが聞こえ、弱い局は全く聞こえない。タイミングをズラしてみると、コールバックが早い。これはホントに最強の局しか取られない、潰し合いだな。とにかく、神奈川あたりのFM波を破らないと交信できない。復活したHAMLOGで見る限り、交信した事ある局だから、、、多分サフィックスだけでも聞こええれば何とかなりそうだ。

「JH1PRT」ブツッ。

各局「ジェイ×○●※■△ロット○●※■△キュルキュルキュル、、、コーリングユー」

「バンッ!」

あ”またPCがブルーバック(混変調なのかなぁ)、10W機しか持ってきていない、ローカル局は諦めてアンテナを下ろし出した。

PRT「帰ります?」

「いやいや、当局、大島は、やってるんで、パイルが落ち着けば、交信できますよ、とりあず破ってくださいよ」

呼ぶこと5回くらいか

「JH1PRT/1××さんコンニチワ。9月以来ですね」

レポートはHis59MY57。プリ込みだが、やっぱり耳がいい。ガッツリ59振れている。対して、送りが弱いのかなぁ。北関東あたりの他のビッグガンっぽい信号も59で受けてRS57くらいで帰ってきていたから、まぁ、妥当な所なのだと思う。


う~~ん。オーバーエリアせず。SSB出力は弱いからなぁ。ローカルDXer局曰く、「430SSBは半分情報戦みたいな所があるからねぇ、お互い出てるのが分かっててQSOする部分が」、「あ、、、あと、プリから先、整合器までは1λ×同軸短縮率ですヨ。。。」、、、ゲ、、、、知らない。先般、OMさんからいただいたNコネ仕様の足の長い整合器があるので、付け替えるかなぁ、、、にしても、Nコネ高いよ、、、(涙)


等等、う~~~~ん。深い。430MHzは初心者のニューカマーバンドでもあり、最も難しいバンドでもある。

20エレを超えて、プリと50Wに近い出力を得た段階で、430の泥沼に足を取られつつあるのではと、、、。



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