2015年11月3日火曜日

リゾートやまどりで群馬の旅へ(2)


中之条では3コースほどに分かれて、ボランティアの観光ガイドさんがつく。私たちは、「小渕恵三さんゆかりの地」のコースを選ぶ。人口も少なく、どことなく、物寂しい感じの町であるが、よくみると風情のある木造建築があったりする。



林昌寺。真田氏ゆかりの寺で、堂内にはしだれ桜の巨木がある。
小渕恵三氏の墓所も境内にある。


林昌寺に隣接した、町の総合施設内にある。小渕恵三氏の銅像。昭和-平成の転換期に官房長官を務め、記者会見で「新しい元号は「平成」であります」と発表した姿は時代の転換の一コマとしてあまりにも有名である。以来、「平成おじさん」として有名であったが、総理大臣現職中の2000年に亡くなった。



中之条からは、再び、「リゾートやまどり」に乗車。車内はガラガラであった。渋川方面の列車の時間が空いてしまったので、一旦、川原湯温泉まで足を進めて戻る事に。徐々に、山が色づいてきた。この車窓は新線への分岐部の橋梁部で、ここより八ツ場ダム工事にともなう付け替え区間である。ちなみに、旧線、樽沢トンネルは、用途廃止こそされたものの、水没は免れるエリアにあるが、国道も付け替えられ、樽沢トンネルにアクセスできる旧国道は、工事道路となっているようで、徒歩による、吾妻渓谷の散策ルートを使わないと辿り着けないようだ。


川原湯で折り返す。紅葉はこの辺が見ごろか。やってきたのは湘南色の115系。



半自動。手動のドア。115系の旅は味がある。湘南色でかなりの本数が残っている高崎地区の115系であるが、211系の入線試験が行われるなど、今後の動向が気になる。


渋川で停車中の115系電車。


渋川からは、上越線を、一旦水上方へと下る。やってきたのは107系4両編成。水上からの折り返しが帰宅タイムだからだろうか、ロングシート車の4両が充てられていた。


上越線沿いの紅葉は沼田あたりまで下りて来ているようだが、車窓から見る綾戸ダム付近の紅葉は7、8日の週末見ごろのような色づきであった。


沼田を過ぎ、後閑で下車。ここで、月夜野の旧市街を抜けて上越新幹線の単独駅の上毛高原まで歩こうと思っていたのだが、駅を出た瞬間。バスが現れた。2ndも居たので思わず乗ってしまった、、、。



後閑から上毛高原までは、歩いて30分強という所だが、バスでは10分足らずのあっと言う間に上毛高原についてしまった。月夜野の旧市街地も味がある町だったので、この風情を味わうことなく、一瞬で、上毛高原につていしまい、上毛高原-高崎間の追加特急料金を払う事になったのは少々勿体なかった。鈍足タイプの「とき」にもE2系が充当されるようになった。



高崎到着。今回の旅もおわり。紅葉にさそわれて、出かけた群馬のミニトリップだが、紅葉は沼田付近から徐々に南下中。こんな小旅行も良いものだ。

(終)



0 件のコメント:

コメントを投稿