実は最近の機械では、ボチボチWiFi機能を搭載したモデルなども登場しているのであるが、まだまだラインナップ的には少ない。小生が使っているα77も後期型たるα77IIにはカメラ本体には内臓されているのであるが、その機能のために買う訳にもいかず。
そこで、導入してみたのが、これ。
TOSHIBAのFLash Air、WiFiカードである。いちおう32GBクラス10と名打っているが。このカードは基本、SDカードを媒体として使っているカメラであれば、どんなカメラにでもWiFi機能が付与できる。
私の持っている型のα77ではeyeFiという別規格を正規サポートしているのであるが、東芝型のFlashiAirも使えるとの情報を入手。何しろeyeFiは安い物でも10K円近くと高いのに対して、東芝型は本来、中国向けの事情がある製品なら、3K円弱で入手できる。3K円なら使えなくてもネタでコンデジ向けとかに転用できそうだ。
問題は、あくまで中国向け製品の並行品なので、取扱説明書が、中国語な件であるが、これは、日本語の東芝のサイトへ行ってみて、PC用とスマホ用の日本語アプリを入手し、まずPCで基本設定をやったのちスマホ側でWiFiを受ける設定をすればOKであり、この変は特別難しい事はなかった。
今の所、東芝のサイトに詳しく出ているので、日本仕様と同じ方法で設定すれば、ほぼ問題ない。
無線装置だから気になる、技適マークの有無だが裏面左上に〇の中に〒マークをあしらった、技適マークが見える。大丈夫そうである。日本語マニュアルの注意書きとしては国内はよしとして、海外へ持ち出す場合は、アメリカやヨーロッパの一部の国など、WiFi機器が認められている国で使用の事と書いてある。
果たして、使ってみた結果は。
先日の只見撮影に持って行ったのであるが、おお、ちゃんと使えている。アプリが通信してサムネイルを、DLして、ブラウザ風に表示し、必要な画像だけを高画質でスマホに転送できる。ランチタイムと帰り際に画像を検索して、よかったカットをSNSに投げる事ができた。。。
....それだけ。つまりそれだけの機能で。
問題が、、、沢山あった。
まずは電池消耗。ただでさえ、消耗が激しいα77であるが、カードのWiFi機能をOFFにしていてもなお、電池がみるみる減ってゆく。1撮影地あたり、10%ちょいで減っていく有様で、朝6時から始めて、9時頃には28%とデンジャラスゾーンに入ったので、予備バッテリーに交換した。
予想では、お昼前まで持つと思っていたが、想像以上の電池の持ちの悪さである。
無線用に使っているDC-ACインバーターを持っていたので、消費したパックは自動車での移動時間が長い箇所で充電したら40分ほどで満充電と、思ったより充電が速かったので、実際のところの、一日の電力は賄えた。
さて、電力の問題は、自動車での撮影行なら、予備と交換して外したバッテリーを急速充電させる事で間に合わせる事ができるが、問題は転送速度。
普段のカードは同じクラス10でも90MB/sの600X型を使っているが、それの場合。私はSNSとの共有性と後での調整の両立考えて、RAW+JPGと最も重い形式で撮影しているのであるが、条件が良ければ最速12コマ/秒で撮影できるのであるが、8コマ/秒に落ちた上に、転送に時間がかかっている。90mB/sカードでさえだ。
いつものパターンであると、接近してくる列車をまず数枚予備打ちして、カメラをウェイクアップさせ、動作を確認し、在来線列車の場合置きピン位置から、押しっぱなし連写を食らわせる。ここで三脚座から外して、AEとAFをオートにして後追いをバッファの許す限り撮ると。流石に最後はシャッターが切れなくなるのであるが、おおよそ10秒もしないうちに転送は終わるのであるが....
このカードときたら
予備打ちをして、本打ちをして振り向くと、もはやバッファが一杯でシャッターが切れない。しかもアクセスランプが点きっぱなしで、1分以上プレビューさえできない。どういう仕様なのか分からないが、バッファが満タンになった後、1分もバッファを開放しない仕様のようで、テツ撮りでは致命傷である。
これは厳しい。遠方から徐々にやってくる列車は、バッファ転送速度を気にしながらも徐々に切りながら、本命ポイントで一気に切る方法でやるのであうが、このカードでは気を付けないと本命ポイントで飽和してしまう。
イヤイヤ、サイトを見てみたら、若い女子向けwの内容となっており、撮った写真を女子会で交換する用途には非常に良さそうだ。私としてもSNSでリアルタイムで、送れる機能には便利であるが、電池消耗はバッテリーで補えても、転送速度の遅さはいかんともしがたい。
SDカードの場合クラス10が最高クラス設定なのか、クラス10の最低値を上回る製品、しかもとんでもなく高速な製品がゴロゴロ出ているので、クラス10としか書いてない製品は博打的商品である。
東芝。しかも、白いカード。「白芝」という言葉ももはや死語になってしまったが、若干期待したもの、多くの皆さんが、レビューで酷評している通り、何とも言えないカードであった。
ちなみにeyeFiとFlashAirの違いであるが、FlashAirは怪しいバージョンも含めてRAWファイルもサポートするがeyeFiはPro版のみ。また小生のα77もそうだがeyeFiを正式サポートしているカメラはeyeFi機能の操作をカメラ側で持っており、カメラ側の表示画面で操作できる。といった違いがあるも、転送速度においては、まぁ両方ともそんなもんだろうと思う。やはり、高速カードに書いた後にカメラ側のハードウェアWiFiで転送できる、WiFi内蔵機が一番良いに越した事はないようである。
32GBモデルで、怪しい仕様の3K円弱の東芝の奴でも、使い勝手が悪くても、とりあえず問題なく使えているので、安いものでも、10K円近くするeye Fi proを買うとなると、果たしてどちらが良いのか、、、これはユーザー次第。
結論としては、転送速度で画質が変わる訳でもないから、連写転送速度が必要でなく、バッテリーもそれほど必要でない用途だけど、「皆と早く共有したい」、とう用途には便利だと思うので、しばらは様子見で使おうと思う。
旧MINOLTAのストラップには今や伝説となってしまった、カードシステム用のカードを入れるためのフォルダーがついているものもあり、私も場合そこを改造して、予備のSDカード入れとした。これは意外と便利。
後日談:
eyeFiPROが安かったので、eyeFiに交換。やっぱり、カメラ側で対応しているというのは良く。転送時しか使わない通信機能は、カメラ側の設定で、ON/OFFができるようになったのと。動作中は背面液晶に動作ステータスが出るのも便利。東芝のものはコンデジ用にコンバート。
eyeFiPROが安かったので、eyeFiに交換。やっぱり、カメラ側で対応しているというのは良く。転送時しか使わない通信機能は、カメラ側の設定で、ON/OFFができるようになったのと。動作中は背面液晶に動作ステータスが出るのも便利。東芝のものはコンデジ用にコンバート。
激安の東芝製並行品と元祖EyeFiの製品はこちら
結局メインは通常の高速型のSDカード
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