さて、今回の写真ばかりで、長いスレッドの話題。学校の夏休みにはまだ早いのであるが、2ndを連れて、新潟へ、Shu*Kuraに乗りに行ってきた。
まず、これは、GWに夏男殿と信越本線の撮影行に行った時に、撮った写真なのであるが、海沿いを走るキハ40系Shu*Kura編成。原版を等倍に拡大して見ると、どうも車内の様子が楽しそうだったのである。後で調べたところ、1号車は「びゅう」商品として販売されており、イベントなどが行われているようである。
これは、いつか乗りに行きたいと思っていたのであるが、ちょうど、休みが取れそうだったので、ネット予約には間に合わなかったが、店頭では買えるようなので、日曜日の出発便の予約には、水曜日と直前であったが、熊谷駅の「びゅうプラザ」に行ってみた。
GWの撮影の項でも書いたが、十日町発の「越乃」、越後湯沢発の「ゆざわ」、新潟発の「柳都」、それぞれのShu*Kuraがあって、運転日によって違うのであるが、希望日の7月12日の日曜日は新潟発のようで「柳都」Shu*Kuraであるとこの事である。
そして、直前なので心配だった空席であるが、第一希望の北陸新幹線先回りコースは埋まっていたが、なんとか、上越新幹線先まわりの復路便に空席が見つかり予約ができた。(一般の指定席と違い、旅行商品なので、キャンセルなどに注意が必要)。GWに撮影した写真からも分かったのであるが、どうも人気のようで、直前になると結構埋まっているようである。ちなみにアテンダントによるサービスは付かないが、3号車は一般販売の、指定席となっている。
さてさて、どうなるか、出発の日曜日となった。
まずは、熊谷から出発。朝の通勤時間帯であるので、上り方向は、Maxの16両編成が行きかう。上越新幹線は、北陸新幹線開業によるダイヤ改定で、新潟方面への便が、かなりの減便となったが、北陸筋と上越筋が合流する、熊谷ベースでは逆に本数が増えており。下り方向への観光時間帯は上り方向は通勤時間帯のようで、日中は1時間に2本ほどしか停まらない、熊谷駅にも、上り列車は、頻繁に停車してくる。反面、下り列車は通過ばかりで、停車列車は少ない。
さて、新潟への足も16連のMaXときであったが、いつの間にか、新潟まで16両対応となったようで、切り離されるのかと思ったら、16両、全車両が終点の新潟までの運行であった。
新潟には10時半に到着。柳都Shu*Kuraの新潟出発は14時59分なので、水族館のマリンピア日本海へ行ってみる。バスで約20分ほど。万代橋周辺の信濃川河口流域と海を隔てる低い丘を越えて向こう側である。地図でみると何となく、不思議な街である。
さて、ひととおり、館内を回って、13時のイルカショーを見て、バスで新潟へ戻ると、柳都Shu*Kuraの発車時間にちょうど良い時間であった。
14時頃に新潟駅に戻る。新潟駅は高架化工事が進んでいる。まだまだ、新幹線脇に路盤が見えはじめたばかりであるが。新鋭のE129系の姿が多くなり、115系は見る限り、半分ほどになる等、どんどん時代は移ろっているようである。
ほどなくキハ40系Shu*Kura編成が入線してきた。顔つきこそ、キハ40系のままであるが、側面は大型窓になっており、車内は完全にリファインされている。ちなみに、ヘッドライト部が四角く見えるのは、LED式に交換されているようである。一瞬、白い板で塞がれているように見えた。
Shu*Kuraは十日町発の「越乃」と、越後湯沢発の「ゆざわ」があるが、新潟発の「柳都」Shu*Kuraとして運転される日は意外と少ない。横断幕が掲げられ、歓迎ムードである。
1号車は、びゅうパック旅行商品専用であり、アテンダントが出迎える。この座席はびゅうプラザで買えるほか、えきねっとによる、ネット予約でも購入できるようである。新潟県内発着、東京発着のほか、宿泊付きもあるが(2015年7月現在)、本日は新幹線往復による、熊谷発の日帰りコースで購入した。
キハ40がベースながら、車内は完全にリファインされている。1号車の車内は、展望ペアシート、くつろぎペアシート、ボックスシートの3種類。展望シートは海に向かって座るレイアウトとなる。2号車はイベント車輌、3号車は一般販売の指定席で一般的なリクライニングシートとなる。
発車後、まもなく、車内では食事と地酒が提供される。Shu*Kuraオリジナルと、酒蔵提供の地酒が180mL(1合づつ)ついてくる。2号車のイベントスペースには効き酒コーナーがあり、交代で蔵元によるイベントも行われるが、いやはや、2合飲んで、効き酒となると、調子こくと、旅の中盤ではかなり効いてしまう。結構楽しめる量の酒と、食事が出る。(こどもや、飲酒できない方向けには、ソフトドリンクの提供となる)
2号車のイベントスペースでは、ジャズの演奏、蔵元主催のイベントなどがおこなわれる。
蔵元主催の乾杯イベント。
「乾杯~~!!、、ガハハハハ、、、。」
もうこのころには皆さん、出来上がって、宴会ムードである。
蔵元イベントが終わるのは、長岡を過ぎた、あたりで、この頃になると、越乃、ゆざわ、柳都、それぞれのShu*Kuraの共通ルート、時刻となり、信越本線を直江津へ向かう。海沿いの景色の綺麗なルートとなり、一転、チビリ、チビリと酒を注ぎながら、景色に見入る。
上越妙高への復路便は青海川で19分の長時間停車を行う。列車から降り、アテンダントさんに写真を撮ってもらったり、海を見たりと、思い思いに過ごす。
赤い威容を見せる、背景の米山大橋は塗り替えのようで、コンパネで覆われていた。
復路便では青海川駅付近は、クライマックスのラストイベントといった雰囲気である。実は、この日の前はジメジメとした梅雨の天気であったのだが、一転、梅雨明けしたような天気となり、焼け付くような日差しの、海水浴日和の、晴天であった。
列車は直江津から、えちご、トキめき鉄道に入り、北陸新幹線と接する、上越妙高が終点。帰路は上越妙高から北陸新幹線「はくたか」で戻る。いやいや、子供連れでいくには酒イベント色が強く、失敗したかとも思ってヒヤヒヤしていたのであるが、独特の宴会ムードの中、酒が入って上機嫌の新潟の奥様達を相手に遊ぶ始末であり、2nd的にも、かなり楽しかったようである。
GWに目撃して楽しそうな列車であったのだが、予想以上な旅となった。
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